東洋水産 “あの味” をカップ麺にアレンジ!! マルちゃん【カレーうどん 甘口】袋麺との違いや歴史も解説

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東洋水産

どうも、taka :a です。

本日の一杯は、2020年12月1日(火)新発売のファミリーマート限定カップ麺、東洋水産「マルちゃん 豚肉たっぷりカレーうどん」の実食レビューです。

半世紀以上の歴史を誇るロングセラー袋麺「マルちゃん カレーうどん 甘口」の味わいをコンビニ限定発売のカップ麺で再現!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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ファミマ限定 豚肉たっぷりカレーうどん

「マルちゃん カレーうどん 甘口」とは、東洋水産が販売している即席袋麺のロングセラー商品で、1965年(昭和40年)に発売された即席カレーうどんのパイオニア「マルちゃんのたぬきカレーうどん」が前身。発売当初のパッケージにはユーモラスな狸(たぬき)のイラストを描いていましたが、1970年(昭和45年)にデザインを刷新し、商品名を現在の「マルちゃん カレーうどん 甘口」に改めました。

マルちゃんのたぬきカレーうどん

1965年(昭和40年)発売の「マルちゃんのたぬきカレーうどん」は、東洋水産を代表する和風カップ麺「緑のたぬき天そば」のルーツであり、1963年(昭和38年)に発売された業界初となる和風袋麺「マルちゃんのたぬきそば(特願28914号)」の続編として開発されたもの。そのため当初のパッケージは緑と赤の色違い(狸のデザインは共通)で、中華そば(ラーメン)を主体としていた当時の即席めん市場に新風を吹き込みます。

その後、1975年(昭和50年)9月に自社加工の出汁(だし)を使用した業界初のカップ入り即席きつねうどん「カップうどんきつね(現・赤いきつねうどん)」を発売し、1980年(昭和55年)8月には満を持す「緑のたぬき天そば」を市場に投下。その「赤いきつね」と「緑のたぬき」は、1976年(昭和51年)8月9日発売の「どん兵衛」に対抗すべく、地域の嗜好に合わせて “つゆ” の味を変え、多くの固定ファンを獲得しました。

しかし、今年で発売55周年を迎えた即席カレーうどんの先駆け「カレーうどん 甘口」は、子どもから大人まで幅広い層の方が楽しめるように、あえて味の地域差を設けておらず、食べ飽きることのないオーソドックスな味を追求する姿勢。そのため刺激的な要素は控えているのですが、どこか懐かしい味わいで、ほっと一息つける安心感が魅力となっています。

ファミリーマート限定で “あの味” を再現

その味を再現したのが今回のカップ麺「豚肉たっぷりカレーうどん」で、もちろん販売者は東洋水産株式会社となっているのですが、コンビニの中でもファミリーマートでしか買えない数量限定商品として企画されたもの。実は「カレーうどん 甘口」の発売45周年を記念して、2010年11月22日に「マルちゃん 縦型 カレーうどん」という縦型レギュラーサイズのカップ麺(NB商品)を新発売。

同時に業界初の和風袋麺「マルちゃんのたぬきそば」をルーツに持つ、1970年(昭和45年)7月発売の「マルちゃん 天ぷらそば」誕生40周年を記念して「マルちゃん 縦型 カレーうどん 天ぷらそば」という再現カップ麺を展開。その後も何度か「カレーうどん 甘口」の味を再現したファミリーマート限定のカップ麺を発売しているため、今回が初の試みではないのですが、ファミリーマート限定の縦型ビッグが出るのは3年ぶりの話。

2017年10月24日発売の「マルちゃん 縦型ビッグ カレーうどん甘口」が前回のコラボ商品で、タイトルにも縦型ビッグと入っているように、同社の「本気盛(マジモリ)」などに使われている大盛り用の容器を採用していましたが、2020年12月発売の今回は少し背の低いミドルサイズの容器を採用するだけでなく、豚肉を “たっぷり” と使用しているのも注目のポイント。

パッケージのデザインは忠実に再現

袋麺にデザインされている調理例は “イメージ写真” なので「カレーうどん 甘口」に調理例のような具材は入っていませんが、麺の雰囲気やスープの味わいなど、せっかくなので袋麺とカップ麺を食べ比べるかたちで再現度の高さを評価します。

開封

袋麺「カレーうどん 甘口」の内容物

オリジナルの袋麺「カレーうどん 甘口」に別添されている小袋は、麺を茹でている途中(3分後)に加える「粉末スープ」が1袋。2020年12月現在のパッケージには、裏面に “ちょい足し” アレンジレシピが掲載されており、めんつゆを入れる【和風】仕立て、バターとスライスチーズを入れる【洋風】仕立て、ごま油とオイスターソースを入れる【中華】仕立てを提唱しています(2019年9月16日のリニューアルより導入)

カップ麺にはFD味付豚肉を採用

その味を再現したファミリーマート限定のカップ麺「豚肉たっぷりカレーうどん」に小袋は別添されていませんが、2020年11月3日発売のファミリーマート限定商品「焼豚たっぷりチャーシュー麺」にも入っていたようなFD(フリーズドライ)ブロックの味付豚肉を使用するだけでなく、味付油あげや斜め切りのネギなど、袋麺よりも具沢山なのがステータス。

袋麺「カレーうどん 甘口」のメーカー希望小売価格は5食パック=税別555円(1食あたり税別111円)で、筆者が購入した店舗(TRIAL)では5食パック=税込369円、バラ売り=税込89円で販売。対するカップ麺「豚肉たっぷりカレーうどん」のファミリーマート通常価格は202円(税込218円)ということで、袋麺よりも高いのですが、鍋で煮込む必要がない簡便性と具材のボリュームを思えば妥当な値段。

製品詳細情報・購入価格等(カップ麺)

製品名:マルちゃん 豚肉たっぷりカレーうどん
販売者:東洋水産株式会社
製造所:株式会社酒悦 房総工場(千葉県長生郡長南町美原台1-34)
内容量:90g(めん70g)
商品コード:4901990367547(JAN)
発売日:2020年12月01日(火)
実食日:2020年12月02日(水)
発売地域:全国(数量限定)
取得店舗:コンビニ(ファミリーマート)
商品購入価格:218円(税込)
希望小売価格:202円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ミドル
容器材質:プラ+紙
湯量目安:410ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:-(別添なし)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、乾燥酵母、植物性たん白、卵白)、添付調味料(ポークエキス、香辛料、砂糖、でん粉、チキンエキス、野菜エキス、食塩、しょうゆ、植物油、たん白加水分解物)、かやく(味付豚肉、味付油揚げ、デキストリン、ゼラチン、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、トレハロース、リン酸塩(Na)、炭酸カルシウム、増粘多糖類、カラメル色素、レシチン、香料、酸化防止剤(ビタミンE)、香辛料抽出物、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・りんご・ゼラチンを含む)

実食開始

【栄養成分表示】カロリー:435kcal(めん・やくみ:373kcal / スープ:62kcal)、たんぱく質:8.1g、脂質:15.5g、炭水化物:65.8g、カルシウム:182mg、食塩相当量:6.0g(めん・やくみ:2.0g / スープ:4.0g)

さて、まずは袋麺の調理直後。先ほど「粉末スープ」は途中に加えると触れたように、500mlの水を沸騰させてから “強火で麺を3分” 煮込んだ後、粉末スープを入れて溶かし “弱火で2分煮込む” のが美味しい作り方のポイント。また麺は無理に混ぜなくても勝手にほぐれるので、仕上がりのコシと弾力を強めるために「最初の3分間は触らない」のも鉄則です(麺は粉末スープを溶かすタイミングで混ぜてください)

【栄養成分表示】カロリー:388kcal(めん・やくみ:322kcal / スープ:66kcal)、たんぱく質:9.9g、脂質:15.8g、炭水化物:51.6g、ビタミンB1:1.01mg、ビタミンB2:0.36mg、カルシウム:153mg、食塩相当量:4.5g(めん・やくみ:1.4g / スープ:3.1g)

その味わいを再現した今回のカップ麺は、熱湯を注ぐだけで食べられるため、もちろん鍋で煮込む必要はありません。しかし、調理の際は “かやくブロックの上から” ゆっくり熱湯を入れること、加えて粉末スープにトロミ成分が含まれているため、粉末スープがダマにならないようにカップの底から念入りに混ぜ合わせてください。

ちなみに袋麺は東洋水産株式会社の関西工場(兵庫県神戸市)で製造しているのに対し、カップ麺の製造所は株式会社酒悦(しゅえつ)の房総工場(千葉県長生郡)となっているのですが、酒悦は東洋水産が1983年(昭和58年)7月から資本参加している連結子会社で、以降は東洋水産の縦型カップ麺を担当するようになりました。

それでは、引き続き袋麺(オリジナル)との違いに注目しつつ「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。また以下の評価及び総評は、カップ麺「豚肉たっぷりカレーうどん」に基づきます。

めん

きちんと袋麺に寄せた質感

4.5

調理後は透明感が印象的な袋麺の油揚げうどんは、揚げ油に精製ラードを使用したフライ麺で、原材料名は “小麦粉(国内製造)、植物油脂、でん粉、精製ラード、食塩” とシンプルな構成。形状は幅の広い平打ちの縮れ麺で、しっかり5分煮込んでも‥‥いや、しっかり5分煮込むからこそ、もちもちとした粘りの強い弾力を実現。趣のある精製ラード特有の芳ばしさも味わい深く、表面は摩擦抵抗ゼロの滑らかさで喉越しもバッチリ。

カップ麺にも平打ちの油揚げうどんを採用

対するカップ版の油揚げ麺も形状は似ているのですが、精製ラードは含まれておらず、乾燥酵母・植物性たん白・卵白といった、袋麺には使用されていない原材料を使っているため、まったく同じ麺ではありません。しかしながら摩擦抵抗の少ない滑らかな口当たりと喉越しをはじめ、もちもちとした弾力に、東洋水産の縦型カップうどんにしては強付きが控えめな食感など、袋麺に近づけようとしていることが伝わってきます。

ちなみに量は袋麺のほうが圧倒的に多く感じるのですが、調理前の麺量は袋麺が「87g」なのに対し、カップ麺は「70g」ということで、そこまで大差が生じているわけではありません。袋麺は鍋で煮込むため、調理後の麺重量は必然的にカップ麺よりも重たくなりますが、どちらもスープとの相性がよく、結果的な印象は悪くありませんでした。

スープ

原材料名:食塩、砂糖、でん粉、しょうゆ、香辛料、粉末野菜、ポークエキス、たん白加水分解物、ねぎ、植物油(袋麺「カレーうどん 甘口」)

意外にもカップ麺のほうが優しいテイスト

5.0

オリジナルのスープは、ポークのコクをベースに粉末野菜の旨みを効かせ、隠し味の “しょうゆ” で味を整えているのがポイント。カレー粉は使用しておらず、スパイスの刺激も控えめですが、複数の香辛料を使うことで和風カレー味を表現しているのが元祖「即席カレーうどん」のスタイル。

パッケージに “まろやかなとろつゆ仕立て” とあるように、とろみの強いスープに仕上がるのですが、意外と後味に残る塩気は強く、まろやかでも輪郭のボヤけたテイストではありません。

原材料名:ポークエキス、香辛料、砂糖、でん粉、チキンエキス、野菜エキス、食塩、しょうゆ、植物油、たん白加水分解物(カップ麺「豚肉たっぷりカレーうどん」)

対するカップ麺の添付調味料(スープ)は、香辛料の配合やトロミの加減に、隠し味の醤油など、かなり本家の味を忠実に再現しているのですが、ポークエキスの使用率は本家よりも多く、新たに追加されたチキンエキスの効果によって動物系の旨みは本家よりも上。逆に体感的な塩気は袋麺より控えめという、意外にもカップ麺のほうが穏やかで優しい味わい。

実際に食べ比べてみると調整を感じたのですが、味の方向性は本家に忠実で、この仕上がりであればファンの期待を裏切ることもないと思いますし、すくなくとも3年前に発売された前回のスープよりも再現度は高くなっていました。

具材

具材は申し分なし

5.5

本家・袋麺の原材料名に「ねぎ」とあるように、とりあえず添付調味料(粉末スープ)に青ネギを使用しているため、ときおりチラホラと浮かんでくるのですが、ほとんど存在感はありません。対する今回のカップ麺にはリアルなフリーズドライの味付豚肉を筆頭に、味付油揚げ、斜め切りのネギと具沢山。

なかでもFD味付豚肉のクオリティは高く、ややパサつきを感じる歯触りで、昔ながらの中華そば屋さんで出てくるような、オールドタイプのチャーシューに瓜二つ。袋麺の調理例には鶏肉を使用しているため、それとのギャップは生じているのですが、現在の即席カップめん業界における豚肉具材の中で最高峰に位置する存在だと思います。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(★5)

オリジナルの袋麺とファミリーマート限定発売のカップ麺を比較してみた結果、透明感を再現しきれていない油揚げ麺や本家よりも優しい味のスープなど、カップ麺にアレンジするうえでの調整を感じたのですが、FD加工の味付豚肉を筆頭に具材の満足感も高く、想像していたよりも忠実に本家の味を再現していたことに驚きました。

またコンビニ限定でも販売価格は税込218円と良心的(2020年12月現在、縦型ビッグ=税別220円のカップ麺をコンビニで購入した場合の税込価格は232円が相場)なので、コストパフォーマンスも低くありません。カップ麺は数量限定なので、袋麺の味を知っている方も知らない方も、気になっている方は最寄りのファミリーマートをチェックしてみてください(author・taka :a)

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