「カップヌードル 花椒シビうま激辛麻辣(マーラー)味 ビッグ」今話題の痺辛系!

日清食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年3月11日(月)新発売のカップ麺、日清食品「カップヌードル 花椒シビうま激辛麻辣(マーラー)味 ビッグ」の実食レビューです。

今、世の中はシビれを求めている‥‥人気急上昇の香辛料 “花椒” を効かせた辛くてシビれる麻辣カップヌードル新登場!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

カップヌードル 花椒シビうま激辛麻辣味

「花椒」とは、主に日本の山椒(サンショウ)と同属異種に当たる中国のミカン科サンショウ属の落葉低木「華北山椒(カホクザンショウ)」の実を磨り潰した香辛料のことを指し、花椒の読み方は日本語読みで「かしょう」、中国語読みで「ホアジャオ(ホワジャオ)」と発音します。乾燥させた実は痺れが強く、日本のカップ麺業界では2018年から特に注目されるようになりました。

花椒のビリビリとした痺れる刺激は「麻味(まみ / マーウェイ)」といい、唐辛子のヒリヒリとしたホットな刺激は「辣味(らつみ / ラーウェイ)」というのですが、それら2種類の異なる刺激・シビレと辛みをブレンドした「麻辣味(まーらーあじ / マーラーウェイ)」がトレンド味覚として注目されています。



味蕾から味覚神経を通して脳が認識する根本的な5つの味覚を基本味(きほんあじ)、または五原味(ごげんみ)というのですが、甘味・苦味・酸味・塩味・うま味の五味で構成されているため、痛覚で感じ取る「麻辣味」は基本味に含まれません。しかし、四川料理では麻味・辣味・酸味・甘味(甜)・塩味(鹹)の五味が基本とされ、麻も辣も味を表現する上で大切なポイント。

さらに苦味・香味を加えた七味を四川料理の基本とする説もあるのですが、その中でも麻・辣の重要度は高く、日本でも人気の「麻婆豆腐」や「担担麺」など、特に四川料理では欠かせない香辛料の刺激です。以前から唐辛子の辛さと花椒の痺れに注目したカップ麺は開発されていましたが、昨年から空前絶後の麻辣ブームが続いていて、その勢いは2019年に入っても衰退する気配を見せません。

むしろ2019年に入ってから加速し続けていると言っても過言ではないのですが、今回の新商品も一見して明白に麻辣ど真ん中。パッケージのデザインも某 “アクマ的” シリーズを彷彿とさせる禍々しいイメージとなっていて、花椒の痺れだけでなく「花椒シビうま『激辛』麻辣味」と辛さレベルの強さをアピールしています。

パッケージの背景には「BILI BILI BILI(ビリ ビリ ビリ)」と痺れを表現する擬音語のエフェクトがあしらわれ、なれ親しみのある「CUP NOODLE」のロゴ。またロゴやブランド名のない “のっぺらぼう” の状態でも「カップヌードル」と認識できることから位置商標にも登録された帯状の「ビックリマーク(通称:キャタピラ)」など、変わらぬデザインを踏襲しながら統一感のある雰囲気はデザイナーのセンスが光っていますね。ただ、パッケージのどこにも辛さの警告文がない‥‥



と、思いきや「※熱湯を入れると熱くなるので注意してお持ちください」「※においが強いもののそばで保管しないでください」という定番の注意事項に紛れ、下から2番目に「※辛みやシビレが強いので注意してお召し上がりください」という一文を発見しました。なんと控えめなw それにパッケージ正面では「麻辣」の文字こそデカいけど、よく見たら「激辛」の文字は然りげ無いサイズです。

しかし、「カップヌードル」といえば攻めの姿勢にありながらもバランスを重視した優等生なブランドイメージが強かったりもしたのですが、昨年10月にリリースされた通常商品の辛さ20倍チリトマトヌードル「カップヌードル クレイジーチリチリ♪チリトマト ビッグ」など、最近は極端な激辛カップ麺も何食わぬ顔で販売されるようになりました。はたして、今回の辛さレベルはどんなものでしょう。

開封

本体に印刷されている警告文は実に控えめなものでしたが、フタの上に別添されている小袋「花椒シビうまビリビリオイル(花椒オイル)」にも “辛みやシビレが強いので注意してお召し上がりください” と書いてあり、こちらは目立つカラーリングです。しかし、小袋のデザインや背景の「BILI BILI」など、今回は唐辛子より花椒のシビレにスポットを当てているような雰囲気ですね。



具材は味付豚ミンチ、キャベツ、味付卵、ねぎとなっているのですが、味付豚ミンチの数は約7.5個、スクランブルエッグは少なめ。開封時のボリューム感が凄まじいとはいえませんが、この味付豚ミンチにも花椒が練り込んであるそうなので、2018年5月28日(月)に発売された名作「カップヌードル 肉食リッチ 贅沢肉盛り担々麺」の “特製肉味噌担々謎肉” に近い代物なのかもしれません。

ちなみに私は日清食品グループの公式オンラインストアで購入しているのですが、ネット通販サイト限定のカップ麺というわけではなく、月曜日から全国のスーパーマーケットやドラッグストア、ディスカウントストアなど、早い店舗であれば日曜日から店頭に並んでいると思います。新作カップ麺がコンビニに入荷されるのは基本的に火曜日からになるのですが、製品スタイルがコンビニ向けのタテ型ビッグ容器なので、意欲的に取り扱う店舗は多いでしょう。

概要(製品情報・購入価格等)

製品名:カップヌードル 花椒シビうま激辛麻辣味 ビッグ
製造者:日清食品
製造所:静岡工場(製造所固有記号 F)
内容量:102g(めん80g)
商品コード:4902105246924(JANコード)
規格サイズ:縦109mm×横109mm×高さ119mm

発売日:2019年03月11日(月)
発売地域:全国(全チャネル販売)
取得店舗:日清食品グループ オンラインストア
商品購入価格:221円(税込)
希望小売価格:205円(税別)

麺の種類:油揚げ麺(ヌードルタイプ)
スタイル:縦型ビッグ(カップヌードルBIG)
容器材質:紙
湯量目安:420ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:1袋(花椒オイル)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、たん白加水分解物、しょうゆ、香辛料)、スープ(糖類、香辛料、花椒調味油、植物油脂、粉末しょうゆ、チキン調味料、食塩、豚脂、ポーク調味料、クリーミングパウダー、唐辛子みそ)、かやく(味付豚ミンチ、キャベツ、味付卵、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、炭酸Ca、かんすい、増粘多糖類、香料、カロチノイド色素、香辛料抽出物、酸化防止剤(ビタミンE)、乳化剤、炭酸Mg、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
【アレルゲン情報】小麦・卵・乳成分・豚肉・鶏肉・大豆・ごま(食品衛生法で義務付けられた特定原材料7品目と表示が推奨されている20品目の合計27品目について掲載)

実食開始

麺は細いヌードルタイプの油揚げ麺で、先ほど例に挙げた「カップヌードル 肉食リッチ 贅沢肉盛り担々麺」や定番品の「カップヌードル シーフードヌードル」と同じ原材料名から、もしかすると同じ麺が採用されているのかもしれません。まだ本能的にヤバそうな激辛系の香りではありませんが、この時点から花椒の香りがフワッと上がってきて、いわゆる麻婆麺(マーボーメン)のような雰囲気です。



「花椒シビうまビリビリオイル」は低い温度で凝固する動物性油脂が含まれていたので、お湯を注いでからフタの上で温めましょう。実際に私が調理した際、花椒オイルはガチガチに固まっていたのですが、大した量ではないのでフタ上3分もあれば問題なく溶けました。小袋の裏面には “開封時の飛び散りにご注意ください” と書いてあるのですが、目や衣服などに飛散しないように気を付けてください(※ラー油みたいな色なので)。

3分経ったらフタをすべて剥がし、別添の花椒オイルを加えてしっかり混ぜたら完成です。フタ上右側に書いてある「熱湯3分」の下には “※よくまぜてお召し上がりください” とあるのですが、香りは似ていても麻婆麺のような高粘度スープではなかったので、20秒ほど混ぜれば充分でしょう。ただ、粉末スープが容器の底(特にフチのほう)に溜まっているかもしれないので、溶け残りがないよう念入りに。

それでは、花椒のシビレ(麻味)と唐辛子の辛さ(辣味)は激辛クラスなのかどうか、また麻辣のバランスや旨味との兼ね合いに注目しながら「めん」「スープ」「かやく」の順に解説し、カップ麺としての総合力と辛さレベルを判定します。

1食(102g)当たり

熱  量:456kcal(カロリー)
たん白質:12.4g
脂  質:17.4g
炭水化物:62.4g
食塩相当量:7.1g
(めん・かやく:2.8g)
   (スープ:4.3g)
ビタミンB1:1.17mg
ビタミンB2:0.35mg
カルシウム:180mg

参考値(調理直後に分別して分析)
熱量:456kcal(めん・かやく:405kcal)(スープ:51kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品パッケージに記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

カップヌードルならではの、しなやかでコシとつるみのある麺。

(出典:日清食品「ニュースリリース」)

おそらく「シーフードヌードル」と共通

同じ原材料名だからといって実際まったく同じ麺が使われているかどうか、それだけで決め付けることはできないんですけど、体感的には「シーフードヌードル」の麺と変わりませんでした。「カップヌードルカレー」や「チリトマトヌードル」のような幅と厚みのある太麺ではありませんし、もっとも同シリーズの中で味付けも控えめな自己主張の弱い麺が採用されています。

以前の「シーフードヌードル」に使われていた麺は「カップヌードル(レギュラー)」の麺(約2mm幅)よりも約0.3〜0.5mmほど幅の狭い細麺でしたが、初版の「カップヌードル リッチ(フカヒレ / スッポン)」発売以降、サイズが通常のカップヌードルと同じになって、ほんのちょっと麺の存在感は強くなりました。しかし、同シリーズ内で主張の弱いヌードルタイプのフライ麺という立ち位置は変わりません。



麻辣カップヌードルという刺激的なテーマでありながら、あえて麺の主張を最小限にすることで花椒の清涼感をダイレクトに伝えようとしている工夫が見られます。実際あまり主張し過ぎることなく、しかしながら適度な芳ばしい油揚げ麺特有の風味が今回のスープとベストマッチで、もしカップヌードルカレーやチリトマトヌードルに使用されている3mm幅の太麺を採用していたら浮いていたかもしれません。というのも‥‥

スープ・別添

ジンジャー、ガーリック、豆板醤のうまみをベースに、唐辛子の辛みと花椒のシビれをきかせた激辛スープ。

(出典:日清食品「ニュースリリース」)

結論からいうと激辛ではない、けれど‥

今回のカップ麺は記事のために撮影する工程を挟まずに花椒オイルあり・なしの違いと変化を比べてみたかったので、同じ商品を2つ購入して2度食べているのですが、花椒オイルを入れる前のスープは花椒が明白で唐辛子は弱く、しかしながらオイル未使用の花椒は痺れのインパクトよりも香りや清涼感を重視しているような効かせ方です。この状態でもそこそこ美味しいのですが、ややコクに物足りなさがあったので、あくまでもオイル投入が前提のフレームワーク。

おそらく「唐辛子みそ」が豆板醤を意味していて、味付調味料の含有量としては「粉末しょうゆ」のほうが多めの構成なんですけど、醤油スープというよりもイメージは辛味噌ベースの中華風で、路線としては麻婆(マーボー)を意識しているテイストですが、本気の四川料理というよりも日本人が親しみやすい味に仕上がっています。

「花椒シビうまビリビリオイル」。さらに刺激的なシビれる辛さを味わえます。

(出典:日清食品「ニュースリリース」)

「花椒シビうまビリビリオイル」を入れると花椒の華やかな香りがイッキに花開き、また鼻を抜ける花椒特有の清涼感もさることながら、さすがビリビリとした花椒特有の麻味(シビレ)も強くなりました。しかし、激痺(ゲキシビ)クラスの強烈な刺激かと言われると、昨今の非常識な麻辣カップ麺を思えばトータルバランスを重視している優等生と言わざるを得ません。

花椒や唐辛子が苦手なら間違いなく辛い、痺れや辛い食べ物が好きなら苦戦することなく完食可能、逆に花椒が大好きで強烈な痺れを求めている場合には、まったく辛くないわけではないけれど物足りなさは否めないと思います。オイルによって唐辛子の辛さも増幅しますが、それでも辛口ちょい上〜ギリギリ大辛に到達するかどうかだったので、少なくとも激辛というほどの辛さではないと感じました。

しかし、激辛スープとして辛さレベルを評価すると物足りないスープになってしまうのですが、花椒オイルは華やかな花椒の香りだけでなく、豚脂を中心とした動物系のコクやニンニクオイルを彷彿とさせる香味油系の複雑な旨味など、それらの旨味成分がオイルを投入した瞬間イッキに上昇。そして唐辛子も花椒も陰湿に残らない、ピシッと効いてスッと引く爽やかな辛さだったので、バランス型の優等生でも没個性な面白みのないスープではなかったです。

かやく

花椒を練り込んだ味付豚ミンチ、キャベツ、ネギ、スクランブルエッグ。

(出典:日清食品「ニュースリリース」)

特製肉味噌担々謎肉復活!(の、イメージ)

花椒を練り込んだ味付豚ミンチは花椒オイルを入れる前に味見してみましたが、じんわりと花椒が効いていて、それは全体の痺れに対して大きく貢献することはないものの、きちんと花椒が練り込まれていることが分かります。また、ほんのり味噌っぽい味付けだったのでスープとの一体感が高く、単体で食べた時の存在感も絶大。微妙に異なるのかもしれませんが、体感的には「肉食リッチ」の “特製肉味噌担々謎肉” でした。

キャベツとスクランブルエッグは特別なものではなく、他の商品にも汎用されている具材ですが、キャベツは食べ応えに寄与し、適度な麻辣スープと対比を描くようなスクランブルエッグの優しい甘みとソフトな食感が映えていて、どちらも特別な具材ではないものの、味と食感のバリエーションに大きく貢献しています。ネギは粉砕型で特筆すべき個性はありませんでしたが、そこには不満要素もありません。

時間の経過とともに味付豚ミンチのジャンクな旨味がスープに溶け込み、後半どんどんスープの旨味が増していく効果があったので、よかったら何個か食べるのを後回しにしてスープの変化を楽しんでみてください。ちなみに特製肉味噌担々謎肉は「珍種謎肉」シリーズが発足する前に開発されたので、実質「カップヌードル 肉食リッチ 贅沢肉盛り担々麺」が “元祖珍種謎肉” ですね。今回のカップ麺は2つ食べたと書きましたが、どちらも味付豚ミンチの数は7.5個でした(※たぶん個体差で変動します)。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(★5)

私は辛い食べ物が好きなので、「激辛」に求めているハードルが少し高いのかもしれませんが、たとえば「麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん」や「セブンプレミアム 蒙古タンメン中本 北極ブラック」、「ペヤング 激辛やきそば」などを基準にした場合、まだ片足も突っ込んでいないような辛さレベルです。しかし、ハッキリと花椒を効かせながらも旨味重視のクセになる辛旨バランスは絶妙だったので、総評は上出来の★5と評価しました。

正直、世の中の痺れを求めている人々が今回の花椒に満足できるとは思えませんし、唐辛子も激辛に達しておらず、むしろ場合によっては大辛にさえ満たない辛さレベルだったので、★ひとつマイナスすべきか迷ったのですが、いうなれば麻婆麺(マーボーメン)をカップヌードル流にアレンジしたようなバランス重視の麻辣味は単純に食後の満足感が高かったです。

今回の花椒シビうま激辛麻辣味カップヌードルは、もしかすると来年、早ければ今夏にでも「カップヌードル クレイジーチリチリ♪チリトマト」の流れを汲んで、「花椒シビうまクレイジービリビリ♪ビリビリオイル」みたいな辛さとシビレを倍増させたオイルを別添し、辛さ2倍、辛さ3倍、辛さ4倍‥‥と、これから始まる真の激痺・激辛への序章に過ぎないのかもしれません。激辛ではないけれど、しっかり美味しい麻辣味のカップヌードルでした。

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