「カップヌードル 味噌」ちょい足しアレンジ4選!!個性派 “ご当地みそラーメン” を再現

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日清食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、日清食品の定番カップ麺「カップヌードル 味噌」のアレンジ・実食レビューです。

3種の味噌を合わせた濃厚仕立て「カップヌードルみそ」を “ご当地ラーメン風” にアレンジ!!

各ご当地ラーメンの歴史や特徴を紹介しつつ、実際に食べてみた感想と作り方を解説します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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カップヌードル 味噌 ご当地アレンジ4選

「カップヌードル 味噌」とは、2018年4月2日に発売された「カップヌードル 味噌 ミニ」をレギュラーサイズ化したもので、 “最初の発売日” は2019年4月1日。ファン待望の新レギュラー商品ということもあり、最新鋭のCMを打ち立て、まさに鳴り物入りの登場で世間を騒がせました。

そして発売から10日後の2019年4月11日、実際の出荷数が当初の販売計画を大幅に上回ったとして、日清食品は「カップヌードル 味噌」の販売を一時的に休止すると発表。やっとこさ2019年8月26日に販売再開したので、それ機に「ミニ」と何が違うのか比較してみたところ、想像以上にスープの再現度が高くてビックリ。



麺のサイズは別物ですが、使用している具材の種類は同じもので、甘みのある麦味噌をベースに赤味噌のキレ、そして柔らかく膨よかな白味噌のコク——そこに加えられた多めの擂り胡麻によるパンチが日清食品らしく、ピリッとした生姜とニンニクの絶妙なアクセントに隠し味の煮干し粉末など、それらのバランスが絶妙で、このブログでは高評価を叩き出しています。

けれども万人ウケを狙った味なので、「ふつう」「騒がれているほど感動しなかった」という感想があったのも事実。つまり、裏を返せばアレンジの土台としては申し分ないカップ麺とも言えます。そこで、今回はテーマを “ご当地みそラーメン” に絞り、ちょい足しアレンジで再現できないか挑戦してみることとにしました。

アレンジに必要なものとコンセプト

あくまで今回は “ちょい足しで誰でも簡単に作れる” というのがコンセプトなので、容器から麺を取り出したり、鍋で茹でたり、フライパンで焼いてみたり——などという面倒なことはしません。使用する調味料や食材についてはアレンジの感想・作り方とあわせて紹介していきますが、どれも一般的なスーパーやドラックストアで購入できるものばかりです。



さて、どこの “ご当地味噌ラーメン” をイメージしようか‥‥と、悩むこと数分、まず真っ先に浮かんだのは北海道・札幌の濃厚な味噌ラーメンでした。とはいえ北海道の味噌ラーメンといっても様々ですし、土台は煮ても焼いても「カップヌードル 味噌」なので、○○風になることはご理解ください(※でも、味と雰囲気は激変させます)。

やはり味噌ラーメンといえば東北や北海道が多く、けれども特産品である “県産味噌○%以上使用” のような定義もあるため、ご当地みそ押しのラーメンは候補から外しました。というわけで個性的な “ご当店” 系統も視野に入れつつ、4種類のアレンジ候補を厳選。上のコラージュは、いわゆる「※写真は味のイメージです」なんですけど、中には参考にしている店のラーメンもあります。

カップ麺の製品詳細情報・購入価格等

製品名:カップヌードル 味噌
製造者:日清食品株式会社
製造所:関西工場(S)滋賀県栗東市下鈎21-1
内容量:83g(めん60g)
JANコード:4902105244838
規格サイズ:縦96mm×横96mm×高さ107mm

発売日:2019年04月01日(月)
実食日:2019年08月31日(土)
発売地域:全国(全チャネル販売)
取得店舗:コンビニ(ファミリーマート)
商品購入価格:198円(税込)
希望小売価格:193円(税別)

麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型レギュラー
容器材質:紙
湯量目安:320ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:-(小袋なし)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、糖類、しょうゆ、チキンエキス、ポークエキス、たん白加水分解物、ポーク調味料)、スープ(粉末みそ、糖類、ごま、大豆粉末、ポーク調味料、みそ調味料、豚脂、香辛料、チキン調味料、魚醤、酵母エキス、煮干し粉末)、かやく(味付豚ミンチ、キャベツ、コーン、人参、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、カラメル色素、乳化剤、炭酸Ca、増粘多糖類、香辛料抽出物、かんすい、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、炭酸Mg、くん液、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
【アレルゲン情報】小麦・卵・乳成分・鶏肉・豚肉・大豆・ごま(食品衛生法で義務付けられた特定原材料7品目と表示が推奨されている20品目の合計27品目について掲載)

調理・実食開始

今回は調理後の「カップヌードル 味噌」に調味料や食材を足すだけなので、フタを半分まであけたら通常どおり熱湯を注いでください。ただし、必ず “沸騰した” お湯を使うこと。基本中の基本ですが、中には硬麺が好きだから——と、あえてポットの保温湯を使う方がいらっしゃいます。これ、調理不良の原因になりかねません。



カップ麺に記載されている「熱湯」というのは、沸騰しているお湯のこと。ポットの保温湯(60~85度)だと逆に麺の耐久力が落ちることもあるので、必ず熱湯(ポットなら再沸騰)が鉄則です。カップヌードルの麺は “熱湯2分でフタを開けて混ぜた後、再びフタをして合計3分待つとコシがアップする” ので、歯ごたえのある麺が好きな方は「途中混ぜ」を試してみてください。

さて、土台は完成です。中には「もっとこうしたほうが再現度アップしそうだけど‥‥」というレシピもあるのですが、今回は誰にでも試していただけるように “可能な限り手抜きする方向でアレンジしていく” ので、事前に食材を焼いたり茹でたり、そういったこともしません。できるだけ簡単に、ズボラ飯上等でいきましょう。

栄養成分表示:1食(83g)当たり

カロリー:391kcal
たん白質:9.9g
脂  質:17.9g
炭水化物:47.5g
食塩相当量:5.2g
(めん・かやく:1.9g)
   (スープ:3.3g)
ビタミンB1:0.20mg
ビタミンB2:0.26mg
カルシウム:216mg

参考値(調理直後に分別して分析)
熱量:391kcal(めん・かやく:320kcal)(スープ:71kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品パッケージに記載されている情報を必ずご確認ください。なお、上記の値はアレンジ前の目安です。

北海道・札幌濃厚白味噌らーめん風

味噌ラーメンといえば札幌ということで、とりあえず濃厚な札幌ラーメンには欠かせない「ラード」を多めに入れてみたのですが、土台がバランス重視の合わせ味噌、このままでは味がボヤけてしまいます。というわけで定番のトッピング、「おろし生姜(チューブ)」と「山椒」のアクセントで味を引き締めてみました。

こういうのを “なまらうまい” というのでしょうか——思い切ってラードは5cmくらい使ってみたところ、まったりとしたスープのコクが格段にアップ。けれども動物油脂特有の臭みは生姜と山椒が中和してくれますし、チューブタイプの生姜には食塩が含まれているので、いい塩梅にキレが増します(※おろし生姜の量は1.5〜2cm弱)。これ、かなりオススメですよ。



札幌の濃厚な味噌ラーメンは、「純連(すみれ)」の店主・村中明子さんが礎を築き、2019年現在は長男・村中教愛さんの「純連(じゅんれん)」と三男・村中伸宣さんの「すみれ」が味を引き継いでいます。けれども今回そこまで赤味噌は強くないので、「白樺山荘(しらかばさんそう)」や「北海道らーめん奥原流 久楽(くら)」など、柔らかい “白味噌らーめん” 風のアレンジになりました。

山形・赤湯ラーメン(龍上海)風

味噌ラーメンを語る上で欠かせないのは、山形・赤湯にある “本州で初めて味噌ラーメンを提供した” 昭和33年(1958年)創業の老舗「龍上海(りゅうしゃんはい)」。時系列が定まっていないため確証はないのですが、「純連(すみれ)」よりも先に日本初の味噌ラーメンを提供した店かもしれない——という説もあります。

その看板メニュー「赤湯からみそラーメン」をイメージしたもので、「豆板醤」と「おろしニンニク」を混ぜ合わせた “辛味噌” と「青のり」をトッピングしてみたところ、様子は激変。量的に豆板醤の辛さは大したことありませんが、生にんにくのエッジが強烈で、かなり攻めの姿勢にある中毒性の高いアクマ的カップヌードルに‥‥

辛味噌の作り方は、豆板醤と生おろしニンニクを1:1の割合で混ぜるだけ。和味噌とは違う豆板醤の酸味とカプサイシンのアクセントで形相は変貌しますが、土台の合わせ味噌が寛容なので、辛味噌もニンニクも弾かれません。そして青のりが攻撃性の中に知性を見せるため単調さも回避、濃い味派の方も充分ご納得いただけると思います(※辛味噌は少量ずつ投入してください)。

青森・味噌カレー牛乳ラーメン風

「青森味噌カレー牛乳ラーメン」とは、もともと札幌ラーメン横丁で人気だった「満龍」の店主・佐藤清さんが東北に札幌ラーメンを広げるべく、1968年(昭和43年)に開業した「味の札幌」が発祥の店で、ラーメンにケチャップやマヨネーズ、中には炭酸飲料を入れる強者もいた学生たちが “味噌ラーメンにカレーとミルクを入れたら美味しい” と言い始め、それが正式にメニュー化されたもの。

本来であれば水250ml+牛乳100mlくらいの割合で火にかけて、それをカップ麺に注ぐのがベストかと思うのですが、今回は代用品として「コーヒーフレッシュ」を使用しています。コーヒーフレッシュにミルクは一滴も入っていないため、思いっきりイミテーションではあるものの、何気に雰囲気けっこう出てますし、牛乳臭いのが苦手な方にはオススメのアイテム。

あとは「バター」と「カレー粉」を入れるだけなんですけど、なにより “三者のバランス” が重要です。まずコーヒーフレッシュは3〜4個、バターは10gに切れてるバターを使ったのですが、容器のサイズ的に3〜5gが適切で(※けっこう主張してきます)、カレー粉は入れすぎないこと。入れる順番はコーヒーフレッシュが最初、次にバターとカレー粉を少量ずつ追加しながら好みの味に整えてください。



バランスさえ注意すれば、乳化感を増した味噌スープのコクとカレーのスパイス感には口当たりのいい中毒性があり、冬の定番「ミルクシーフードヌードル」に続く変わり種として、次は「カップヌードル 味噌カレーミルクラーメン」がくるかも——くらいのポテンシャルを発揮。今回はコーヒーフレッシュを使いましたが、ミルクシーフードヌードルよろしく脱脂粉乳(スキムミルク)もよさそうですね。

岩手・盛岡(柳家)キムチ納豆ラーメン風

これはもうシンプルに、「納豆」と「キムチ」「卵黄」をトッピングするだけのアレンジです。岩手・盛岡といえば麺料理の聖地といわれ、通称 “盛岡三大麺” と呼ばれる「盛岡冷麺」「盛岡じゃじゃ麺」「わんこそば」が有名ですが、1975年(昭和50年)創業「岩手のらーめん 柳家(やなぎや)」の看板メニュー「元祖キムチ納豆(キムチ納豆ラーメン)」も知る人ぞ知るソウルフード。

初代店主・大信田和一さんが16歳の頃、盛岡駅前の仕出し屋で丁稚奉公していた時、当時の主人に作ってもらった納豆汁が感動的な美味しさだったらしく、「柳家」を開いてから納豆汁をラーメンにアレンジした「納豆ラーメン」を考案。そこに妻・良子さんがキムチを入れて改良し、「キムチ納豆ラーメン」が誕生します。

味噌・キムチ・納豆——それぞれベクトルは違えど同じ発酵食品なので、旨味の連鎖反応は凄まじく、それぞれ互いに結合しながら旨味成分を増幅し合い、卵黄が圧倒的なコクを打ち出してくるのですが、そこにメスを入れるキムチの酸味と辛味が絶妙すぎて、もう後戻りはできません。

カップヌードルの味噌は主役の座を納豆キムチに明け渡すことになりますが、ここまで綺麗にハマるのは足場のカップヌードルが万能型かつ丁寧だからこそ。容器がレギュラーサイズなので、納豆はプチ納豆がちょうどいいです。もちろん麺を食べ終えたら、残ったキムチ納豆入りスープに白ご飯がマストですよ。

まとめ

北海道「札幌ラーメン(白味噌らーめん)」、山形「赤湯ラーメン(龍上海)」、青森「味噌カレー牛乳ラーメン(味の札幌 大西)」、岩手「キムチ納豆ラーメン(柳家)」を参考に「カップヌードル 味噌」をアレンジしてみた今回、濃厚こってり北海道、キレのある鋭い山形、マイルドに奇抜な青森、異様な中毒性を誇っていた岩手——

それぞれ三者三様の魅力を備えていますが、特にオススメなのは “キムチ+納豆+卵黄” の「キムチ納豆ラーメン」です。レッドカード。もし納豆が苦手な方は、納豆の代わりに “とけるチーズを後入れ” するのもオススメ。どれも簡単に作れるので、よかったら試してみてください。

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