冬のカップヌードルに異変あり!? コク大幅強化「クリーミー豚骨シーフード」爆誕!!

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日清食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2023年10月23日(月)新発売、日清食品のカップ麺「カップヌードル クリーミー豚骨シーフード ビッグ」の実食レビューです。

北海道濃厚ミルクシーフー道の後継機!? 絶対に間違いない “カプヌのシーフードヌードル” を豚骨のコクが効いた濃厚シーフードにアレンジ!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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カップヌードルBIG クリーミー豚骨シーフード

カップヌードル(CUPNOODLE)とは、1971年(昭和46年)9月18日の発売以来、日本の即席カップめん市場において圧倒的な占有率を誇るブランドで、言わずと知れた世界初のカップめん。日本国内でのマーケットシェアはもちろん、発売50年目の節目となる2021年(令和3年)には、世界累計販売500億食を突破し、現在は世界100ヶ国で販売されるなど、国際的な地位を確立するに至りました。

シリーズ初の「クリーミー豚骨シーフード」爆誕

今回の新商品「カップヌードル クリーミー豚骨シーフード ビッグ」は、カップヌードルにおける各フレーバーの中でも熱狂的なファンが多く、人気ランキングでも必ず上位に食い込んでいる「シーフードヌードル」の味わいをベースにした変わり種で、ポークと魚介の旨みを効かせた「シーフードヌードル」のスープに、まろやかな豚骨のコクを加え “さらにクリーミーさをアップさせた” 日清食品の自信作。

あらためまして「カップヌードル シーフードヌードル(CUPNOODLE SEAFOOD)」とは、1984年(昭和59年)7月23日の発売以来、今ではオリジナルの「カップヌードル」と並び、常にランキングの1位争いを繰り広げている人気フレーバーで、他の商品では味わうことのできない海鮮スープと紅生姜の隠し味が人気の秘訣。

現時点での最終リニューアル日は、ちょうど3年前となる2020年(令和2年)10月19日。カップヌードルの人気具材として知られる謎肉(なぞにく)のように、ファンから愛される具材を作るべく、まるでイカのような味わいと食感を実現した魚肉練り製品「ほぼイカ」を新たに搭載し、現在に至ります。ええ、ほぼイカの導入については “本物のイカを減らすため” というのが真意だと思いますけどね。

「クリーミー豚骨」は「ミルクシーフー道」の姉妹品?

さて、そんな「シーフードヌードル」を “まろやか” にアレンジした変わり種といえば、2007年(平成19年)11月12日の登場以来、冬の風物詩としての確固たるポジションを築き上げた「ミルクシーフードヌードル」が代表的。それは2018年(平成30年)11月5日発売品から北海道産粉乳使用の「北海道ミルクシーフー道(ドウ)ヌードル」に変わり、翌年には “濃厚” さを強化しているのですが‥‥

2023年10月24日現在、日清食品のニュースリリースに今期の「北海道濃厚ミルクシーフー道ヌードル」に関する情報はアップされていません。ちなみに過去3年の発売日を振り返ると、2020年11月2日、2021年11月8日、2022年10月24日と続いているため、そろそろ情報が解禁されてもおかしくないのですが、このタイミングでリリースされたのが「クリーミー豚骨シーフード」という初の新味。

「北海道濃厚ミルクシーフー道ヌードル」は “北海道産の粉乳” を、片や「クリーミー豚骨シーフード」は “豚骨” を濃厚さの指標に据えているため、大きくタイプは異なりますが、もしかすると代替わり? などと思い、念のため日清食品に「北海道濃厚ミルクシーフー道ヌードル」の販売計画について問い合わせてみたところ、担当者曰く “今年も販売する可能性はある” との回答でした。

豚骨のコクがきいた濃厚シーフードの実力は‥‥

さらに「クリーミー豚骨シーフード」との関連性についても尋ねてみたところ、冬の定番商品となっている「北海道濃厚ミルクシーフー道ヌードル」の人気を受けて開発した、といった旨の回答が返ってきたので、立ち位置としては「ミルクシーフードヌードル」の姉妹品的なスポット商品となっているようです。というわけで、豚骨を効かせた濃厚シーフードの実力や如何に、お手並み拝見と参りましょう。

開封

小袋は別添なし

今回のカップ麺に小袋は別添されていないため、お湯を注ぐだけでOKのオールインワンタイプ。天面には大きなイカの写真を採用していますが、どうせ “ほぼイカ” を混ぜてるんでしょ? などと。現に原材料名を確認してみたところ、キャベツの次に “魚肉練り製品” の文字が印刷されていたので、そんなに期待せずに開封してみた結果‥‥

ほぼイカ不在!

かやくは本物のイカ、カニ風味かまぼこ、スクランブルエッグ、キャベツ、ネギの組み合わせということで、イカを模した “ほぼイカ” は入っていません。かといって本物のイカが大量に入っているわけではないけれど、3年前に実施された「カップヌードル シーフードヌードル」リニューアル以前の姿を彷彿とさせるラインナップ。

メーカー希望小売価格は271円(税別)なので、既存の商品を例に挙げると「カップヌードル シーフードヌードル ビッグ」などと同じ値段。コンビニで購入した場合の税込価格は292.68円になりますが、スーパーやドラッグストアなど、コンビニ以外の店舗も販売店に含まれるNB商品です。カップヌードルは営業力が強いので、どこにも売ってない! みたいな状況に陥る確率は低いでしょう。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:カップヌードル クリーミー豚骨シーフード ビッグ
製造者:日清食品株式会社
製造所:関西工場(滋賀県栗東市下鈎21-1)
内容量:101g(めん80g)
商品コード:4902105279915(JAN)
発売日:2023年10月23日(月)
実食日:2023年10月24日(火)
発売地域:全国
取得店舗:スーパー
小売価格:271円(税別)
購入価格:246円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:紙
湯量目安:400ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:別添なし

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、たん白加水分解物、しょうゆ、香辛料、香味調味料)、スープ(ポーク調味料、豚脂、小麦粉、でん粉、乳等を主要原料とする食品、香辛料、糖類、食塩、ポークパウダー、紅しょうが、あさり調味料、魚醤)、かやく(キャベツ、魚肉練り製品、いか、味付卵、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、増粘多糖類、炭酸Ca、かんすい、カロチノイド色素、香辛料抽出物、ベニコウジ色素、酸化防止剤(ビタミンE)、カラメル色素、乳化剤、炭酸Mg、ビタミンB2、ビタミンB1、酸味料、(一部にえび・かに・小麦・卵・乳成分・いか・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

実食開始

カップヌードルといえばのフライ麺

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は熱湯3分。よく見ると既存の「カップヌードル シーフードヌードル ビッグ」とは異なる原材料名の表示となっているのですが、イメージ的には “シーフードヌードルの麺” という認識で問題ありません。ただ、それ以上に工場の違いによる体感差のほうが目立つので、詳しくは後述。

イカは少なめだけど具沢山

先入れ・後入れの小袋は別添されていないため、フタを開けたら内側の線まで熱湯を注ぎ、フタをして待つこと3分。時間になったらフタを剥がし、よく混ぜ合わせたら完成です。見るからにイカの量が少ないので、魚介が主役の「シーフードヌードル」的には寂しいポイントになりますが、漂ってくる香りは普段よりも濃厚なファーストインプレッション。

ちなみにドロドロこってこてなテクスチャーではないのですが、とろみ成分がスープに仕込んであったので、調理の際は念のため底のほうも意識しながら混ぜ合わせてください。それでは、オリジナルの「シーフードヌードル」との違いや共通点に注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(101g)あたり
カロリー:488kcal
たん白質:11.6g
脂  質:23.5g
炭水化物:57.4g
食塩相当量:5.6g
(めん・かやく:2.5g)
   (スープ:3.1g)
ビタミンB1:0.87mg
ビタミンB2:0.30mg
カルシウム:113mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:488kcal(めん・かやく:395kcal)(スープ:93kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

基本的には “いつもの” という認識で問題ないのですが‥‥

5.0

いつもの「カップヌードル シーフードヌードル ビッグ」における原材料名は “小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、たん白加水分解物、しょうゆ、香辛料” なのに対し、こちらの「カップヌードル クリーミー豚骨シーフード ビッグ」には末尾に “香味調味料” を追加しているため、まったく同じ内容ではないのですが、おそらく食品表示法の問題。

注目すべきは製造所

もしかすると変わり種では微妙に配合を変えている可能性もありますけど、体感的には「シーフードヌードル」のフライ麺なので、いつもの-・という認識で問題ないでしょう。しかし、それよりも注目すべきは製造所の違いで、それに伴う仕上がりの差が意外と顕著であること。たとえば滋賀県栗東市にある関西工場(+S)製造のフライ麺は「つるみ」と「しなやかさ」が印象的なのに対し‥‥

茨城県取手市にある関東工場(+A)製造のフライ麺は比較的に「厚みがあって」「口当たりが粗い」など、意識してみると違いは歴然。今回は自己主張が弱い関西工場製造のフライ麺だったので、後述するスープにピッタリだと感じたのですが、関東工場製造のフライ麺だと印象は大きく変わっていたと思います。

スープ

かなり豚骨に振り切ってる

5.5

アサリなどの旨みを凝縮させた、慣れ親しみのある海鮮のコクを筆頭に、隠し味の紅生姜や魚醤のアクセントなど、たしかに「シーフードヌードル」の核となる部分を受け継いでいるのですが、圧倒的に異なるのが商品名にもなっているクリーミーな豚骨感。クリーミーさにおいては乳等を主要原料とする食品の演出もありますけど、乳化感が強めの豚骨がプラスされ、想像していた以上に濃厚な味わい。

にんじん調味料や野菜調味油は省かれているため、それに由来する野菜の出汁(だし)感だったり、粉末しょうゆの輪郭だったり、ポークの脇を支えるチキンの旨みだったり、いくつか欠落している要素もありますけど、その分だけ豚骨のクリーミーさに振り切った仕上がりは見事。とろみはオリジナルよりも強めてありますが、丁寧な豚骨感が奏功し、まったく不自然ではありませんでした。

かやく

ほぼイカに逃げてない

4.5

イカ、カニ風味かまぼこ、スクランブルエッグ、キャベツ、ネギは、それぞれ既存の「シーフードヌードル」にも入っている具材なので、通常品との違いは “ほぼイカが入っていない” ことくらい。お世辞にもイカの量は多いとはいえないため、もうちょっと頑張ってほしかった気持ちもありますが、ひとまずオリジナルのプライドは感じられる構成です。

ちなみにイカが好きな方におかれましては、2023年10月30日に通常品比およそ3倍のイカが入ったイカ特化型シーフード「カップヌードル シーフードヌードル イカまみれ」(カップヌードルの具材まみれシリーズ第1弾)が発売予定となっておりますので、もうしばらくお待ちください。

総評

5.0

いつもの「シーフードヌードル」と比較して野菜の出汁が感じられなかったり、ほぼイカが入っていなかったり、それなりのマイナスは生じているのですが、それを補って余りある豚骨のコクは素晴らしく、期待を裏切らないアレンジ。好みの問題もあるかとは思いますけど、なるほど「豚骨のコクがきいた濃厚シーフード」のサブタイトルに嘘偽りのない仕上がりで、総評は上出来の “★5” 即決でした。

2023年10月24日現在、冬の風物詩である「北海道濃厚ミルクシーフー道ヌードル」2023の販売スケジュールは確定していませんが、おそらく年内にはリリースされると思うので、その前に脱脂粉乳由来の “まろやか” とは一味違う、新しい冬の味覚も味わってみてください(2023年11月2日追記:今年の「北海道濃厚ミルクシーフー道ヌードル」は11月13日発売予定です!)【author・taka :a(大石敬之)】

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