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祝・復活【地域の名店】早々の第2弾は「函館麺や一文字 鶏だし塩ラーメン」新発売!!

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明星食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2023年11月14日(火)セブン-イレブン限定発売、明星食品のカップ麺「明星 地域の名店 函館麺や一文字 鶏だし塩ラーメン」の実食レビューです。

生まれ変わった “地域の名店” シリーズ第2弾は北海道・函館の名店「函館麺や 一文字(いちもんじ)」監修のカップラーメン!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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地域の名店 函館麺や一文字 鶏だし塩ラーメン

地域の名店(ちいきのめいてん)とは、全国に点在する名店に監修を仰ぎ、お店の味わいを忠実に再現することを目的とした即席カップめんシリーズで、当初はセブン-イレブン・ジャパンと明星食品による共同開発商品として発足。そのチームには、セブン-イレブンの調味料パッケージセンターも加わり、本格的な味わいで人気を博しました。そう、6年前までは——。

生まれ変わった「地域の名店」第2弾は “北海道”

今回の新商品「明星 地域の名店 函館麺や一文字 鶏だし塩ラーメン」は、1993年(平成5年)の創業以来、昔ながらの函館ラーメンとは一線を期する味わいを追求し、進化を続けている名店「函館麺や 一文字 函館本店」(北海道函館市、店主:藤原恭平)監修のカップラーメンで、6年ぶりに再始動した※ 新生「地域の名店」シリーズ第2弾に該当する一杯。

「函館麺や 一文字」の即席カップめんといえば、2017年(平成29年)5月15日にエースコックが発売した「全国ラーメン店マップ 函館編 函館麺や一文字 えび香るコク塩らーめん」だったり、さらに遡ると当時の渡辺製麺(「一風堂」を運営している「力の源」グループの子会社で、とかち麺工房の “氷結乾燥ノンフライ麺” や工場・設備を買収した企業)が手掛けていたローソン限定商品だったり‥‥

また即席カップめん以外にも菊水の生ラーメン「名店の逸杯 函館麺や一文字 塩ラーメン 2人前」や袋入り寒干しラーメン「函館麺や 一文字 塩ラーメン」に、アイランド食品の「箱入 函館ラーメン 一文字 4食」ほか、ローソンのカップ入りチルド麺(冷し塩らーめん)など、いくつかの商品を監修している「函館麺や 一文字」ですが、おそらく明星食品とのコラボは前例がありません。

「地域の名店 函館麺や一文字」のパッケージ

「函館麺や 一文字 函館本店」では、淡麗(塩・正油・海老鶏塩わんたん麺)、濃厚(味噌・辛味噌・とん塩・旨辛担々麺)、超濃厚(チャッチャ正油・チャッチャブラック・つけ麺)など、常に複数のバリエーションを提供し、ごはんものや各種トッピングにも力を入れているのですが、今回の「明星 地域の名店 函館麺や一文字 鶏だし塩ラーメン」は淡麗(あっさり系)の「塩らーめん」がモデル。

店舗の「塩らーめん」は、丸鶏や鶏ガラから出汁(だし)を取った動物系のスープに、アサリ・しじみ・アゴ(トビウオ)・旧南茅部産の高級昆布など、道内素材を贅沢に使用した旨みの強いタレを合わせた一杯で、見た目の透明度は高く、しかしながらコク深いとの評判。さらに海老の頭から旨みを抽出した “海老油” も使用しているようですが、そこまで主張は強くない様子。

そんな名店の味を再現した「明星 地域の名店 函館麺や一文字 鶏だし塩ラーメン」の販売店は “セブン-イレブン店舗に限定されている” ため、他社のコンビニはもちろん、イトーヨーカドーやヨークベニマル、ヨークマート、イズミ・ゆめタウンなど、セブン&アイグループのGMS(ゼネラルマーチャンダイズストア)にも売ってない専用モデル。

鶏と昆布の旨み、つるみのある中太麺を訴求

パッケージには「鶏と昆布の旨みがきいたコク深いスープ」と「つるみのある中太麺」を訴求しているため、そこが見どころ。ちなみに前回の「明星 地域の名店 カドヤ食堂監修 ワンタンめん」は、このブログで高評価を叩き出しているため、詳細が気になる方は以下の関連ページをご覧ください。

伝説のシリーズ、再び「地域の名店」復活作は大阪「カドヤ食堂」監修カップ麺!! 結論:大成功です。

開封

4種の小袋を別添

今回のカップ麺に別添されている小袋は、先入れの「かやく」に、後入れ「粉末スープ」「液体スープ」「あとのせかやく」の合計4パック構成で、販売価格は前回の「カドヤ食堂」監修と同じ278円(税込300.24円)。やや高めの部類に入りますが、日清食品×セブンプレミアムゴールドのカップラーメン各種(税込321.84円)よりも手に取りやすい値段に設定されています。

スーパーノンフライ製法かな?

麺は熱風で乾燥させたノンフライ麺で、そこまで太めに切り出されているわけではないけれど、湯戻し時間は5分と長めに設定されています。もしかすると予想を裏切られる展開になるかもしれませんが、明星食品の中細ノンフライ麺で熱湯5分の場合、しなやかさ重視で少し柔らかめに仕上がる傾向があるので、そのパターンかもしれません。

ちなみに余談なんですけど、途中で引き合いに出した渡辺製麺のローソン限定商品「函館麺や 一文字 塩ラーメン」の販売価格について。かれこれ7年以上も前にリリースされたカップラーメンなのに、当時は276円(税込298円)だったので、思えば高かったなと。今だったら400円オーバー? なんか感覚狂ってきますねw

製品詳細情報・購入価格等

製品名:明星 地域の名店 函館麺や一文字 鶏だし塩ラーメン
販売者:明星食品株式会社
製造所:東日本明星株式会社 埼玉工場(埼玉県比企郡嵐山町川島2360)
内容量:104g(めん75g)
商品コード:4902881485456(JAN)
発売日:2023年11月14日(火)
実食日:2023年11月19日(日)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(セブン-イレブン)
小売価格:278円(税別)
購入価格:300.24円(税込)
麺の種類:ノンフライ麺
スタイル:大判どんぶり型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:420ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:4袋(液体スープ・粉末スープ・かやく・あとのせかやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、でん粉、食塩、乳たん白)、スープ(油脂加工品、食塩、糖類、豚脂、香味油、鶏・豚エキス、たん白加水分解物、しょうゆ、香味調味料、チキンオイル、酵母エキス、香辛料(ジンジャー、ガーリック)、昆布粉末、しいたけエキス、植物油脂)、かやく(チャーシュー、メンマ、ねぎ)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、かんすい、炭酸カルシウム、酒精、増粘多糖類、香料、卵殻カルシウム、微粒二酸化ケイ素、乳化剤、酸味料、カラメル色素、カロチノイド色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)※本品製造設備では、かに・くるみを含む製品を生産しています。

実食開始

先入れの「かやく」は必要最低限な感じ

別添の小袋は「かやく」のみ先入れで、内容はチャーシュー、メンマとシンプルなラインナップ。たとえば「もちもちの木」に別添されていた “穂先メンマ” を筆頭に、旧「地域の名店シリーズ」時代の商品は具材にも特別感があったんですけど、やや寂しい印象が否めません。あちこち厳しいみたいですし、時代の流れを思うと仕方ないんですけどね。

あとのせかやくとオイルの芳ばしさが印象的

かやく以外の小袋は後入れなので、それを空けてから内側の線まで熱湯を注ぎ、フタの上で「液体スープ」を温めながら待つこと5分。時間になったら麺をほぐし、それから「粉末スープ」と「液体スープ」を馴染ませて、仕上げに「あとのせかやく」をトッピングしたら完成です。具材は寂しい印象が否めないと前述したばかりですけど、あとのせかやくのネギがイイ仕事してくれそうな予感。

今のところ海老油の香りは漂ってきませんが、想像以上に動物系が芳醇で、期待値を上げてくれる調理直後。その期待に応えてくれる実力の持ち主なのかどうか、引き続きコスパ的な部分にも注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(104g)あたり
カロリー:390kcal
たん白質:10.0g
脂  質:10.4g
炭水化物:64.1g
食塩相当量:6.8g
(めん・かやく:2.5g)
   (スープ:4.3g)
ビタミンB1:0.98mg
ビタミンB2:0.28mg
カルシウム:161mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:390kcal(めん・かやく:308kcal)(スープ:82kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

もうちょい主張を抑えたほうがバランスよかったかも

4.0

先に “明星食品の中細ノンフライ麺で熱湯5分の場合、しなやかさ重視で少し柔らかめに仕上がる傾向がある” と触れましたが、なんのこれしき時間を守っても‥‥いや、そうではなく、時間を守ったからこそというべきか。想像していたよりも密度の高い質感で、そこまで粘りは強くないけれど、サイズのわりにコシは強めのタイプ。

見た目は “しなやか” なんですけどね

後述するスープの味わいを踏まえると、もうすこし加水率を上げつつ、しなやかな質感に振ったほうが‥‥などと思ったんですけど、そのあたりは好みの問題でしょうか。たとえば油揚げ麺のように、スープの味に干渉する要素は控えめなので、そこは本格さの向上に寄与する部分になりますが、中華麺本来の風味とは違う、ノンフライ麺ならではの風味が気になるところ。

また、ここぞとばかりに明星食品の最新技術を詰め込んだ! みたいな目新しさもなかったので、ちょっと旧世代的な印象が否めませんでした。などと好き勝手に書いてますけど、基礎クオリティが低いわけではありません。ただ、柔らかめの麺に抵抗がない方は湯戻し後、別添の「粉末スープ」と「液体スープ」を馴染ませてから2、3分ほど休ませてみてください。

スープ

粉末スープは安っぽいけど‥‥

5.0

まずは「粉末スープ」の味を確認してみたところ、うまみ成分の主張だったり、粉末しょうがの軽さだったり、液体しょうゆとは異なる刺激だったり、ぶっちゃけ安っぽいといわざるを得ないテイストで、余韻が袋麺の「チャルメラ」っぽいというか、うん。その観点から見ると実に明星食品らしい味の組み方ではあるけれど、お店の個性は伝わってきません。

オイルの存在感すごい

しかし、続けて「液体スープ」を加えると一変。この「液体スープ」という名称は名ばかりで、十中八九が油脂で構成されており、お店の特徴として挙げられていた海老油は皆無に等しかったけれど、畜肉系のエキスが強く、炭火で炙ったような芳ばしさも印象的。おかげで安ぽかったスープに高級感が生まれ、値段相応の価値が見出せました。

そういえば、味のタイプは違いますけど「The淡麗 麺や金時監修 塩わんたん麺」(2022年2月14日発売品)でも使ってましたね、こんな感じの手法。

かやく

とりあえず及第点+α

3.5

前回の「カドヤ食堂」監修にはノンフライのワンタンが4個も入っていたので、それを思うと見劣りするラインナップになりますが、おそらくチャーシューとメンマは共通の資材。どちらも高級感があるとはいえないけれど、チャーシューは濃いめの味付けで、メンマはコリコリとした食感で自己アピール。

あとのせかやくのネギは細切りと輪切りの2種類で、あとのせだからこその風味豊かなアクセントで雰囲気を盛り上げてくれていたのですが、もうちょい頑張ってほしかったです。

総評

4.0

シリーズ復活の皮切りとなった「地域の名店 カドヤ食堂監修 ワンタンめん」の仕上がりがハイレベルだったので、続編のハードルが高くなっていたところもありますが、スープに対するノンフライ麺のチョイスだったり、かやくのラインナップだったり、これで税込278円だったら即決で “★5” なんだけど‥‥みたいな。

たしかに函館の塩ラーメンといわれて思い浮かぶ味とは一線を画していたので、そこに異端の魅力を感じたけれど、もうひと工夫ほしい感じでした。とはいえ「カドヤ食堂」監修から間髪を容れずに第2弾をリリースしてきたということは、第3弾の登場も濃厚なので、このまま作戦はガンガンいこうぜでお願いします(それと「博多だるま」「もちもちの木」復活も早急に!!)【author・taka :a(大石敬之)】

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