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シビ辛好き必見!? ローソン限定、バンザイ山椒のカップ麺「山椒塩らーめん」を食べてみた結果‥‥

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サンヨー食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2024年8月20日(火)新発売、サンヨー食品のカップ麺「サッポロ一番 岩塚製菓監修 バンザイ山椒風味 山椒塩らーめん」(258円+税)の実食レビューです。

超絶ゆる〜いパッケージなのに中身はガチ!? SNSでバズった人気米菓をカップラーメンにアレンジ!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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岩塚製菓監修 バンザイ山椒風味 山椒塩らーめん

バンザイ山椒(ばんざいさんしょう)とは、新潟県長岡市の岩塚製菓が製造・販売している人気米菓で、発売日は2018年(平成30年)8月吉日。ゆるさを極めたパッケージとは裏腹に、しっかりと山椒の風味が楽しめる、本格派米菓を目指して開発された「バンザイ山椒」は、SNSを中心にジワジワと話題沸騰。癒しと刺激を両立したギャップに注目が集まり、現在は人気商品としての地位を確立しています。

しび〜〜してる子かわいすぎるw

発売当初は新たな米菓の顧客層を開拓すべく、ファミリーマート先行で売り出されたと記憶しているのですが、このページでレビューする「サッポロ一番 岩塚製菓監修 バンザイ山椒風味 山椒塩らーめん」は “ローソン専用のカップラーメン„ として企画された留型(とめがた)で、共同開発者はサンヨー食品。一見するとネタに振り切ったような変わり種ですが、今に始まった事ではありません。

これ系の前科を調べ上げると一つや二つでは済まないローソンなのですが、サンヨー食品との謀りだけでも「ネギバカ」や「ラッキーマヨネーズ」「めんべい」「暴君ハバネロ」「サッポロポテト バーベQあじ」「ピザポテト」なども即席カップめん化しているため、お馴染みの共謀者。おそらく主犯が身を隠しているのはローソンだと思いますけど、ホントいいセンスしてますよね。

「バンザイ山椒」ちょい足し推奨の図

オリジナルのパッケージを踏襲した正面の雰囲気も然る事乍ら、裏面の概要も「バンザイ山椒」の世界観を守ったデザインで、猫(ですよね?)が「バンザイ山椒」あられを入れて食べるとさらにおいすぃ〜〜♪ と嬉しそうに訴求しているのですが、本製品に「バンザイ山椒」は入っておりません(※別売です)。

これは他の駄菓子、スナック菓子とのコラボ商品でも典型的に見られるパターンなのですが、ローソンはもちろん、ファミリーマート、セブン-イレブン、ミニストップ、さらにスーパーやドラッグストアも探したのですが、どこにもオリジナルの「バンザイ山椒」は売ってない状況だったので、真っ直ぐカップ麺と向き合いながらレビューします。

開封

天面のイラストにパターンあり(しび子かわいいw)

今回のカップ麺に別添されている小袋は、フタの上に貼り付けてある「仕上げの小袋」のみで、サンヨー食品の縦型ビッグでは定番の構成なのですが、ちょっと注目したいのが天面のデザイン。いつもレビューの際は撮影してから実食用、撮影せずに実食用で2つ用意するので、あまり深く考えずに購入したんですけど、猫(ですよね?)のデザインが異なります。全3種でしょうか?

あられで米菓らしさを演出

かやくは「あられ」「花型かまぼこ」「ねぎ」の組み合わせで、粉末スープに何か仕掛けがあると予想していたのですが、ダイレクトに霰(あられ)で米菓らしさを演出。しかも2色‥‥たぶん、あられは「ブルボン監修 チーズおかき味焼そば」(2024年3月18日発売品)からの使い回し。NB(ナショナルブランド)でも同じ偏差値の企画ちょいちょいやってくれてるんですよ、サンヨー食品。

ちなみにローソン標準価格は258円(税込278円)に設定されているため、たとえばファミリーマート限定商品を引き合いに出すと「ほたて日和監修 帆立味塩そば」や「桐麺総本店監修 こってり醤油らーめん」と同じ値段なのですが、ここで注目したいのがセブン-イレブン。特定のCVS専用かつ縦型ビッグのコラボ商品に該当する “セブン-イレブンの留型は248円+税„ なので、10円の差が生じています。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:サッポロ一番 岩塚製菓監修 バンザイ山椒風味 山椒塩らーめん
販売者:サンヨー食品株式会社
製造所:太平食品工業 本社工場
内容量:96g(めん70g)
商品コード:4901734055273(JAN)
発売日:2024年08月20日(火)
実食日:2024年08月24日(土)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(ローソン)
小売価格:258円(税別)
購入価格:278円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:プラ(PP)
湯量目安:420ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:1袋(仕上げの小袋)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、でん粉、食塩、粉末卵、植物性たん白)、スープ(糖類、食塩、植物油脂、香辛料、豚脂、ポーク調味料、しょうゆ、チキン調味料、粉末枝豆、酵母エキス、発酵調味料)、かやく(あられ、かまぼこ、ねぎ)/ 調味料(アミノ酸等)、加工でん粉、香料、炭酸カルシウム、増粘多糖類、かんすい、微粒二酸化ケイ素、酸化防止剤(ビタミンE)、クチナシ色素、ビタミンB2、ビタミンB1、ベニコウジ色素、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

こだわりは詰まってなさそう

かやくと粉末スープの下には、けっこう細めの油揚げ麺が隠れていて、サイズは先ほど引き合いに出した「ほたて日和監修 帆立味塩そば」の油揚げ麺と大差なく見えますが、あきらかに縮れは強く、念のため比較してみたところ原材料名も不一致。また山椒の主張も目立っていないので、ほぼほぼ「バンザイ山椒」らしさは伝わってこないのですが‥‥

賑やかだなー

内側の線まで熱湯を注ぎ、フタの上で「仕上げの小袋」を温めながら待つこと3分。時間になったら小袋の中身を加え——と、この瞬間から明確に主張を始める山椒の清涼感。見た目はカラフルに仕上がりますが、バンザイ山椒という名前の由来は万歳三唱。一部では験担ぎの縁起物としての需要も見出されているようなので、おめでたさを演出しているのかもしれません。

ちなみに製造所は太平食品工業の本社工場(群馬県前橋市朝倉町555-4)となっていますが、太平食品工業は1963年(昭和38年)1月にサンヨー食品が設立した製造部なので、単純にサッポロ一番の工場という認識で問題ありません。それでは、引き続き山椒の効き目と米菓らしさの表現に注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(96g)あたり
カロリー:448kcal
たん白質:9.8g
脂  質:20.2g
炭水化物:56.7g
食塩相当量:6.3g
(めん・かやく:1.8g)
   (スープ:4.5g)
ビタミンB1:0.33mg
ビタミンB2:0.33mg
カルシウム:159mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:448kcal(めん・かやく:349kcal)(スープ:99kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

縦型ビッグ(大盛り)用じゃないですよね

2.0

有名店監修のカップラーメンではないので、最初からノンフライ麺に見紛うような質感は求めていませんでしたが、いかにもスナック的で頼りない食感。食べ始めには中心部に多少の芯を感じるものの、あえて残されたような芯ではなく、お湯を入れたらガコッと麺塊が浮いてきたから部分的に戻りませんでした、みたいな戻りムラに過ぎません。

チープさも魅力ではあるんですけど‥‥

その硬さがアラレっぽい食感で‥‥などとポジティブに思えるような歯応えではなく、さらに耐久性も低いため、すぐに歯応えもヘッタクレもない柔麺に。もしもレギュラーサイズの商品であれば、そこまで気にならなかったかもしれないけれど、まったくといっていいほど力を入れた形跡が——あ、なるほど「バンザイ山椒」のユルい世界観をイメージして?

いやいや、そのユルい姿勢はパッケージのデザインだけ。中身は硬派で知られる人気米菓ですから、せめて縦型ビッグという製品スタイル上、もうすこし耐久性がほしかったところ。ローソン名店シリーズにおける他の縦型ビッグと比較して、たとえばセブンの「ブタメンBIG」よろしく販売価格が目に見えて安ければ、もちろん評価も大きく変わってきますけど、さすがに値段相応とは思えませんでした。

スープ

なんかこう‥‥すごい独特w

2.5

まずは「仕上げの小袋」を入れる前に味を確かめてみたところ、山椒の清涼感は控えめで、そんなことより動物系の要素が力強く、ラーメンとして成立するように改造されていたのですが、そこはかとなく青臭い。とんこつ系の骨っぽさとは違うし、なんだこれ‥‥? などと、あらためて原材料名を確認してみた結果、即席カップめん業界では激レアの「粉末枝豆」を使用していたからビックリ。

水稲もち米(国産)、ピーナッツ(落花生、植物油脂、食塩)、植物油脂、枝豆ペースト、激辛山椒風味シーズニング / 調味料(アミノ酸等)、植物レシチン、香料、クチナシ色素、香辛料抽出物、(一部に小麦・乳成分・落花生・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・魚醤(魚介類)を含む)

ちなみに上記は「バンザイ山椒」の原材料名で、なるほどモデルの米菓には「枝豆ペースト」を使用していることから、再現度を重視する上で「粉末枝豆」も重要なアイテムになるけれど、問題は山椒の頼りなさ。しかし、別添「仕上げの小袋」を加えると一変。

小袋の中身は山椒風味のオイル

第4次激辛ブームのマー活を中心に加速した、花椒(ホワジャオ)の鮮烈な痺れとは違う、日本の山椒らしい和の清涼感が加わって、それについては明確に。ただ、オリジナルの「激辛山椒風味シーズニング」ほど衝撃的な主張ではなく、はっきりと存在しながらも繊細なアクションだったので、土台の動物系が強い分、もうちょいアグレッシブでもよかったかなと。

ちなみに商品名の表示が「塩らーめん」だったので、ベースは「サッポロ一番 塩らーめん」なのではないかと想像していたんですけど、まったくの別物でした。

かやく

やはり本家の力が必要か‥‥

2.5

あられはベーシックとイエローの2種を組み合わせていますが、それぞれ味は変わらないため、体感的には色が違うだけの代物。これが別添なら面白かったんですけど、最初から容器の中に入っている状態なので、どうしても湿気た感が否めない。見た目には嬉しいアイテムになりますが、そこまで風味は強くありません。

ネギは熱風乾燥なので、歯触りと風味は強めですが、よくも悪くもインスタントらしさを強める要素。そんな中、花型かまぼこだけは手放しに可愛かったですw これ使い勝手いいですよね。

総評

2.0

「仕上げの小袋」に充填されていた山椒風味のオイルは効果的で、スープに仕込まれた粉末枝豆も興味深いと思えた反面、再現度が高いかと聞かれたら否。冒頭で引いた「ネギバカ」のカップラーメンはイイ具合に折り合いが取れていたので、けっこう期待していた気持ちもありますけど、パッケージの出落ち感が否めない一杯でした。

それこそ「サッポロ一番 塩らーめん」をベースに「バンザイ山椒」のエッセンスを加えれば、あられの価値も料亭の和食料理よろしく高まったでしょうし、上品な山椒のアクセントも上手くハマっていたんじゃないかと。そんなこんなで厳しめに評価しましたが、パッケージの訴求よろしく「バンザイ山椒」ちょい足しアレンジで大化けするかもしれないので、手に入ったら試して追記します。【author・taka :a(大石敬之)】

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