「サッポロ一番 蟻月 博多もつ鍋風ラーメン 濃厚にんにく白みそ仕立て」歴史的一杯爆誕

サンヨー食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年1月21日(月)新発売のセブン&アイグループ限定カップ麺、サンヨー食品「サッポロ一番 蟻月 博多もつ鍋風ラーメン 濃厚にんにく白みそ仕立て」の実食レビューです。

「蟻月(ありづき)」の「博多もつ鍋」をカップラーメンにアレンジして再現! そこには前代未聞の素材が‥‥

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

蟻月のカップ麺 博多もつ鍋風ラーメン

今回のカップ麺は、コンビニの「セブンイレブン」及びイトーヨーカドー・ヨークベニマル・ヨークマートなどの「IYグループ」限定商品として開発されたセブン&アイグループのオリジナル商品で、販売者はサッポロ一番でおなじみ「サンヨー食品」となっているのですが、セブンプレミアム(プライベートブランド)ではありません。

「博多もつ鍋・水炊きの蟻月 ARIZUKI(ありづき)」とは、国産牛小腸の “もつ” を味わう「博多もつ鍋」と博多名物「水炊き」が楽しめる‥‥居酒屋さん? 鍋屋さん? とにかく「もつ鍋」が人気のお店らしく、食べログでは「TOP5000」に選ばれているほどの名店で、なかなか予約が取れないことでも有名なのだとか。

私は食べログに疎いため、どのくらいスゴいことなのか分からなくて申し訳ないのですが、ネット上にアップされている「蟻月」に関連する記事には “予約が取れない” というコメントが多く、でも公式サイトからWEB予約は可能とのことで、ちょっくら調べてスクリーンショットを撮らせていただきました。

マジで予約あいてねぇ。ちなみに【「○」お席に余裕があります /「△」残りわずかです /「TEL」電話で問い合わせてください】だそうで、一週間のスケジュールは平日込みで「受付終了」が多く、空いている箇所も「残りわずか(△)」ばかりという‥一週間後の予約表には「○」もチラホラありましたが、ほんとに近日の予約が取れないお店みたいですね(参考「蟻月 恵比寿店」のWEB予約確認ページ)。

国内の店舗は東京に4店舗(「恵比寿店」「HANAЯE(はなれ)」「東京スカイツリータウン・ソラマチ店」「池袋東武店」)、大阪に2店舗(「心斎橋店」「堂島店」)、北海道に1店舗(「札幌店」)、福岡に1店舗(西中洲店)の計8店舗(2019年1月現在)、バンコク店など海外にも店舗展開しているようですが、国内店舗だいたい似たような予約状況でした。

中でも人気のメニューは「蟻月のもつ鍋」で、もつ鍋のグランドメニューは「白のもつ鍋(みそ風味)」「赤のもつ鍋(しょうゆ風味)」「銀のもつ鍋(牛テール風味)」「金のもつ鍋(ポン酢風味)」「炎のもつ鍋(チゲ風味)」と5種類あり、それぞれ取り寄せも可能と公式サイトで案内されていたのですが、今回は看板メニュー「白のもつ鍋」をカップラーメンにアレンジしている模様。

サンヨー食品からのアナウンスもなければセブンイレブン、蟻月の公式ホームページなど、カップ麺に関する特設ページはネット上にありませんでしたが、サンヨー食品に電話で問い合わせてみたところ、セブン&アイグループ限定(でもコンビニのセブンイレブン限定ではない)と教えていただきました。で、なにがビックリって‥‥

開封

フタを開けたら「液体スープ」と「調味油」が容器の中で粉末スープまみれに‥! というのはマジで驚いたんですけど(なんとなく店頭で手に取ったとき重たいなぁ‥とは思ったのですが)、エースコックよろしく粉末スープまみれの小袋が2袋入っていました。エースコックはサンヨー食品のグループ会社なので、それを思えば納得できなくもないんですけど、もっと驚いたのは‥‥

なんとビックリ、本物の「味付豚腸」(つまり「もつ」)が入ってるんです。お店のモツは牛モツで、カップ麺の具材は豚モツなんですけど、ガチの臓物(ホルモン)を放り込んでくるとは恐れ入りました。しかも他の具材も「鍋」らしく、かなり多めに入っていて、開封した瞬間から攻めてくるゴボウの勇ましい香りがいいですね。

10年以上も前の話になるのですが、明星食品が「明星 美味しさ新発見 もつ鍋スープのちゃんぽん麺」(2008年11月25日発売)というカップ麺を発売していて、それに “豚もつ入りの肉そぼろ” が入っていました(しかし、これといって存在感のない肉具材だった)。それ以来、私の食べてきた商品の中にモツ入りのカップ麺は記憶にありませんし、ここまでダイレクトなモツをカップ麺で見たのは初めてです。

今回のカップ麺はコンビニのセブンイレブンで購入したのですが、店頭表示価格は218円(税込価格235円)、ポップには「新発売」の文字と「セブン&アイグループ限定」と書いてありました。ちなみに販売者はサンヨー食品ですが、製造所は群馬県前橋市朝倉町にある「太平食品工業株式会社」となっています。こちらはサッポロ一番の本社工場扱いなので、ご安心ください。

製品情報・購入価格

製品名:サッポロ一番 蟻月 博多もつ鍋風ラーメン 濃厚にんにく白みそ仕立て
販売者:サンヨー食品
製造所:太平食品工業(製造所固有記号[A])
内容量:114g(めん70g)
発売日:2019年01月21日(月)
実食日:2019年01月23日(水)
JANコード:4901734036630
本体価格:218円(税抜)

発売地域:全国(セブン&アイグループ限定)
購入価格:235円(税込)
取得店舗:コンビニ(セブンイレブン)

麺の種類:油揚げ麺
スタイル:タテ型ビッグサイズ
容器材質:紙
湯量目安:410ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:2袋(液体スープ・調味油)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、でん粉、食塩、野菜エキス、しょうゆ)、スープ(みそ、糖類、香辛料、食塩、植物油脂、野菜エキス、牛脂、でん粉、ビーフエキス、乳等を主要原料とする食品、豚脂、ごま、ポークエキス、しょうゆ、たん白加水分解物、魚介エキス(魚介類)、昆布粉末、みりん、香味食用油、酵母エキス、デキストリン、発酵調味料)、かやく(キャベツ、味付豚腸、ごぼう、味付ニラ、唐辛子)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、炭酸カルシウム、酒精、微粒二酸化ケイ素、かんすい、カラメル色素、クチナシ色素、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、酸味料、ベニコウジ色素、(一部に小麦・乳成分・牛肉・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・魚介エキス(魚介類)を含む)
【アレルギー表示】小麦・乳成分・牛肉・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・魚介エキス(魚介類)

実食開始

別添の「液体スープ」はスープというよりも味噌ダレっぽい成分で、「白みそ仕立て」というだけあって見た目も淡く、小袋のフチに残っていた中身を舐めてみたところ、味噌の味や塩気の強さよりも鮮烈に感じたのは生おろしニンニク系の鋭いパンチでした。実際、液体スープを入れた瞬間から一見して明白に生おろしニンニク系の香りが強くなります。これはヤバイw(※にんにく好き)

お店で提供されている「白のもつ鍋」は、白みそベースのスープにニンニクがガツンと効いていて、ごま油の風味が食欲をそそる逸品なのだとか‥‥というわけで調味油を入れると胡麻油がグワッ! とくるのかと思いきや、そっちは意外と大人しめ。しかしながら少し牛脂の風味と前述したニンニク、そして何より具材のモツが放つニオイが存在感絶大で、いわゆる「もつ加工品」の類そのもの。

そもそもモツがダメな方は「博多もつ鍋風」のカップ麺なんて手に取らないかもしれませんが、熱湯を注いでから待っている間に戦意喪失するかもしれません。洗練された印象はないけれど、いきなり香りから強烈に主張を放ってきます。これスゴいですよ‥w

しかも香りだけでなく、実際に味付豚腸の量はかなり多くて、ちょっとビックリしました。あとで俯瞰写真も載せますが、大量のモツに加えてキャベツ、ゴボウ、ニラも大量で、鍋らしい雰囲気はバッチリですね。それでは、実際に食べてみましょう。味付豚腸とスープの個性に注目しつつ、「めん」「スープ」「かやく」の順に解説し、最後に総合力を判定します。

1食(114g)当たり

カロリー:495kcal
たん白質:10.4g
脂  質:19.5g
炭水化物:69.5g
食塩相当量:6.8g
(めん・かやく:2.4g)
(スープ:4.4g)
カルシウム:257mg

※参考値(調理直後に分別して分析)
熱量:495kcal(めん・かやく:362kcal)(スープ:133kcal)

めん

最初もちもち、後半ふかふか

丸刃でカットされた中太の油揚げ麺(フライ麺)で、やや表面はザラつきのある口当たりと舌触り。適度に縮れが施されているので、丸刃の中太ストレート麺ではないのですが、カップちゃんぽんに採用されそうなタイプの油揚げ麺です。食べ始めの食感はモチッとしているものの、そこまで粘り気は強くありません。

内部の気泡が大きいというか粗いというか、あまり小麦の結束力は強くなかったので、わりと早い段階から軽めの食感に変わりました。しかし、それも悪くないですね。ちょっと後半ふかふかとした頼りない食感になってくるのですが、どちらかというとインスタント的なのに、油揚げ麺特有の風味がスープの味を壊さないのが好印象。

また、麺の食感が軽めになってくると、それだけに具材の食感が活きてくるというか、後述するモツや特にゴボウの強烈な繊維質がガンガン飛び込んでくるので、逆に頼りない麺でよかったなー、なんて思いました。値段が値段なので同社の「和ラー」クラスを採用してほしかったところではあるものの、博多もつ鍋風×ちゃんぽん風の麺は雰囲気の相性もよく、結果オーライです。

スープ

白みそ仕立てで優しいかと思いきやニンニク!

液体スープを入れた瞬間からコレはキたな‥と思っていたのですが、かなりガツンときますよニンニク。それもガーリックパウダーみたいにスナック的なタイプではなく、ニンニク感のメインは生おろしニンニク系のシャープなキレ味。おそらく原材料名の「香辛料」には生姜なども要約されていると思うのですが、全体で見ても含有量が多いのは確実にニンニクですね。

「白みそ仕立て」とあるように、味噌自体は攻撃性のない穏やかな白味噌なんですけど、ニンニクの存在感がガツンと強いので、まったく味に物足りなさとかはありません。にんにくパワーによって胡麻油の香りは完全に裏方のサポート役に徹していたのですが、にんにくの香味と胡麻油の香りには食欲増進の相乗効果があり、白みそ仕立てで優しいのに絶妙なバランスで中毒性バリバリです。

さりげない牛脂のコクに丁寧な魚介と昆布の出汁、そして味醂(みりん)がスープの奥行きを深め、細かく砕かれた擂り胡麻(すりごま)が白味噌にフィット。フタを開けた時はどうなるかと思ったモツのニオイですが、生おろしニンニクの香味パワーで適度に臭みが飛び、なおかつ完全に個性を払拭することはない絶妙な、ほんとに絶妙なスープでした。麺とも違和感なく成立していたけど、このスープそのまま使って鍋したいw ってくらい本格的。

かやく

ぶっちゃけ臭い

具材の構成はキャベツ、味付豚腸、ごぼう、味付ニラ、唐辛子となっているのですが、何と言っても味付豚腸(もつ)が臭いw(※個人的には褒めています)。私は臭みの残っている雑なホルモン料理も好きなので、むしろ独特のニオイについては「よくやったサンヨー食品! ありがとうセブン&アイ!」などと思ったくらいだったんですけど、もしモツの香りが苦手(市販の「こてっちゃん」も無理)だったらゼッタイやめときましょう。

新鮮ぷるぷるタイプではありませんが、見てくださいこのリアルな見た目‥‥例えばコンビニやスーパーにある「もつ煮」系の惣菜そのものと言っても過言ではなく、かなり再現度が高い上に量も多くて強烈なインパクトを放っていました。この勢いで最後まで主張を続けられたら後半しんどかったかもしれませんが、そう思わせないのがスープの生おろしニンニクです。

モツの臭みを適度に抑え‥ながら、やっぱりクサいんですけどw むしろモツが好きなら好印象なのではないでしょうか。さらにニラは胡麻油風の味付けが施されていてパンチを演出し、キャベツは茹でキャベツ系の食感で鍋風のイメージにマッチ。写真では積み重ねているのですが、キャベツとニラだけで麺が見えなくなるほどの量が入っています。

そして大量のゴボウは常に口の中に飛び込んでくるので、その芳ばしさもモツの癖を適度に緩和させる効果はあり、一見して明白な歯応えと風味、リアルな繊維質が好印象でした。写真では向かって左上から時計回りにキャベツ、ニラ、モツ、ゴボウを配置しているのですが、とにかく具材の量が多く、ちょっと値段の高いカップ麺だけど、具材のインパクトだけで元は取れますよ。

総評

★★★★★★☆☆☆☆(★6++)

とにもかくにも味付豚腸(モツ)の存在感が強烈で、もうちょっと麺は頑張ってほしかったかなぁ‥という不満が無きにしも非ずではあったものの、前代未聞の乾燥もつ具材、そして市販の鍋つゆストレートに勝るとも劣らない白みそ仕立ての秀逸なスープには文句の付け所が見当たらない、ネクストステージに踏み込んでしまった歴史的な革命児と言っても過言ではないでしょう。

この秀逸な乾燥もつ具材に汎用性はないかもしれませんが、もしかすると同社の「和ラー」シリーズに起用される可能性も否定できません。すでにデビュー当時から不動の人気を誇っている「博多」の座は「鶏の水炊き風」が勝ち取っているので、その座を奪って日の目を見る確率は低いかもしれませんが、ちょうど豚の腸ということで下関(山口県)の「とんちゃん鍋」をアレンジした和ラーの新作が出ないかな‥と思っているのですが、いかがでしょう。

と、それはさておき専門店の洗練された臭みのないモツには叶いませんし、コストの関係か牛ではなく豚の腸が使用されているのですが、しっかり「もつ鍋」の雰囲気は表現されていたので、B級のモツさえ大丈夫なら体験しておくべき価値のある一杯です。「銀のもつ鍋(牛テール風味)」と「炎のもつ鍋(チゲ風味)」も気になるけど、かなりスープが美味しかったので、今度はノンフライ麺バージョンで再現、 そして今回の商品を布石に「和ラー」シリーズでのアレンジにも期待しています。

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