AFURI監修カップ麺「春限定 柚子塩らーめん 淡麗」シリーズ発売5周年記念!! 2020年限定 “JAPAN” デザインで新発売

スポンサーリンク
日清食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2020年4月6日(月)新発売のカップ麺、日清食品「日清 東京NOODLES AFURI 春限定 柚子塩らーめん 淡麗」の実食レビューです。

AFURIシリーズ第12弾は春限定の “JAPAN” パッケージで登場!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

スポンサーリンク

AFURI 春限定 柚子塩らーめん

AFURI(あふり)とは、神奈川県厚木市の山間で2001年9月3日に開業した「ZUND-BAR(ズンド・バー)」を前身とする人気ラーメン店で、東京初進出となる1号店「AFURI 恵比寿」がオープンしたのは2003年6月の話。丸鶏や魚介など、厳選した国産素材を使い “阿夫利山の天然水” でスープを仕込んでいるため、お店の名前が「AFURI(阿夫利)」になりました。

AFURI×NISSIN 5th anniversary

初めて日清食品とAFURI代表・中村比呂人(なかむら ひろと)氏の共同開発カップラーメンが発売されたのは、2020年4月現在から遡ること5年以上前の2015年3月9日。20代~30代の男女を意識して企画された新シリーズ「日清 THE NOODLE」の記念すべき第1弾として登場し、そのスタイリッシュな雰囲気から “女子モテするオシャレ系カップ麺” として話題を呼びます。

「日清 THE NOODLE」は、洗練された独自の世界観を持つラーメン店が監修したシリーズとして、東京・市ヶ谷で女性からの支持率No.1とされている人気らぁ麺店「Due Italian(ドゥエ イタリアン)」や “ラーメン界のイチロー” こと森住康氏が総合プロデュースしたオシャレ系ラーメン店「播磨坂(はりまざか)もりずみ」ともタイアップ。

さらにフレンチのエッセンスを取り入れた独自のラーメンを特徴とする「Ginza Noodles むぎとオリーブ」ともコラボしているのですが、今回の「AFURI」以外それぞれコラボしたのは1回きり。2017年6月12日に発売された「日清 THE NOODLE TOKYO AFURI 限定柚子塩らーめん」以降、ずっとAFURIの無双状態で、他のラーメン店とはコラボしなくなりました。

歴代のAFURIシリーズ

2020年4月現在、絶賛販売中の「日清 THE NOODLE TOKYO AFURI柚子塩らーめん mini」やAFURI監修シリーズ初のカップライス「AFURI ゆず塩阿夫利メシ オシャンティ」をはじめ、これまでに「限定鶏塩らーめん」「限定柚子塩らーめん」「限定柚子辣湯麺(ゆずらーたんめん)」「限定柚子醤油らーめん」「冬限定 柚子塩らーめん まろ味」を展開。

「AFURI ゆず塩阿夫利メシ オシャンティ」を除くAFURI監修商品は、もれなく「日清 THE NOODLE TOKYO」シリーズから発売されていたのに対し、今回の新商品「春限定 柚子塩らーめん 淡麗」から「日清 東京NOODLES」という商品名(ブランド)に変更。ほとんど意味やコンセプトは変わっていませんが、ひとつの節目を感じる変化が生じています。

AFURIのカップ麺が初めてリリースされてから早5年——今回、その発売5周年を記念して日本の名所や伝統文化をイメージして描かれた “JAPANデザイン” の春限定パッケージとなっているのですが、これまでに販売されてきた歴代の「AFURI 限定柚子塩らーめん」も実店舗の “淡麗(たんれい)” をイメージして開発されていたもの。

しれっと忍者がツボwww

AFURIの実店舗では、ラーメンに加える鶏油(ちーゆ)の量をスタンダードな “淡麗 Tanrei” と少し多めの “まろ味 Maroaji” から選べるようになっており、カップ麺では2019年11月4日発売の第10弾「日清 THE NOODLE TOKYO AFURI 冬限定 柚子塩らーめん まろ味」にして初の “まろ味” を再現。今回は春限定の淡麗なので、今後は季節にあわせて鶏油の量を使い分けてくるかもしれません。

開封

別添の小袋は1種類

別添の小袋は、フタの上に貼り付けてある「黄金香油(こがねかおりあぶら)」が1袋、フタの上がAFURIに関連するオシャレな写真コラージュになっているのも例年通り。それに公式が発表しているブランド名は “日清 東京NOODLES” となっていましたが、小袋の右上には “THE NOODLE TOKYO” のロゴが印刷されているので、まだ廃盤になったわけではない様子。

フタ裏に英文があるのも特徴

具材は炙りコロチャーシュー、メンマ、ネギ、柚子皮で、はやくも柑橘系の爽やかな香りが漂ってくる開封直後。初期のAFURIには炭火焼チキンが入っていたのですが、より商品の再現度を高めるべく、2018年3月19日発売のAFURIシリーズ第5弾「限定柚子塩らーめん(三代目)」から “炙りコロチャーシュー” が導入されはじめ、以降はAFURIの定番具材になりました。

メーカー希望小売価格は税別220円、販売ルートは全国のコンビニやスーパー、ドラッグストア、ディスカウントストアなどが対象の全チャネル商品。コンビニで購入した場合の税込価格は232円が標準となっている2020年4月現在、実際に立ち寄ったコンビニでは「セブンイレブン」と「ミニストップ」での取り扱いを確認しています。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:日清 東京NOODLES AFURI 春限定 柚子塩らーめん 淡麗
製造者:日清食品株式会社 静岡工場
製造所:静岡県焼津市相川17-2(F)
内容量:93g(めん80g)
商品コード:4902105258262(JAN)
商品サイズ:縦109mm×横109mm×高さ×119mm
発売日:2020年04月06日(月)
実食日:2020年04月11日(金)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(セブン-イレブン)
商品購入価格:232円(税込)
希望小売価格:220円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:紙
湯量目安:410ml
調理時間:熱湯4分
小袋構成:1袋(黄金香油)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、小麦全粒粉、食塩、香辛料)、スープ(魚粉、チキン調味料、香味調味料、香味油、魚介調味料、食塩、豚脂、糖類、植物油脂、魚介調味油、ゆず皮、こんぶ調味料、香辛料、しいたけ調味料)、かやく(味付豚肉、味付メンマ、ねぎ、ゆず皮)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、炭酸Ca、かんすい、増粘多糖類、酸化防止剤(ビタミンE、ビタミンC)、カロチノイド色素、酸味料、カラメル色素、ビタミンB2、ビタミンB1、くん液、香辛料抽出物、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

実食開始

今回も全粒粉入り麺

麺は全粒粉入りの油揚げ極細ストレート麺で、湯戻し時間は熱湯4分。初代AFURIには熱湯3分の油揚げ麺が使用されていて、全粒粉は練り込まれていなかったのですが、2017年1月30日発売のAFURIシリーズ第3弾「柚子辣湯麺(ゆずらーたんめん)」から小麦全粒粉が練り込まれ、まだ当時は全粒粉入りの油揚げ麺は珍しく、初めて食べた時は驚きました。

安定のビジュアル

別添の黄金香油は後入れなので、ゆっくりと熱湯を注いでから4分待機。かなり細めの油揚げ麺を採用していますが、これまでの経験からAFURIはフライングに向いていないので、特別なこだわりがなければ熱湯4分しっかり待つのがオススメです。で、毎回ちょっと気になっているのが小袋に含まれている黄金香油の風味——

今までに共感してくれたのが2人だけなので、ちょっと的外れな例えかもしれないのですが、黄金香油の中身ちょっと魚肉ソーセージっぽいのが気になってます、ハイ。というわけで(?)そこにも注目しつつ、「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(93g)あたり
カロリー:431kcal
たん白質:11.7g
脂  質:18.8g
炭水化物:53.7g
食塩相当量:5.9g
(めん・かやく:2.0g)
   (スープ:3.9g)
ビタミンB1:0.27mg
ビタミンB2:0.29mg
カルシウム:127mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:431kcal(めん・かやく:384kcal)(スープ:47kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

申し分なし

6.0

さすがにノンフライ麺ほどではないものの、油で揚げたフライ麺とは思えないほど上品で、しなやかでコシが強く、加水率の低いスパッとした歯切れのよさが印象的。鋭利な角刃で切り出されているため、すすりあげた時の口当たりにも輪郭があり、油揚げ麺でもスープの繊細な部分を壊してしまわないのも嬉しいポイント。

熱湯4分がベスト

そこまで強烈な主張ではないのですが、ふわっ‥‥と上がってくる全粒粉(小麦の表皮や胚芽など小麦すべてを粉にした茶色い小麦粉)特有の芳ばしい風味が心地よく、他のカップラーメンに使用されている極細フライ麺との差別化はバッチリ。原材料の構成や湯戻し時間、さらに体感的な印象など、2019年11月発売の「まろ味」と大差なかったので、おそらく同じ麺だと思います。

熱湯4分も必要だろうか——と、不安になるような細さの麺ですが、この熱湯4分は麺が持つポテンシャルを最大限に引き出すために必要な時間。フライングして食べ始めると部分的にサクサクとした戻りムラが発生し、食感も風味もスナック的なものになってしまうので(それはそれで美味しいけど)、特別なこだわりがなければ熱湯4分きちんと守るのが吉。

スープ

あいわらず鰹けっこう強め

5.0

黄金香油を入れる前のスープは基本的に歴代の「限定柚子塩らーめん」から大幅に変わることはなく、まさに鶏ガラを中心とした動物系の要素は淡麗(たんれい)ですが、もうひとつの柱となっているカツオ節と昆布の和風出汁(だし)は太めの味わい。煮干のようなエグみこそないものの、とりあえず節系の魚粉が苦手な方は注意したほうがいいレベル。

鰹に関しては出汁というよりも微粒子の魚粉を多めに使ったタイプになるのですが、その中にスッと通る柚子の清涼感が絶妙で、しっかりと力強さを打ち出しながら不躾ではありません。鰹節に含まれるイノシン酸と昆布に含まれるグルタミン酸、そして干し椎茸に含まれるグアニル酸を重ねることで “うま味の相乗効果” を図り、塩気も強過ぎず弱過ぎない絶妙な塩梅で味をまとめています。

やっぱり魚肉ソーs(ry

別添の黄金香油を直接ちょびっと舐めてみたところ、やっぱり魚肉ソーセージっぽい風味が気になったのですが、スープ全体に馴染ませたあと、それが目立って主張してくることはありません。さすがに「まろ味」ほどの厚みは得られず、そんなに見た目も黄金色ではないものの、鶏油(ちーゆ)が芳ばしく上品に香り、なるほど今年も “淡麗” という表現がピッタリな味わいでした。

具材

炙りコロチャーシュー優秀

6.0

ネギは大きめにカットされた主張の程よいもので、メンマは比較的に柔らかく、どちらもスープに寄り添うような姿勢。具材の炙りコロチャーシューは、同社の「カップヌードル」から降板になった*1 “コロ・チャー” を炙ったもの——「カップヌードル」からコロチャーが完全に消滅した際、AFURIの炙りバージョンも消えるかと思ったのですが、無事に存続。

焼き目も丁寧

この具材めちゃくちゃクオリティが高く、直火で炙った芳ばしさもさることながら、ジューシーな肉の旨味もノーマル版のコロチャーとは比べ物になりません。今回は利便性も意識して開発された縦型ビッグ製品ですが、柚子皮による鮮烈なアクセントを含め、まったく具材に妥協は見られませんでした。

*1(2019年10月21日のリニューアルより「カップヌードル」から、2020年1月13日のリニューアルより「カップヌードル ビッグ」から “コロ・チャー” が消滅)

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(★5+)

これまでに何度も発売されているAFURIの「柚子塩らーめん」なので、今回が初の実食でないと感動はないかもしれませんが、引き続きファンの期待を裏切るような商品ではありません。ちょっとマンネリ化しているところはあるものの、これから春は「淡麗」、冬は「まろ味」と差別化を図るのであれば、悪くない展開だと思います。

ところで近年のAFURIといえば、数種類の唐辛子や幾つものスパイスをブレンドした同店の “辛い” 新ブランド「AFURI辛紅(からくれない)」も注目されています。世の中が落ち着きを取り戻したら、看板メニューの辛い「柚子辛紅らーめん」や「辛紅担々麺」はもちろん、辛くない「柚子白醤油らーめん」の商品化にも期待したいですね。

タイトルとURLをコピーしました