どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2018年9月18日(火)新発売のカップ麺、トップバリュ(TOPVALU)「World Dining(ワールドダイニング)カルボナーラヌードル 」の実食レビューです。
イオングループのプライベートブランド「トップバリュ」より、 “世界を旅する食卓” がコンセプトの “World Dining(ワールドダイニング)” から新商品がリリースされました。
テーマはヨーロッパ! カルボナーラをカップ麺に
すでに日曜日から店頭に並んでいる店舗もあったようですが、発売日は2018年9月18日(火)で、取扱店は全国のイオングループが対象、数量・期間限定品です。
ワールドダイニングのカップ麺は、「アジア」がテーマとなっている「パクチーチキンヌードル」「イエローカレーヌードル」「トムヤムクンヌードル」「ミーゴレン」の4品が現行のラインナップとして店頭に並び‥
今回の「カルボナーラヌードル」と以前も発売されていた「ミネストローネヌードル」が数量・期間限定で登場しました。
トップバリュ=イオングループの専売品なので、販売者は「イオン株式会社」となっていますが、製造所固有記号が「A960」となっていて、これは「東日本明星株式会社(埼玉県比企郡嵐山町)」を意味しています。
以前、「パクチーチキンヌードル」を記事にしましたが‥
パクチーチキンヌードルに掲載されている製造所固有記号も今回と同じ「A960」でした。
汁なしカップ麺に限らず、個人的に汁ありカップ麺とカルボナーラって(特に「カップヌードル」なんかで再現したら)最強なんじゃないかと思うくらい適材適所のテーマだと勝手に思っているんですけど、意外と落とし所が難しいのか、それを題材にした新商品って多くないんですよね。
記憶に新しいところでは‥(汁なし除く)
・日清のどん兵衛 カルボナーラうどん
2017/08/21(サンヨー食品)※7&i限定
・サッポロ一番 塩らーめん カルボナーラ風
上記の2品くらいしか思いつきません。
2017年1月16日の「どん兵衛 カルボナーラうどん」はタテ型でのリリースでしたが、どんぶり型でも2015年1月26日に発売されています。
中には結果的に “カルボナーラっぽいな” と思ったテイストもありましたが、これまで堂々とタイトルに掲げていたものは少ないですし、それこそ明星食品が製造するカルボナーラ系のカップ麺なんて記憶にないので、お手並み拝見といきましょう。
開封
別添の小袋は付属しておらず、お湯を入れるだけの簡単調理。
早くも大きめのベーコンが見えますが、現段階で黒胡椒は視認できません。
製品情報・購入価格
製品名:World Dining(ワールドダイニング)カルボナーラヌードル 販売者:販売者:イオン株式会社 製造所:東日本明星株式会社(埼玉県比企郡嵐山町) 内容量:70g(めん55g) 発売日:2018年9月18日(火) JANコード:4549741647731 希望小売価格:98円(税抜) 発売地域:全国(イオングループ) |
麺の種類:油揚げ麺 容器材質:紙 必要湯量:280ml 調理時間:熱湯3分 小袋構成:- |
原材料名とアレルギー表示
トップバリュのPBカップ麺には原材料名にも細かくアレルゲンが表記されているのですが、ちょっと注目していただきたいのが下記の表でアンダーラインを引いている「乳等を主要原料とする食品」横のアレルギー表示に “乳成分” の記載がありません。
「たん白加水分解物」や「チーズ」には明記されているので、単なる記入漏れとは思えませんし、てっきり乳成分由来の “なにか” が使用されていると思っていたのですが、「卵粉」の横に “卵” の記載はないため、明らかに分かる場合は記載を省いているのかなぁ‥などと思いつつ原材料名をタイピングしていると、もっと意外な発見。なんと、かやくの「キャベツ」にも乳成分が含まれているのですね。
「香味調味料」のアレルギー表示が盛んなことになっているのですが、いつも明星食品が製造するカップ麺は他社よりもアレルゲンが多いので、この香味調味料が原因なのかもしれません。
【原材料名】 油揚げめん[小麦粉、パーム油、食塩、しょうゆ(大豆・小麦を含む)]、スープ[乳等を主要原料とする食品(大豆・小麦を含む)、たん白加水分解物(大豆・乳成分・小麦・豚肉を含む)、デキストリン、チーズ(乳成分を含む)、卵粉、香味調味料(乳成分・大豆・小麦・さけ・さば・ゼラチン・鶏肉・豚肉・えび・ごま・牛肉を含む)、食塩、香辛料]、かやく[ベーコン(豚肉・大豆・卵・乳成分を含む)、キャベツ(乳成分を含む)、にんじん、赤ピーマン]、加工でん粉、調味料(アミノ酸等:大豆を含む)、増粘多糖類、炭酸カルシウム、香料(卵・乳成分を含む)、かんすい、カロテノイド色素、微粒二酸化ケイ素、甘味料(スクラロース)、酸化防止剤(ビタミンE:大豆・乳成分を含む)、カラメル色素、香辛料抽出物、炭酸マグネシウム、クチナシ色素、ビタミンB2、ビタミンB1 |
【アレルギー表示】 卵・乳・小麦・えび・牛肉・ごま・さけ・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン ※同じ生産工程で「かに・そば・落花生・いか・りんご・魚介類」を含んだ食品を扱っています |
それから製品パッケージの下に記載されているアレルギー表示は4つですが、これは “特定原材料7品目について” の表示なので、使用しているアレルギー物質すべての記載ではありません。
一応、上記の表に書き出していますが、アレルギー食品に対して懸念のある方は購入の前に店頭で “必ずパッケージの側面(原材料名の下)を確認して” ください。
それでは、実際に食べてみた感想をもとにレビューします。
遺伝子組換え食品の情報表示
【遺伝子組換えではない】 ・乳等を主要原料とする食品(とうもろこし) ・ベーコン(大豆,ばれいしょ) ・香味調味料(大豆) ・酸化防止剤(大豆) ・香辛料抽出物(とうもろこし) |
【遺伝子組換え不分別】 ・香料(大豆) ※遺伝子組換え大豆が含まれる場合があります |
実食開始
1食(70g)当たり
カロリー:319kcal |
食塩相当量:3.5 (めん・かやく:1.5g) (スープ:2.0g) |
イタリアを代表する「カルボナーラ」の味わいをヌードルに。
コクのあるクリーミーなスープにブラックペッパーをきかせました。(トップバリュのホームページより引用)
めん
タイトル通り “ラーメン” より “ヌードル” という表現がピッタリな油揚げ麺ですが、日清食品の「カップヌードル」よりもヘタれるのが早く、コシや弾力は得られません。加えて油揚げ麺特有の風味も気になったのですが、税込105円のカップ麺であることを思えば特別なネックではないでしょう。
スープの色が白いため、ところどころ色が濃い目になっていると思いますが、これは製麺の過程において油を切るまでの時間が長くなってしまう下部の色が必然的に濃くなってしまうことが原因であり、品質には問題ありません。
これといって特徴のない平打ちのヌードル系ですが、カップヌードルよりも幅があって、スープの掴みはよかったです。
スープ
意識しているのは本場のカルボナーラよりも日本風のテイストで、その違いについては「総評」に後述しますが、とにかくクリーミーなスープです。とろみ成分によって口当たりはマイルドで、ほぼ乳製品系の成分と各種旨味成分で構築されている特化型。
味を活字にすると “チーズポタージュ風”(そんなにチーズは強くないけど‥)が最もシックリくる単語だと思ったのですが、なぜカルボナーラ風ではないのかというと、ひとつだけ致命的な欠点があったんです。
そう‥あの黒い粒が視認できないように、カルボナーラの主役と言っても過言ではない “ブラックペッパーの存在感が希薄” すぎたんですよね。一応、容器の底にチラッとありましたが、体感的にはアクセントにすらなりません。
たとえばパッケージの「クリーミーなスープ」はバッチリなんですけど、「ブラックペッパーをきかせた」に関しては‥ハイ? みたいな。ほぼベースは完成しているのに、カルボナーラの要である必須の黒胡椒は感じられず、しっかり濃厚なだけに勿体無かったです。
それに、どうしても油揚げ麺特有の野暮ったさが干渉してくるのですが、これに関しては解決策があるので、ご安心ください。
かやく
通常、カルボナーラにキャベツやニンジン、赤ピーマンなどを用いることはありませんが、カップ麺的には彩りがよく、バリエーションは素直に嬉しいですよね。キャベツは明星食品らしく柔らかい歯触りでしたが、スープとの一体感が高く、主張しすぎていないのが好印象。
ニンジンはコリコリとした歯触りで、こちらは食感のアクセントに嬉しく、赤ピーマンは特有の甘味とホロ苦い風味がリアルで存在感があってポタージュ風のスープとマッチしていました。でもってベーコンたっぷり!
税込105円のカップ麺ですが、惜しげも無く肉具材が使われています。きっちり風味もベーコンで、サイズは肉厚。カリカリに焼いたようなタイプではありませんが、カルボナーラには必須の具材ですし、ちゃんと気合が入っていました。
総評
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
(標準は★3です)
正直、「カルボナーラ」にこだわると値段を加味しても★4が妥当かもしれません。しかし、濃厚なスープに具材のボリュームはコストパフォーマンスに優れていたのと、後述するアレンジ後の感想も視野に入れて上出来の★5としました。
「カルボナーラ」という単語を日本語に変換すると「炭焼きパスタ」や「炭焼職人風」などと訳されるのですが、これはカルボナーラに使用されている黒胡椒が「炭」や「石炭」を意味する “カルボーネ” というイタリア語に似ていることがルーツとされています。(※諸説あり)
また日本のカルボナーラでは生クリームが使用されますが、味をよくするためではなく卵の凝固を防止するためなので、本場の元祖カルボナーラに生クリームは用いられません。黒胡椒が弱いのは一般ウケを考慮しての配慮かと思いますが、あまりにも弱すぎです。
それだけに柔らかく楽しめる仕上がりとなっているのですが、「世界の本場の味をご家庭で手軽に。」というワールドダイニングのコンセプト的には本格さに欠ける大人しい仕上がりと言わざるを得ません。そこで‥
ちょい足しアレンジ
★★★★★★☆☆☆☆(6)
(主観的な「満足度」です)
コンセプトに “ご家庭で手軽に” と書かれているように、コンビニの店頭やイートインコーナーのような出先での食事ではなく、実際にも家に帰ってから召し上がられる方が大半だと思いますので、ちょい足しアレンジには “粗挽きのブラックペッパー” を使いましょう。
まさに月並な提案ですが、これが最も手軽で間違いのないアイテムです。
ブラックペッパーを加えることによってスープのカルボナーラとして足りなかった部分をイッパツで補完し、気になっていた油揚げ麺特有の風味を黒胡椒の清涼感が抑制。すでにベースのクリーミーで濃厚なテイストはカップ麺として完成系にあったので、後から粉チーズを追加する必要はありません。
単純に黒胡椒を加えるだけで大丈夫ですし、ちょっと多めに入れると美味しかったです。
その瞬間、ポタージュ風が一瞬にして “カルボナーラ” になったので、ぜひ試してみてください。もし最初からフタの上にでも別添で黒胡椒の入った小袋が貼り付けられていたら、それこそ製品の総評は★6を付けていたかもしれません。
とはいえ黒胡椒なら常備している家庭も多いですし、いくらでも他に使い道のある香辛料なので、家になければカップ麺と一緒に購入するのもありでしょう。というか、そこまでしてでも入れるべきです。ちょっと足してやるだけで、体感的な満足度が段違いでした。
同時発売品、「ミネストローネヌードル」もレビューしています。お時間よろしければ、あわせてご覧ください。
トップバリュお客様サービス係:0120-28-4196
カルボナーラの主役はやっぱりあの黒いつぶつぶよねぇ(((uдu*)ゥンゥン 昨日はトップバリューに行ったから、買ってこればよかったなあ・・・今度かってこうよう・・そいして黒いつぶつぶを降り注ぐわ( *• ̀ω•́ )b グッ