【今週の新商品】最新版 “新作カップ麺” 発売予定リスト 2019年6月第3週

どうも、taka :aです。

この記事では、2019年6月17日（月）〜18日（火）に新発売・リニューアルを予定している「カップ麺の新商品」をリストにし、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品を解説、今週の注目カップ麺を選定します。

カップラーメンや汁なしカップ麺（焼そば・油そば・まぜそば等）の新商品、最新情報や話題のニュースなどが気になる方は（こっそり公式未発表のタイトルも公開しているので）、お時間よろしければ最後までご覧ください。

今週の新商品 新作カップ麺リスト

▼日清食品
・日清焼そばU.F.O. 濃い濃いわさび / 193円（全国）

▼明星食品
・明星 チャルメラどんぶり 青森スタミナ源たれ にんにく甘旨醤油ラーメン / 193円（全国）
・明星 チャルメラ 青森スタミナ源たれ にんにく醤油まぜそば / 193円（全国）

▼東洋水産
・マルちゃん正麺 カップ 油そば / 225円（全国）
・マルちゃん 赤いきつねうどん にっぽんど真ん中祭り / 193円（中部地区）
・マルちゃん 緑のたぬき天そば にっぽんど真ん中祭り / 193円（中部地区）

▼サンヨー食品
・サッポロ一番 ヤマモリ監修 トムヤムクン味ヌードル / 193円（全国）
・サッポロ一番 ヤマモリ監修 グリーンカレー味ヌードル / 193円（全国）

▼エースコック
・タテロング THE和 すだちを利かせたおろし風そば / 220円（全国）
・EDGE×わかめラーメン ごま・しょうゆ 帰ってきたわかめ3.5倍 / 210円（全国）
・EDGE×ワンタンメン タンメン味 こぶた誕生60thでこぶたなると6.0倍 / 210円（全国）

▼寿がきや食品
・中華そば國松監修 シビレMAX / 238円（全国）

▼ヤマダイ
・ニュータッチ 凄麺 澄んだスープの豚骨ラーメン / 220円（全国）

▼ローソン
・明星食品 トナリ監修 辛激焼そば / 220円（全国）

▼ファミリーマート
・四川担担麺 阿吽 つゆ無し担担麺 / 276円（全国）
・本場の名店 鹿児島ラーメン くろいわ 揚げネギ豚骨ラーメン / 249円（鹿児島・宮崎）

新商品の解説と所感

日清食品

日清焼そばU.F.O. 濃い濃いわさび

わさびマヨファン待望の “催涙系” カップ焼そば再登場! 1976年から販売されている日清食品のロングセラーブランド「日清焼そばU.F.O.」より、業界初となる「わさびマヨネーズ」を実装して1997年2月に登場した「日清焼そばU.F.O. わさびマヨネーズ」が “濃い濃いバージョン” に進化して復活しました。

出典：日清食品「日清焼そばU.F.O. 濃い濃いわさび」（6月17日発売）

「日清焼そばU.F.O.」が発売35周年を迎えた際、「復刻フレーバーシリーズ第1弾商品」として当時のレシピを元に「日清焼そばU.F.O. わさびマヨネーズ」を復刻（2011年6月6日発売）。かなり好評だったようで、最初の復刻から約2年後となる2013年5月7日、商品名を「日清焼そばU.F.O. わさびマヨ焼そば」に改めて2度目の復活を果たします。

そして2016年5月30日、「わさびマヨ焼そば」の名前で3度目の復活。2017年5月29日には “わさびマヨU.F.O.” シリーズ初の大盛かつU.F.O.史上最大量の25.9（じごく）グラムわさびマヨネーズを実装した「日清焼そばU.F.O.ビッグ わさマヨ地獄」を発売しているのですが、こいつに泣かされました（というか息ができなかった）。

通算4度目の復活となる2019年の今回は、シリーズ初となる「わさびふりかけ」をあわせ、 “Wのツーン” が旨い “濃い濃い” わさび味に仕上がっているとのこと。激辛カップ麺は得意でも激ツン系カップ麺にはめっぽう弱い私なので、超ビビってます（もちろん悶える前提覚悟で実食に挑みます）。

明星食品

チャルメラ×青森スタミナ源たれ にんにく甘旨醤油ラーメン / にんにく醤油まぜそば

ご当地調味料にスポットを当てた新しいコンセプト「チャルメラ×ご当地調味料」シリーズ第2弾! 夏のバーベキューなど、焼肉のタレの需要が高まってくる季節に合わせ、青森を代表する調味料製造専門企業「KNK」こと上北農産加工（かみきたのうさんかこう）の看板商品「スタミナ源たれ」と「チャルメラ」がタイアップしました。

出典：明星食品「明星 チャルメラどんぶり 青森スタミナ源たれ にんにく甘旨醤油ラーメン」「明星 チャルメラ 青森スタミナ源たれ にんにく醤油まぜそば」（6月17日発売）

「スタミナ源たれ」は全国で販売されているため、スーパーで見かけたことがある方も多いかと思いますが、りんごやニンニク、生姜、玉葱などが効いた甘辛い味付けが特徴。片や汁ありの「チャルメラどんぶり 青森スタミナ源たれ にんにく甘旨醤油ラーメン」、片や汁なしの「チャルメラ 青森スタミナ源たれ にんにく醤油まぜそば」と製品スタイルの明白な差別化を図り、青森県民の愛してやまない味わいが再現されます。

なんとなくパッケージと商品名から味の想像ついちゃいますけど、第1弾は2019年1月14日に発売された「チャルメラどんぶり 新潟かんずり 旨辛みそラーメン」と「チャルメラどんぶり 大分柚子胡椒 鶏白湯ラーメン」だったので、今のところ規則性はなく、味のジャンルも地域もバラバラ。「スタミナ源タレ」は生野菜を使っているのも特徴ですが、税別193円でどこまで再現できているのかに注目ですね。

東洋水産

マルちゃん正麺 カップ 油そば

東洋水産が誇る軒並みハイクオリティなブランド「マルちゃん正麺カップ」から早くも “湯切りタイプ第2弾” が登場! 2019年4月1日に発売されたシリーズ初の汁なしカップ麺「マルちゃん正麺 カップ 焼そば」「マルちゃん正麺 カップ 汁なし担々麺」に続く新商品で、やはり王道の「油そば」がリリースされました。

出典：東洋水産「マルちゃん正麺 カップ 油そば」新発売のお知らせ

商品パッケージのテーマカラーは汁ありタイプの「旨こく豚骨醤油」と同じ紫色だったので、もしや「旨こく豚骨醤油」ベースの汁なし版かと思ったんですけど、サブタイトルは「～旨コク醤油だれ “焼豚（チャーシュー）風味仕立て” ～」とのこと。動物系はポークとチキンをベースにしているようで、甘めの醤油味に仕上がっているそうです。

実は「マルちゃん正麺 カップ 焼そば」をレビューした際、記事の最後に “次回作の予定についてはノーコメントでしたが、流れ的に市場が拡大しているカップ油そば部門への参入‥‥つまり「マルちゃん正麺 カップ 油そば」あたりの殴り込みが予想されるので——” などと商品名までドンピシャで言い当てちゃったので、ちょっと自己満足に浸りつつw それはさておきシリーズ初の油そば、本格的な内容に期待できそうですね。

エースコック

タテロング THE和 すだちを利かせたおろし風そば

通な大人のために開発されたエースコックのタテロング和風シリーズ「THE 和」に夏向けの爽やかな新商品が登場! シリーズ第4弾となる今回の新商品「すだちを利かせたおろし風そば」は、暑くなる季節にぴったりの「おろし風そば」をイメージした一杯で、清涼感のある美味しさが特徴とのこと。

出典：エースコック「タテロング THE和 すだちを利かせたおろし風そば」2019/6/17 新発売PDF

2018年4月23日に発売されたシリーズ第1弾「タテロング THE 和 わさびを利かせたおろし風そば」を皮切りに、第2弾「タテロング THE 和 柚子七味香る 鴨だし南蛮そば」を2018年10月29日にリリース。そして2019年3月11日に「THE 和 わさびを利かせたおろし風そば」が再販されましたが、デビュー作の強烈な激ツンわさび蕎麦よりも穏やかでした。

また2019年4月15日に「揚げなすのおろし風そば」というセブン限定の派生PBカップ麺もリリースされていましたが、「THE和」シリーズとしては第4弾となる今回は初の「すだち」がテーマで、 “徳島県産すだち” を使用。かつ同シリーズで定番となっている “大根おろし風パウダー” を使用かつ初の千切りネギも添えてあるので、夏に嬉しい清涼感が得られるかに注目です。

EDGE×わかめラーメン / EDGE×ワンタンメン

話題沸騰のEDGEコラボに帰ってきた「わかめラーメン3.5倍」と初の「こぶたなると6.0倍ワンタンメン」新登場! 2018年6月11日、エースコックの看板商品「わかめラーメン」の35周年を記念して「EDGE×わかめラーメン ごま・しょうゆ 35周年なのでわかめ3.5倍」というワカメ3.5倍の新商品がリリースされていたのですが、今回それが復活。

出典：エースコック「EDGE×わかめラーメン」「EDGE×ワンタンメン」2019/6/17 新発売PDF

当時の同時発売品「ごま・みそ」はリリースされませんでしたが、そのかわり2019年で発売60周年を迎えるワンタンメンの「こぶた」を祝し、こぶたなると6.0倍（「ワンタンメンどんぶり タンメン味」2018年10月発売品対比）の「ワンタンメン」が開発されました。パッケージには「こぶた何匹いました?」って、ちょっと怖いですね大量に集まると‥w

どうせならワンタンを6倍にしてほしかったところではあるものの、それはさておき「EDGE×わかめラーメン ごま・しょうゆ 帰ってきたわかめ3.5倍」はスーパーカップサイズでも麺量60g（通常は90gが平均）とワカメのボリュームを重視、「こぶたなると6.0倍ワンタンメン」も定番のタンメン味ということで味は大丈夫そうですが、こぶたなると6倍‥‥30匹くらいでしょうか。いったい何匹いるのか想像つかないので、定番品と比較コースですね。

寿がきや食品

中華そば國松監修 シビレMAX

「広島汁なし担担麺」ブームの火付け役とも言われている「中華そば國松（くにまつ）」の人気メニュー「激辛新味 KUNIMAX（クニマックス）」をアレンジして再現! 通常メニューと比較してネギMAX、ひき肉MAX、シビレMAXの激辛メニュー「KUNIMAX」が「中華そば國松」監修のもと寿がきや食品のカップ麺にアレンジされました。

出典：寿がきや食品「中華そば國松監修 シビレMAX」

どうやらネギMAX・ひき肉MAXは意識されていないようですが、「シビレMAX」ということで刺激に特化した新商品。担担麺で定番の花椒（中国山椒）だけでなく、爽やかな「ぶどう山椒」をブレンドし、醤油ダレには「五香辣油」も使用とのこと。あまり聞きなれない辣油ですが、読んで字のごとく「五香粉（ウーシャンフェン）」と「辣油（ラーユ）」をブレンドしたイメージですね。

通常、担担麺といえば芝麻醤（ねりごま）を使用するのが一般的ですが、「國松」の「KUNIMAX」は芝麻醤を使用しないのも特徴。「麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん」をはじめ寿がきや食品は刺激的なカップ麺に強く、けれども具材の量が寂しい傾向にあるのですが、今回も具材は味付大豆ミートとネギのみ——ただ、麺はノンフライ麺ですし、強烈なシビレと五香辣油の個性に注目です。

ヤマダイ

ニュータッチ 凄麺 澄んだスープの豚骨ラーメン

豚骨なのに透明!? 豚骨の原点に立ち返ったヤマダイ初の清湯（チンタン）系とんこつラーメン新登場! とんこつラーメンといえば濁りが出るまで豚の骨を炊き出した白湯（パイタン）系のスープがベーシックな現代ですが、今回の新商品は濁りを出さないよう丁寧に炊き出した清湯（淀みのないクリアなスープ）で展開。

出典：ヤマダイ「豚骨なのに透明なスープ『凄麺 澄んだスープの豚骨ラーメン』6月新発売!」

なにやら開発背景には話題になった “透明系の飲料” も関係しているようですが、もともと澄んでいた豚骨スープを “うっかり” 長時間炊き込んでしまったために生まれた偶然の産物が現在主流となっている白濁系の豚骨スープ。そんなルーツを遡って再現したのが「澄んだスープの豚骨ラーメン」で、ニュータッチことヤマダイ初の試みとのこと。

つまり鶏で例えるとスープの色が濁るまで鶏を炊き込んだ白湯スープが鶏白湯、そうではなく同じ原料でも濁りが出ないように炊き出した透明感のある鶏がらスープが清湯で、その豚骨バージョンが今回の新商品。麺は定番の「熟炊き博多とんこつ」（熱湯2分）と同じかと思いきや熱湯3分のノンフライ麺で、スープに使用されている北海道産の昆布が隠し味。

さらに生タイプの紅生姜を別添し、九州の「一番食品」と共同開発した “常識を覆す美味しさ!” とパッケージにも記載されているため、今ではリアル店舗でもカップ麺でも珍しくなった元祖とんこつ清湯（豚だし）の仕上がりに期待しましょう。

ローソン

明星 東京タンメン トナリ監修 辛激焼そば

ローソン限定「東京タンメン トナリ監修 辛激」シリーズの変わり種カップ焼そば「辛激焼タンメン」をブラッシュアップして再販売!「トナリ監修 辛激」シリーズ初の汁なしカップ麺として、2018年3月13日に「辛激焼タンメン（しんげきやきタンメン）」という数量限定商品がリリースされていたのですが、今回そのバージョンアップ版。

出典：ローソン「明星食品 トナリ監修 辛激焼そば」

ローソン限定商品なので、発売日は2019年6月18日（火）となっているのですが、販売地域は全国、しかしながら数量に限りがあるため無くなり次第終了になる場合もあるとのこと。前回の「辛激焼タンメン」は、XO醤を彷彿とさせる乾物の旨味が特徴的で、通常商品のカップラーメン「辛激タンメン」を汁なしに落とし込んだような内容でした。

しかし、今回の「辛激焼そば」には前回別添されていなかった「特製マヨ」を入れ、さらに「ラーメン千里眼」とのタイアップ商品（辛辛辛辛辛）に使用していたハバネロ入りの辛い揚げ玉を彷彿とさせる「激辛揚玉」も採用している模様。これは完全に日清食品×セブンプレミアム「蒙古タンメン中本 辛旨焼そば」への挑戦状なので、食べ比べも検討します。

ファミリーマート

四川担担麺 阿吽 つゆ無し担担麺

東京・湯島の人気店「阿吽（あうん）」監修のファミリーマート限定つゆ無しカップ麺が復活! 今週は寿がきや食品からも「國松」とのタイアップ商品「シビレMAX」がリリースされますが、サッポロ一番ことサンヨー食品と担担麺の名店「阿吽」がコラボしたノンフライ製品も数量限定で発売予定と公式から発表がありました。

出典：ファミリーマート「四川担担麺 阿吽 つゆ無し担担麺」

「阿吽」とは、店内にJAZZが響き渡る大人の空間と9種類の生薬・香辛料から作られる自家製辣油、香りの強い実の外側だけを使った花椒、八丁味噌と調味料を練り上げたオリジナルの甜麺醤。さらに四川豆板醤と郫県豆板醤に調味料を加えて練り上げた自家製豆板醤など、こだわり抜いた担担麺で数多くの名店にも影響を与え続けています。

2019年4月23日にファミマ限定商品として発売された「175°DENO担担麺」の店主・DENOミツヒロ（出野光浩）氏の出身店でもあるのですが、2018年4月3日にも「阿吽 つゆ無し担担麺」をファミマ限定でリリースしているため、今回で2度目のタイアップ。前回は別添されていなかった辛さを調節できる特製スパイス付きで、ぜんぶ入れると辛さレベルは最大5辛とのこと。「阿吽」の汁無しは「國松」と方向性が違うため、比較してみるのも楽しそうです。

今週の展望

時期的に汁なしカップ麺の新商品が多くなり、昨年からの再販（リニューアル）も何点かありますが、純然たる新商品の中では寿がきや食品と國松のコラボ「中華そば國松監修 シビレMAX」が今週の注目したいカップ麺。そして東洋水産から満を持しての販売となった汁なしタイプ第2弾、「マルちゃん正麺 カップ 油そば」も見逃せません。

再販も含めるとローソン「トナリ監修 辛激焼そば」とファミマ「四川担担麺 阿吽 つゆ無し担担麺」も話題性が高く、エースコックの「EDGE」 やヤマダイの「凄麺 澄んだスープの豚骨ラーメン」も盛り上がりそうな予感。個人的には「國松」「トナリ」「阿吽」が楽しみなんですけど、密かにリニューアルしているPBカップ麺も睨みつつ新商品のレビューを優先しながらブログを更新しますので、ご参考いただけましたら幸いです。

発売が予定されているカップ麺のマル秘リスト公開

それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。中には検索しても出てこないメーカー非公開の未発表タイトルも混ざっているため、発売日が変動する、またはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいの軽い気持ちで話のネタにでもご活用ください。

前回のリストから新たに追加した未発表の新作では、来週6月24日に発売が予定されているコンビニ限定の「辛ラーメン」が楽しみで、まだ詳細は明かされていませんが、公式曰く “激○な辛ラーメン” とのこと。激辛か激痺か——たぶん激甘ではないと思いますけど、ツイッターで辛ラーメンの公式アカウントが新商品フライングゲットキャンぺーンを行なっていたので、もしかすると当選者からのツイートで詳細が割れるかもしれません。