どうも、taka :aです。
この記事では、2019年6月10日(月)〜11日(火)に新発売・リニューアルを予定している「カップ麺の新商品」をリストにし、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品を解説、今週の注目カップ麺を選定します。
カップラーメンや汁なしカップ麺(焼そば・油そば・まぜそば等)の新商品、最新情報や話題のニュースなどが気になる方は(こっそり公式未発表のタイトルも公開しているので)、お時間よろしければ最後までご覧ください。
今週の新商品 新作カップ麺リスト
▼日清食品
・カップヌードル イタリアントマト / 193円(全国)
・日清のどん兵衛 汁なし黒カレーうどん / 193円(全国)
▼明星食品
・明星 大砲ラーメン 赤とんこつ / 220円(全国)
▼東洋水産
・MARUCHAN QTTA 明太チーズ味 / 193円(全国)
・マルちゃん 縦型ビッグ 黒い豚カレーうどん / 220円(全国)
・マルちゃん 焼そばバゴォーン 塩バター風味 / 193円(東北・信越)
▼サンヨー食品
・サッポロ一番 火炎辛麺 赤神 神増し / 220円(全国)
▼エースコック
・一度は食べたい名店の味 伊吹監修の一杯 煮干しまぜソバ / 240円(全国)
▼まるか食品
・ピーヤング 激辛春雨END / 200円(ローソン先行)
※沖縄地域のローソンを除く(一般販売:2019年7月1日)
▼ヤマダイ
・ニュータッチ 大阪かす焼そば / 180円(全国)
新商品の解説と所感
日清食品
カップヌードル イタリアントマト
特別に作った別添のスパイスが味の決め手! 初夏に嬉しい爽やかな風味を意識した「カップヌードル」の新商品は、 バジルとガーリックが効いた「イタリアントマトチキン味」。トマトの旨みを引き立てるスパイス「バジル香る特製MIXハーブ」を別添ということで、もはや間違いなさそうな一杯です。
トマト味のカップヌードルといえば「チリトマトヌードル」ですが、今回その系譜にある姉妹品のような印象で、「カップヌードルBIG(大盛)」シリーズではなく通常サイズの新商品。具材は “味付鶏ミンチ、トマト、コーン、インゲン” と紹介されているため、たぶん味付鶏ミンチは白い謎肉、具材はオリジナルのチリトマトヌードルからキャベツを抜いたようなイメージですね。
そして「バジル香る特製MIXハーブ」には、なんと5種類のハーブ(バジル、オレガノ、マジョラム、タイム、セージ)をブレンドしているとのこと。いずれも「トマト」と相性のいいハーブばかりですし、別添パックだけでなくスープもバジルをガーリックを効かせたイタリア風——個人的にバジルとガーリックが大好きなので、かなり期待しています。冷静にレビューしなくてはw
日清のどん兵衛 汁なし黒カレーうどん
新たなカレージャンルとして定着しつつある “黒カレー” を「どん兵衛」流にアレンジ! なにやら巷では「黒カレー」なる新ジャンルのカレーが流行っているらしく、それは炒めて煮込んだ玉ねぎを効かせた甘みとコクが特徴のカレーだそうで、近年ではカレー専門店のみならず、さまざまな商品が発売されているとのこと。
黒いカレーといえば「金沢カレー」だけど、また別の食べ物なのだろうか――などと思いつつ、どんな目新しいカレーなのかと思って調べてみたところ、5年ほど前(2013年〜2014年ごろ)に軽くブームになった「ブラックカレー」の汁なしどん兵衛アレンジ版みたいですね。その当時けっこうレトルトカレーとか出てましたけど、リバイバルでしょうか。
「ブラックカレー 」は日本で初めて “クリームコロッケ” を考案したお店でもある1889年(明治22年)創業「東洋軒」(旧:今福)発祥の黒いカレーで、千切りキャベツ入りの金沢カレーとも富山ブラックラーメンよろしく黒醤油&黒胡椒の効いたカレーとも違う、攻撃的な見た目とは裏腹な優しいカレー。どん兵衛の変わり種なので、ちょっと味付けが甘すぎないかが心配ですけど、手間暇かけた玉ねぎ自然な甘味に期待ですね。
明星食品
明星 大砲ラーメン 赤とんこつ
1953年(昭和28年)創業の老舗ラーメン店が監修した再現カップラーメン再販! 九州・久留米の名店「大砲ラーメン(たいほうラーメン)」2代目店主・香月均史さん監修の手軽なタテ型カップ麺で、若者が多く集まる「大砲ラーメン 天神店」と「KITTE博多店」で提供されている「呼び戻りレッド」が再現されました。
相撲の決まり手にもある「呼び戻し(仏壇返し)」ですが、ラーメン業界での「呼び戻し」は九州・久留米で定番となっている “スープの取り方” で、「取り切りスープ」(その日のうちに使い切る)の対極にある伝統的な継ぎ足し式。単純に前日のスープに継ぎ足すのではなく、長年にわたり受け継がれてきたスープのタネを守り続けているスープを意味します。
そのスープを「呼び戻し」と名付けたのが「大砲ラーメン」の店主なんですけど、「呼び戻しレッド」は「KITTE博多店」が開業1周年を迎えた “1周年祭限定メニュー” として開発され、2017年9月25日にも同じ再現カップ麺を明星食品が発売していました。正直、2017年版の再現カップ麺は上出来と言えなかったので、ブラッシュアップに期待しています。
東洋水産
MARUCHAN QTTA 明太チーズ味
「MARUCHAN QTTA(マルちゃん クッタ)」から待望の「明太チーズ味」が登場! 明太子 with チーズといえば、グラタンやピザ、じゃがバター、オムレツ、サンドイッチ、おにぎり、春巻き、はんぺん——と、挙げだしたらキリのない定番の組み合わせで、居酒屋でも家庭でも絶大な人気を誇っているのは言うまでもありません。
以前、明星食品が2016年6月12日に「明星 一平ちゃん夜店の焼そば 明太チーズ味」という汁なしカップ麺をリリース、またポッカサッポロが「じっくりコトコト こんがりパン 明太子チーズポタージュ」というカップスープを発売していますが、明太子×チーズの「カップラーメン」はレア度けっこう高めの組み合わせ。
「明太チーズ」といえば “とろけるチーズ” の濃厚感と対比を描く “明太子(辛子めんたいこ)” のピリッとしたアクセントが魅力となっている組み合わせですが、今回の「MARUCHAN QTTA 明太チーズ味」にはチーズ風味のスープにチーズ加工品も使用しているとのこと。のびるチーズには期待できないかもしれませんが、チーズの濃度と明太子のピリ辛や粒感に注目ですね。
マルちゃん 縦型ビッグ 黒い豚カレーうどん
「赤いきつねうどん」「緑色のたぬき天そば」をはじめとする “和風どんぶりカップ麺 ”(色分けシリーズ)の「黒い豚カレーうどん」が縦型ビッグで新登場!「黒い豚カレー」といえば言わずと知れた東洋水産(マルちゃん)の定番商品ですが、それを大盛りサイズの縦型カップでアレンジしたのが今回の新商品。
東洋水産のニュースリリースに記載されている販売ルートはCVS(コンビニエンスストア)、量販店、一般小売店他となっているため、特定の販売店でしか売ってないわけではないのですが、縦型ビッグ系のカップ麺は基本的に “スーパーマーケットよりもコンビニ向けのスポット商品を意識して” 開発されています。
東洋水産のニュースリリースを見る限りオリジナルの本家「黒い豚カレーうどん」(どんぶり型)を踏襲しているようですが、コンビニ向けのカップ麺は濃いめの味付けが求められているので、けっこう濃度は違うかもしれません。たしか6年くらい前、某ビジネスホテルにあった “東洋水産の自動販売機” でタテ型の「黒い豚カレーうどん」が販売されていたんですけど、それを思い出しました(自販機の「黒い豚カレーうどん」はレギュラーサイズだったんですけどね)。
マルちゃん 焼そばバゴォーン 塩バター風味
東北・信越地区限定のブランド「焼そばBAGOOOON(バゴォーン)」シリーズから「まろうま」がテーマの新作登場! 今回も例に漏れず東北・信越地区限定発売となっているため、通販サイトでも利用しない限りエリア外の地域では入手困難かもしれませんが、ホッとうれしい「わかめスープ」付の塩バター風味カップ焼そばが発売されます。
かくいう私も兵庫県在住なので、「焼そばバゴォーン」は販売圏外になるのですが、初めて発売されたのは1979年(昭和54年)3月——その後、1981年(昭和56年)3月から中華スープが別添されるようになり、1985年(昭和60年)3月から三陸産わかめスープにリニューアル、2019年(平成31年)3月に発売40周年を迎えました。
もともとは全国展開していたブランドだったんですけど、全国的には営業力が弱く、その代替商品として開発されたのが定番「昔ながらのソース焼そば」。そして「焼そばバゴォーン」の営業力が強かった東北・信越エリアでのみ現在でも販売が続けられているのですが、今回の新作はセロリとバターの風味が特徴となっているとのこと。
タイミングよくコンビニの物産展キャンペーンなどが重なったら、もしかすると入手できるかもしれません。またミニストップで開催されませんかね、ご当地カップ麺フェア。
エースコック
一度は食べたい名店の味 伊吹監修の一杯 煮干しまぜソバ
「一度は食べたい名店の味」からシリーズ初となる汁なしカップ麺が登場! 誰もが「一度は食べたい」と思う行列必至の名店とコラボした “ご当店” 系のブランドで、東京・坂橋にある煮干しラーメンの名店「中華ソバ 伊吹」とのタイアップ商品になるのですが、エースコックと同シリーズでコラボするのは今回で3回目。
2017年4月17日に「一度は食べたい名店の味 伊吹監修の一杯 行列必至の中華ソバ」を発売、翌2018年5月7日に「一度は食べたい名店の味 伊吹監修の一杯 ニボニボ中華ソバ」を発売しているのですが、どちらもタテロング(タテ型ビッグ)タイプのカップラーメンで、お店のメニューを再現したものでした。
しかし、今回の商品パッケージでは「中華ソバ 伊吹」の三村店主が「まぜそば」を作っていますけど、「煮干しまぜソバ」は “お店のメニューにはない” カップ麺だけの限定メニューで、麺に絡むガツンとした煮干の旨みが癖になる一杯に仕上がっているとのこと。希望小売価格は税別240円と高めですが、PDFには “ガツンとくる煮干し” と味の特徴がアピールされているので、看板に嘘偽りなしのインパクトに期待しましょう。
まるか食品
ピーヤング 激辛春雨END
あの「ペヤング 激辛やきそばEND(激辛MAX END)」が春雨になって新登場! 2018年8月27日に発売され、SNSを中心にネット上でも盛り上がった「ペヤング 激辛やきそば」の約4倍辛い「激辛MAX END」ですが、なんの前触れもなく「ピーヤング」(春雨シリーズ)でアレンジ。おどろおどろしい商品パッケージのデザインも踏襲しているのですが、取って付けたような中央の “(やきそば)じゃないよ。” がシュールです。とてもw
出典:まるか食品「ペヤング 激辛春雨END」を下記日程にて順次発売いたします。6月10日:ローソン先行発売7月1日:一般発売
2019年7月1日からは一般販売も開始されるようですが、最初はコンビニのローソンにて先行販売。コンビニの棚に新商品が並ぶのは基本的に火曜日〜水曜日になるため、実質的な発売日は2019年6月11日(火)以降になります。焼そばタイプの「激辛MAX END」は2019年6月現在もドンキホーテなどで販売中ですし、先日の価格改定でも対象商品になっていましたけど、通年商品に格上げされたのでしょうか。
「ペヤング 激辛やきそばEND(激辛MAX END)」はメーカー希望小売価格193円(税別)、新商品の春雨バージョン「ピーヤング 激辛春雨」は205円(税別)と値段がアップしているのですが、ソースの原材料名は “まったく同じ並びとなっている” ので、もしかすると味や辛さレベルは同じかもしれません。けれども麺が油揚げ麺からクリアな春雨に変わった場合、体感的な辛さレベルも変わるはずなので、違いに注目してみましょう。
ヤマダイ
ニュータッチ 大阪かす焼そば
大阪に本部を構える「かすうどん」の人気チェーン店「かすや(加寿屋 / KASUYA)」監修のもと焼そばタイプの汁なしカップ麺を新開発! 2019年1月14日(月)に大盛カップ麺シリーズのニューフェイス(定番商品)として登場した「ニュータッチ 大盛大阪かすうどん」ですが、そのカップ焼そばタイプに該当するのが今回の変わり種で、価格改定後の希望小売価格も税別180円と良心的。
「ニュータッチ 大盛大阪かすうどん」には実際の店舗でも使用されているKASUYAの「油かす」を砕いた揚げ玉がトッピングされていたのですが、今回の「大阪かす焼そば」にも同様に「かす入り揚げ玉」が入っている模様(※「油かす」とは、時間をかけて牛の腸を油で揚げたもので、大阪・南河内地方では昔から親しまれている食品です)。
さらに「株式会社大黒」の大阪名物「粉もんソース」を使用し、焦がしたソースの風味で臨場感を表現。また牛風味のオイルを加えた甘辛いテイストに仕上がっているらしく、パッケージには通天閣(つうてんかく)のイメージ写真をあしらうなど、まさに大阪を詰め込んだ個性的な内容に期待できそうです。ちなみに大黒屋の串かつソースを使用した「なにわ串かつソース焼そば」という定番商品があるんですけど、まったくの無関係ではなさそうですね。
今週の展望
先週の新商品&リニューアルラッシュと比較して、あまり新商品の数が多いとは言えませんが、なんといっても今週注目のカップ麺は「激辛MAX END」の春雨バージョン「ピーヤング 激辛春雨END」、そしてシリーズ初となる「一度は食べたい名店の味 伊吹監修の一杯 煮干しまぜソバ」も注目したい新商品。
他にも「カップヌードル イタリアントマト」や黒カレーをアレンジした「日清のどん兵衛 汁なし黒カレーうどん」、約2年前からのリベンジに期待したい「明星 大砲ラーメン 赤とんこつ」に待望の「MARUCHAN QTTA 明太チーズ味」など、なかなか粒揃いの顔ぶれですね。先週の取り零し分もありますし、それも睨みつつ新商品のレビューを優先しながらブログを更新しますので、ご参考いただけましたら幸いです。
※まだサンヨー食品から公式のアナウンスはありませんが、「サッポロ一番 火炎辛麺 赤神 神増し」も今週の新商品で、北九州・小倉の味噌ラーメン専門店「火炎辛麺 赤神(かえんからめん あかがみ)」の味を再現したタテ型ビッグの辛いカップ麺です。辛さと痺れのレベルを5段階中3番目に辛い「神増し」に設定しているとのことで、これも「ピーヤング 激辛春雨END」に次ぐ今週の注目商品ですね(2019年6月9日 19:00 追記・リスト訂正)。
発売が予定されているカップ麺のマル秘リスト公開
それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。中には検索しても出てこないメーカー非公開の未発表タイトルも混ざっているため、発売日が変動する、またはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいの軽い気持ちで話のネタにでもご活用ください。
前回のリストから新たに追加した未発表の新作では、2019年07月29日発売予定のエースコック「スーパーカップ1.5倍 ほぼ透明な!?スパイスカレーラーメン クリアテイスト」と2019年07月22日再販予定の「MEGAゴマ 担担麺」が楽しみ。中には手元にある商品もありますが、来週・再来週は武者震いするような新商品ラッシュが待ち構えています(2019年6月16日追記:同年6月第3週の新商品は、「週報:新作カップ麺リスト 2019年6月第3週」をご覧ください)。
・日清焼そばU.F.O. 神味マキシマム 背脂ニンニクチーズ
・チキンラーメン かまたま
・明星 一平ちゃん夜店の焼そば カラムーチョホットチリ味
・マルちゃん 赤いきつね焼うどん
・マルちゃん 赤いきつね焼うどん でか盛
・マルちゃん 黒い豚カレー焼そば
・サッポロ一番 塩らーめん 濃厚鶏白湯仕立て
・サッポロ一番 塩カルビ味焼そば Wわさび風
・スーパーカップ1.5倍 スーパーペパペパペッパーコショウ塩そば
・ニュータッチ 元祖キムチラーメン
2019年07月01日
・サッポロ一番 キング軒 広島式汁なし担担麺
・サッポロ一番 カップスター あさりだし塩らーめん
・オキコラーメンBIG チキン味
2019年07月08日
・明星 一平ちゃん夜店の焼そば 大盛 辛辛辛カラムーチョ味
・スーパーカップMIX 豚骨しょうゆラーメン MAXふりかけ仕上げ
・スーパーカップMIX スパイシー味噌 とんこつラーメン MAXふりかけ仕上げ
・サッポロ一番 青葉 中野本店 中華そば
2019年07月15日
・勝浦タンタンメン 油そば
・ふじっ子 塩昆布使用 塩焼そば
・ふじっ子 塩昆布使用 焼うどん
2019年07月16日
・サッポロ一番 創味シャンタン かに玉風醤油刀削風麺
・サッポロ一番 創味シャンタン 中華風野菜タンメン
2019年07月22日
・サッポロ一番 オタフク焼そばソース味 関西風焼そば
・MEGAゴマ 担担麺
2019年07月29日
・タテ型 飲み干す一杯 和歌山こってり中華そば
・タテ型 飲み干す一杯 名古屋台湾ラーメン
・タテ型 飲み干す一杯 佐野しょうゆラーメン
・スーパーカップ1.5倍 ほぼ透明な!?スパイスカレーラーメン クリアテイスト