週報：今週の新商品（2018年12月第2週）

どうも、taka :aです。

2018年12月10日（月）に新発売されるカップ麺をリストにして、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の解説を行ない、今週の注目カップ麺を選定しました。

カップ麺の新商品や最新情報、ニュースなどが気になる方は（こっそり未発表のタイトルも公開しているので）、お時間よろしければ最後までご覧ください。

今週の新作カップ麺情報

2018年12月10日発売のカップ麺

▼日清食品
・カップヌードル メープルスモークベーコン味 ビッグ 205円 | 全国
・日清麺職人 ふぐだし 180円 | 全国
・日清麺職人 鴨だし 180円 | 全国

▼東洋水産
・マルちゃん 味噌バター味ラーメン 205円 | 全国

▼エースコック
・一度は食べたい 名店の味 ど・みそ 特みそこってりらーめん 205円 | 全国

▼サンヨー食品
・サッポロ一番 ファイヤーホール4000 菰田欣也シェフ監修 四川汁なし担担麺 238円 | 全国
・サッポロ一番 かねふく明太あごだし味醤油ラーメン 180円 | 全国
・サッポロ一番 かねふく明太とんこつ味ラーメン 180円 | 全国

▼寿がきや食品
・辛口 小田原タンタン麺 238円 | 全国（沖縄除く）

解説と所感

日清食品

カップヌードル メープルスモークベーコン味 ビッグ

ウマすぎて教えたくない!? ほんのりとしたメープルの甘味にベーコンのスモーキーな風味と塩気を合わせたアメリカで人気の「メープルベーコン」をカップヌードルがアレンジしました。なるほど、今回のテーマはアメリカンな “甘塩っぱい系” というわけですね。メープルはカナダのイメージですけど（笑）

（出典：日清食品「ニュースリリース」）

私はメープルベーコンなる名前の食べ物がアメリカで流行っていることを今回のカップ麺で初めて知ったのですが、ベーコンにメープルシロップをあわせたことは何度もありますし、カナダでメープル味のベーコン（最初からメープル味のベーコン）も食べたことがあるので、奇抜どころか “合うだろうなー” と楽しみにしていました。

とりあえず「メープルベーコン」で検索してみたところ、「メープル・ベーコン・ドーナッツ」という食べ物がヒットしたのですが、それをイメージしているのかもしれません。パッケージにはアメリカを象徴する “自由の女神像” や “ゴールデン・ゲート・ブリッジ” が描かれ、ニュースリリースには “ポトフ風” の文字、そして「あとがけ特製メープルソース」が決め手らしいので‥やっぱり奇抜かもしれないw

日清麺職人 ふぐだし / 鴨だし

2015年8月3日（月）にブランドの発売15周年を記念して「日清麺職人 鴨だし」というカップ麺のリリースがあったんですけど、「ふぐだし」は初めてかもしれません。どうやら年末年始に合わせた新商品で、 “笑うカモ（門）にはフグ（福）来たる” だそうです。ちょっと強引だけどw 験担ぎですね。

（出典：日清食品「ニュースリリース」）

2015年に発売された麺職人の鴨だしは、「日清のどん兵衛 鴨だしそば」に匹敵する‥いや、それ以上に鴨を強烈に打ち出した鴨だしで、蕎麦のほうが合うかなぁ‥という思いが無きにしも非ずではあったものの、きちんとラーメンとして成立している名作でした。しかし、2017年8月から全粒粉入りのノンフライ麺にリニューアルしているので、また雰囲気は異なっているでしょう。（具材は「大豆鴨ミンチ」らしいですけど‥）

「日清麺職人 ふぐだし」は、ふぐのヒレを炙ったような芳ばしい香りが特徴となっているそうなので、早くも楽しみ。そもそもカップ麺に「ふぐ」という題材自体が珍しいのですが、以前に東洋水産が「マルちゃん ふぐだしうどん」というカップ麺をリリースしていました。しかし、ノンフライ麺で「ふぐ」は記憶にないので、けっこう期待しています。

東洋水産

マルちゃん 味噌バター味ラーメン

マルちゃんの秋冬定番! 東洋水産が毎年の秋・冬期間向けの商品として販売している「味噌バター味ラーメン」なのですが、ことしは冬の初めのリリースになりました。これまでに何度も発売されているので、食べたことがある、という方も多いのではないでしょうか。

（出典：東洋水産「ニュースリリース」）

このブログでは、 “エースコックのバター系は少し物足りない、東洋水産のバター系は安心感がある” というようなイメージで何度か記事を書いているのですが、東洋水産のバター系に抱いている安心感は今回の「味噌バター味ラーメン」によるものが大きかったんです。（すりごまを追加投入してアレンジしたらヤバかった）

おそらく今年も代わり映えしない味だと思いますが、それこそ裏切りにのない美味しさに繋がるわけですし、いわゆる鉄板ですよね。ただ、もしかすると麺が大幅に変わっているかもしれませんし、実際に食べて見ないことには “ぜったい” と言い切れないので、きっちりレビューします。タイトルにコーンの文字はありませんが、パッケージはコーンたっぷりですね。

エースコック

一度は食べたい 名店の味 ど・みそ 特みそこってりらーめん

エースコックの「一度は食べたい名店の味」シリーズと「ど・みそ」のコラボは何回目だ? なんて思うくらい恒例の顔に思えたのですが、どうやら4回目らしいです（エースコックのニュースリリースでは3回目となっていたのですが、4回目になると指摘していただいたので、2018/12/09 23:45に追記・修正しています）。最初のタイアップでは油揚げ麺・タテ型ビッグで再現、2回目のコラボでは「一度は食べたい名店の味 PREMIUM」というプレミアムタイプのノンフライ麺・どんぶり型でした。

（出典：エースコック「商品情報」）

今回はコラボ第1弾と同じ油揚げ麺・タテ型ビッグ容器で、タイトルは一貫して「特みそこってりらーめん」。しかし、まったくの再販というわけではないようで、2017年12月発売品の第1弾と比較して背脂を20％増量しているそうです。エースコックは背脂に強いメーカーなので、楽しみではあるんですけど‥

カップ麺の「特みそこってりらーめん」はガッツリみそ推しのスープが印象強く、かなりワイルドな豆味噌系の一杯なんです。そして第1弾のタテ型では “こってり” が目立っていなかったのですが、プレミアムタイプでは背脂たっぷりで “こってり” ばっちり。今回は初版から背脂20％増量なので、こってりの指標にも期待ですね。

サンヨー食品

サッポロ一番 ファイヤーホール4000 菰田欣也シェフ監修 四川汁なし担担麺

週報を執筆している2018年12月9日（日）現在、まだサンヨー食品の公式発表前になるのですが、営養薬膳師・菰田欣也氏が提案する新しいスタイルの火鍋専門店「ファイヤーホール4000」という五反田の四川火鍋×宜賓燃麺専門店が監修した大判どんぶり型のカップラーメンです。ただ、テーマは火鍋ではなく「四川汁なし担担麺」となっていますね。

お店は昼と夜で顔が違うようで、 “昼の部” は四川伝統の燃える麺「宜賓燃麺」（イービンランミェン）を始めとする麺専門店、 “夜の部” は「四川火鍋」専門店になるそうです。もしかすると、四川南部の宜賓ご当地グルメ「宜賓燃麺」を意識した汁なしカップ麺なのかもしれません。日本では名前が一般的ではないので、それに近いイメージの汁なし担担麺を冠したのかも?

いや、単純に汁なし担担麺の再現またはカップ麺だけのオリジナルメニューなのかもしれませんがw ファイヤーホール4000‥なんとも辛そうな屋号ですよね。お店の麺メニューは辛さが通常・中辛・激辛（極端だな）から選べるそうなので、営養薬膳師監修の本格感と辛さレベルに注目しています。特製ノンフライ幅広麺にも期待!

サッポロ一番 かねふく明太あごだし味醤油ラーメン / とんこつ味ラーメン

こちらも週報執筆中は公式未発表の新作カップ麺になるのですが、サンヨー食品×かねふく監修の定番コラボで、これまでに何度も販売されているレギュラーサイズどんぶり型の安いカップラーメンです。定価180円なので主な販路はスーパー、価格も98円から高くても127円前後が相場になるでしょう。

正直そんなに期待していません（苦笑）「とんこつ味ラーメン」はこれまでにも何度かリリースされているのですが、まずいわけじゃないけれど、まぁふつーというか、そんなに感動的な製品ではありませんでした。あ、でも実際に「かねふく」の明太子を使用した具材の明太そぼろはなかなかです。今年は見返してくれるのか、それとも “やっぱりふつうにおいしい” なのか‥

一方、「あごだし味醤油ラーメン」は今までに記憶のないフレーバーで、これまで相方は「明太塩バター味ラーメン」や「明太ゆず胡椒味ラーメン」などの塩ラーメンが主流となっていたのですが、あごだし醤油味と少し新鮮味を感じるテーマ。はたして明太子との相性が想像できないんですけど、「明太とんこつ味」は “九州産豚骨” 100％使用、「あごだし味醤油」は “九州産焼きあご” 使用とパッケージにあるので、今年は一味違うのかもしれません。

寿がきや食品

辛口 小田原タンタン麺

寿がきや食品の定番商品として、「全国麺めぐり」シリーズの中に「小田原タンタン麺」というカップ麺があり、週報を書いている今もAmazonで通常版が取り扱われているのですが、寿がきや食品のホームページにある商品情報（即席めん：ノンフライめん一覧）からは削除されていたので、もしかすると辛口にリニューアルという意味なのかもしれません。とろみの強いタンタン麺で、一般的な担担麺とは一線を画すスタイルなんですよね。

（出典：寿がきや食品「商品情報」）

まだ通年商品なのか期間限定の辛口なのか判断できませんが、神奈川県小田原市のご当地ラーメン「小田原タンタン麺」をカップ麺にアレンジ・再現した製品で、小田原タンタン麺の名店「中華四川」の常連客に人気の裏メニューだそうです。いいですね、裏メニュー。手放しに気分が高揚する単語です（笑）

しかも辛口! と意気込んでいたら、お店の辛さレベルで9段階中3番目に辛い「ダブルトリプル」を再現しているようなので、9段階中3番目なら中辛くらい? それとも裏メニューだから3番目でもヤバいのか‥ちなみに寿がきや食品の小田原タンタン麺は2015年6月22日に発売された初版以来の実食になるので（評価は伸び悩んだ‥）、辛口のアクセントにイメージの払拭を願っています。

今週の展望

先週は大量にカップ麺の新商品がリリースされましたが、今週は多くありませんし、今のところコンビニ新商品の公式アナウンスもありません。とりあえず今週の注目株はメープルベーコンの味を再現した “あとがけ特製メープルソース付き” の変わり種「カップヌードル メープルスモークベーコン味 ビッグ」、それとは対極的な繊細さと本格感で勝負してくれそうな “笑うカモ（角）にはフグ（福）来たる” の「日清麺職人 鴨だし」と「日清麺職人 ふぐだし」は美味しそうで楽しみ。

有名店再現部門からはエースコック「一度は食べたい 名店の味 ど・みそ 特みそこってりらーめん」、サンヨー食品「サッポロ一番 ファイヤーホール4000 菰田欣也シェフ監修 四川汁なし担担麺」、寿がきや食品「辛口 小田原タンタン麺」と三者三様の個性派揃い。 “辛い” と “担担麺” は共通のワードですが、サンヨー食品は硬派な四川担担麺、寿がきや食品は餡掛け風タンタン麺なので、まったくの別物です。

あとは安定して美味しそうな東洋水産「マルちゃん 味噌バター味ラーメン」、スーパーの味方とも言えるサンヨー食品「サッポロ一番 かねふく明太あごだし醤油ラーメン」と「サッポロ一番 かねふく明太とんこつ味ラーメン」すべて記事にしても週の中頃にはネタ切れしそうなので、アレンジやマイナー系、PB商品も折り込みつつ更新していく予定です。どうしても手に入らなかったカップ麺も無事に届けばレビューできそうなので（かなりレアかも‥?）、楽しみにしていてください。それでは、今週もよろしくお願いいたします。

発売が予定されているカップ麺のマル秘リスト公開

さて、現段階で私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。個人的に入手した情報だけでなく、情報提供者様による確かな筋からの情報も踏まえてリストを作成しているのですが、中には検索しても出てこない公式非公開の未発表タイトルも混ざっているため、発売日が変動する、またはリリースされない商品もあるかもしれません。なので、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいの軽い気持ちで話のネタにでもご活用いただければ幸いです。（ファミマ初の限定どリッチどん兵衛ぜんぶのせとペヤングのジンギスカンが楽しみw）