どうも、taka :aです。
本日の一杯は、サンヨー食品のカップ麺、「サッポロ一番 和ラー 三重 伊勢海老汁風」のアレンジと実食レビューです。
メーカー公認のカップ麺アレンジレシピ、「おにぎり雑炊」おすすめランキング(サンヨー食品調べ)トップ3すべて試してみました。
実際に食べてみた感想や調理のポイント、作り方などを紹介し、おにぎりとカップ麺のベストカップルを判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。
和ラー×おにぎり雑炊アレンジ 三重篇
前回、前々回の記事で「和ラー 博多 鶏の水炊き風」と「和ラー 北海道 かにすき風」の雑炊アレンジもレビューしているのですが、麺を食べ終わった後のスープに「おにぎり」を入れて食べると別々に食べるよりも美味しい! と、サンヨー食品の公式サイト内にあるブランド特設ページでも紹介されているアレンジレシピです。
「和ラー」とは、文字通り「和」に着目したブランドで、食を通じて日本の良さを再発見できる「和文化ラーメン」を目指し、各地域の風土に育まれた「ご当地料理」や「郷土料理」などをラーメンにアレンジしていく「新! 郷土料理ラーメン」がコンセプト。基本的に現行品は、3種類の味で展開されています。
2019年1月現在のレギュラー商品は、「博多 鶏の水炊き風(しお)」「三重 伊勢海老汁(みそ)」「北海道 かにすき風(しょうゆ)」の3品で、2018年10月15日(月)に「博多」と「三重」がリニューアル、「宮城 テールスープ風」が脱退して「北海道 かにすき風」が参戦、現在でシリーズ第5弾となりました。
「和ラー 三重 伊勢海老汁風」は、三重の郷土料理(漁師めし)「伊勢海老汁」をカップラーメンに落とし込んだ商品で、伊勢海老の濃厚な海老味噌の旨みが特徴とされています。三重県産伊勢海老使用ということでスープに使用している伊勢海老粉末が三重県産となっているのですが、海老殻の芳ばしさだけでなく、海老味噌(中腸腺)のコクまで楽しめるのがポイント。
和ラーの海老といえばシリーズ第1弾の「能登 海老汁風」が最強だと思っているのですが、それに匹敵する濃さではないものの、クオリティの高い麺を筆頭にタテ型レギュラーサイズのカップ麺としては上等のクオリティで、2017年10月2日(シリーズ第3弾)発売からリニューアルを繰り返して販売が継続されていることからも人気の高さがうかがえます。
同シリーズの「博多」と比較して具材は少し寂しげに見えるのですが(「博多」が充実し過ぎているのですが)、大きな海老風味団子は目立っていますね。それでは、メーカー調べによる「おにぎり食べ合わせ」の「おすすめランキング」を確認してみましょう。
おすすめランキングと製品情報の詳細
サンヨー食品が公開している「三重 伊勢海老汁風」に合うオススメおにぎりランキングでは、1位「梅おにぎり」、2位「エビマヨおにぎり」、3位「明太子おにぎり」となっています。「梅」と「明太子」は「博多」にもランクインしていたので(梅=2位、明太子=1位)、今回のアレンジでは2回目の登場になるのですが、「エビマヨ」は初めてですね。
今回の「おにぎり雑炊」アレンジではローソンの「おにぎり屋」を利用しているのですが、なっかなかエビマヨが売ってなくてw 4軒ハシゴするとは‥ローソンでもエビマヨおにぎりってメジャーですよね。と、それはさておき九州地域では商品仕様が異なるそうですが、ぷりぷり食感の海老を増量・サイズもUPし、気温の低下する時期に合わせてマヨネーズのコクを強め、濃厚な味付けとなっているそうです。
ただ、以前に「蒙古タンメン中本」の「辛旨おにぎり雑炊」でアレンジ12選に挑戦した際、エビマヨも使ってみたところ、そのまま食べたほうが美味しいなと‥w (参考記事「【後編】セブンプレミアム『蒙古タンメン中本 辛旨おにぎり雑炊』最強決定!? アレンジ12選」)。「伊勢海老」とエビのイメージはバッチリなんですけど、マヨネーズがどうなるかですね、マヨネーズ。
製品情報・購入価格
製品名:サッポロ一番 和ラー 三重 伊勢海老汁風 販売者:サンヨー食品 製造所:群馬県(製造所固有記号[A]) 内容量:72g(めん58g) 発売日:2018年10月15日(月)リニューアル JANコード:4901734032007 希望小売価格:180円(税抜) 発売地域:全国(全チャネル販売) |
麺の種類:油揚げ麺 スタイル:タテ型レギュラーサイズ 容器材質:紙 湯量目安:330ml 調理時間:熱湯4分 小袋構成:- |
原材料名とアレルギー表示
【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、でん粉、食塩、粉末卵、チキンエキス)、スープ(食塩、みそ、糖類、デキストリン、えびエキス、エビ調味粉末、ポークエキス、昆布エキス、酵母エキス、伊勢海老粉末、しょうゆ、香辛料)、かやく(キャベツ、魚肉練り製品、味付卵、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、かんすい、カラメル色素、クチナシ色素、レシチン、増粘剤(キサンタン)、香料、微粒二酸化ケイ素、酸化防止剤(ビタミンE)、酸味料、ベニコウジ色素、カロチン色素、(一部にえび・小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む) |
【アレルギー表示】えび・小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉 |
実食開始
今回のアレンジは麺を食べ終えてから残ったスープを使うので、ふつうにカップ麺を調理していただければ結構です。ただ、アレンジの前にスープを飲み過ぎないこと、それから熱湯3分の設定ですが、個人的にオススメしたいのは熱湯4分。麺の食感が自然になり、しっとり感が目立ちます(でもコシは大丈夫ばっちりキープ)。
さて、麺を食べ終えたらアレンジ開始。作り方は、「おにぎりを入れて」「しっかり混ぜる」だけ。雑炊の邪魔になるような具材もありませんし、ちょっと残しておくと食感のアクセントになりますね。ただ、スープの食塩相当量が3.1gと高めなので、そこが不安要素でしょうか。エビマヨは食塩相当量的に最も安心な組み合わせなんですけど‥‥うんw
それでは、アレンジ開始。まずは公式ランキング3位「明太子おにぎり」、次にランキング2位「エビマヨおにぎり」、そしてランキング1位「梅おにぎり」の順に解説し、具入おにぎりとスープの相性はいいのかどうか、どのように味が変化するのかに注目しつつ、最も美味しかった組み合わせを判定したいと思います。
1食(72g)当たり
カロリー:305kcal |
※参考値(調理直後に分別して分析) 熱量:305kcal(めん・かやく:253kcal)(スープ:52kcal) |
第3位 和ラー三重×明太子おにぎり
伊勢海老と明太子の風味が相まって、より深みのある味に! 明太子の辛みが味噌味のスープに合います。
(出典:サンヨー食品「製品情報」)
あまり期待していなかった、といえば聞こえが悪いかもしれませんし、実際そんなに爆発的な美味しさに進化するわけでもないのですが、ぜんぜん違和感もありません。明太子のピリッとしたピリ辛感と旨味が全体に行き渡るので、最大の魅力的であるエビミソっぽさは鳴りを潜めてしまうのですが、味の相性はいいですね。
ちょっと海老の肩身が狭くなっていることと、それなりに味は濃いめに仕上がるのですが、ベースの味噌と明太子が喧嘩することなく、意外と自然に同居していました。やはり海老のクセが弱くなる、というのが最大のネックではあるものの、ガラッと味の雰囲気を変えるという意味では2度おいしい組み合わせといえるかもしれません。
また、明太子以上に絶妙だと思ったのが海苔の風味で、これが海老の風味香る味噌スープと絶妙。味付け海苔だと原型をキープしてくるのですが、焼き海苔はスープと一体感があるので、しっかり混ぜて全体に馴染ませることをオススメします。海老の癖は鳴りを潜めても海老風味が完全に消えるわけではありませんし、けっこうアリですね。
第2位 和ラー三重×エビマヨおにぎり
マヨネーズと具の海老が、伊勢海老のスープに混ざり合い、エビマヨ風の味わいになります。
(出典:サンヨー食品「製品情報」)
さて、不安だったエビマヨです。エビマヨおにぎりを入れて “エビマヨ風の味になります” という、なんの捻りもないストレートすぎる製品説明が面白かったりのするのですが、スープの熱でマヨネーズが分離してしまうので、ちょっとこう、まず見た目がよろしくありません‥w で、別にエビマヨ風の味でもない。
ただ、前述した「蒙古タンメン中本 辛旨おにぎり雑炊」に使ったセブンイレブンのエビマヨおにぎりを食べた時にも驚いたんですけど、最近のコンビニおにぎりって大きな海老が入ってるんですね。なんかもっと包丁で叩きに叩いたようなイメージが強かったというか、それとは違うプリッとした大振りの海老は、さすが本物らしく食べ応えがありました。ちなみに個数は写真の大サイズが1尾、それより一回り小さな中サイズが2尾。
しかし、全体としては味噌マヨネーズ味といいますか、それこそ海老の繊細なニュアンスはマヨネーズにマスクされてしまうことと、分離したマヨネーズが常にスープの表面に浮いている状態なので、無理に入れなくてもいいかなぁ‥というのが正直な感想です。後半ちょっと海老が復活してたけど、結果としては可も無く不可も無しでしょうか。
第 1位 和ラー三重×梅おにぎり
伊勢海老の濃厚な旨みを残しながら、梅の酸味でさっぱり! 甲殻類が苦手な方にもおすすめです。
(出典:サンヨー食品「製品情報」)
さて、大本命のランキング1位「梅おにぎり」ですが、実は「博多」の組み合わせトップ3(サンヨー食品調べ)の中で最も美味しいと感じたのが梅おにぎりだったんです。甲殻類が苦手な方にもオススメということで、なるほど梅の清涼感で食べやすそうな雰囲気ですね。ただ、梅おにぎりに辿り着くまでは甲殻類バッチリなスープなんですけど‥w
もうね、この上なく「和」テイスト。海苔の香りと梅の清涼感が味噌ベースのスープと絶妙に共鳴していて、なるほどサンヨー食品おすすめ3選の中ではダントツで美味しいですね。もちろん味は濃くなるのですが、梅の酸味が強く主張してくるため、塩辛いというよりも純粋にパンチが楽しめます。
残念ながら海老の風味は吹っ飛んだら最後こちらに戻ってくることはないので、そのオリジナリティを活かすという点に於いては完全に目を瞑らなければいけないのですが、もう単純に美味しいですよ。塩、豚骨、魚介豚骨、醤油、味噌、鶏白湯‥あれ、もしかすると梅おにぎりって何味のカップ麺にもマッチするのかもしれない。
まとめ
明太子は違和感なく美味しかったものの、これといって記憶に残るほど感動的な味ではありませんし、エビマヨは経験上やはり案の定というか(これについては好みの問題もあるかもしれませんが)、しかしながら梅おにぎりイイですね。結果ほとんどの味付おにぎりを入れるとベースの魅力は損なわれてしまうように感じたのですが、それを凌駕する満足感が得られるのは梅おにぎりかもしれません。
で、やっぱり3周まわって「塩むすび」が最強かなぁ‥と思ったりもするのですが(しかも「三重 伊勢海老汁風」については塩むすびを入れると “甘さが増した” ように感じました)、ちょっと「梅おにぎり」のポテンシャルすごいかも。カップ麺に合う定番おにぎりは何!? ではなく、 “梅おにぎりに合う定番カップ麺は何!?” という企画もやってみたくなりました。というか、そのうちやります。