日清焼そばU.F.O.の炙り系「濃い濃いねぎ塩牛カルビ味焼そば」がギルティにウマい!! ただし例によって例の如く‥‥

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日清食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2023年2月27日(月)新発売、日清食品のカップ麺「日清焼そばU.F.O. 濃い濃いねぎ塩牛カルビ味焼そば」の実食レビューです。

カップヌードルしお(SiO)の大幅リニューアルに対抗!? 日清焼そばU.F.O.に “牛の旨みと葱油が香る、濃くてウマい” こってり塩やきそば新登場!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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日清焼そばU.F.O. 濃い濃いねぎ塩牛カルビ味焼そば

日清焼そばU.F.O.(にっしんやきそばユーフォー)とは、1976年(昭和51年)5月21日の発売以来、西日本エリアを中心に絶大な支持を集めてきたブランドで、日本のカップ焼きそば・油そばカテゴリーにおいて売上No.1* の実力を誇る絶対王者。他の追随を許さないマーケティングのセンスと濃い濃い濃厚ソースを武器に、不動の地位を築き上げました。

* インテージSRI+カップインスタント麺市場 焼そば+油そばカテゴリー 2022年1月〜12月「日清焼そばU.F.O.」ブランド累計販売金額(全国、全業態)

あの人気メニューを “UFO流” にアレンジ

今回の新商品「日清焼そばU.F.O. 濃い濃いねぎ塩牛カルビ味焼そば」は、いつもの濃い濃い濃厚ソースとは一線を画す「ねぎ塩牛カルビ」の味わいをイメージしたカップ焼きそばで、牛の旨みと葱油(ねぎあぶら)の風味を効かせた “ねぎ塩牛カルビだれ” が特徴とのこと。ええ、頼もしい限りでございます。

即席カップめん業界における塩焼そばのパイオニアは、1997年(平成9年)7月の発売以来、現在も東洋水産(マルちゃん)が販売を続けている「俺の塩」なので、日清食品が打ち立てた金字塔ではありません。しかし、日清焼そばU.F.O.における「しお」の歴史も意外と古く、2004年(平成16年)11月8日発売の「日清焼そば しおU.F.O.」まで遡り、当初は芳ばしい焼えびの香りを特徴としていました。

その約5ヶ月後、2005年4月4日に「日清焼そば しおU.F.O.大盛り」を発売したタイミングで “レモンの香り” を加えていたのですが、2006年7月31日のリニューアルを機に “スパイスの効いたネギ塩カルビ風の「旨しお」味” を特徴とする「日清焼そば 旨しおU.F.O.」に切り替わり、通常のソース味に続く第2弾の定番商品としての基盤を固めます。

出典:人気のしお味焼そばがU.F.O.ブランドで遂に登場!

以降は牛肉ではなく豚肉の旨みを軸に、炭火焼きの芳ばしさとガーリック、そしてネギの風味を加えたソースを一貫した特徴として定め、2012年(平成24年)2月20日に商品名を「日清焼そばU.F.O.塩カルビ焼そば」に改称。時代に合わせたマイナーチェンジを繰り返し、すっかりと市場にも定着していたのですが、2016年(平成28年)3月21日のリニューアルを最後にシレッと販売終了に——。

日清焼そばU.F.O.ブランド発売40周年(THANK U.4.0.th)を目前に、焼きそばソースの “極限” を追求した「やみつき濃厚エクストリームソース!」を新規に搭載するなど、かなり気合が入っていたのですが、ほんと急に消えちゃって‥‥涙。というわけで、久々の「塩カルビ」復活と相成ったのですが、従来と大きく異なる点は豚カルビではなく「牛カルビ」をイメージしているところ。

日清焼そばU.F.O.における「塩カルビ焼そば」といえば、けっこうオイリーかつ香りも強烈で、それが人を選ぶ要因になってはいたものの、同時に魅力的な個性でもありました。ちなみに「日清焼そばU.F.O. 濃い濃いねぎ塩牛カルビ味焼そば」の発売と同日、カプヌのSiO(しお)が “売れてない” ことを理由に「カップヌードル ねぎ塩」にリニューアルしているため、抱き合わせ的な狙いも感じる展開。

ぜったい示し合わせてますよね

「カップヌードル ねぎ塩」はレビュー済みで、それを食べたとき “かつての「日清焼そばU.F.O.塩カルビ焼そば」に通じる香りを感じた” ことから、まったくの無関係とはいえません。そんなこんなで「濃い濃いねぎ塩牛カルビ味焼そば」の仕上がりや如何に、ちょっと感慨深い気持ちになりながらの実食です。

開封

小袋は1つ

今回の小袋に別添されている小袋は、食べる直前に使う「液体だれ」1袋で、ふりかけの別添はありません。ちなみに “ふりかけの小袋を湯切りブタの上に貼り付けることになったのは、2016年3月21日のリニューアルから” なんですけど、それはさておき「液体だれ」に牛脂が入っているため、お湯を注いだらフタの上で温めてください。

ちょっと少なめ

麺は油で揚げたフライ麺で、いつもの「日清焼そばU.F.O.」に使われている中太ストレート麺と共通に思えるのですが、ひとつ注目しておきたいのが調理前の麺重量。通年販売している標準サイズの「日清焼そばU.F.O.」は100g、変わり種だと90g、大盛りだと130gが基準となっているのに対し、コスト調整の関係か今回は85gに減らされていました。

メーカー希望小売価格は214円(税別)なので、いつもの「日清焼そばU.F.O.」と同じ値段に設定されているのですが、2023年6月1日の出荷分から現時点で214円(税別)の製品は236円(税別)に値上げされます。また日清食品は自社約170品の即席めん製品を従来比10〜13%値上げすると発表済みなので、すこしずつ金銭感覚を調整しておいてください。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:日清焼そばU.F.O. 濃い濃いねぎ塩牛カルビ味焼そば
製造者:日清食品株式会社
製造所:関西工場(滋賀県栗東市下鈎21-1)
内容量:105g(85g)
商品コード:4902105278994(JAN)
発売日:2023年02月27日(月)
実食日:2023年03月04日(土)
発売地域:全国
取得店舗:スーパー
小売価格:214円(税別)
購入価格:138円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:皿型・標準サイズ
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:460ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:1袋(液体だれ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、香辛料)、たれ(牛脂、しょうゆ、たん白加水分解物、ビーフエキス、糖類、食塩、香辛料、ビーフ調味料、植物油脂、ねぎ調味油、醸造酢、香味油、オニオンエキス)、かやく(キャベツ、大豆たん白加工品)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、乳化剤、炭酸Ca、かんすい、酒精、グリセリン、カラメル色素、増粘剤(キサンタンガム)、香辛料抽出物、酸化防止剤(ビタミンE)、炭酸Mg、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・牛肉・ごま・大豆・豚肉を含む)

実食開始

あいかわらず少ない

かやくは最初から容器の中に入っている状態で、いつもの「日清焼そばU.F.O.」には大切りキャベツと本物の豚肉を搭載していますが、今回のキャベツは小振りかつ量が多いともいえず、豚肉に見えるチップ状の具材は大豆たん白加工品。つまり、本物の豚肉ではありません。U.F.O.の変わり種は基本的に具材がショボいので、想定内といえば想定内ではあるものの、牛カルビが入っていないのはマイナス点。

かやくはショボいけど香りは強烈

前述のように別添の小袋は “フタの上で温めてください” となっているため、内側の線まで熱湯を注ぎ、フタの上で「液体だれ」を温めながら待つこと3分。時間になったら「液体だれ」を加え、よく混ぜ合わせたら完成です。先に「カップヌードル ねぎ塩」で「日清焼そばU.F.O. 塩カルビ焼そば」に通じる香りを感じたと触れましたが、想像以上に牛脂が強く、雰囲気は別物。

具材こそショボいといわざるを得ない仕上がりですが、炭火で牛脂を加熱したかの如く芳ばしい湯気が印象的な調理直後。はたして具材のショボさを払拭できるのか、インパクトのある味わいと総合力の両立に注目しつつ「めん」「ソース」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(105g)あたり
カロリー:458kcal
たん白質:9.2g
脂  質:19.5g
炭水化物:61.4g
食塩相当量:5.5g
ビタミンB1:0.39mg
ビタミンB2:0.42mg
カルシウム:145mg
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

安心と信頼のU.F.O.クオリティ

5.0

しれっと終売した「日清焼そばU.F.O. 塩カルビ焼そば」にはコシのある細めの麺を使用していましたが、新作の「濃い濃いねぎ塩牛カルビ味焼そば」に使っているのは「日清焼そばU.F.O.」と同じサイズの中太ストレート麺で、シンプルな “小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、香辛料” という原材料の構成も完全に一致。

ソースの味さえ濃ければ万能かもしれない

そのため詳しい解説は不要かと思いますけど、添付調味料がソース味だと洗練されたソース焼きそばに、塩味だと塩焼きそばに、洋風だとパスタっぽい雰囲気を醸してくれる、汎用性に優れた質感でありながら、けっして芯から染まることはない洗練された自己主張の両立が魅力的。後述する「液体だれ」が “濃い濃い” の文字通り濃いめの味付けだったので、バランスも悪くありません。

2009年(平成21年)3月23日に実施されたリニューアルまでは縮れていましたが、日清のどん兵衛(天ぷらそば)で確立した「ぴんそば」の技術を応用して “生めん” のような見た目と食感を実現。その後も進化を続けながら「3層太ストレート麺製法」に到達し、現在に至ります。もうちょっと細めでも面白そうでしたけど、これ以上に細かったら「液体だれ」に埋没していたでしょう。

ソース

こってり濃い濃い

5.5

炭火焼きの香りと “こってり” した味わいに「日清焼そばU.F.O. 塩カルビ焼そば」の面影を感じるのですが、原材料名の最初が「牛脂」となっているように、その存在感は調理中から強烈で、かつてのエクストリームソースや「日清焼そばU.F.O.」の濃い濃い濃厚ソースにも負けないレベル。油そばレベルにギットギトなわけではないけれど、まぁまぁ胃にズッシリきますw

しかし、牛脂の存在感と炭火焼きの風味を全面に押し出しつつ、それを殺さない程度に後味を引き締めてくれる胡椒の効かせ方が絶妙で、こってりしながらも食べ飽きないバランス感。しょうゆを使用していますが、体感的には塩ダレで、牛脂と牛のコクを全面に押し出しながら、葱油とオニオンが複雑な味覚を演出し、ふと感じる醸造酢の酸味など、アグレッシブかつ芸が細かい味わいでした。

かやく

そんなに厳しいのかな‥‥

2.0

前述のようにキャベツは細切れで、SDGsだからキャベツの端材を使いました! みたいなコンセプトだったらプラスに評価できますけど、そういった理由でもないようですし、牛カルビ味なのに牛肉が入っていないのも寂しいポイント。日清食品の大豆たん白加工品はレベルが高いので、違和感なく食べられるとは思いますけど、もうちょい頑張ってほしかったです。

総評

4.0

麺は現在の水準的に平均よりも5g少ないのですが、安心と信頼のU.F.O.クオリティで、液体だれのインパクトも記憶に残るレベル。それだけに、もうちょっと具材も頑張ってほしかった‥‥と、すこし総評から差し引きましたが、個人的には余裕でリピートしたい感じだったので、焼肉風の味付けが好きな方はバシッとハマれるハズ。

コンビニでの税込価格は231円になりますが、スーパーやドラッグストアなど、取り扱っている店舗は多かったので、最寄りの販売店をチェックしてみてください。標準サイズのカップ焼きそば1食で満足できない方は、白ご飯の準備も忘れずに【author・taka :a(大石敬之)】

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