どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2018年10月15日(月)新発売のカップ麺、日清食品「日清焼そばU.F.O.湯切りなし 麻辣(マーラー)あんかけ風焼そば」の実食レビューです。
カップ焼そばカテゴリーでNo.1の売上を誇るロングセラーブランド「日清焼そばU.F.O.」の新作、「麻辣あんかけ風焼そば」を食べてみました。2018年のトレンド味覚として夏は特に盛り上がりを見せた「麻辣」味のカップ麺ですが、秋・冬になっても勢いは衰えません。
唐辛子の辛さは?花椒の痺れは?刺激の強さに注目しつつ、実際に食べてみた感想をもとに総合力を評価します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。
シリーズ第3弾! 麻辣あんかけ風
「日清焼そばU.F.O.湯切りなし」は、カップ焼そばでありながら調理時の湯切りが不要という画期的な発想からSNSやネットニュースを中心に話題となっているシリーズです。
このように湯切り口が赤いバツ印で塞いであるんですけど、外装フィルムを剥がしても湯切り口は存在しないので、ご安心ください。
初版の第1弾「あんかけ中華風やきそば」は、2018年8月27日「五目あんかけ風焼そば」にリニューアルされ、第2弾には唐辛子の刺激を意識した「大辛あんかけ風焼そば」がリリースされたのですが、今回の第3弾ではトレンドの「花椒」が新たに参戦しました。
「麻辣(マーラー)」とは、花椒のビリビリとした痺れ(麻味)と唐辛子のホットな辛さ(辣味)を合わせた刺激的なテイストのことで、麻婆豆腐や担担麺など、四川料理には欠かせない味覚です。今回は保温性の高い餡掛け風ですから、けっこうナイスな組み合わせですよね。しかしながら比較的に優等生なブランドなので、しっかり辛いのかどうか期待と不安が入り乱れている実食前の現在です。
時にブランド名「UFO」の由来は、「U:うまい」「F:太い」「O:大きい」の頭文字から取っていると公式のQ&Aでも解説されているのですが‥
パッケージには思いっきり「Unidentified Flying Object」(未確認飛行物体:エイリアンクラフトの略称)と書いてあるんですよねw まぁ最近は細麺の変わり種や四角いU.F.O.も出現しているので、もう好きに進んじゃってください。私、しっかり付いていきますので。
開封
小袋は2袋で、「粉末スープ」と「とろみの素」が入っているのですが、両方とも熱湯を注いでから4分後に投入します。とろみの素を入れてから粉末スープを入れると混ぜにくいので、麺をほぐしてから「粉末スープ」を入れてよく溶かし、それから「とろみの素」を入れて1分以上(私は2分以上)混ぜることを推奨しているのですが‥(あ、具材は最初から容器の中に入ってます)
フタの上に書かれている調理方法では、「とろみの素・粉末スープを同時に入れる」となっているんですよね。これについては少し納得できなかったので、いま手元にある製品2つの片方は小袋を “同時入れて調理” 、もう片方は “別々に入れて調理” の2パターン試して効率を比較してみます。
製品情報・購入価格
製品名:日清焼そばU.F.O.湯切りなし 麻辣あんかけ風焼そば 製造者:日清食品 内容量:113g(めん85g) 発売日:2018年10月15日(月) JANコード:4902105244524 希望小売価格:180円(税別) 発売地域:全国(全チャネル販売) |
麺の種類:油揚げ麺 容器材質:プラ(PS) 必要湯量:310ml 調理時間:熱湯3分 小袋構成:2袋(粉末スープ・とろみの素) |
原材料名とアレルギー表示
【原材料名】 油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、しょうゆ、香辛料)、スープ(糖類、豚脂、香味油、食塩、粉末みそ、香辛料、植物油脂、チキン調味料、粉末しょうゆ、ポーク調味料、酵母エキス)、かやく(味付肉そぼろ、チンゲン菜、赤唐辛子)/ 加工でん粉、増粘剤(加工でん粉、キサンタンガム)、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、炭酸Ca、酸味料、かんすい、香料、カロチノイド色素、セルロース、香辛料抽出物、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む) |
【アレルギー表示】 小麦・卵・乳成分・豚肉・鶏肉・大豆・ごま |
実食開始
まずはメーカーの指示通り、最初に2つの小袋を同時に入れてみたのですが、ちょっと混ぜにくいです。いや、もっと全体に満遍なくサラ〜ッ、トロ〜ッと入れたら違ったのかもしれませんが、急に粘性が強いところとシャバシャバなところが別々に多発するので、それが一体となって全体に丸みを帯びるまでに時間を要しました。とはいえ、ざっと2分前後でイイ感じになりますけどね。
もう一方は先に「粉末スープ」を溶かしておいて、それから「とろみの素」を加えてみたんですけど、およそ1分ほどで上記の “同時入れから2分かき混ぜ続けた状態と同じ粘性率” まで上げることができました。さらに混ぜ続けると粘度が増すので、先に粉末スープを溶かす方法をオススメします。
その際、とろみの素は写真のように集中投下するのではなく、均等に回し入れるとムラになりにくいです。調理方法にも書かれていますが、とろみの素は内部で成分が分離しているので、入れる前に揉みほぐしましょう。
はい、完成。お湯は内側の線ピッタリを狙うこと(お湯の入れすぎに注意)、それから “まぜるほどウマイ!” と書いてあるように、しっかり混ぜることが大切です。ただ、容器が浅くて内側もツルツルというスープが溢れやすい条件が揃っているので、勢い余って火傷しないように気を付けてください。(※経験者は語るというやつです)
それでは、実際に食べてみましょう。
1食(113g)当たり
カロリー:530kcal |
めん
しなやかでコシのある細めの麺。とろみのあるスープがしっかりと絡みます。
(日清食品「ニュースリリース」より引用)
ちょっと柔らかめの中細ストレート麺なんですけど、適度にプリッと歯切れがよく、しなやかでコシのある質感は食べ終わるまでキープされます。いきなりUFOの「F:太い」をガン無視してきましたが、縮れのない上品で洗練された面持ちは日清焼そばU.F.O.ならではの魅力ですよね。
細身の麺を採用しているからこそ粘度の高いスープが遺憾なく絡み、ちょっと柔らかめの食感も餡掛けのイメージに合っています。たぶん、麺に関しては現行の「五目あんかけ風焼そば」と同じだと思います。
スープ
とろみのあるあんかけ風スープ。花椒のしびれと唐辛子の辛さが特長です。
(日清食品「ニュースリリース」より引用)
「特徴」ではなく「特長」とアピールしているところに日清食品の自信を感じるのですが、実際は騒ぐほど辛くないです。もちろん刺激が皆無ではありませんし、花椒の痺れが苦手な方にはオススメできないレベルではありますが、たとえば同社の「日清のどん兵衛 焼うどん 担担花椒仕立て」と比較した場合、ぜんぜん花椒は弱いです。いや、担担焼うどんの花椒が一般的に見て非常識だったとも言えるのですが‥
とりあえず花椒の痺れに関しては常識の範囲内だったんですけど、花椒を知らない人でも “これが花椒なんだ” と分かるレベルではあります。しかし、麻辣の辣味(唐辛子の辛さ)に関しては、まったくもってピリ辛の枠を超えません。このカップ麺を手に取る方は、それなりの覚悟と期待値は抱いているはずなので、もうちょい気張ってほしかったです。
スープのベースは甘味が強く、味付けの調味料は粉末の和味噌がメイン。担担か麻婆かと言われたら麻婆寄りですが、本格四川料理の麻婆ではなく、日本人の好みに合わせた和味噌仕立ての麻婆豆腐の素‥いや、麻婆茄子の素(?)に花椒でアクセントを付けたような雰囲気です。間違いなく美味しい路線ですが、硬派な四川流の麻辣ではありませんでした。
かやく
肉ミンチ、チンゲンサイ、赤唐辛子。
(日清食品「ニュースリリース」より引用)
肉ミンチは疎らなサイズで食感も自然に挽肉らしく、がつんと味付けは濃いめ。そこまで大きくありませんが、取り立てて小さいわけでもありません。わざわざ拾って食べなくても餡掛け風のスープが麺と一緒に肉ミンチを運んでくれるので、その度にグッと力強いワイルドな旨味がスープを押し上げてくれます。
青梗菜もサイズは小さめだったんですけど、麺に絡みやすくするために “あえて” 細かくカットしているような印象を受けました。具沢山とは言えませんが、シャキシャキとした青梗菜の歯触りとワイルドな挽肉は麻辣味にピッタリで、それぞれ一体感を重視しているようなサイズが功を奏していたように思います。あ、でも唐辛子は飾り。
総評
★★★★☆☆☆☆☆☆(4+)
(標準は★3です)
単純に味だけでいえば★5でも差し支えないバランスのよさで、花椒の個性を立てつつも老舗の日清焼そばU.F.O.らしく万人が楽しめるランディングをキメてくれていましたが、「麻辣」の「辣」に関してはピリ辛ちょい上程度のアクセントに過ぎなかったので、もうちょい辣味も強めるか花椒特化型のインパクトを強調してもよかったんじゃないのかなと感じました。
もし定番商品として今後も通年販売されるのであれば★5と評価しますが、おそらく期間限定だと思うので、ちょっと厳し目に見ているかもしれません。しかし、味のバランスはよく餡掛け風の粘性率もバッチリだったので、麻辣の刺激にさえ過度な期待をしなければ良品です。
ピリ辛…いける!行けるのか?(☼ Д ☼) クワッッ!!!
Re:風の兄弟
あ、ごめんコレたぶんブラザー無理(笑)