どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。
本日の一杯は、日清食品のカップ麺「日清焼そばU.F.O.爆盛バーレル」を汁ありアレンジ(?)してみた感想です。
おいしい? まずい‥‥? 濃くて上手いから売上No.1「日清焼そばUFO」ブランド史上初となる最重量のバーレル版を “湯切りなしのソースラーメン風” にアレンジしてみた結果——。
日清焼そばU.F.O.爆盛バーレルをラーメン風に食べてみた
日清焼そばU.F.O.(にっしんやきそばユーフォー)とは、1976年(昭和51年)5月21日の発売以来、西日本エリアを中心に圧倒的な支持を得てきたブランドで、現在はカップ焼きそば・油そばカテゴリーにおいて売上No.1の実力を誇る絶対王者。ハイセンスなマーケティングと強烈な香りの “濃い濃い濃厚ソース” でトップの座に駆け上がり、必要不可欠な人気商品としてのポジションを確立しました。
そんな「日清焼そばU.F.O.」からブランド史上最重量となる “めん2玉” の「爆盛バーレル」が存在を露わにしたのは、発売46周年を過ぎた2022年11月29日(火)の話。当初は “九州エリアのセブン-イレブン店舗限定で試験的に販売された” ので、それ以外の販売チャネルには流通していなかったのですが、2023年3月6日(月)より販売エリアを中部(静岡を除く)、近畿、中国、四国、九州に拡大。
販売チャネルの縛りも解除されたので、コンビニでは「ファミリーマート」や「ローソン」「ミニストップ」での取り扱いも始まり、スーパーやドラッグストア、ディスカウントストアなど、CVS以外のチャネルも販売店の対象になりました。2023年3月15日現在、まだ中部以東での販売は未定となっているのですが、それだけにTwitterなどをはじめとするSNS上でも話題になっています。
私は関西在住なので、販売エリア拡大のタイミングでレビュー済み。ソースは通常の「日清焼そばU.F.O.」と同じ配合となっていたのですが、ほぐれやすさの向上を目的に、いつもの中太ストレート麺には使われていない “大豆食物繊維” が配合され、ふりかけも “焼そば専用あげ玉” に変わるなど、ただ単純にサイズアップした商品ではありませんでした。
というわけで、正しく調理した際の感想・レビューについては「日清焼そばU.F.O.の『爆盛バーレル』は単なる爆盛りサイズじゃない!? バーレル専用の “配合調整” で生じた変化とは‥‥」にて詳しく解説しているのですが、今回はタイトルにもあるように “カップ焼きそばを湯切りせずに調理したらどうなるのか(おいしいのか、まずいのか)” というのが本題。
メーカーは変わりますけど、2023年3月13日に『週プレNEWS』(集英社『週刊プレイボーイ』運営のニュースサイト)が公開した「湯切りなし」でもウマい!?「ペヤングソースやきそばの日」に試すプロのアレンジ3選! のレシピを監修したのは私・taka :a で、それを見たブログ読者の方から「湯切りなしって『日清焼そばU.F.O.』でもイケますか?」との問い合わせをいただいたんです。
結論からいうと「日清焼そばU.F.O.」の湯切りなし調理は “あり” で、千葉県船橋市を中心に提供されている「ソースラーメン」よろしくソース味のカップ焼きそばをラーメン風に食べるのって意外とイケるんですよ。ただ、ブログで詳しく紹介したことはなかったのと、そういえば「日清焼そばU.F.O.爆盛バーレル」の容器はラーメンにも適したバケツ型‥‥よし、やってみるか。
——と、思い立ったが吉日のノリで書き始めたのですが、通常の「日清焼そばU.F.O.」を汁ありアレンジした場合、ふりかけに入っている青のりと紅生姜のアクセントが重要で、しかしながら「日清焼そばU.F.O.爆盛バーレル」の別添は専用の揚げ玉に変わっているところが一つの懸念。青のりと紅生姜なら自分でも調達できますけど、あえて今回は「爆盛バーレル」の内容物だけで試してみます。
開封
セブン-イレブン限定の「東京拉麺 ペペロンチーノBIG」を “湯切りせずに” 食べてみたときは参考にしてもらえたけど、このページに需要はあるのだろうか‥‥などと不安になりながらw もしかすると絶品かもしれないじゃないですか。というわけで、やりますよ。
カップ焼きそばを汁ありアレンジする場合、どの製品にも共通する注意点があるのですが、その前に小袋を入れるタイミングについて。ぶっちゃけ好みの問題ではあるものの、添付調味料が粉末ソースの場合は熱湯を注ぐ前に入れると全体の一体感が高まり、液体の場合は食べる直前(麺を戻した後)に入れたほうが液体ソースならではのフレッシュな風味が楽しめるので、今回は後者を採用します。
キャベツなどの「かやく」が個包装になっていた場合、もちろん先に入れなければいけないのですが、今回の「日清焼そばU.F.O.爆盛バーレル」では気にしなくて大丈夫。でもって揚げ玉は‥‥うーん、どうしよう。通常通りに調理したとき、焼そば専用あげ玉が最後まで浮いてる感じだったので、先に入れちゃいましょうか(※ふりかけが別添されている製品は、食べる直前(添付調味料を馴染ませた後)に使うのがベストです)
製品詳細情報・購入価格等
製品名:日清焼そばU.F.O.爆盛バーレル 製造者:日清食品株式会社 製造所:関西工場(滋賀県栗東市下鈎21-1) 内容量:223g(めん180g) 商品コード:4902105267349(JAN) |
発売日:2023年03月06日(月) 発売地域:中部(静岡を除く)、近畿、中国、四国、九州 取得店舗:コンビニ(セブン-イレブン) 小売価格:278円(税別) 購入価格:300円(税込) |
麺の種類:油揚げ麺 スタイル:バーレル型 容器材質:プラ(PS) 湯量目安:860ml 調理時間:熱湯3分 小袋構成:2袋(ソース・焼そば専用あげ玉) |
原材料名とアレルギー表示
【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、大豆食物繊維、香辛料)、ソース(ソース調味料、糖類、植物油脂、還元水あめ、食塩、香辛料、香味調味料、ポーク調味料、ポーク調味油、たん白加水分解物、香味油)、かやく(キャベツ)、ふりかけ(揚げ玉)/ 加工でん粉、カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、かんすい、香料、酸味料、ベニコウジ色素、香辛料抽出物、酸化防止剤(ビタミンE)、乳化剤、炭酸Mg、ビタミンB2、リン酸塩(Na)、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・りんご・ゼラチンを含む) |
実食開始
先に “カップ焼きそばを汁ありアレンジする場合、どの製品にも共通する注意点がある” と触れたように、調理の際は熱湯の量が重要で、かならず “麺が浸かるギリギリを狙う” こと。湯切り前提のカップ麺はカップラーメンのスープよりも塩分が控えめなので、お湯を少なくしないと味が薄くなります。逆にカップラーメンを汁なしアレンジする場合は、添付調味料の使用量を2/3程度に抑えてください。
なんかこう、お世辞にも美しいと讃えられないようなビジュアルに仕上がっちゃってますけどw まず印象的だったのが揚げ玉の香り。もちろん調理後はソースの強烈な存在感に負けてしまうのですが、それでも湯切り調理のときには目立っていなかった紅生姜と揚げ玉ならではの芳ばしさが際立っていたので、やはり揚げ玉は先入れがベストかもしれません。
ちなみに以下の栄養成分表示は “湯切り調理後の数値” なので、油揚げ麺の戻し湯を捨てずに調理する場合は、各項目の数字は実際の表示以上であることを念頭に置いてください。さて、日清焼そばU.F.O.爆盛バーレルは汁ありでも問題なく食べられるのか、湯切り調理時との違いにも注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の感想を綴ります。
栄養成分表示:1食(223g)あたり |
カロリー:969kcal たん白質:15.2g 脂 質:36.2g 炭水化物:145.6g 食塩相当量:10.1g ビタミンB1:0.80mg ビタミンB2:1.12mg カルシウム:309mg |
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。 |
めん
爆盛りサイズは量的に後半けっこうキツい‥‥w
ほぐれやすくするための配合調整で追加された “大豆食物繊維” がプラスに作用したのか、湯切り調理の際には通常の「日清焼そばU.F.O.」よりも密度が高く、それこそフライパンで作るチルド商品の焼きそば的なベクトルに‥‥などと高く評価したのですが、湯切り調理だと後半にかけて(麺の温度低下に合わせて)コシが強くなるのに対し、その逆を行ってしまうのが湯切りなしのデメリット。
食べ始めは気にならなかったのですが、180g(90g×2)の爆盛りサイズなので、どうしても中盤から柔らかめになってきます。ちなみにカップラーメンの麺重量を例に挙げると、レギュラーサイズの縦型カップなら調理前の状態で55〜65g、縦型ビッグだと70〜80g、バケツ型だと90gが標準的なので、爆盛バーレルの麺重量はエースコックの「スーパーカップ1.5倍」2食分ということ。さすがに重かったw
標準サイズの「日清焼そばU.F.O.」(めん100g)は浅めの皿型容器を採用しているのに対し、バーレル型の容器は必然的にスープの量が多くなる、つまり保温性も高くなるので、完食するまでに時間を要しました。もっと耐えてくれると予想してたんですけど、湯切りなしアレンジにはレギュラーサイズのほうが適してますね。
スープ
日清焼そばU.F.O.のソースはスープにしてもウマい
ソースは「日清焼そばU.F.O.」に別添されている “濃い濃い濃厚ソース” と同じなので、爆盛バーレル専用の調整は施されていませんが、油揚げ麺ならではのコクが滲み出た戻し湯と調和し、ほどよく酸味を残しながらもマイルドなテイストに変化。脳天をガツンと貫くような濃さは薄まってしまいますけど、U.F.O.ソースの魅力が無駄に拡散するわけではありません。
なかでもフルーティさに関しては汁あり調理のほうが鮮明で、特有の濃さが和らぐからこそフロントに躍り出てくるような、それに合わせて余韻に感じる甘さが中毒性の高さを巧妙に演出。濃厚なソースの味わいも然る事乍ら、鉄板で豚脂を炒めたようなオイルも見どころ。お湯割りソースなんて気持ち悪い‥‥などと感じる方もいらっしゃるかとは思いますが、なんのこれしき美味しんですよ、マジで。
ペヤングとか、一平ちゃん夜店の焼そばとか、評判屋とか、やきそば弁当とか、焼そばバゴォーンとか、正麺カップとか、スーパーカップとか、スナオシとか、オタフクお好みソース味(サッポロ一番)とか、様々なソース味のカップ焼きそばが存在しますけど、その中で最もラーメンに向いているソースの配合は「日清焼そばU.F.O.」かもしれません。
かやく
かやくは先入れが正解
湯切り調理のときは “焼そば専用あげ玉が最後まで浮いてる感じだった” と前述しましたが、先入れしたのが功を奏し、紅生姜の風味が格段にアップ。とはいえ「ふりかけ」の乾燥紅生姜ほどではなかったことに加え、青のりのアクセントがないのも寂しい部分になりますけど、揚げ玉ならではのコクと風味がジャンクさの底上げに一役買っていました。
まとめ
というわけで、結論からいうと「ふりかけ」の有無も含めて レギュラーサイズの「日清焼そばU.F.O.」で試してほしい の一言に尽きるのですがw あくまでも敗因は麺の量が多すぎたこと。なので、めん2玉の「爆盛バーレル」をラーメンにアレンジしするのは ぶっちゃけオススメできません。
ただ、ソース味のカップ焼きそばをソースラーメンにアレンジして食べるのはマジでオススメしたいこと、加えて “揚げ玉とソースラーメンの相性が想像以上によかった” ことは、ぜひ持ち帰っていただきたいポイントです。とりあえず大盛り以上になると量的な問題が発生するため、まずは標準サイズのカップ焼きそばで試してみてください【author・taka :a(大石敬之)】