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【世界初】アリゴ風のカップ麺!? 日清焼そばU.F.O.大盛「じゃがチーズ焼そば」が衝撃すぎた件

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日清食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2024年6月17日(月)新発売、日清食品のカップ麺「日清焼そばU.F.O.大盛 じゃがチーズ焼そば」(298円+税)の実食レビューです。

別添のアリゴ風パウダーと熱湯だけで “ふわふわ濃厚マッシュポテト„ が作れちゃう!? 一世を風靡したフランスの郷土料理をUFO流にアレンジ!!

おいしい? まずい‥‥? 実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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日清焼そばU.F.O.大盛 じゃがチーズ焼そば

日清焼そばU.F.O.(にっしんやきそばユーフォー)とは、1976年(昭和51年)5月21日の発売以来、他の追随を許さないマーケティングセンスと、強烈な香りを特徴とする「濃い濃い濃厚ソース」で確固たるポジションを築き上げたブランドで、定番フレーバーはもちろん、変わり種でも “ぶっ濃い味„ を全面に押し出しているのですが‥‥

まさかのアリゴ風U.F.O.爆誕

今回の新商品「日清焼そばU.F.O.大盛 じゃがチーズ焼そば」は、ソースの濃さを全面に訴求したフレーバーではなく、前代未聞の「アリゴ風パウダー」を別添し “ふわふわ濃厚なマッシュポテトが作れちゃう„ アリゴの美味しさと焼きそばを組み合わせた斬新すぎる一杯。アリゴとは、乱暴に要約すると “のびるマッシュポテト„ なんですけど、もうちょい詳しく触れておきましょう。

アリゴ(L’Aligot)とは、フランス南部の山岳地帯に位置するオーブラック地方発祥の郷土料理で、適量のニンニクで香り付けしたジャガイモのピューレに、トム・フレッシュ(tome fraîche、ライオルが熟成する前のフレッシュなチーズ)や牛乳、バターを加え “糸が引き始めるまで丁寧に„ じっくりと加熱したもの。

日本における「アリゴ」といえば、2019年(平成31年)1月28日、料理研究家のリュウジさんがTwitter(現「X」)に投稿した「じゃがアリゴ」のレシピ(じゃがりこチーズ+雪印北海道100さけるチーズ+塩+熱湯150cc)が有名で、フランス大使館にも言及されるなど、盛大にバズったのですが、アリゴを即席カップめん業界に持ち込んだのは「日清焼そばU.F.O.」が初めて。

混ぜてみなさい!フラフラですぞ!

パッケージにデザインされている凛々しい男爵芋(じゃがいも男爵?)の名前が気になるところではございますが、それはさておき別添の「アリゴ風パウダー」でアリゴの再現を試みた日清食品。数年前から「ペヤング ソースやきそば」にポテトサラダをトッピングするアレンジレシピを推しまくっている筆者なんですけれども、今回は所謂(いわゆる)ソース味ではないようなので、その方向性も楽しみです。

開封

2種の小袋を別添

今回のカップ麺に別添されている小袋は、後入れ「液体ソース」と「アリゴ風パウダー」の合計2パックで、後者は専用のデザイン。アリゴ風パウダーは別途、マグカップ等の容器と約60ml(大さじ4)の熱湯を準備し、そちらで混ぜ合わせる必要があるため、やや手間ではあるけれど、麺を戻している間の暇潰しには誂え向き。

いつもの中太ストレート麺(たぶん)

麺は油で揚げたフライ麺で、いつもの「日清焼そばU.F.O.」と同じような雰囲気。ただ、いつもの「日清焼そばU.F.O.」に使用されている大切りキャベツと豚肉は入っていないため、トッピングらしいトッピング(?)は「アリゴ風パウダー」のみ。炭水化物on炭水化物な構図になりますけど、やきそばパンとかコロッケバーガー的なノリで解釈すれば大丈夫です(なにが)。

ちなみに内容量は1食あたり159g(めん120g)の大盛り使用ですが、メーカー希望小売価格は298円(税別)ということで、2024年6月現在の基準(レギュラーサイズ=236円+税、大盛りサイズ=271円+税)を超える値段。かなり企画が斬新なので、頭ごなしに高いとはいえないけれど、仕上がりにも其れ相応のインパクトが求められます。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:日清焼そばU.F.O.大盛 じゃがチーズ焼そば
製造者:日清食品株式会社
製造所:関西工場(滋賀県栗東市下鈎21-1)
内容量:159g(めん120g)
商品コード:4902105283554(JAN)
発売日:2024年06月17日(月)
実食日:2024年06月22日(土)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(ローソン)
小売価格:298円(税別)
購入価格:321円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:角型ビッグ
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:760ml(アリゴ風パウダー 約60ml)
調理時間:熱湯3分
小袋構成:2袋(液体ソース・アリゴ風パウダー)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、香辛料)、ソース(植物油脂、チーズフード、食塩、乳等を主要原料とする食品、糖類、香辛料、脱脂粉乳、ポークエキス、バターオイル、プロセスチーズ、ブイヨン)、添付調味料(ポテトパウダー、ポテトフレーク、乳化油脂、糖類、香辛料、植物油脂)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、酒精、かんすい、香料、カロチノイド色素、酸味料、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンE)、ベニコウジ色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

これがアリゴ風パウダー

さて、こちらが「アリゴ風パウダー」なんですけど、濃厚なポタージュ系のカップスープを想起させるビジュアル。熱湯が少ないとダマになりそうだし、多いと多いでベチャりそうなので、可能であればキチッと分量を守ってください。っていうか麺の戻し湯を使ったらサステナブルなんじゃね? などと思いつつ、そういった記載はなかったので、あらかじめ熱湯を注いだ容器に「アリゴ風パウダー」を投入し(※この順番が重要)

想像以上にシュールだなオイ

カップめん本体にも熱湯を注ぎ、フタの上で「液体ソース」を温めつつ、同時に「アリゴ風パウダー」を混ぜ混ぜしながら待つこと3分。時間になったら湯切り口から麺の戻し湯を捨て、温めておいた「液体ソース」を絡めた後、熱湯とアリゴ風パウダーをまぜたもの(調理方法の原文ママ)をトッピングしたら出来上がり。なんというか、冷静に俯瞰するとシュールな構図。

それを真剣に撮影している私の姿も大概なんですけど、さておき液体ソースからチーズやバターの香りが強く漂ってくるため、全体の雰囲気は完全に島国の外。はたして焼きそばとアリゴ風の物体は交互に食べるべきなのか、それとも一緒くたにするのが正解なのか、どちらの食べ方が適切なのかにも注目しつつ「めん」「ソース」「アリゴ風パウダー(調理後)」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(159g)あたり
カロリー:742kcal
たん白質:11.8g
脂  質:36.3g
炭水化物:91.1g
食塩相当量:6.3g
ビタミンB1:0.55mg
ビタミンB2:0.75mg
カルシウム:228mg
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

たぶん、いつもの中太ストレート麺

オリジナルと比較して微妙に配合を変えている可能性もありますけど、体感的には通常の「日清焼そばU.F.O.」と同じ中太ストレート麺で、安心と信頼のクオリティ。調理前の麺重量は120gとなっているため、汁なしカップ麺の大盛り基準(めん130g)よりも若干ながら少なめですが、実際のところ事前に分かっていても食べ応えには支障を来さないレベル。

食べ応えあります

定番の濃い濃い濃厚ソースにはもちろん、和風だし・中華風・エスニック風と幅広く対応してくれる、かなり高いポテンシャルの持ち主で、それはソースが洋風のときも然り。なかでも洋風のときはパスタっぽい表情を見せてくれるため、後述するソースとの相性も悪くありません。

そのため基礎クオリティだけでいえば、問答無用で高評価確定ですし、後述のソースにも合っていたけれど、アリゴ風パウダー(を、戻したポテト)が絡まると地味に重くて‥‥w なんかこう、モタッとしたテクスチャーがズシッと胃に落ちてくるので、がっつり空腹時に(なおかつ空腹すぎて気持ち悪くないくらいのタイミングを狙って)調理してください。

ソース

濃厚さを売りにしたチーズ味のスナック菓子っぽい

日清食品のカップ麺にチーズフードが使われていた場合、もれなくクセ強である、というのが例年のパターンで、今回の「じゃがチーズ焼そば」も例に漏れず。スナック菓子を例に引くと、フリトレーの「チートス」だったり、ヤマザキビスケット(YBC)の「エアリアル 濃厚チェダーチーズ味」だったり、そっち系のチーズ味といえば伝わりやすいでしょうか。

また冒頭で “ソースの濃さを全面に訴求したフレーバーではなく„ などと触れましたが、なんのこれしき濃い味でw けっこう塩気が強く、なるほど「アリゴ風パウダー」前提の味付けであることを実感。というのも「アリゴ風パウダー」単体の味付けは控えめで、ほんのり塩味と黒胡椒のアクセントを感じる程度だったんですけど‥‥

アリゴ風パウダー(調理後)

たしかにマッシュポテトっぽいけれど‥‥アリゴ風?

先にアリゴの特徴について触れましたが、こちらはユルめのマッシュポテトで、チーズの風味を感じることもなく、アリゴ風といわれても納得できない仕上がり。ポテトの風味は明確ですが、本物の大根おろしと水で作るFD(フリーズドライ)の大根おろしって違うよね、くらいのギャップが生じています。なめらかな舌触りはメイクイーンのポテトサラダっぽくて、これはこれと割り切れば面白かったけど。

というわけで、チーズフードの風味が強烈な液体ソースと混ぜるとアリゴ風に!? などと、半分くらい食べ進めた段階でワクワクしながら全体を大きく混ぜてみた結果、かなりボヤけた味わいに。チーズのコクとポテトの風味が調和するのではなく、お互いの長所を打ち消し合っているように感じたので、ステーキやハンバーグの付け合わせにマッシュポテトよろしく交互に、あるいは少しずつ麺と一緒に食べるのがオススメです。

総評

3.0

アリゴ風の日清焼そばU.F.O.という話題性の高さは衝撃的で、実際に「アリゴ風パウダー」も面白いアイテムだったんですけど、着地点は “濃厚なチーズ味のスナック菓子みたいなソースに、なめらかなマッシュポテトのせました„ みたいな。結論、アリゴ風ではないw けど、このパウダーいいですね。

ソース焼きそば+ポテトサラダは驚くほど相性がいいので、次はアリゴ風パウダーを「おとなのベーコン風ポテサラパウダー」的なアイテムに改良し、通常の「濃い濃い濃厚ソース」と合わせた商品をリリースしてほしいです。まじで、お願い。

調理方法「②」に注目

——あ、そうそう「アリゴ風パウダー」の “調理方法„ について。私もカップスープの要領でミスりかけたんですけど、こちら “熱湯約60ml(大さじ4)・アリゴ風パウダーの順に„ となっているため、必ず熱湯を容器に入れてからアリゴ風パウダーの順に調理してください。【author・taka :a(大石敬之)】

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