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マルちゃん 中華そば しば田 煮干しそば@東洋水産

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東洋水産

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2018年7月30日(月)新発売のカップ麺、東洋水産マルちゃん 中華そば しば田 煮干しそば」の 実食レビューです。

講談社発行「業界最高権威 TRY ラーメン大賞 2017-18」の「名店部門 にぼし」で1位を勝ち取った「中華そば しば田」とのタイアップ商品なんですけれども‥

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名店部門にぼし1位!!

何部門あるんじゃぃw と、思わずツッコミを入れたくなってしまう今日この頃なんですが、どうやら「2017-18」から新たに「にぼし」が追加されたようですね。他にも「新人大賞部門」(新人賞)などがあり、さらに各部門では「みそ」「とんこつ」「しょう油」「鶏白湯」「汁なし」などのフレーバー別に分類されているのですが、「名店部門 にぼし」がカップ麺になるのは今回が初めてです。ちなみに2位は「中華そば屋 伊藤」、3位は「中華ソバ 伊吹」がランクインしていました。

一度は食べたい名店の味 伊吹監修の一杯 ニボニボ中華ソバ@エースコック
熱湯3分で行列回避!? 煮干の名店が監修!本日の一杯は、エースコックの「一度は食べたい名店の味 伊吹監修の一杯 ニボニボ中華ソバ」です。東京・板橋の人気有名店「中華ソバ伊吹」の看板メニューを再現したカップ麺で、「一度は食べたい名店の味」シリーズからの新作になります。

「TRY」とは、「Tokyo Ramen of the Year」の略称で、ラーメン業界の中でも著名な6名の審査員によって年に1度決定される業界最高権威のアワードです。6名の著名人は、ラーメン評論家でありラーメンデータバンク取締役会長の大崎裕史氏(自称日本一ラーメンを食べた男)。TVチャンピオン第9回ラーメン王選手権で優勝し、第8代にして最後のラーメン王となった青木誠氏。日本で最もラーメンを知る女と言われている審査員の紅一点、レイラ女史。Yahoo!ラーメンブログ王賞受賞、「しらすのラーメン日記」管理人の斎藤光輝氏。炎上騒動や批判さえも味方につけた、実業家でありラーメン評論家の石神秀幸氏。そして、2014年9月1日に逝去されたラーメン評論家の北島秀一氏、計6名です。

「中華そば しば田」は、吉祥寺にある「音麺酒家 楽々」(現在閉店)で修行を積まれた柴田貴史氏が2013年11月28日に東京都調布市でオープンし、多数の雑誌やテレビにも取り上げられている連日行列が絶えない人気ラーメン店で、メニューは「中華そば」と「煮干しそば」 の二枚看板。過去の「TRY ラーメン大賞 2014-15」では「新人大賞 部門 総合1位」を獲得し、「TRY ラーメン大賞 2015-16」では「名店部門 しょう油1位」を獲得。その際、「マルちゃん 縦型ビッグ しば田 中華そば」というカップ麺が過去2回(2015年6月22日 / 2016年7月25日)発売され、どちらも当ブログでは★5と評価しました。

実際の「煮干しそば」はエグみを抑え、それでいて輪郭のある煮干し感が特徴と聞きます。東洋水産は煮干しを秀逸に使いこなしてくるメーカーなので、どんなタイプなのか楽しみですね。しかしながら最近の傾向から察するに、ちょっと麺に対する懸念が否めない現在なんですけれども、そのバランスと煮干しの打ち出し方に注目しつつ、食べてみた感想の詳細を各項目ごとに分けて解説していきます。

1食(92g)当たり

エネルギー:437kcal
たん白質:13.4g
脂質:23.0g
炭水化物:44.1g
食塩相当量:6.0g
(めん・かやく:2.0g)
(スープ:4.0g)
ビタミンB1:0.39mg
ビタミンB2:0.33mg
カルシウム:184mg

※参考値:調理直後に分別した値
エネルギー:437kcal(めん・かやく:370kcal)(スープ:67kcal)

名称:即席カップめん

原材料名:油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、植物性たん白、しょうゆ、卵白)、添付調味料(香味油脂、鶏脂、食塩、魚介エキス、しょうゆ、チキンエキス、砂糖、ゼラチン、植物油、こんぶエキス、発酵調味料)、かやく(焼豚、メンマ、デキストリン、ねぎ、ゼラチン)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、トレハロース、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE)、増粘多糖類、クチナシ色素、pH調整剤、カラメル色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

アレルゲン情報:小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン

TRYラーメン大賞・名店部門にぼし1位の「しば田」店主監修。チキンエキスがベースのあっさりとした煮干しそば。

(東洋水産「商品情報」より引用)




めん

硬く歯ごたえある、極細の角麺

(東洋水産「ニュースリリース」より引用)

スナック的ではあるものの‥

東洋水産といえば精製ラードの主張が激しい油揚げ麺を多用してくることと、ここ最近は再現カップ麺だろうと関係なくイヤにスナック的な油揚げ麺を使ってくるので、今回のカップ麺では最も懸念していた要素だったのですが、意外と悪くありません。

角刃で切られた細麺で、なおかつ縮れまくった油揚げ麺を使用していることから、思いっきり “カップ麺の油揚げ麺” なんですけれども、後述する特製油が麺の表面をコーティングしてくれるので、油揚げ麺特有の風味が目立って気にならなかったんです。もちろん再現度でいえば白っぽい見た目と加水率が低めなことくらいしか共通点は見出せないかもしれませんが、いつも麺の再現性をガン無視してくる東洋水産にしては現存する油揚げ麺の中で最も適切な選択に思えました。

可能であれば丸刃の麺を採用していただきたかったところではあるものの、製造ラインが変わったのか最近めっきり見なくなってしまったので、そろそろ折れるべきなのかもしれません。本格さでいえば大きな減点対象となり得る項目ですが、クリアなスープに油揚げ麺臭が強く侵食することなく、結果的にズッコケるほど足を引っ張るような存在にはならないでしょう。

スープ

淡口醤油とチキンをベースに、煮干しの旨味を利かせたスープ。オイルにも煮干しの風味を利かせ、インパクトを出しました。

(東洋水産「ニュースリリース」より引用)

ほのかな苦味に色気が漂うスープ

いやぁ‥これは素晴らしいですよ。先入れの粉末スープにも煮干しと思われる銀色の粉末が混ざっているのですが、煮干しの決め手は完全に特製油ですね。特製油には香味油脂と鶏脂がミックスされていて、かなり量が多く、その中には煮干し特有の癖が確かに漂います。しかし、エグみを感じるほど無骨ではありません。でも、ちょっと生臭いです。魚がダメな人は、ゼッタイにダメ。

あえて多少ながらも煮干しの内臓や頭を残してエキスを煮出し、そこから抽出した成分を油脂に添加したようなイメージ。鶏脂の芳ばしさで動物系の膨よかさも打ち出しているのですが、明らかに比率は煮干しが優勢。で、ちょっと生臭いw(※めっちゃ褒めてます)ただ、スープを飲んでいる時にはクリアな印象なんですよね。と言うのも、ベースは実にシンプルなんです。

動物系の旨味は鶏が担い、豚のサポートは入らず、脇を固めるのは昆布の旨味。基本は旨味で喰わせるスタンスで、醤油は香りづけに徹し、塩が味を整えます。もとは動物系不使用だったそうですが、今は煮干し、昆布、鶏ガラの三本柱となっているようなので、構成の再現度は高いかもしれません。

煮干しは輪郭を感じさせながらも上品で、しかしながら鼻に付く香りから優等生には落ち着かず、特に麺を啜っている時に鼻を抜ける癖が印象に残りました。まったく派手さはないんだけど、シンプルに、そして煮干しが硬派です。ひとくちスープを含んだ時、思わず溜め息が漏れてしまいました。

かやく

チャーシューブロック、メンマ、ねぎ。

(東洋水産「ニュースリリース」より引用)

この上なくチャーシューがリアル!!

かなりクラシカルなタイプのチャーシューになりますが、古き良きラーメン屋さんで食べる直前にトッピングしてくれる、しっかりと事前に火を通した味付けが控えめの素朴なチャーシューあるじゃないですか。えっと‥高速道路のフードコートにある食堂で出てくるようなw そんなタイプではあるものの、かなり厚みのある肉具材で、豚肉の繊維質が実にリアルなんです。これ、ちょっとカップ麺のレベルじゃないですよ。このFD(フリーズドライ)チャーシューブロックは、たまに東洋水産が使ってくれるんですけど(過去にリリースされた「マルちゃん 縦型ビッグ しば田 中華そば」にも使われていました)、ほんと文句の付け所が見当たりません。そして、きちんと熱湯2分で食べられます。

逆にメンマは熱湯2分だとゴリゴリに硬く、もうちょっと待って4分前後くらいで食べてみると‥まだ硬いw 東洋水産のメンマは香り重視、食感は二の次という場合も多いのですが、これ最後までコリッコリでした。ネギは目立っていませんが、インパクトの大きいリアルなチャーシューと存在感の強いメンマで具材に対する不足感は皆無に等しかったです。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(5+)
(標準は★3です)

正直、ちょっと★6を付けようか悩みました(主観的な満足度は★6即決です)。特にスープが秀逸で、ここまでクリアかつ筋の通ったスープは滅多に出会えない逸材かもしれません。やはりノンフライ麺で食べたかった‥という希望的不満が生じてしまったものの、懸念していた油揚げ麺特有の風味も気にならず、一口目にスープを口に含んで唸ったテンションが弛むことなく完走でした。

きちんと煮干しを軸に据えつつ、流行りに流されない煮干しの泳がせ方には店の個性が感じられ、リアルなチャーシューに歯応えのあるメンマと見所が多く、煮干しが好きなら文句なしでオススメできる一杯です。ただし、特有のエグみは抑えつつも特製油からは煮干しの生臭さを感じるようなレベルだったので、その手が苦手な方は気を付けてください。

鴨の味が出た「中華そば(しょうゆ)」も素晴らしいカップ麺でしたが、こちらの「煮干しそば」も印象に残るカップ麺でした。なぜかTRYの名店部門はタテ型ビッグで製品化してくるので、そろそろ檻から出てノンフライ麺・どんぶり型で再現してほしいです。というか、TRYから独立しても余裕で今週の主役を張っていけるくらいのタイアップになると思うので、ぜひとも企画抜きのコラボも検討していただきたいですね。とにもかくにも、流行りに流されない洗練された、それでいて素材の個性を殺さないスープとリアルなチャーシューブロックには値段以上の価値を感じた一杯でした。

製品名:マルちゃん 中華そば しば田 煮干しそば
販売者:東洋水産
製造所:酒悦
内容量:92g(めん70g)
発売日:2018年7月30日(月)
発売地区:全国(CVS・量販店・一般小売店 他)
取得店舗:ローソン
取得価格:226円(税込)
希望小売価格:210円(税別)
JANコード:4901990360821

麺の種類:油揚げ麺
容器材質:紙+プラ
必要湯量:460ml
調理時間:熱湯2分
小袋構成:1袋(特製油)

東洋水産株式会社:〒108-8501 東京都港区港南2-13-40
お客様相談室:0120-181-874

【中華そば しば田】

電話 / 080-4001-0233

住所 / 東京都調布市若葉町2-25-20

アクセス / 仙川駅から徒歩10分 | 最寄りのバス停「若葉町2丁目」(小田急バス)
(成城学園前駅からは「西口」より「成4系統:調布駅南口」「成5系統:狛江北口」
(仙川駅からは「仙川駅入口」バス停から「成4系統」「成5系統:成城学園前駅西口」

 
営業時間 / [火~土] 11:00~15:00 | 17:30~21:00(「日」「月」定休)

  1. でも、やっぱり、ノンフライで(;´A`)高くなるかあ。
    腹減ったなあ。

  2. ふむ。予備軍やな。( ゚д゚)ウム

  3. 魚は大好きなんだけど・・・生臭さがいかほどのものかよねぇ・・・こればっかりは好みも食べてみないとわからないけど・・「苦味に色気が漂うスープ」いける気がする〜(゚∇゚ ; )
    色っぽいものは大好きだ╭( ・ㅂ・)و グッ !

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