トップバリュベストプライス「かつおだしの風味 天ぷらそば」縮れのないストレート麺を採用

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トップバリュ(TOPVALU)

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、トップバリュのカップ麺「かつおだしの風味 天ぷらそば」の実食レビューです。全国のイオンやマックスバリュなどのイオングループ系列店にて、「満足品質 驚きの価格」をコンセプトに地域最安値の低価格に特化しているトップバリュの黄色いラベル、「トップバリュベストプライス」のカップ麺を食べてみました。

2018年10月現在、吉本新喜劇とのコラボで「満足品質、驚きの価格!!」「めっちゃええやん!」をキャッチフレーズに、吉本新喜劇座長の小籔千豊さん、吉本のアイドル的存在の宇都宮まきさん、その他おなじみの芸人さんを多数起用した動画が店頭でも放映されていますよね。トップバリュ製品の製造所(メーカー)を特定する方法なども解説しているので、お時間よろしければ最後までご覧ください。

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トップバリュベストプライス 天ぷらそば

トップバリュの中でもコスパ特化型の「ベストプライス」ですが、驚きの本体価格58円(税込価格62円)を叩き出していた「ノンフライ麺 うどん」とは異なり、こちらは油揚げ麺で本体価格88円(税込価格 95円)です。一応、税込100円未満ではあるものの、腰を抜かすほどロープライスというわけではありません。しかし‥(あ、余談なんですけど「トップバリュー」じゃなくて「トップバリュ」と伸ばさないのが正解です)

かなり具材が頼りなかった「ノンフライ麺 うどん」とは異なり、大きな天ぷらがパッケージに掲載されていることと、よく見たら小さな字で「ストレート麺」の文字があります。カップそばのストレート麺といえば言わずと知れた天下の日清食品「日清のどん兵衛 天ぷらそば」が真っ先に思い浮かぶのですが、パッケージの側面にある製品情報を見ても「販売者:イオン株式会社」や「埼玉県の工場で作っています」など、あいかわらず製造メーカーについては曖昧な情報しか分かりません。

そこで注目したいのが、「製造所固有記号」です。パッケージの側面にある製品情報欄の「販売者」横に掲載されているローマ字と数字の組み合わせなのですが、今回の「A960」は「埼玉県比企郡嵐山町 東日本明星株式会社」の製造所固有記号なので、つまり埼玉県にある明星食品の工場で作っていますよ、ということを表しているんですよね。明星食品の和蕎麦カップ麺といえば、オープン価格の「明星 旨だし屋 天ぷらそば 大盛」や「明星 評判屋 鶏南蛮そば」などが既存のラインナップにあるんですけど、そういえば「評判屋」のパッケージには “しなやかストレート麺” と書いてあるんです。

出典:明星食品「製品情報」

まだ私は実際に現物を見たことがないのですが、オープン価格の廉価版ですし製造メーカーも同じなので、もしかするとも関連性がありそうですね。今回の「かつおだしの風味 天ぷらそば」は、よく行くイオンやマックスバリュに常備されているので、頻繁に見かけていたのですが、レビューするのも食べるのも今回が初めてです。

開封

小袋は先入れの「粉末スープ」が1袋で、「TOPVALUBESTPRICE(トップバリュベストプライス)」のブランドロゴがデザインされています。で、なんと天ぷらが個包装じゃないですか!あの定価が180円に設定されている「緑のたぬき」ですら自動的に先入れ必至コースなのに、税込100円未満で購入できるカップ麺で天ぷらの個包装は嬉しいでs‥

フタを半分まで開け、粉末スープ、天ぷらを入れて、熱湯を‥

なんでやー!w わざわざ個別で包装しているのにもかかわらず、まさかの天ぷらは熱湯を注ぐ前に先入れしろと調理方法に記されています。思いっきりパッケージの写真も後入れサクサクな感じなのにですよ‥まぁお好みで後入れしていただいても結構ですよ的な配慮なのかもしれませんが、それだったら最初から容器の中に入れておけば個包装の手間(コスト)が削減できそうなんですけどね。

それはさておき私は「日清のどん兵衛 天ぷらそば」なんかだと天ぷらを “途中で入れる” のが好きなんですけど(熱湯を注いでから1分30秒くらいのタイミングで放り込む)、とりあえず今回は指示通り先に入れて熱湯を注ぎ、ストレート麺の仕上がりとコストパフォーマンスの高さに注目しつつ、実際に食べてみた感想をもとにレビューします。

製品情報・購入価格

製品名:かつおだしの風味 天ぷらそば
販売者:イオン株式会社
製造者:明星食品
内容量:101g(めん72g)
発売日:-
JANコード:4902121413188
本体価格:88円(税抜)

発売地域:全国(イオングループ)
購入価格:95円(税込)
取得店舗:イオン

麺の種類:油揚げ麺
容器材質:プラ(PS)
必要湯量:350ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:2袋(粉末スープ・天ぷら)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】
油揚げめん[小麦粉、パーム油、そば粉、食塩、植物性たん白(小麦を含む)、加工油脂]、かやく[天ぷら(小麦・えび・卵を含む)]、スープ[砂糖、食塩、デキストリン、しょうゆ(大豆・小麦を含む)、かつおエキス(さば・大豆・小麦を含む)、たん白加水分解物(小麦を含む)、かつおぶし粉末、香味油(大豆・小麦を含む)、香辛料(ごまを含む)、ねぎ、なたね油]、加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、リン酸塩(Na)、炭酸カルシウム、乳化剤(大豆・乳成分を含む)、膨脹剤(小麦を含む)、増粘剤(キサンタンガム)、酸化防止剤(ビタミンE:大豆・乳成分を含む)、クチナシ色素、ベニコウジ色素、香料、ビタミンB2、ビタミンB1
【アレルギー表示】
卵・乳・小麦・えび・そば・ごま・さば・大豆
※同じ生産工程で「いか・オレンジ・牛肉・さけ・鶏肉・バナナ・豚肉・りんご・ゼラチン・魚介類」を含んだ食品を扱っています。

遺伝子組換情報

○加工油脂(とうもろこし)・天ぷら(とうもろこし)・乳化剤(とうもろこし):遺伝子組換えではありません。
●乳化剤(大豆)・膨脹剤(とうもろこし):遺伝子組換え不分別(遺伝子組換え原材料が含まれる可能性があります。)

実食開始

1食(101g)当たり

カロリー:471kcal
たん白質:10.2g
脂  質:22.1g
炭水化物:59.3g
(糖質:56.5g)
(食物繊維:2.8g)
食塩相当量:5.9g
(めん・かやく:2.2g)
(スープ:3.7g)
ビタミンB1:0.41mg
ビタミンB2:0.37mg
カルシウム:mg

めん

のどごしのよいしなやかなストレート麺に仕上げました。

(トップバリュのホームページより引用)

コシは弱いけど蕎麦の香りは強い!

3分しっかり待つと食べ始めの段階から柔らかく、「どん兵衛」のようなコシも得られませんでしたが、「緑のたぬき」と違って繋ぎのヤマイモは使用されていないため、蕎麦粉の香りが強めに感じられます。またコシこそ頼りないものの、縮れのない形状から喉越しがよく、それでいて少しザラついた粉っぽい舌触りだったので、それも蕎麦粉の印象を強めてくれていたんですよね。こと舌触りに関しては、けっこうハイレベルかもしれません。

麺の重量は72gなので、先ほど例に挙げたオープン価格の廉価版ブランド「明星 評判屋」(60g)よりも多く、定価180円の日清食品「日清のどん兵衛 天ぷらそば」や東洋水産「緑のたぬき天そば」と同じ麺量です。「緑のたぬき」よりも油揚げ麺特有の風味は控えめで、かなりコストパフォーマンスの高い蕎麦でした。

つゆ

かつおだしのうまみをきかせ、七味唐辛子でアクセントをつけた風味豊かなつゆです。

(トップバリュのホームページより引用)

東寄りの蕎麦つゆだけど‥

関東か関西かでいえば、東寄りのテイストです。かなり色が濃く、出汁も昆布よりカツオがメイン。というか、たん白加水分解物や調味料(アミノ酸等)を除くと、ほぼ出汁の要素はカツオのみで構成されています。そして色が示しているように醤油も濃いめに効いているのですが、それと同等の主張を見せていたのが砂糖の甘味でした。

こってり‥という表現が適切かどうか少し自信がないんですけど、甘濃くて味に奥行きがあるんですよね。味醂は含まれていないため、その深みは残念ながら意識されていなかったんですけど、たとえば前回の記事でレビューした「ノンフライ麺 うどん」では得られなかった味の厚みがあったんです。また先入れの天ぷらから滲み出るコクも寄与しており、シンプルな構成で濃い味なのに飽きのこない蕎麦つゆに仕上がっていました。油揚げ麺から滲み出る蕎麦粉の香りも相俟って、なかなかどうして侮れませんよ。あ、七味唐辛子は目立ってなかったです。

かやく

まんざら天ぷらの先入れも悪くない‥

大きさを見ていただきたくてカメラ(iPhone)を俯瞰で構えたんですけど、このボリュームを演出したいが故に天ぷらの先入れを推奨していたのかもしれません。それに、意外と先入れでもネガティブではないかもしれない‥もちろん天ぷらは後のせサクサク派の方は後入れしていただいて問題ありませんが、サクサク感を失ってしまう反面、もっちりとした独特の食感が得られたんですよね。

おそらくですが、これはフタをして内部の湯気を利用しないと得られない食感なのではないかと思います。お安いカップ麺なので、もし好みと合わなくてもダメージは少ないですし、普段は後入れ派の方で先入れを試したことのない方は、もしかすると楽しみが広がるかも。本物の小エビ天などは使用されていませんが、天ぷらを先入れすることで独特のコクが和風つゆに滲み出るので、あながち先入れのアドバイスは理にかなっているのかもしれません。

あ、粉末スープの中にネギが仕込まれていたのですが、粉砕パセリ並みのサイズだったのでw あんまり目立っていませんでした。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(5)
(標準は★3です)

残念なポイントといえば蕎麦のコシが弱かったことくらいで、それ以上のメリットが大きく、今回は迷わず上出来の★5即決でした。蕎麦のコシは頼りなかったけど、たしかに喉越しがいいストレート麺で、はっきり蕎麦粉。そして、ザラついた舌触りと粉っぽさが蕎麦の存在感を加速させている、それだけでコシの弱さを許容することができるのではないでしょうか。

先入れの天ぷらも悪くなかったし、これに関しては好みで後入れも可能ですからね。また天ぷらは膨張することで食べ応えにも寄与していたし、甘濃い蕎麦つゆも飲み応えがあって蕎麦の香りとも相性がよく、なるほど “ベストプライス” でした。

黄色いラベルのトップバリュは否定的な声を多く耳にするのですが、「かつおだしの風味 天ぷらそば」に関しては値段以上のクオリティを叩き出しています。もちろん定価180円の製品と比較して値段相応に劣る部分は否めませんでしたが、それ以上にコスパの高さが優先される良品と言えるでしょう。イオンやマックスバリュに行けば容易に入手可能なので、このカップ麺に興味を持たれた方は試してみてください。

  1. トップバーリュは?ダメかい??

    • Re:風の兄弟

      その発想はなかった(笑)

  2. takaさん、こんばんは!

    >まんざら天ぷらの後入れも悪くない‥

    本文を読む限り、「後入れ」ではなく「先入れ」のような気が・・・

    ではでは!(゚x/)

    • Re:かーと氏

      直しましたw 毎度ありがとう;;

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