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「日清のとんがらし麺 うま辛酸辣湯麺」新・辛さ調節パウダーで激辛に!

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日清食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年3月25日(月)新発売のカップ麺、日清食品「日清のとんがらし麺 うま辛酸辣湯麺」の実食レビューです。

今日は何辛? 辛さ1.7倍にアップした「新・辛さ調節パウダー」で “辛さレベル5” の激辛とんがらし麺に進化!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力と激辛基準で辛いか辛くないかを判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

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日清のとんがらし麺 うま辛酸辣湯麺

「日清のとんがらし麺」とは、日清食品の専売特許 “とうがらし練り込み麺” が特徴となっている唐辛子の辛さがテーマのブランドで、おそらく最初の商品は2000年に東京限定で発売された「日清のとんがらし麺 キムチ海鮮チゲ」。日清食品のデータベースに残っている最古の情報が2000年発売のキムチ海鮮チゲだったので、それが初版と思われます。

もともと「カップヌードル」と同じラインの希望小売価格が設定されていたのですが、2014年3月10日に発売された「日清のとんがらし麺 うま辛海鮮味 / うま辛トマト味」から希望小売価格が税別125円に下がり、2015年4月6日に新発売&リニューアルされた「日清のとんがらし麺 うま辛海鮮 / うま辛トマト / うま辛鶏白湯」3品の発売以降、標準サイズは “オープン価格” に固定されました。



その頃からユルいイメージキャラクター「うま辛ずきん」が登場しているのですが、以降のレギュラーサイズは基本的に旨辛の辛さよりも “旨み” を重視するようになり、辛さの追求は大盛りBIGサイズ「日清のとんがらし麺ビッグ」に一任する方針をとっていたのですが、2016年7月25日に発売された「日清のとんがらし麺ビッグ 激辛アラビアータ味」以来、タテ型ビッグ製品の新作は計画されていません。

しかし、もともとは激辛カップ麺で名を馳せていた日清のとんがらし麺——絶妙な旨辛が魅力となっていた反面、やはり辛さに不満を抱いていたファンも多く、この度『もっと辛いとんがらし麺が食べたい』という声に日清食品が応え、既存の定番商品「うま辛海鮮」の「辛さ調節パウダー」の辛さを従来に比べて1.7倍に強化してリニューアル、そして今回の「うま辛酸辣湯麺」が新発売としてラインナップに加わります。

パッケージに描かれている唐辛子の数は3本(ちなみに同時発売品「うま辛海鮮味」の唐辛子は4本)となっているのですが、実は「とんがらし麺」から酸辣湯麺が発売されるのは今回が初めてではありません。まったく同じ商品名のタテ型レギュラーサイズが2015年10月12日(月)に発売され、2016年3月21日(月)にパッケージデザインを刷新してリニューアルされていました。

しかし、パッケージ刷新後の続編として「うま辛担々麺」(2016年8月15日)や「うま辛トマト&チーズ」(2017年4月3日)が発売される中、それと入れ替わるような形でシレッと姿を消してしまったので、およそ3年ぶりの復活になるのですが、2015年10月発売品は移転前のブログで★4+のプチ高評価を叩き出しています。



当時の辛さレベルは5段階中「3」で、それは日清食品の指標で「辛口」を表しているのですが、日清食品の5段階バロメーターで辛さレベル3の場合、基本的に市販品の中辛程度。実際にピリ辛ちょい上ではあったものの、辛口には程遠い辛さ——とはいえ辛旨のバランスは絶妙で、しかもオープン価格というコスパの高さが光る一杯でした。

さて、既存の辛さ調節パウダーから辛さ1.7倍に強化された今回、激辛クラスの辛さレベルなのか、そして “うま辛” のバランス(魅力)は崩れていないかどうか、お手並み拝見と参りましょう。

開封

別添の小袋は、うま辛酸辣湯麺専用「NEW! 辛さ調節パウダー」1袋で、うま辛ずきんがユル〜い口調で “全部入れたら辛さレベル5の激辛796スコビルだよ〜” と解説しているのですが、スコビル値(スコヴィル値・SHU)というのはカプサイシンの含有量から算出した辛さレベルの指標です。その796SHUって辛いの? ——ええ、なかなか硬派に辛口ですよ。



2016年の「うま辛酸辣湯麺」にスコヴィル値の記載はありませんでしたが、2015年発売品の辛さレベルは5段階中レベル3の216SHUだったので、単純計算うま辛の標準から3倍以上。先ほど例に挙げた激辛タテ型ビッグ製品の最終リリースとなっている「激辛アラビアータ味」は712SHU(辛口以上・激辛未満)だったので、すくなくとも数値上は市販品の基準で辛口以上です。

麺はブランドのアイデンティティ・唐辛子練り込み麺で、酸辣湯には欠かせない椎茸、かきたま、あとはネギと味付肉そぼろが入っています。別添の小袋はパウダーなので、液体の酢は含まれていませんが、この段階からフワッと酢の香りが漂ってきて、酸っぱ辛いテイストが魅力の酸辣湯らしさを表現。

今回は行動圏内にある販売店に取り扱いがなかったので、日清食品グループのオンラインストアで購入しているのですが、これまでの傾向からすると “ドラッグストアでの取り扱っている確率が高い” でしょう。販売ルートも販売エリアも限定されていませんが、もし近所のスーパーマーケットやコンビニ、ディスカウントストアにも売ってない‥‥という場合は、ドラッグストアを狙ってみてください。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:日清のとんがらし麺 うま辛酸辣湯麺
製造者:日清食品株式会社
製造所:下関工場(製造所固有記号 B)
内容量:64g(めん50g)
商品コード:4902105246429(JANコード)
  〃  :14902105246426(ITFコード)
規格サイズ:縦96mm×横96mm×高さ107mm

発売日:2019年03月25日(月)
実食日:2019年04月06日(土)
発売地域:全国(全チャネル販売)
取得店舗:ネット通販サイト(日清食品グループ オンラインストア)
商品購入価格:116円(税込)
希望小売価格:オープン価格(オープンプライス)

麺の種類:油揚げ麺(唐辛子練り込み麺)
スタイル:タテ型レギュラー(標準サイズ)
容器材質:紙
湯量目安:300ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:1袋(辛さ調節パウダー)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、香辛料(唐辛子))、スープ(粉末しょうゆ、糖類、香辛料(唐辛子、ペパー、ジンジャー)、食塩、チキン調味料、たん白加水分解物、発酵調味料、豚脂、椎茸調味料)、かやく(卵、味付肉そぼろ、ねぎ、味付椎茸)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、酸味料、香料、カラメル色素、増粘多糖類、かんすい、炭酸Ca、香辛料抽出物、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、カロチノイド色素、セルロース、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
【アレルゲン情報】小麦・卵・乳成分・豚肉・鶏肉・大豆・ごま・ゼラチン(食品衛生法で義務付けられた特定原材料7品目と表示が推奨されている20品目の合計27品目について掲載)

実食開始

とフタの上に掲載されている辛さのバロメーター(辛さレベルの目安)は辛口のレベル3となっているのですが、おそらく別添の辛さ調節パウダーを入れなければレベル3ですよ、という意味合いでしょう。その反対側には「小さなお子様や、辛みが苦手な方は注意してお召し上がりください」という定番の注意事項があるので、辛さ調節パウダーを入れる前の辛さと味もチェックします。



お湯を注いでから3分後、しっかりとかき混ぜてから、お好みで別添の「辛さ調節パウダー」を投入してください(※写真は辛さ調節パウダーを投入する前の状態です)。ちなみに2015年発売品及び2016年発売品に別添されていたのは「うま辛オイル」でしたが、オイルからパウダーに変わった今回、ラー油系のオイルは含まれていません。

「酸辣湯」は中国発祥の酸っぱ辛いスープ、それに麺を入れた「酸辣湯麺」は日本発祥の麺料理で、いずれもトロミが施されているのが一般的ですが、今回のカップ麺は30秒〜1分ほど混ぜ続けても目立ってトロミが増すことはありませんでした(※でも中盤以降とろみが増してきます)。それでは、どのくらい辛いのか辛さレベルと旨辛のバランスに注目しつつ、「めん」「スープ・別添(辛さ調節パウダー)」「具材」の順に解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(64g)当たり

熱  量:284kcal(カロリー)
たん白質:6.9g
脂  質:11.3g
炭水化物:38.6g
食塩相当量:4.9g
(めん・かやく:1.8g)
   (スープ:3.1g)
ビタミンB1:0.18mg
ビタミンB2:0.23mg
カルシウム:80mg

参考値(調理直後に分別して分析)
熱量:284kcal(めん・かやく:249kcal)(スープ:35kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品パッケージに記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

辛さとうまさを併せ持つ唐辛子練りこみ麺。

(出典:日清食品グループ公式ウェブサイト「ニュース > プレスリリース >『日清のとんがらし麺』2品」)

唯一無二の聖域・唐辛子練り込み麺

形状はラーメンというよりも「カップヌードル」の流れを汲むヌードルタイプになるのですが、通常のカップヌードル(レギュラー)やシーフードヌードルよりも一回り太く、カップヌードルカレーやチリトマトヌードルくらいのサイズ感。唐辛子が練り込まれているためか、ややポソッとした歯切れのいい食感で、全粒粉じゃないけれどザラつきを感じるのも特徴です。

スープが激辛だと麺に練り込まれたカプサイシンは同化してしまうのですが、辛さ調節パウダーを入れる前(辛さレベル3)の状態だと唐辛子の辛さや芳ばしい風味がよく分かり、咀嚼(そしゃく)を繰り返すと後半じわじわ辛さが込み上げてくる、あいかわらず個性的で面白い麺ですね。私の辛さ耐性値が落ちたのか、それとも改良されたのか、以前より麺に練り込まれている唐辛子の含有量が増えたような気が——気の所為かもしれませんがw



麺の量は50gということでタテ型レギュラーサイズのカップラーメンジャンルでは標準量となる60gよりも少なめですが、オープン価格の廉価版(れんかばん)に位置する安売り用のカップ麺ブランドですし、「とんがらし麺」がオープン価格になってからの標準めん量は50gなので、ブランド的には標準ですね。

スープ・別添(辛さ調節パウダー)

唐辛子と黒こしょうの辛さとまろやかな酸味が特長の “うま辛” な酸辣湯スープ。

(出典:日清食品グループ公式ウェブサイト「ニュース > プレスリリース >『日清のとんがらし麺』2品」)

カプサイシン特化型の酸っぱ辛い硬派な酸辣湯

辛さ調節パウダーを入れる前の段階からカプサイシンに輪郭があって、すくなくともピリ辛以上。だいたい辛さレベルは中辛ちょい上くらい‥‥いや、けっこう辛いですね。辛い食べ物が好きなら苦戦するほどの辛さではありませんが、プレーンの状態でも後半わりと辛口だったので、とりあえず辛い食べ物が苦手な方は近付かないほうが安全です。

畜肉系の旨味はチキン、そこに椎茸調味料や具材の椎茸から滲み出る旨味が重なって、シンプルな構図ですが特に不満もありません。原材料名に「酢」の文字はありませんが、きちんと酸味にも輪郭があり、わざとらしくない適切な甘みが味の奥行きを深め、生姜のアクセントやカプサイシンとは違う黒胡椒の刺激が個性を打ち出している——いやいや、これは美味しいですよ。

お好みの辛さに調節できる「辛さ調節パウダー」。

(出典:日清食品グループ公式ウェブサイト「ニュース > プレスリリース >『日清のとんがらし麺』2品」)

と、思わず辛さ調節パウダーを入れない状態で1個完食してしまったのでw あらためて作り直したのですが、辛さ調節「パウダー」という名前の通りパウダー状で粒子が細かく、ほぼ内容は唐辛子100%の認識で問題ありません。直接そのまま舐めてみましたが、魚粉などはブレンドされていませんでした。

全量投入してもスープの色が目覚ましく変わるわけではありませんが、辛さは確実に、それも大幅にアップします。辛さレベルは辛口以上・激辛未満——いや、これなら「激辛」を名乗っても問題ないでしょう。パウダー状なので辛味成分のカプサイシンが瞬時に口の中に行き渡り、しかも辣味のタイプが遅効性の蓄積型ではなく即効性の高い瞬発力のあるタイプだったので、すっきりと心地よい爽やかな辛さ。

ここ数年、 “とんがらし麺のレギュラーサイズは辛くない” という認識が定着していたのですが、それを軽く片手て覆してくれるほど、しっかり硬派な唐辛子の刺激が実に好印象でした。しかも辛さ調節パウダーを入れた後のほうが酸味も際立って感じられたので、しっかり酸っぱ辛い「うま辛酸辣湯」に仕上がっています。

具材

ミンチ肉、シイタケ、たまご、ネギ。

(出典:日清食品グループ公式ウェブサイト「ニュース > プレスリリース >『日清のとんがらし麺』2品」)

肉具材改良

2015年・2016年の具材は豚肉、たまご、ネギ、シイタケとなっていましたが、2019年は豚肉がミンチ肉に変わっています。ただ、これは正解。以前は燻製感のないベーコンというかハムっぽい豚肉で、オープン価格でも肉具材が入っていたのは嬉しいポイントではあったんですけど、手放しに相性抜群な組み合わせではありませんでした。

しかし、鶏肉ベースと思われる今回のミンチ肉は適度にスパイシーな味付けで、チキンベースの酸っぱ辛いスープとマッチ。小さいながらに肉の旨味も得られますし、以前の豚肉みたいに浮いた感がありません。かきたま系の卵も酸辣湯のイメージに繋がり、椎茸の旨味はスープの味にも寄与している、けっして具沢山ではないけれど、値段を思えば充分でしょう。

総評

★★★★★★☆☆☆☆(★6)

最初そのまま辛さ調節パウダーを入れずに食べ切ってしまったのですが、その時点で★5は堅く、辛さ調節パウダーを入れて辛さが増したらプラスマークか、でも旨味が減退したら——などと思っていたんですけど、辛さ調節パウダーを全量投入すると激辛レベルに進化すると同時に酸味も際立つような効果があって、ただ辛いだけじゃない、大満足の仕上がりでした。

激辛に変貌後はカプサイシンの圧により、ブラックペッパーのピペリンは後退しましたが、椎茸の旨味が衰えなかったのは嬉しい誤算。ブランドのアイデンティティである唐辛子練り込み麺も個性的かつ効果的で、突き抜けた辛さと旨味を両立し、なおかつオープン価格の安売り用カップ麺ですからね。もちろん辛さ「調節」パウダーなので、その日の気分や好みに合わせて辛さレベルを調節できますし、中身も単純に唐辛子ということで余っても路頭に迷うことはありません。

ノーマルの状態でもピリ辛以上だったので、辛い食べ物が苦手な方にはオススメできませんが、これまでのレギュラーサイズに抱かれがちだった “言うほど辛くない” というイメージを覆してくれたインパクトのある刷新でした。コストパフォーマンスも高いですし、文句なしでオススメします。

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