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東京タンメン【トナリ】監修 “生姜のキレがヤバい” カップ麺「1食分の野菜 濃厚タンメン」ローソン限定発売!!

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明星食品

どうも、taka :a です。

本日の一杯は、2021年1月19日(火)新発売のカップ麺、ローソン名店シリーズ「明星 東京タンメントナリ監修 1食分の野菜濃厚タンメン」の実食レビューです。

長崎ちゃんぽん×二郎インスパイア!? 東京タンメン「トナリ」監修 “現代人にうれしい1食分の野菜が摂れる” コンビニ限定発売のカップラーメン新登場!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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トナリ監修 1食分の野菜濃厚タンメン

「東京タンメン トナリ」とは、濃厚つけ麺ブームの立役者「六厘舎(ろくりんしゃ)」に、元祖まぜそば発祥の店「ジャンクガレッジ / JUNK GARAGE」などを運営する株式会社松富士食品のタンメン専門店で、創業は2009年(平成21年)7月15日。お店の名前になっている「トナリ」は、東京都品川区にある「六厘舎 大崎店」の隣(東大宮に移転した旧「ジャンクガレッジ 大崎店」の跡地)に仮オープンしたことに由来しています。

撮影協力:ローソン

今回のカップ麺「東京タンメン トナリ監修 1食分の野菜 濃厚タンメン」は、明星食品株式会社(東京都渋谷区)と「東京タンメン トナリ」の共同開発商品で、現代人にうれしい野菜たっぷりの具材と生姜のキレを特徴とするトナリの看板メニュー「タンメン」を大判どんぶり型のカップラーメンで再現。コンビニの中でもローソンでしか買えない販路限定のPB商品で、全国のローソンを対象にノーアナウンスで販売されました。

「東京タンメン トナリ」を開業した鈴木亮(すずき りょう)氏は、元ジャンクガレッジ副店長という経歴を持ち、長崎ちゃんぽんと二郎インスパイア系から着想を得てタンメン専門店を企画。そのため関東を発祥とするタンメンのスープは鶏ガラ塩ベースの清湯(ちんたん)を基本としているのに対し、トナリのタンメンは豚骨ベースの白湯(ぱいたん)なのが特徴で、ニンニクマシマシもとい刻み生姜をトッピングしているのもポイント。

さらに厚生労働省が推奨する1日あたりの野菜摂取量は350gが目安なのに対し、同省が2019年(令和1年)11月に実施した「国民健康・栄養調査」の結果によると、現代人の野菜摂取量は280.5g(男性288.3g、女性273.6g)と10年間ほとんど大きな変化はなく、むしろ前年の調査結果よりも平均摂取量は減っていたのですが、トナリのタンメンは1杯あたり360g以上の野菜を使用しているため、そのボリューム感も人気の秘訣。

写真は実店舗のタンメン(本物)

そんな「東京タンメン トナリ」のカップラーメンといえば、明星食品との共同開発商品で、2017年6月13日から2021年1月現在も販売を続けているローソン限定のPB商品「トナリ監修 辛激タンメン」(リンク先のレビューは2020年3月31日にリニューアルした現行商品の三代目)を筆頭に、期間限定で湯切りタイプの「トナリ監修 辛激焼タンメン」や激辛版「トナリ監修 辛激タンメン 巨辛(きょしん)」を展開してきた3社。

実は2010年10月4日、現在は明星食品の親会社としても知られる日清食品が自社のNB(ナショナルブランド)商品として「有名店が推す一杯 トナリ 濃厚タンメン」を関東地区及び静岡県限定で発売しているのですが、明星食品とのタイアップでは基本的に “辛いメニューを発売してきた” ので、今回の辛くない「東京タンメン トナリ監修 1食分の野菜 濃厚タンメン」は明星食品×トナリ監修コラボ初の試み。

つまり「1日分ではなく1食分=1日分の野菜摂取量1/3」で、なおかつパッケージには “本製品の野菜具材の湯戻し後重量と、スープ中の野菜原料を生野菜に換算した合計重量は、1食分(1日分の野菜摂取量の1/3)の野菜に相当します” とのこと。つまりスープまで飲み干した場合の計算になるようですが、食塩相当量はさておき漠然と健康に良さそうな雰囲気を醸し、同コラボ初の大判どんぶり型という製品スタイルも興味深い見どころ。

「1食分の野菜」といえばローソンの十八番

たとえばブログでも何度か取り上げている東洋水産(マルちゃん)のPBカップ麺「1食分の野菜」シリーズをはじめ、マルコメと共同開発したカップスープ「1食分の野菜が摂れるおみそ汁」に、サラダやチルド弁当などのデイリー食品(ニッパイ)からも「1食分の野菜が摂れる」商品を意欲的に展開しているローソン。このページで掘り下げるカップ麺も例に漏れず、ローソンのミールソリューションに基づいた商品なのかもしれません。

開封

別添の小袋は4種類

さて、今回のカップ麺「東京タンメン トナリ監修 1食分の野菜 濃厚タンメン」に別添されている小袋は、後入れの「液体スープ」と「粉末スープ」に、先入れの「かやく」が2袋。かやくの小袋はサイズが大きめで、なおかつ種類の違う具材をパック包装にしていることから、具材に力を入れていることが伝わってきます。

トナリ監修シリーズ初のノンフライ麺も見どころ

さらに従来のコラボでは、縦型ビッグのカップラーメンでも湯切りタイプの汁なしカップ麺でも油で揚げたフライ麺を採用していたのに対し、今回は油で揚げていないノンフライ麺ということで、これも明星食品×トナリ監修シリーズ初の試み。湯戻し時間は熱湯5分に設定されている太麺なので、フライングせずに時間を守ったほうがいいでしょう。

ちなみにローソン標準価格は257円(税込278円)ということで、手軽に食べられるカップ麺としては高めの設定になりますが、コンビニで税込300円弱の新商品も珍しくない昨今。特に今回の場合、シリーズ初のノンフライ麺かつ大量の野菜を搭載している、大判どんぶり型の本気モードなので、これまで以上に本格的な仕上がりに期待できます。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:明星 東京タンメントナリ監修 1食分の野菜濃厚タンメン
販売者:明星食品株式会社
製造所:東日本明星株式会社 埼玉工場
内容量:113g(めん70g)
商品コード:4902881471497(JAN)
発売日:2021年01月19日(火)
実食日:2021年01月20日(水)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(ローソン)
商品購入価格:278円(税込)
ローソン標準価格:257円(税別)
麺の種類:ノンフライ麺
スタイル:大判どんぶり型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:430ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:4袋(液体スープ・粉末スープ・かやく2袋)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉(国内製造)、でん粉、植物油脂、食塩、酵母エキス)、スープ(豚脂、しょうゆ、ポークエキス、オニオン粉末、食塩、香辛料、植物油脂、香味調味料、たん白加水分解物、香味油、魚介エキス、発酵調味料)、かやく(キャベツ、もやし、コーン、人参、ニラ)/ 調味料(アミノ酸等)、酒精、香料、かんすい、炭酸カルシウム、加工デンプン、増粘剤(キサンタンガム)、乳化剤、微粒二酸化ケイ素、カロチノイド色素、カラメル色素、炭酸マグネシウム、ビタミンB2、ビタミンB1、酸味料、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・いか・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)本品製造設備では、かにを含む製品を生産しています。

実食開始

別添の小袋は「かやく」のみ先入れ

小袋の中身は「かやく」のみ先入れで、青色の小袋には多めのキャベツと少量のニラを、紫色の小袋にはキャベツ・もやし・コーン・人参(にんじん)を別添。乾燥状態でありながら大量のキャベツを筆頭に、大口径の容器でも寂しさを感じることはなく、この時点でコストパフォーマンスの高さを感じるほどのボリューム感とインパクトを実現。

調理直後はパッケージのイメージ通り

あとは熱湯を注いで5分間、別添の「粉末スープ」と「液体スープ」は後入れなので、食べる直前に加えて混ぜたら出来上がり。上記の画像では中央に野菜を盛っていますが、もちろん1つのカップ麺に入っていた内容物のみ。なるほど “1食分の野菜” というタイトルも誇張ではなく、さらに芳醇な動物系の香りと野菜の香りに食欲を刺激されました。

ちなみに容器側面の作り方には表示されていませんが、後入れの小袋を入れる前にノンフライ麺をほぐし、粉末スープを完全に溶かしてから液体スープを馴染ませること。加えて液体スープの小袋には動物油脂が含まれていたので、お湯を注いでから待っている間にフタの上で温めておいてください。

それでは、引き続きコストパフォーマンスの高さやトナリを象徴する生姜の効かせ方に注目しつつ「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(113g)あたり
カロリー:438kcal
たん白質:9.5g
脂  質:10.8g
炭水化物:75.6g
食塩相当量:6.2g
(めん・かやく:2.4g)
   (スープ:3.8g)
ビタミンB1:0.26mg
ビタミンB2:0.31mg
カルシウム:144mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:438kcal(めん・かやく:351kcal)(スープ:87kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

値段相応に高品質

5.0

「東京タンメン トナリ」開業当初の麺は、2015年4月以前の「六厘舎」でも使われていた浅草開化楼と日清製粉が共同開発した小麦粉・傾奇者(かぶきもの)を使い、東京ソラマチにある「六厘舎TOKYO」と同じ配合の生地を基礎に切り方を変えて製麺していたそうですが、現在の製麺所は非公開(おそらく大成食品)で、うどんのような粘りと適度な弾力を感じる加水率の高い(水分を多く含んでいる)太めの多加水麺を提供しています。

食べ応えのあるノンフライ麺を採用

それを再現している今回のノンフライ麺も加水率が高く、適度な粘りを備えているのですが、ちょっとやそっとで噛みきれないようなコシの強さを両立。食べ始めは反発性の高いコシの強さが目立ち、後半はモチモチとした粘り気が頭角を現してくるため、時間の経過による食感の変化もネガティブに思わせません。

やや表面は滑りのある口当たりで、それが生麺らしさを表現するだけでなく、スープとの一体感を高めることにも寄与。かなり大量の野菜が入っている一杯ですが、麺の量も70gとケチくさい量ではありません。本店の麺とは異なるベクトルではあるものの、ひとつのカップラーメンとして値段相応のクオリティだと思います。

スープ

長崎ちゃんぽんでもタンメンでもない

6.0

大量の野菜から滲み出る旨みもありますが、粉末スープに仕込まれたオニオン粉末の主張が強く、スープの野菜感を大幅にブースト。さらに思いのほか大胆に効いていた胡椒(こしょう)のアクセントもさることながら、それ以上に生姜のキレが強く、生姜の存在感を明確に打ち出します。

ガツンと効いた生姜のキレが清々しい

続けて液体スープを加えると、多めの動物油脂がオイル特有のコクを与えてくれるのですが、さらに “生姜のキレが強くなる” サプライズ。微塵切りの生姜は別添されていませんが、すりおろし生姜を液体スープに仕込んでいるようで、もはや特有の辛味を覚えるほど。さらに発酵調味料の関係か独特の酸味があり、しょうゆの風味が相俟って、しょうゆベースの和風ドレッシング的な味を感じたのも印象的なポイントです。

たとえば関東のタンメンで一般的な鶏ガラ塩スープとは完全に別物で、ほんのり魚介のアクセントも感じますが、長崎ちゃんぽんの王道を地で行く海鮮の旨みが効いた豚骨ベースのスープでもない、こってり濃厚な動物系の旨みに生姜のキレを強烈に効かせたスタイルは、カップ麺でも他に類を見ない唯一無二の味に仕上がっていました。

具材

大量のボリューム感は必見

6.0

具材はキャベツ、もやし、コーン、人参、ニラということで、イカや豚肉、カマボコなどは入っていませんが、とにかく大量のキャベツを筆頭に、ボリューム感は申し分ありません。欲をいえば微塵切りの生姜を用意しなければいけないだろうか——などと実食前は思っていたのですが、前述の液体スープに強烈な生姜のキレを仕込んでいたので、それに関する物足りなさも払拭。

もやしもカップ麺の乾燥具材にしては太め

大量の野菜が水分を持っていくため、きちんと内側の線を守っても濃いめのスープに仕上がりますが、それだけにキャベツやコーンの甘みが引き立て合うフレームワーク。ニラと人参はサポート的な立ち位置にありましたが、意外と乾燥もやしのサイズは太く、1食分の野菜は伊達じゃありませんでした。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(★5+)

これまで明星食品が培ってきたノウハウを感じる高品質なノンフライ麺に、タンメン専門店「トナリ」監修の恩恵を感じる攻撃的な生姜が特徴的な超濃厚スープを合わせ、1食分の野菜を謳うボリューム感MAXな具材と隙のない仕上がりから、税込278円でもコストパフォーマンスは悪くありません。

関東で一般的な塩味のタンメンとは一線を画すので、ご存知ない方にとっては強烈なギャップを覚えるおそれもありますが、大量の野菜と生姜のインパクトは一見の価値あり。せっかくなので、たとえばローソンで買えるカラアゲやギョウザをセットで購入し、お店で人気の組み合わせ「タンカラ」「タンギョウ」「タンカラギョウ」を再現してみるのもオススメです(author・taka :a)

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