どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2018年7月24日(火)新発売のカップ麺、日清食品「東京油組総本店 油そば」の実食レビューです。
「週報」ではエースコックが製造していると勘違いしていたのですが、申し訳ありません日清食品でした。発売地域は北海道から沖縄まで全国区ですが、ファミリーマート・サークルK・サンクス限定のカップ麺になります。
東京油組総本店監修のカップ麺!!
油そば専門店「東京油組総本店」監修のカップ油そばで、かなり王道を地で行くような雰囲気ですが、本店は油そば専門店というだけあってメニューは「おつまみ」を除いて油そばのみ。それなりにトッピングは充実しているようですが、お店のホームページを覗いてみるとクラシックな印象を受けました。それだけに差別化を測るのが難しくなってきそうな懸念が脳裏を過ぎるものの、王道には王道の魅力がありますし、もしかしたら思わぬサプライズが待ち構えているかもしれません。
「東京油組総本店」の国内店舗は東京都に16店舗、他は埼玉県、宮城県、山梨県に1店舗ずつあるそうで、海外にも台湾・台北市に2店舗あるそうです。私は馴染みのない店だったのですが、かなり東京では有名な専門店なのでしょう(←田舎者で‥)。お店でしか味わうことのできない複雑な味を絶妙なバランスで組み合わせた「秘伝のタレ」が特徴だそうで、創業60年の老舗製麺所と共同で開発した国内最高品質の小麦から作るこだわりの自家製麺を使用しているのだとか。
辣油・お酢・醤油の旨味が絶妙だそうなので、そのバランスに注目しつつ(アブラの量に恐怖している現在なのですが‥w)、食べてみた感想の詳細を各項目ごとに分けて解説していきます。
熱量:543kcal
たんぱく質:8.3g
脂質:26.8g
炭水化物:67.2g
食塩相当量:4.4g
ビタミンB1:0.23mg
ビタミンB2:0.29mg
カルシウム:208mg
原材料名:めん(小麦粉、食塩、植物油脂、大豆食物繊維、植物性たん白、チキンエキス、卵粉)、たれ(豚脂、しょうゆ、醸造酢、糖類、香味調味料、香味油)、かやく(味付豚肉、ねぎ、味付メンマ、のり)/ 加工でん粉、かんすい、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、香料、グリセリン、乳化剤、焼成Ca、カロチノイド色素、増粘剤(キサンタンガム)、酸化防止剤(ビタミンE)、カラメル色素、香辛料抽出物、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳化剤・ごま・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
アレルゲン情報:小麦・卵・乳成分・豚肉・さば・大豆・ごま・ゼラチン
人気油そば専門店「東京油組総本店」監修のカップ油そばです。辣油・お酢・醤油の旨みが絶妙なクセになる濃厚醤油だれが特徴です。
(日清食品ホームページ「製品」より引用)
めん
油揚げ麺かと危惧していましたが、日清食品が誇るハイクオリティなノンフライ麺で、おそらく「日清ラ王 ビリビリ辛うま 汁なし担々麺」に使われているノンフライ麺と同じなのではないかと思います。
密度の高い弾力が魅力的なコシの強いノンフライ麺で、れっきとした歯応えがあり、むっちりとした粘り気を打ち出しながらも適度なタイミングで切れる歯切れの良さも兼ね備えています。平打ち麺なのに力強く、3層ストレートノンフライ製法と思われる上品かつ根性のあるノンフライ麺で、特に豪麺が好きな方は高い満足感が得られるでしょう。
お店の麺と比較してどうかは分かりませんが、油そばという題材にしては細めでありながらも存在感は絶大で、ひとつの汁なしカップ麺のノンフライ麺としては非の打ち所がない完成度の高さです。次の項目で解説するタレが強烈な油脂感を誇っていましたが、埋没することなく気張っていました。
たれ
私taka :aは辣味と酸味(特に酸味)に対して鈍感なので、ラー油の刺激はピリ辛以下、お酢の酸味も目立って意識されているように感じられませんでした。しかし、誰が見ても一見して明白だろうと思われるインパクトを放っていたのがアブラw とにかくアブラが凄いです。しかも “油” じゃなくて “脂” なんですよね。
胡麻油のような香ばしい香りも漂いますが、基本は豚脂。動物性の油脂成分が大量に含まれているので、もし麺が油揚げ麺だったら‥‥やばかったと思います。気泡の多い油揚げ麺ではなく密度の高いノンフライ麺だったので、タレ(アブラ)の付け入る隙が見当たらず、いつまで経っても容器の底に脂が溜まっていて、かなりインパクトがありました。
でも、実際にはインパクトのわりに食べやすさも感じたので、タレのバランスだったりノンフライ麺の兼ね合いもあったのでしょう。しかしながら醤油は香り付け、逆に甘味は強く、お酢も絶妙とは言い難い存在感だったので、メリハリを付ける要員として各自お酢やラー油を用意して実食に望まれるのが危なげないかと思います。
実際の店舗でも卓上のラー油・お酢を食べる直前に入れて混ぜることを勧めていたので、あくまでもベースラインをイメージしたタレなのかもしれませんね。それもカップ麺としてどうかと思いつつ、お酢とラー油は間違いなく合うと思います。ただし、添付以外の食用油は容器が変形して破損する恐れがあるので、念の為に面倒でも別皿に移してからアレンジしましょう。
かやく
具材の構成は味付豚肉、ねぎ、味付メンマ、のりとなっているのですが、味付豚肉はチップ状のハムっぽい具材で情緒が感じられません。しかしながら大きめカットの柔らかいネギと大きめカットのコリコリとしたメンマは存在感があり、食感については特にメンマが好印象でした。とはいえ、今回の主役は刻み海苔ですよ。
タレが抑揚のない仕上がりでしたが、そこに絡まる磯の香りがアクセントに心地よく、また抜群に相性がいいんですよね。しかも量が多かったので、しっかり混ぜても風味が埋没することなく、常に麺と一緒に口の中に入ってくるような状態です。食べる前に刻み海苔を満遍なくかけ、しっかり混ぜてから食べることをオススメします。卓上にはトッピング用の刻んだ玉ねぎも用意してあるそうなので、それも入ってるとアクセントが増えてよかったかな。
総評
★★★★★☆☆☆☆☆(5+)
(標準は★3です)
ノンフライ麺の完成度が素晴らしかったことと、効果的な刻み海苔のアクセントが絶妙で、なおかつ塩カドも控えめで食べやすかったこともあり(アブラは凄かったけど‥w)、主観的な満足度としては余裕で★7+でした。しかし、塩気のカドが控えめで甘口+大量のアブラというタッグから、これを食べやすいとするか締まりがないとするかで評価が大きく分かれるかもしれません。おそらく油そばを好むユーザーとしては、後者の意見が多いのではないかと思います。
かなりタレがシンプルで、原材料も豚脂、しょうゆ、醸造酢、糖類、香味調味料、香味油という簡素な構成なのですが、体感的には豚脂 >>> 糖類 >> しょうゆ ≃ お酢 ≃ ラー油の比率でしょうか。油揚げ麺ではなくノンフライ麺ということで、しかも単純に質の高い麺のクオリティから得られる満足感は低くないとは思いますが、逆にノッペリした印象を先行して感じるかもしれません。この穏やかで甘いタレが店の特徴なのかな?とも思ったんですけどね。その対策として、お酢やラー油を追加で投入すると味が引き締まって確実に昇華するでしょう。
ノンフライ麺なのに熱量は驚異の543kcal、加えて脂質が26.8gという数値が物語っているように、かなりアブラ率は高く、しかも動物性の油脂成分ということもあり、ノンフライ麺でもヘッヴィィなカップ麺になるので、ばっちり人を選ぶ一杯です。しかしながら実は油揚げ麺を使用したカップ焼そばと比較して、あまり大差ない数値なんですよね。お店のホームページには「カロリーはラーメンのほぼ三分の二。塩分は約半分。そのネーミングからは考えられないヘルシーさです!」と書かれているのですが、カップ麺では一丁前です。ノンフライ麺だけど、ぜんぜんヘルシーじゃないです。
でも、例えば一味唐辛子を投入して味を引き締める、お酢を投入する、などといったアレンジのベースにするカップ油そばとしては、かなり高いポテンシャルを秘めているようにも感じました。お店よろしく温泉卵をトッピングするなど、お酢やラー油をトッピングするだけの軽い一手間で★8もザラだと思います。
値段は高めですが、まずノンフライ麺に価値がありました。また、カドの立たない甘口の油そばというのも新鮮で、味の好みやアブラに対する耐性値も大きく関係してきますが、そういった意味では個性的なカップ麺と言えるでしょう。お店ではスペシャルトッピングA(ねぎゴマ+半熟たまご)が一番人気だそうなので、胡麻と温泉卵をトッピングすると雰囲気が増すかもしれません。さらに味はマイルドに柔らかくなると思うので、柚子胡椒なんかで味を引き締めるのも楽しいかもしれませんね。
とかなんとかグダグダと書きましたが、これ美味しいですw こんなにマイルドな油そばって他にないですし、個人的には唸ってしまいました。
製造者:日清食品
内容量:125g(めん80g)
発売日:2018年7月24日(火)
発売地区:全国(全チャンネル)
取得店舗:ファミリーマート
取得価格:258円(税込)
ファミリーマート通常価格:239円(税別)
JANコード:4902105240625
麺の種類:ノンフライ麺
容器材質:プラ(PS)
必要湯量:440ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋(特製液体だれ・かやく・きざみのり)
日清食品株式会社:〒160-8524 東京都新宿区新宿6-28-1
お客様相談室:0120-923-301
あのぉ、「どうも、taka :aです。」のあとのちょっとした「おしゃべり」書かなくなっちゃったのね。書いて欲しいなぁ、3行でいいから。あっ、すいません。楽しみにしていたので(^^ゞ
日清がコンビニ用でこういう汁なし系とは
なかなか珍しいように思います。
しかし今週は優秀な汁なし系製品が豊作ですね!
なんかいい製品3つが同じ週ってもったいない・・・。
これは枠に収まらないのが残念です。
3層ストレートノンフライ製法・・なんかすっごい技の名前みたい(゚∇゚ ; )
以前はカップ麺に海苔って必要か???って思ってたけど、ここで麺ローリング技を習得して、「海苔はあるとちょっとうれしい」存在に昇格しまして・・今回さらに主役ですかぁΣ(・□・;)その刻み海苔の真価を確かめたいけど・・・この脂にはヤられる予感しかしない・・残念だけど、海苔の今後の発展のを祈りつつ今回はスルーします(;´д`)トホホ…
ちゃんとリコメ読んでるでぇ~\(^o^)/
“油” じゃなくて “脂”・・・やっぱりひぇぇぇぇぇ~~
それが底に溜まってるって事でしょう?
でも・・・こっちはtaka:aさんが唸るほど美味しいんでしょう?
じゃあ油そばデビューしちゃう~??
食べた後はリップいらず~♪
ずっと「んぱっ!」「んぱっ!」ってしとくわww