ファミマで給油!? 話題の名店「東京油組総本店」のカップ麺 “第3弾” 登場!! 東京No.1の店舗数を誇る人気油そば店が全力監修

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日清食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2020年5月26日(火)新発売のファミリーマート限定カップ麺、日清食品「東京油組総本店 油そば」の実食レビューです。

東京No.1の店舗数を誇る油そば専門店「東京油組総本店」のファミマ限定カップ麺が “三代目” にリニューアル!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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東京油組総本店 油そば 2020

東京油組総本店(とうきょうあぶらぐみそうほんてん)とは、1983年(昭和58年)11月21日設立の「株式会社サッポロ実業」がフランチャイズ展開している油そば専門店で、2008年1月10日にオープンした東京都港区赤坂の「赤坂見附組」が1号店。2020年6月現在、同店の公式ウェブサイト内に記載されている店舗数は、国内29店・海外2店と油そば専門店としては都内で最多の店舗数を誇っています。

日清食品調べ(2020年3月時点)

今回の新商品「東京油組総本店 油そば」は、ファミリーマートと日清食品株式会社の共同開発商品で、東京油組総本店監修のもと、同店の「油そば」を再現。2018年7月24日及び2019年5月28日にも同じ条件で発売しているため、今回の2020年5月発売品はシリーズ第3弾。一貫して商品名に変更はないものの、第3弾ではパッケージに “東京No.1の店舗数を誇る人気油そば専門店” というアピールポイントが追加されました。

「東京油組総本店」の実店舗では、油そば業態を専門的に突き詰めているだけあって、メニューはシンプルに「油そば」と「辛味噌油そば」の2種類のみ。麺の量は並盛り(160g)、大盛り(240g)、W盛り(320g)どれを選んでも同一価格。油組で油そばを食べる行為は「給油」と呼ばれ、イメージとは裏腹に塩分やカロリーも控えめなことから女性ファンも獲得しています。

カップ麺のモデルになっている「油そば」そのものはシンプルに作られているのですが、チャーシューに半熟たまご、ねぎゴマ、メンマ、白ねぎ、焼のり、キユーピーマヨネーズ、パルメザンチーズ、油組スペシャル(粗挽き唐辛子やフライドガーリックをブレンドした調味料)など、有料の単品トッピングを豊富に取り揃え、それらを自由に組み合わせてアレンジできるのも人気の秘訣。

「東京油組総本店」実店舗の油そば

そんな「東京油組総本店」から初めてカップ麺が発売されたのは、現在から約2年前の2018年7月24日。初代も日清食品と共同開発したコラボ商品で、当時のファミリーマート標準価格は239円(税込258円)と高めに設定されていましたが、油揚げ麺ではなくノンフライ麺を使用。TwitterなどのSNSをはじめ、ネット上では “ファミリーマートで油組の油そばが給油できる” と話題になりました。

カップ麺のカロリーは、麺が「油揚げ麺」か「ノンフライ麺」かに大きく左右され、ノンフライ麺だとカロリーが大幅にダウンする傾向にあるのですが、シリーズ第1弾の熱量は543kcalと容赦なく、しっかりアブラはギッギット。けれども実店舗のタレをイメージして塩気を抑えた結果、汁なしカップ麺にしては珍しくタレのキレが控えめで、ずいぶんと甘口で食べやすい商品だったと記憶しています。

その第1弾は食べやすかった反面、大量の油に対してタレのキレが弱く、やや後半にかけて味の焦点がボヤけていたのがネックになっていたのですが、2019年5月28日に発売されたシリーズ第2弾で味のピンボケも払拭。さらにファミリーマート標準価格は239円(税込258円)を据え置いたまま、ノンフライ麺の量を80gから90gに増量するなど、あきらかに満足度がアップしていました。

とりあえず概要

2019年5月発売品が安定してハイクオリティだったので、そのままテコ入れなしで再販されたのかと思いきや、前回のカロリーは562kcalだったのに対し、2020年5月発売品のカロリーは566kcalと微妙に増加。もちろん再計測による誤差もありますけど、JANコード(バーコードの下にある数字)も変わっているため、まったくテコ入れなしの再販ではありません。

開封

別添の小袋は3種類

さて、シリーズ第3弾に別添されている小袋は「特製液体だれ」「かやく」「きざみのり」の合計3袋。かなり特製液体だれの量が多く、原材料名を見ると前回に続いて豚脂(ラード)が主成分となっているため、よほどの猛暑でない限り中身が固まっていると思います。というわけで、特製液体だれの小袋はフタの上にのせて温めてください。

麺は前回と同じかも

麺は前回・前々回と同じく角刃でカットされたノンフライ麺が採用され、大豆食物繊維や植物性たん白、チキンエキス、卵粉などが練り込まれているのも同じ仕様。量は第2弾で10g増量された90gのまま、ほとんど調理前の見た目も変わっていません。前回・前々回どちらも麺が美味しかったので、これについては今回も期待したいところ。

ちなみに2019年6月1日、即席めん業界で大掛かりな価格改訂(商品の値上げ)が施行されたので、ファミリーマート標準価格は前回の239円(税込258円)から値上がりしているかと思いきや、値段は変わらず据え置きと企業努力を感じるポイント。ただ、ファミリーマート限定・数量限定のPBカップ麺なので、他のコンビニには売ってない販路限定商品です。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:東京油組総本店 油そば
製造者:日清食品株式会社 関東工場
製造所:茨城県取手市清水667-1(A)
内容量:137g(めん90g)
商品コード:4902105262917(JAN)
発売日:2020年05月26日(火)
実食日:2020年06月07日(日)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(ファミリーマート)
商品購入価格:258円(税込)
ファミリーマート標準価格:239円(税別)
麺の種類:ノンフライ麺
スタイル:大判どんぶり型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:440ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋(特製液体だれ・かやく・きざみのり)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉(国内製造)、食塩、植物油脂、大豆食物繊維、植物性たん白、チキンエキス、卵粉)、たれ(豚脂、しょうゆ、醸造酢、糖類、香味調味料、香味油)、かやく(味付豚肉、ねぎ、味付メンマ、のり)/ 加工でん粉、かんすい、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、香料、乳化剤、グリセリン、焼成Ca、カロチノイド色素、増粘剤(キサンタンガム)、酸化防止剤(ビタミンE)、カラメル色素、香辛料抽出物、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

実食開始

たぶん前回から変更なし

お湯を注ぐ前に開封する小袋は「かやく」1袋のみ、上記の画像では味付豚肉とネギしか写っていないように見えますが、しれっとメンマも入っています。もちろんボリュームも質の高さも違いますけど、実際の「東京油組総本店」で提供されている「油そば」の具材も追加なしだとチャーシュー、メンマ、輪切りねぎ、刻み海苔とシンプルなので、あながち的外れな構成ではありません。

安定の調理直後

あとは熱湯を注いで5分間、待っている間に特製液体だれの小袋をフタの上で温めて、湯切り後に液体だれを絡めたら、最後に刻み海苔をトッピングして完成です。調理後の見た目は前回・前々回から大差ないですし、あいかわらずタレの油も容赦なく、しかしながら酢や香味油の香りも同時に漂い、大雑把な印象は受けない実食前。

なお今回のカップ麺は湯切り口が小さく、ノンフライ麺やら具材やらが湯切り口を塞いでくるため、いったん熱湯5分経った時点で “湯切り前に麺をほぐしてから” 湯切りしたほうがいいかもしれません。それでは、前回・前々回との違いにも注目しつつ、「めん」「たれ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(137g)あたり
カロリー:566kcal
たん白質:8.7g
脂  質:26.1g
炭水化物:74.0g
食塩相当量:5.3g
ビタミンB1:0.26mg
ビタミンB2:0.29mg
カルシウム:217mg
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

今回も高品質

6.0

「東京油組総本店」の実店舗で提供されている麺は、サッポロ実業が有す1945年(昭和20年)創業の老舗製麺所「株式会社サッポロ製麺」と共同開発したオーダーメイドの特注自家製麺で、麺が味を大きく左右する「油そば」の中核を担う存在。国内最高品質の小麦を使い、東京油組総本店の油そばを支えています。

湯切りの前にワンクッション

対する今回のカップ麺に使用されているノンフライ麺は、角刃でカットされた平打ち麺で、そんなに厚みのある形状ではないのですが、しっかりとした歯応えが特徴的なコシの強い食感が魅力。低加水麺ではないけれど、もちもちとした粘り気は控えめで、どちらかというと表面から中心にかけてギュッ、と詰まっている密度の高さがポイント。

そのため表面の気泡は少ないのですが、液体だれに含まれている油や醤油の適度なキレにより、麺が独り歩きする印象を受けることはありません。さらに密度の高さから、時間が経っても大量に含まれている油を吸い込むことはなく、食べ終わる頃になっても最後までコシの強い噛み応えが楽しめました。逆にタレとの一体感や粘り気を高めたい方は、30秒〜1分ほど長めに待ってください。

たれ

ちょっとメリハリが増したかも

6.0

タレの原材料は「豚脂、しょうゆ、醸造酢、糖類、香味調味料、香味油」と実にシンプルで、昨年のタレと比較して原材料名は変わっていません。けれども前回・前々回の味付けは、ラー油の辛味も酢の酸味も弱かったのに対し、今回は特製液体だれ開封直後の香りから主張をはじめ、なかでも酢の酸味については以前よりも輪郭を感じました。

けっこう油すごい

味のフレームワークは基本的に変わっておらず、ヘルシーなノンフライ麺を採用しているのに脂質は26.1gと高めの数値を叩き出し、調理直後の画像には写っていませんが、ご覧の通り油の量は容赦ありません。しかも油は動物油脂をベースにしているため、こってり感は申し分ないものの、それでいて麺はアッサリとしたノンフライ麺という絶妙なバランス感。

唐辛子の辛さは辛い食べ物が苦手な方でも気にならないようなレベルだと思うのですが、豚脂とは違うラー油の芳ばしさがアクセントに入り、麺の項目でも触れたように油の量が減らないため、こってりとしたジャンクさが最後まで楽しめます。甘口しょうゆベースのタレも前回の第2弾と同じく適切な塩分濃度だったので、間違ってもアッサリではないものの、適切なキレによって味がボヤけることはありませんでした。

かやく

刻み海苔まじで頑張ったw

5.0

味付豚肉はチップ状のチャーシューで、あまり情緒のある肉具材とはいえませんが、そこそこ量が多くて好印象。ネギも斜め切りでチープな素材ではないですし、コリコリとした歯応えのメンマも意識的に食べると箸休めに嬉しくて、お世辞にも具沢山とはいえないものの、イマイチな構成ではありません。で、それ以上に効果的だったのが刻み海苔の存在。

追い刻み海苔したい

なんの変哲もない刻み海苔なんですけどw これが今回のタレにベストマッチ。磯の風味が入るのと入らないのとでは雲泥の差で、ラー油や酢とはベクトルの違うアクセントから最後まで飽きません。とはいえタレの完成度は刻み海苔が入る前から高いので、まずは刻み海苔なしの状態を楽しんでから途中でトッピングするのがオススメです。

総評

★★★★★★☆☆☆☆(★6)

前回の2019年発売品と比較して、きもち酢のアクセントが強くなったように感じたのですが、ほぼほぼ方向性は変わっていません。コシの強いノンフライ麺に甘味を帯びたタレと容赦ない油、けれども闇雲にギトギトしているわけではなく、酢の酸味やラー油の芳ばしさでバランスを整え、麺の量や調味料を減らすことなく販売価格は据え置きと企業努力の感じられる一杯でした。

ファミリーマート限定かつ税込258円のカップ麺なので、コストパフォーマンスに特化した商品ではないのですが、これで税込258円なら試す価値あり。そのままでも充分おいしいけれど、刻んだ玉ねぎやパルメザンチーズ、マヨネーズ、酢、ラー油はもちろん、実店舗で人気の「ねぎゴマ+半熟たまご」など、ちょい足しアレンジのベースとしてもポテンシャルの高い一杯です。

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