発売前からSNSで話題【禁断コラボ】スーパーカップ×プリングルズ「超サワークリーム&オニオン味焼そば」爆誕!!

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エースコック

どうも、taka :a です。

本日の一杯は、2020年12月14日(月)新発売のカップ麺、エースコック「スーパーカップ大盛り プリングルズ 超サワークリーム&オニオン味焼そば」の実食レビューです。

プリングルズの人気フレーバー「サワークリーム&オニオン」と大盛りカップ麺のパイオニア「スーパーカップ」が再コラボ!! 食べ比べて再現度を確かめてみた結果——

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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スーパーカップ×プリングルズ コラボ第2弾

スーパーカップとは、大阪府吹田市に本社を置くエースコック株式会社のロングセラーブランドで、1988年(昭和63年)7月25日 “業界初の大盛りカップ麺” として市場に投下。即席カップめん業界では年間50万食でヒット商品といわれていた当時、コンビニエンスストアを中心に爆発的な売れ行きをみせ、わずか4ヶ月で80万食の出荷を記録した実力の持ち主。

カップめん界における大盛りブームの先駆け

さらに同年12月末の半年間で1億食を達成し、1989年(昭和64年 / 平成元年)には日本食糧新聞社が主催する「食品ヒット大賞」にも選出されるなど、やや低調気味だった即席めん業界の活性化に大きく貢献したスーパーカップ。近年は食べ盛りの若者に向けた話題性の高い商品開発にも力を入れており、SNSや動画投稿サイトでの反応を意識した攻めのスポット商品も多く、このページで評価するカップ麺も例外ではありません——

今回の新商品「スーパーカップ大盛り プリングルズ 超サワークリーム&オニオン味焼そば」は、日本ケロッグ合同会社が商標権を所有しているグローバルなポテトチップスブランド「プリングルズ」とエースコックが誇る大盛りカップ麺のパイオニア「スーパーカップ」のコラボレーション企画で、プリングルズの人気フレーバー「サワークリーム&オニオン」の味わいを汁なしカップ麺にアレンジした、これぞキワモノ路線の変わり種。

2018年10月15日、プリングルズの発売50周年とスーパーカップの発売30周年を記念したカップ焼きそば「スーパーカップ大盛り プリングルズ サワークリーム&オニオン味焼そば」及びカップラーメン「スーパーカップ1.5倍 プリングルズ ハラペーニョ&オニオン味ラーメン」並びにスーパーカップ味のプリングルズ「鶏ガラ醤油ラーメン味」及び「いか焼そば味」を発売しているため、2年以上の歳月を経た久々のタイアップ。

今年は “この味” を「濃厚&リッチ」に堪能

プリングルズ(Pringles)とは、P&G(プロクター・アンド・ギャンブル=The Procter&Gamble Company)が1967年に発売した “Pringle’s Newfangled Potato Chips” をルーツに持つ、じゃがいも及び小麦などを主原料に作られた成型ポテトチップスの商標で、パッケージの “おじさん” はジュリアス・プリングルズ(通称:Mr.P)といい、モデルは1800年代後半のアメリカでパン屋を営んでいたバートおじさん。

1968年10月から現在の商品名「プリングルズ(Pringles)」に改称しているのですが、P&Gの食品事業撤退による売却に伴い、米食品大手のケロッグ(Kellogg Company)が2012年12月15日に「プリングルズ」の事業部門を26億9500万ドル(約2100億円)で買収すると発表後、現在は世界140ヶ国以上で販売され、年間10億USドル以上を売り上げているモンスターブランドに成長しました。

そんな「プリングルズ」の中でも不動の人気を誇る “サワークリーム&オニオン” の味わいをカップ麺で再現したのが今回の「超サワークリーム&オニオン味焼そば」で、元ネタのフレーバーは2年前のコラボ商品と同じテーマとなっているのですが、商品名に “超” が付け足されているように、2018年10月発売品と比較してサワークリーム感を強化しているらしく、前回よりも濃厚&リッチにアレンジしたとのこと。

プリングルズからもコラボ商品を展開

カップラーメンの「ハラペーニョ&オニオン味ラーメン」はリリースされませんでしたが、日本ケロッグ合同会社より「スーパーカップMAX」の定番フレーバーを再現した「プリングルズ スーパーカップ 鶏ガラ醤油ラーメン味」及び「(同)熟成味噌ラーメン味」が発売されたので、その味や再現度など、期間限定プリングルズの感想もページの最後で紹介します。

開封

別添の小袋は2種類

今回のカップ麺「スーパーカップ大盛り プリングルズ 超サワークリーム&オニオン味焼そば」に別添されている小袋は、後入れの「かやく入りシーズニング」と「麺ほぐし香味油」の合計2袋。この構成についてはコラボ第1弾の2018年10月発売品から変わっていませんが、前回は再現度が低く、かなり酷評してしまったので、今年はリベンジを果たしてほしいところ——

プリングルズは不使用

とはいえ容器の側面にも小さく “当商品はプリングルズの製品を使用した商品ではありません” と表示してあるように、あくまでプリングルズの味をイメージしたカップ麺なので、砕いたプリングルズが入っているわけではありません(ちなみに日本では “プリングルス” と発音・表記される傾向にありますが、日本ケロッグによる正式名称は「プリングルズ」と最後が濁るので、後者が正しい表記です)

メーカー希望小売価格は、既存の定番商品「スーパーカップMAX」シリーズが210円(税別)なのに対し、今回は220円(税別)と若干ながら高めに設定されているのですが、2020年12月現在の大盛りカップ麺における標準的な値段。コンビニで購入した場合の税込価格は232円、実際に立ち寄ったコンビニ大手4社の中では「ローソン」と「セブンイレブン」での取り扱いを確認しているため、販売店の参考にしてください。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:スーパーカップ大盛り プリングルズ 超サワークリーム&オニオン味焼そば
製造者:エースコック株式会社
製造所:兵庫工場(兵庫県たつの市神岡町東觜崎308)
内容量:151g(めん130g)
商品コード:4901071207830(JAN)
商品サイズ:175×175×63.5mm
発売日:2020年12月14日(月)
実食日:2020年12月15日(火)
発売地域:全国(スーパー・コンビニ等)
希望小売価格:220円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:角型ビッグ
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:600ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:2袋(かやく入りシーズニング・麺ほぐし香味油)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、砂糖)、かやく入り添付調味料(乳等を主要原料とする食品、砂糖、食塩、オニオンパウダー、乳化油脂、ガーリックパウダー、玉ねぎ、サワークリームパウダー、香味調味料、たん白加水分解物、でん粉、酵母エキス、パセリ、植物油脂)、香味油(植物油脂、動物油脂)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、かんすい、香料、酸味料、酸化防止剤(ビタミンE、ビタミンC)、カラメル色素、カロチノイド色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・乳成分・大豆・豚肉を含む)

実食開始

麺は熱湯3分の油揚げ麺を使用

麺は2年前と同じように砂糖を練り込んだ油揚げ麺で、湯戻し時間は熱湯3分。カップ焼きそば系の製品に最初から入っているキャベツなどは使用されておらず、別添の小袋は2つとも後入れということで、これについても2年前から変わっていません。焼きそば的にキャベツ不使用なのが寂しいところではあるものの、ポテトチップスの再現度を重んじた場合、茹でキャベツは無用の長物という、なんかこうジレンマ的なものを感じますよね。

香りの再現度は文句なし!

などと考えながら熱湯を注いで3分後、湯切りしてから注意しなければいけないのは “小袋を入れる順番” で、まずは「麺ほぐし香味油」を麺に絡ませてほぐし、それから「かやく入りシーズニング」を満遍なく振りかけて混ぜるのがポイント。かやく入りシーズニングはダマになりやすく、やや混ぜるのにコツが必要だったので、しっかりと全体に行き渡らせるように留意してください。

さて、2年前と同じく調理直後は具材の貧弱さが否めないように、そこだけは許容しなければいけないのですが、なかなかどうして香りの再現度は高く、いい意味で予想を裏切られる展開。引き続きサワークリーム感を増したという “濃厚&リッチ” な食べ応えとサワークリーム&オニオン味の再現度に注目しつつ「めん」「香味油・シーズニング」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(151g)あたり
カロリー:692kcal
たん白質:12.2g
脂  質:27.8g
炭水化物:98.2g
食塩相当量:6.6g
ビタミンB1:0.64mg
ビタミンB2:0.68mg
カルシウム:504mg
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

ひとつの油揚げ麺としてハイレベル

5.0

元ネタの「プリングルズ」にも小麦粉が使われており、どちらも加工の際に油で揚げる過程を挟んでいるのですが、成型ポテトチップス(ポテトスナック)と油揚げ麺ということで、そもそもの土俵が違います。というわけで単純に、ひとつの油揚げ麺として評価すると、130gの大盛り仕様もさることながら、ブランドのイメージにピッタリな力強い食感で、しっかりとした食べ応えと質の高さを両立しているのがポイント。

しっかりとした弾力で食べ応えあり

形状は角刃でカットされた平打ち麺で、そこそこ縮れは強く、かやく入りシーズニングをがっちりキャッチ。サイズは中細と太くはないものの、もちもちとした粘りのある弾力と噛んだときに内側から跳ね返してくるような反発性を備え、それでいて適度な歯切れのよさも併せ持っている、想像していたよりもハイクオリティな仕上がり。

ポテトチップスのサクサクした食感とは対極的なので、まったくの別物といわざるを得ませんが、後述するシーズニングの味が想像以上に強く、ストロングな味付けとのバランスも悪くありません。時間の経過による食感の劣化も耐久性も高かったので、スープありのカップラーメンにも使えそうなポテンシャルの高さも伝わってきました。

香味油・シーズニング

侮れない再現度の高さ

5.5

まず注目したいのは「麺ほぐし香味油」で、ただの潤滑油ではありません。麺に絡ませた瞬間、油揚げ麺とはベクトルの違う香りが漂ってくるのですが、それと同時に “香味油だけの状態でもプリングルズのサワークリーム&オニオン感” があり、本家(ポテトチップス)を食べたことのある経験者であれば、誰もがイッパツで納得できるほどのレベル。

エースコックあっぱれ

さらに「かやく入りシーズニング」を加えたあとは、チーズ・乳製品系のコク(乳等を主要原料とする食品)に、サワークリームの発酵感を彷彿とさせる爽やかな酸味、オニオンパウダーとガーリックパウダーの芳ばしさ、加えてジャンクな砂糖の甘みなど、オリジナルの「プリングルズ サワークリーム&オニオン」に使われている “調味粉” の味わいを忠実に再現。

かなり濃いめの味付けですが、イメージとしてはスナック菓子の “期間限定○○倍” 的なベクトルなので、やみくもに塩気を効かせているわけではなく、エースコックの油揚げ麺特有のニオイも気になりません。前回は大盛りの麺量が仇となり、後半けっこう持て余してしまったのですが、サワークリーム感(主に酸味のアクセント)を増したことが功を奏し、今年は最後まで持て余すことなく完食できました。

かやく

キャベツはなくて正解だったかも

3.0

「麺ほぐし香味油」と「かやく入りシーズニング」にコストを振り切ったような仕上がりだったので、その皺寄せが顕著に現れているのですが、拾って食べると芳ばしいオニオンをはじめ、パセリのアクセントが本家・プリングルズのサワークリーム&オニオン感を高めることに寄与している、つまり味の面においては悪くない構成。

意識して食べると効果的

小さなオニオンは意識しないと強く主張してこないものの、シーズニングに含まれるオニオンパウダーと相乗効果を発揮していたので、とりあえず汎用の茹でキャベツを入れなかったことが功を奏しているように感じました。もしトッピングを追加するのであれば、加熱して辛味を抜いた刻み玉ねぎを “ちょい足し” する、もしくは本家のポテトチップスを砕いてアレンジすると楽しいかもしれません。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(★5)

具材のボリューム感については妥協して目を瞑る必要ありですが、とにもかくにも「麺ほぐし香味油」と「かやく入りシーズニング」の味付けに関しては本家に忠実で、かなり好印象な一杯に仕上がっていました。もちろん味の好みもあるかとは思いますが、プリングルズのサワークリーム&オニオンが好きで、なおかつジャンキーでスナック的なカップ麺に理解のある方であれば、おおむね楽しめるのではないかと思います。

「熟成味噌」の再現度が思いのほか高いw

それでは最後に、プリングルズの「スーパーカップ 鶏ガラ醤油ラーメン味」及び「熟成味噌ラーメン味」を食べてみた感想を——正直なところ「鶏ガラ醤油ラーメン味」はカップ麺で決め手となっている鶏油(ちーゆ)の芳ばしさをはじめ、ラーメンらしさを演出する上で効果的なメンマパウダーなども使われておらず、そこまで再現度は高くなかったのですが、プリングルズとしては珍しい醤油ベースで、味としては悪くありません。

逆に「熟成味噌ラーメン味」は、いい意味でクセのある熟成したコク深い味噌の旨みを軸に、エースコックが得意とする炒め野菜の風味など、思いのほか臨場感のあるテイストで、こちらはカップ麺マニアの筆者としても納得の再現度で驚きました。カップ麺もプリングルズも数量限定ですが、どちらも食べ比べてみると楽しかったので、この機会に試してみてください(author・taka :a)

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