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【評価】悪魔と契約で本家超え!? 悪魔のスーパーカップ1.5倍「ニンニク野菜タンメン」は伊達じゃない!!

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エースコック

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2024年4月8日(月)新発売、エースコックのカップ麺「悪魔のスーパーカップ1.5倍 ニンニク野菜タンメン」(240円+税)の実食レビューです。

人気アニメ『チェンソーマン』コラボで「スーパーカップ1.5倍 野菜タンメン」が “ニンニクマシ„ にパワーアップ!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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悪魔のスーパーカップ1.5倍 ニンニク野菜タンメン

スーパーカップとは、1988年(昭和63年)7月25日の発売以来、大型カップめんのパイオニアとして確固たる地位を築き上げたブランドで、大阪府吹田市に本社を置くエースコックのロングセラー。現在を遡ること36年、発売わずか半年で1億食を出荷し、160億円もの売り上げを叩き出すなど、空前の大ヒットを記録した業界きっての実力派です。

エースコック創立70周年で『チェンソーマン』とコラボ

このページでレビューする「悪魔のスーパーカップ1.5倍 ニンニク野菜タンメン」は、藤本タツキ先生原作の人気アニメ『チェンソーマン』と「スーパーカップ」のコラボ作品で、エースコックの創立70周年を記念して商品化。パッケージの雰囲気には変身前のデンジとチェンソーマンくらいのギャップが生じていますけど、ベースは既存の「スーパーカップ1.5倍 野菜タンメン」と見て間違いありません。

「スーパーカップ1.5倍 野菜タンメン」とは、2017年(平成29年)2月6日発売の「スーパーカップ1.5倍 野菜タンメン 超やみつきペッパー仕上げ」に端を発する定番フレーバーで、その当初からエスビー食品(ヱスビー食品、S&B)監修の「超やみつきペッパー」を別添。文字通り “やみつき„ になるようなスパイス感を打ち出し、このブログでは(レビューしたのは移転前ですけど)高評価を記録しました。

エスビー食品監修の変わり種ということで、発売当初はスポット商品だと思っていたのですが、翌年2月5日のリニューアルで具材の構成を見直し(新たにコーンとチンゲン菜が追加され)「スーパーカップ1.5倍」の通年商品として定着。以降は何度かリニューアルを繰り返し、現段階での最終リニューアル日は2023年(令和5年)9月4日となっています。

(左)通常の野菜タンメン /(右)悪魔の野菜タンメン

現在も通常の「スーパーカップ1.5倍 野菜タンメン」には、エスビー食品監修の「超やみつきペッパー」を別添しているのに対し、チェンソーマンとコラボした「悪魔のスーパーカップ1.5倍 ニンニク野菜タンメン」にエスビー食品は関与しておらず、しかしながら通常品よりもニンニクを強調しているため、チェンソーマンばりにハイテンションなニンニクの存在感に期待したいところ。

開封

別添の小袋は「かやく入り粉末スープ」のみ

今回のカップ麺に別添されている小袋は、先入れ「かやく入り粉末スープ」1パックのみで、超やみつきペッパーは不在。ちなみに同時廃売品の「悪魔のスーパーカップ1.5倍 どろ辛豚キムチラーメン」はレビュー済みなんですけど、そちらは及第点と評価しているため、ちょっと期待値を下げている筆者。

THEのどごし麺?

麺は油で揚げたフライ麺で、通常の「野菜タンメン」に使われている麺と比較してみると、ひとまず原材料名の構成は一致します。ただ、パッケージやニュースリリースにも “THE のどごし麺„ の訴求は見当たらないため、まったく同じ麺を使い回しているのではないのか、それとも——。

ちなみにメーカー希望小売価格は1食あたり240円(税別)なので、通常の「野菜タンメン」と同じ値段。しかし、販売期間が限られているスポット商品かつ奇抜なパッケージを採用しているため、お店によっては通常の「野菜タンメン」よりも安価な設定で販売しているかもしれません(さらにレビュー時点で発売から1ヶ月経っているので、お店によってはセール対象になってる可能性も)。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:悪魔のスーパーカップ1.5倍 ニンニク野菜タンメン
製造者:エースコック株式会社
製造所:関西滝野工場(兵庫県加東市河高1816−175)
内容量:106g(めん90g)
商品コード:4901071235765(JAN)
発売日:2024年04月08日(月)
実食日:2024年05月10日(金)
発売地域:全国
小売価格:240円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:大盛りバケツ型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:500ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:1袋(かやく入り粉末スープ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ)、かやく入りスープ(食塩、香辛料、チキン調味料、キャベツ、砂糖、チンゲン菜、人参、にんにく、チキンパウダー、香味調味料、オニオンパウダー、酵母エキス、コーン、たん白加水分解物、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、炭酸Ca、微粒二酸化ケイ素、香料、かんすい、重曹、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、香辛料抽出物、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

この時点でガーリックパウダーの主張が激しい

別添の「かやく入り粉末スープ」は先入れで、かやくは粉末スープまみれで視認しづらい状態ですが、エースコックのニュースリリースには “シャキシャキとした食感の良いキャベツ、チンゲン菜、色調の良い人参、コーン、ねぎ、風味の良いにんにく„ と記載されています。ええ、この時点でキレッキレのニンニクが頼もしいファーストインプレッション。

スーパーカップにしては具沢山(失礼)

熱湯を注ぐ際は “粉末スープに直接熱湯をかけ、よく溶かしながら„ 入れるように意識し、内側の線まで注ぎ終えたらフタをして待つこと3分。時間になったらフタを開け、しっかり混ぜ合わせたら出来上がり。タンメン=具材たっぷりのイメージが強いので、それについては頼りないといわざるを得ないけれど、スーパーカップの変わり種としては(これでも)具沢山。

引き続きニンニクの主張は激しく、確実に食べるタイミングを意識しなければいけないレベルだったので、引き続きニンニクの切れ味に注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(106g)あたり
カロリー:444kcal
たん白質:9.6g
脂  質:14.1g
炭水化物:69.6g
食塩相当量:6.4g
(めん・かやく:2.1g)
   (スープ:4.3g)
ビタミンB1:0.37mg
ビタミンB2:0.54mg
カルシウム:353mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:444kcal(めん・かやく:389kcal)(スープ:55kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

「どろ辛豚キムチラーメン」とは別物

タイミングよく通常の「野菜タンメン」を用意できなかったので、真横に並べての比較は間に合わなかったのですが、なめらかな口当たりと喉越しの良さが印象的、というのは先に公開した「悪魔のスーパーカップ1.5倍 どろ辛豚キムチラーメン」のレビューと共通の感想になります。しかし、耐久性に難ありの印象は皆無。

食べ始めはコリッとした歯応え

後述する粉末スープに粘度を高める成分が含まれていたので、さらっとしたスープよりも高い保温性が備わっていたのですが、とろみ成分との兼ね合いか食べ始めは少し硬めの食感。コリッとした歯応えが心地よく、段々と歯切れが目立つようにシフト。加水率が特別に高いわけではないので、それなりに後半は柔らかくなってきますけど、ネガティブな変化ではありません。

エースコックの揚げ油に由来する特有のニオイは強いけれど、それもブランド的に “らしい魅力„ と思えるポイントの一つ。ニンニクを強めに効かせたスープとの相性も悪くない‥‥というか、むしろジャンクさを底上げしてくれる要素でもあったので、風味についてもポジティブでした。

スープ

ニンニクの訴求は伊達じゃない

前述のように「超やみつきペッパー」は入っていませんが、後口にヒリヒリとした刺激が残るくらい、黒胡椒のアクセントは強く、ガーリックパウダーの主張も遠慮なくパワフルなテイスト。生おろしニンニクなどのペーストは別添されていないため、風味や攻撃性の度合いに粉末の限界を感じるところはありますが、タイトルのニンニクは伊達じゃありません。

とろみについては少し蛇足に思える節もありましたけど、おかげで麺を食べている間にもニンニクやブラックペッパーの刺激が遠慮なく飛び込んでくるところはメリットですし、あとはもう人工的な旨み成分をアレコレ盛り込んでオニオンの旨みを効かせましたよ、みたいな。なんともエースコックらしい強引な味付けでw それもプラスに働いていました。

かやく

ニンニクは効果的だけどキクラゲの不在は痛い

キャベツ、チンゲン菜、にんじん、コーンは通常の「野菜タンメン」と共通の具材で、チップ状のニンニクを得る契約の代償にキクラゲを失った様子‥‥あ、しれっとネギも追加されていますね。具沢山な印象が強いタンメンの基準で見ると頼りなく思えますけど、スーパーカップの変わり種における「かやく」はオマケに過ぎない扱いを受けていますから、これでもブランド的には具沢山。

なかでもチンゲン菜の風味とコーンの甘み、それとニンジンのコリコリ感が印象に残りました。逆にキャベツはボリューム不足、ねぎは別に‥‥要らんくね? みたいな感じだったので、キクラゲ不在の悲しみが浮き彫りになっていた側面もありますが。

総評

4.0

通常品には別添されている「超やみつきペッパー」は省かれていますが、けっこう黒胡椒の主張は強く、タイトル通りニンニクの効き目もバッチリ。個人的に現行の「スーパーカップ1.5倍 野菜タンメン」も好きなんですけど、悪魔のスーパーカップ1.5倍と融合したら、とんでもないバケモンが生まれるんじゃね‥‥? などと。

それについては通常品にセルフでニンニクをマシにしたら万事解決みたいなことになりそうですけど、それはさておき同時発売品の「どろ辛豚キムチラーメン」よりも好印象だったのは確か。途中でも触れたように、お店によっては容赦なく投げ売り用のワゴンに放り込まれ始める時期なので、そういった事情で取得価格が100円前後になるのであれば、上記の総評に星ひとつ追加してください【author・taka :a(大石敬之)】

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