「スーパーカップ1.5倍 ブタキムラーメン スパイシーBLACK」黒いブタキム新登場!

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エースコック

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年5月13日(月)新発売のカップ麺、エースコック「スーパーカップ1.5倍 ブタキムラーメン スパイシーBLACK(ブラック)」の実食レビューです。

“黒くて辛い、だから旨い” ブタキムに刺激的で真っ黒な姉妹品が登場!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

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黒いブタキム スパイシーBLACK

「元祖豚キムチカップめん」として1993年に発売されたエースコックの「スーパーカップ1.5倍 豚キムチラーメン」ですが、その姉妹品として開発されたのが今回の新商品で真っ黒な姉妹品「スーパーカップ1.5倍 ブタキムラーメン スパイシーBLACK(ブラック)」。パッケージも全体的に黒基調で、なかなかロックなデザインですね。

スパイシーなBLACK(黒い)ラーメンといえば、黒胡椒の刺激と黒醤油のインパクトが特徴的な富山県富山市発祥のご当地ラーメン「富山ブラックラーメン」のイメージが強いので、それにインスパイアされたのかと思いきや関係なく、 “焙煎黒胡椒×焦がしニンニク” オイル使用というのが “BLACK” の指標となっています。



初めてスーパーカップから「豚キムチラーメン」が発売されたのは1993年——以降、基本的には「カップラーメン」を中心に展開されているのですが、2016年12月19日にシリーズ発売以来初となる和風タイプ「ブタキムうどん」を発売。2019年2月11日には「ブタキム油そば」などの汁なしカップ麺もリリースされましたが、おそらく「黒いブタキム」は今回が初。

そしてエースコックの「スーパーカップ1.5倍」シリーズには「ブタキムラーメン」と「豚キムチラーメン」、2種類の豚キムチ系のカップラーメンが存在するのですが、「ブタキム」と「豚キムチ」は違います。何が違うのかというと、もちろんタイトルだけでなく中身(味)も違いますが、大きく異なるのは販路の違い。

「ブタキム」は “コンビニ限定” 商品、「豚キムチラーメン」は “コンビニ以外”(稀にコンビニでも見かけますけど)が主な販売ルートで、「スパイシーBLACK」のタイトルは「ブタキム」。パッケージのデザインもオリジナルの「スーパーカップ1.5倍 ブタキムラーメン」を踏襲しているのですが、今回の新商品「ブタキム スパイシーBLACK」は “コンビニ限定ではありません” 。

※ちなみに2012年4月2日に発売された「スーパーカップ1.5倍 燃えろ! 豚キムチラーメン」が初のコンビニ限定豚キムチラーメンで、翌2013年10月14日に以前から親しまれていた「ブタキム」の正式に冠した「(コンビニ限定)スーパーカップ1.5倍 ブタキムラーメン」を発売。以来、リニューアルを繰り返しながら継続的に販売されています。

もちろん発売日の翌日(火曜日)から全国のコンビニエンスストアでも取り扱いが始まっていますし、特に大手コンビニの中では「ローソン」や「ミニストップ」での遭遇率が高かったんですけど(※兵庫県北部〜京都府北部でのリサーチ)、私は地元のローカルスーパーで購入しました。



「ブタキム」の姉妹品として発売された「スパイシーBLACK」ですが、新たな通年商品(レギュラー)ではなくスポット商品(期間限定)で、パッケージの側面には “黒くて辛い、だから旨い。” と製品の特徴をアピールしています。フタの上で焙煎黒胡椒がアピールされていたので、「辛い」の指標は「黒胡椒」を指しているような雰囲気ですね。

ちなみに後日、「ドラッグストア」や「ドンキホーテ」に立ち寄った時にも見かけたのですが、コンビニで購入した場合「ブタキム」と同じ税込216円、コンビニ以外の店舗では「豚キムチラーメン」と同じくらいの値段か、いずれにせよ税込200円以下で販売している企業が多いように思います。

開封

別添の小袋は先入れの「粉末スープ」と「かやく」、後入れの「調味油」で合計3袋。構成としてはオリジナルのブタキムと同じですが、後入れのオイルは本家の “絶品ブタキムオイル” ではなく、何の変哲も無いデザインの調味油。ただ、ここにスパイシーBLACK特製の焦がしニンニクオイルが仕込まれているのでしょう。



麺は黄色味がかった中太麺で、ノンフライ麺ではなく油揚げ麺(フライ麺)を採用。調理前の段階から早くも油揚げ麺臭が強めに漂ってくるのですが、ある意味このニオイもエースコックが製造する油揚げ麺を使用したカップラーメンの特徴です。それは有名店監修商品だと不利に働くこともありますけど、スーパーカップは食べ応えと押しの強さを優先しているブランドなので、ネガティブではないかもしれませんね。

カップ底面下段右端(賞味期限の下)に表示されている製造所固有記号は「W」となっているのですが、これは兵庫県加東市にあるエースコックの自社工場(兵庫県加東市河高字黒石1816-175)を意味し、コンビニ限定の通年商品「スーパーカップ1.5倍 ブタキムラーメン」と同じ製造工場です。

私の購入価格は北近畿のローカルスーパーで税込159円(参考までに同じスーパーで「スーパーカップ1.5倍 豚キムチラーメン」は税込108円で販売)、ドラッグストアでは税込128円、ドンキホーテでは箱積みで税込98円とバラバラでした。やはりドンキホーテは強いw

製品詳細情報・購入価格等

製品名:スーパーカップ1.5倍 ブタキムラーメン スパイシーBLACK
製造者:エースコック株式会社
製造所:自社工場・W(兵庫県加東市)
内容量:104g(めん90g)
商品コード:4901071231859(JANコード)
個装サイズ:縦140mm×横140mm×高さ105mm

発売日:2019年05月13日(月)
実食日:2019年05月15日(水)
発売地域:全国(スーパー・コンビニ等)
取得店舗:スーパー(ミニフレッシュ)
商品購入価格:159円(税込)
希望小売価格:205円(税別)

麺の種類:油揚げ麺(かんすい使用)
スタイル:大盛バケツ型
容器材質:プラ(PS)+胴巻き紙
湯量目安:500ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:3袋(粉末スープ・かやく・調味油)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ)、スープ(食塩、植物油脂、砂糖、乳化油脂、粉末しょうゆ、ポークエキス、香辛料、動物油脂、香味油、ポーク調味料、魚介エキス、オニオンパウダー、酵母エキス、魚醤(魚介類)、黒ごまパウダー、たん白加水分解物)、かやく(味付豚肉、白菜キムチ、ねぎ、唐辛子)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、着色料(カラメル、カロチノイド、フラボノイド、クチナシ、紅麹)、かんすい、増粘多糖類、酸化防止剤(ビタミンE、ビタミンC)、香料、香辛料抽出物、酸味料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・豚肉・ごま・魚醤(魚介類)を含む)
【本品に含まれるアレルギー物質】小麦・卵・乳成分・大豆・豚肉・ごま・魚醤(魚介類)(表示が義務付け及び推奨されているもの)

実食開始

先入れの小袋は2種類ありますが、粉末スープに直接お湯をかけられるように「かやく」から開封しました。中身は白菜キムチ、豚肉、ねぎ、輪切り唐辛子とシンプルな内容で、本家ブタキムに入っている青梗菜(チンゲンサイ)は入っていません。また、豚肉も本家の自然なものとは違い、正方形のチップ状にカットされているのですが、大きな白菜キムチはインパクトがあっていいですね。



「粉末スープ」を開封すると大量の粗挽きブラックペッパーが入っているのかと思いきや、特に視認できるサイズの黒胡椒は見当たりません。やや灰色味を帯びていることと、たしかに胡椒の香りも明白に漂ってはくるのですが、粉末スープに入っている黒胡椒は粒子の細かいパウダー状に粉砕してありました。

ゆっくりと粉末スープを溶かしながら熱湯を注ぎ、3分後に調味油を入れ、よくかき混ぜたら完成です。調味油の小袋はフタの上で温めてるようにと書いてあったので、お湯を入れてから待っている間に温めておきましょう。それでは、焙煎黒胡椒と焦がしニンニクオイルの存在感や辛さレベルに注目しつつ、「めん」「スープ」「かやく」の順に解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(104g)当たり

熱  量:459kcal(カロリー)
たん白質:9.0g
脂  質:17.8g
炭水化物:65.6g
食塩相当量:7.1g
(めん・かやく:2.4g)
   (スープ:4.7g)
ビタミンB1:0.49mg
ビタミンB2:0.53mg
カルシウム:394mg

参考値(調理直後に分別した値)
熱量:459kcal(めん・かやく:399kcal)(スープ:60kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品パッケージに記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

滑らかでスープとの絡みが良いめんです。めんに味付けをして、スープと相性良く仕上げました。

(出典:エースコック公式ウェブサイト「HOME > 商品情報 > スーパーカップ1.5倍 ブタキムラーメン スパイシーBLACK」)

おそらく「ブタキム」と同じ麺
5.0

以前の麺は鋭利な角刃でカットされた「カドメン」が定番でしたが、今回は口当たりのいい丸刃でカットされた油揚げ麺を採用しています。角刃から丸刃への変更は、本家「ブタキム」をはじめ、「スーパーMAX」や「豚キムチラーメン」が所属している「スーパーカップ1.5倍 超やみつきシリーズ」など、同ブランドの関連商品は2018年頃から丸刃の麺に統一されました。

熱湯3分ジャストで食べ始めると部分的にパキッとした食感が残りますが(それが好きな方はノープロブレム)、もちもちとした食感を自然に楽しみたい方は30秒ほど長めに待つのがオススメ。かなりガッシリとした密度の高い中太麺で食べ応えがあり、適度な縮れも相俟ってスープなじみも悪くありません。



麺量は標準(60g)の1.5倍(90g)ですが、食べ終わる頃まで弾力が楽しめる食感の持続力も好印象。それなりに油揚げ麺特有の風味も並行しますけど、スープもガッツリ系なので特に支障を来すこともなく、むしろ特有の風味も大盛バケツ型のカップ麺らしくジャンクな食べ応えに寄与していました。

スープ

ポークエキスをベースに、ガーリックや唐辛子を加えた、辛みと旨みのある豚骨醤油スープです。焙煎黒胡椒や焦がしニンニクオイルがアクセントとなり、最後まで刺激的な味わいの黒いスープに仕上げています。

(出典:エースコック公式ウェブサイト「HOME > 商品情報 > スーパーカップ1.5倍 ブタキムラーメン スパイシーBLACK」)

なるほどスパイシーでジャンク!
4.5

たしかに黒っぽいといえば黒っぽいのですが、富山ブラックのように漆黒のスープではありません。しかし、地のスープが本家と同じく豚骨しょうゆベースであることに加え、イカスミ色素や炭末色素などの着色料で色付けするのではなく、味に寄与してくれる黒ごまパウダーを使っているのがいいですね。

ポークエキスの基本軸はブタキムに沿っていますが、やや比較して醤油の加減が強く、本家には含まれない魚醤やオニオンパウダーのアクセント、さりげない黒胡麻のコクも意識すると掴めます。そして明らかに胡椒(ペッパー)の含有量が増えていて、辛さレベルは激辛とかではないものの(※中辛〜辛口未満)、なるほどスパイシーで刺激的。ただ、あまり「焙煎」の個性は目立っていません。

別添の調味油は単純に黒マー油タイプのオイルかと思っていたんですけど、豚脂をベースに焦がしニンニクが仕込んであって、どちらかというとニンニクはガーリックパウダーが功労者。ただ、焦がしニンニクの苦味は控えめですが特有の芳ばしさは効果的で、辛さの指標はピペリン(黒胡椒の辛味成分)だけでなく、サポート的にカプサイシン(唐辛子の辛味成分)も含み、途中から身体がポカポカしてきます。

生おろしニンニクほどダイレクトではないものの、焦がしニンニク×ガーリックパウダーの2段重ねでニンニクの威力も強く、人と会う前や仕事の休憩中には控えたほうがいいレベルには達していました。あと黒胡椒が容器の底に溜まりがちなので、定期的に混ぜながら食べるのが美味しく食べるポイントです。

かやく

程良く味付けした豚肉、シャキシャキとした食感の良い白菜キムチ、色調の良いねぎ、辛みの強い唐辛子を加えて仕上げました。

(出典:エースコック公式ウェブサイト「HOME > 商品情報 > スーパーカップ1.5倍 ブタキムラーメン スパイシーBLACK」)

白菜キムチばっちり
4.5

本家ブタキムに入っている青梗菜は不在、豚肉の種類も変わっているのですが、とりあえず白菜キムチの質とネギは共通で、豚肉については本家よりも多いです(※個体差もありますけど冒頭で比較写真に使った通常商品の「ブタキムラーメン」には豚肉が1つしか入っていませんでしたw)。

白菜キムチは厚みがあり、そこまで酸味が強いわけではありませんが、主に軸の部分を使っているため肉厚サイズが嬉しいポイント。その白菜キムチから滲み出る旨味もスープのジャンクな魅力に加担している重要なポストで、きちんと「ブタキム」の「キム(キムチ)」を体現しています。

豚肉は1辺が約1cmほどのチャーシューチップなんですけど、意外に侮れない具材。いわゆるハムみたいな食感のスカスカした肉具材とは違う、豚肉らしい食感と風味が楽しめますし、通常のブタキムには豚肉の数が2個とかザラなので、タイプが違ってもネガティブではありませんでした。

“辛味の強い” と製品説明に書いてある赤唐辛子ですが、激辛唐辛子ではありません。しかし、ちゃんと噛んだら辛味成分が楽しめる硬派なものだったので、単なる飾りでもありません。あとフライドガーリックとかも入ってたら面白かったのになぁ‥と思いつつ、大きな白菜キムチを思うと贅沢は言えませんね。

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆(★4+)

スーパーカップは食べ応えを重視するあまり極端な大味になることも多かったりするのですが、今回は「ブタキム」の名に恥じない姉妹品に仕上がっていると思います。もうちょっと黒胡椒の「焙煎」っぽさや焦がしニンニクの「苦味」が強いと面白かったんですけど、しっかり食べ応えとインパクトを打ち出しつつも大味ではありません。

激辛とかではありませんが、実食中や食後は身体の内側からポカポカで、ちゃんと「スパイシーBLACK」を表現していました。麺も食べ応えがありますし、白菜キムチも肉厚で「ブタキム」らしく、ニンニクちょっと注意が必要なレベルですけどw それもガッツリ系としてイメージがよかったです。けっこうインパクトのあるテーマなので、次は「汁なしスパイシーBLACK」とか「激辛スパイシーBLACK」みたいな派生製品も食べてみたいですね。

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