どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2018年9月3日(月)新発売のカップ麺、エースコック「スーパーカップ1.5倍 バーミヤン監修 刺激のコク旨麻婆麺」の実食レビューです。
スーパーカップ30周年コラボ企画
スーパーカップの発売30周年を記念して開発された、中華レストラン「バーミヤン」とのコラボカップ麺で、バーミヤンで人気の「麻婆豆腐」を「麻婆麺」にアレンジしたオリジナルメニューが登場しました。これまでエースコックは数々の企業と積極的にコラボしていますが、バーミヤンとのタイアップは今回が初めてだそうです。
「バーミヤン」は、洋食ファミリーレストランの「ガスト」や「ジョナサン」、和食チェーンの「夢庵(ゆめあん)」、イタリアンレストランの「グラッチェガーデンズ」を経営している外食産業系企業「すかいらーくグループ」の傘下にある中華レストランで、全国に構える店舗数は332店。(平成30年6月30日時点)
今回の「麻婆麺」はカップ麺だけでなく、9月6日(木)よりエースコックとコラボした「刺激のコク旨マーボー麺(税別749円)」という期間限定メニューが実際の店舗(全国のバーミヤン)で提供されるそうです。(「中華頂上対決フェア」2018年9月6日~2018年11月14日)
恥ずかしながらバーミヤンの麻婆豆腐を食べたことがないので(王将派なので)、その再現性については発言できませんが、ひとつのカップ麺としての総合力を公正な目で評価します。
【余談】記事のパーマリンク(URL)を設定するのに、そういえば「麻婆」ってローマ字表記にしたら「mabo」で合ってるのかな‥と、少し疑問に思って調べてみたのですが、英語表記では「mapo」なんですね。「麻婆豆腐」は、単純に「mabo tofu」だと思ってました。おそらく記事のURLまでチェックされている方は少ないと思いますが、「あ、こいつスペル間違えて “まーぽーめん” って書いてるしw」とかって笑わないでくださいねw(さっきまで「mapo」を知らなかったのは事実ですが ←)
開封
小袋の構成は、「かやく入り粉末スープ(先入れ)」と「液体スープ(後入れ)」の2袋。パッケージには小さいながらも豆腐なんかが掲載されていましたが、粉末スープと一緒くたにされている場合、手軽な分だけ具材の質には期待できない傾向にあります。
最近、通年商品の「スーパーカップ」は “カドメン” から新開発の麺(丸刃)に変更されましたが、今回は角刃でカットされているようですね。ただ、この段階から早くも油揚げ麺特有のニオイが気になりました。
原材料名・アレルギー表示
【原材料名】 油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩)、スープ(しょうゆ、植物油脂、発酵調味料、ポーク調味料、果糖ブドウ糖液糖、醸造酢、みそ、魚介風味調味料、食塩、香味油)、かやく入りスープ(食塩、砂糖、香辛料、豆腐、鶏・豚味付肉そぼろ、ねぎ、ポーク調味料、酵母エキス、唐辛子)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、炭酸カルシウム、酒精、カラメル色素、香料、重曹、かんすい、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、甘味料(カンゾウ)、酸味料、香辛料抽出物、微粒二酸化ケイ素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ごまを含む) |
【アレルギー表示】 小麦・卵・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ごま |
実食開始
1食(119g)当たり
カロリー:470kcal |
※参考値(調理直後に分別した値) エネルギー:470kcal(めん・かやく:378kcal)(スープ:92kcal) |
スーパーカップ発売30周年企画!「バーミヤン」との初のコラボレーションが実現!
バーミヤンの人気メニューである麻婆豆腐を麻婆麺へとアレンジ。(エースコック「商品情報」より引用)
スープ
ポークをベースに豆板醤や甜麺醤、豆鼓醤などの中華調味料を加えたコクのある麻婆味のスープです。花椒の爽やかな香りが広がり、バーミヤンの麻婆豆腐のように食欲をそそる一杯に仕上げています。
(エースコック「商品情報」より引用)
感想の前に、まずは豆板醤や甜麺醤、豆鼓醤について軽く補足します。
そら豆と唐辛子を主原料とする中国の発酵調味料で、本来は唐辛子を入れずに作ったものを「豆板醤」とし、辛い豆板醤は「豆板辣醤(トウバンラージャン)」と分けられていたそうです。しかし、日本の調味料コーナーでは唐辛子入りが一般的ですよね。辛味と塩味が強く、甘味は控えめです。味噌大さじ1に対して醤油小さじ1/2と一味唐辛子で代用品を作ることができます。
・甜麺醤(テンメンジャン)
中国の甘味噌で、それぞれの漢字は「甜(甘い)」「麺(小麦粉)」「醤(ペースト状の調味料)」を意味し、文字通り小麦粉を主原料とした甘い中華調味料です。唐辛子は入らないので、辛さはありません。八丁味噌に砂糖や胡麻油を加えると、代用品を作ることができます。
・豆鼓醤(トウチジャン)
あまり一般家庭では馴染みのない調味料になるかもしれませんが、黒豆を麹で発酵させて塩漬けにした「豆鼓」をペースト状(醤)にしたものです。日本でいうところの「大徳寺納豆」(京都市北区紫野の大徳寺門前で生産されている納豆菌を使わない納豆)と似ているのですが、大徳寺納豆もメジャーではないですよねw えっと、塩辛いです。
先ほどカップ麺の原材料名を並べましたが、その中に「豆板醤」「甜麺醤」「豆鼓醤」の文字は見当たりません。もしかしたら「発酵調味料」に要約されているのかもしれませんが、代用品になりそうな原材料が含まれているので、そちらの効果が大きいように思います。
痺れる刺激で日本人を魅了し、今年はパクチーに次ぐトレンドとまで謳われている花椒ですが、それほど強くありません。私は花椒と唐辛子の刺激に強いほうですが、一般的に見てもアクセントの枠は超えないでしょう。じっくり口に停滞させると唐辛子とは違う花椒の麻味を感じるものの、花椒も唐辛子もピリ辛レベルで刺激は弱めでした。
幅広い層に愛されるバーミヤンのイメージを踏まえると納得できなくもありませんが、タイトルに掲げられている「刺激の」は誇張ですね。反面、塩気はスーパーカップらしく強いです。醤油のエッジに加えて食塩のカドも立っていて、飲めないほど塩っぱいスープではありませんが、後から喉が乾くと思います。
かやく入りスープに粘性を高める成分が入っていたので、念入りにかき混ぜてください。それはもう餡掛けレベルのボテッ‥としたスープなので、溶け残りがあると大きなダマになる恐れがあります。味の方向性としては、一般のスーパーでも買える麻婆豆腐の素に近いですね。
ちょっと面白かったのが醸造酢の酸味で、あまり麻婆豆腐に酢のイメージは一般的ではないかもしれませんが、隠し味に少しだけ入れると美味しいですよ。とろみの強い酸辣湯しかり、あんかけ系のラーメンと酢の相性がいいように、ささやかながらも酸味が効果的でした。
めん
しっかりした弾力と滑らかさを併せ持つ角刃のめんです。口の中で存在感を感じられる、食べごたえ抜群のめんに仕上げました。
(エースコック「商品情報」より引用)
製品説明にもパッケージにも「カドメン」の文字はありませんが、確実に流れを汲んでいます。熱湯を注ぐ前から漂っていたように、ちょっと油揚げ麺特有のニオイが気になったりもしたんですけど、味の強い超高粘度スープがベットリまとわり付いてくるので、油揚げ麺臭が暴れ回るような状態ではありませんでした。
同ブランドで新発売の「スーパーカップ1.5倍 担担麺」やリニューアルされた「豚キムチラーメン」はカドメンではなくなってしまったので、エッジのある口当たりが少し嬉しかったです。
食べ始めのガッシリとした食感は持久力も兼ね備えており、とろみによって保温性の高かったスープの中にあっても10分(フタを開けてから7分)くらい経ってもヘッチャラで、熱湯を注いでから15分経過した段階に差し掛かっても伸びて頼りなくヘタれるようなことはありませんでした。
かやく
滑らかな食感の豆腐をメインに程良く味付けした肉そぼろ、彩りの良いねぎと唐辛子を加えて仕上げました。
(エースコック「商品情報」より引用)
メインの豆腐ですが、めちゃくちゃ小さいです。写真では大きさが伝わりにくいかもしれませんが、1cmもないですね。それに正方形の立方体でもないですし、量はザッと合わせて5個くらい。一応、今回のメイン具材なので、「蒙古タンメン中本」のカップ麺ほど大きなサイズは望みませんが、せめて量でカバーしてほしかったです。
ネギも薬味に近いサイズで、分葱(わけぎ)ないしチャイブス(セイヨウアサツキ)くらいのイメージでしょうか。しかし、エースコックのネギは盛大に主張してくることが多いので、今回の場合このくらいで程よかったです。で、残念ながら程良く味付けした肉そぼろはハズレですね。
ブログで何度も “スポンジ野郎” と表現している例のアレなんですけれども、かやく入り粉末スープで多少なりとも味は付いていましたが、それでも味気なく、食感はスポンジみたいにスッカスカ。バーミヤンの麻婆豆腐は「コク旨」と「四川」があるそうで、どちらも挽肉が多いというレビュー記事を読んだのですが、カップ麺では豆腐や挽肉に期待してはいけません。
総評
★★★☆☆☆☆☆☆(3)
(標準は★3です)
店舗メニューと比較した再現性については評価しかねますが、ひとつのカップ麺としては可も無く不可も無しでした。カドメンの系譜にあったシゲキ的噛みごたえの油揚げ麺はクオリティが高く、餡掛けレベルの高粘度スープは味も粘度の高さも日本の(市販の)麻婆豆腐っぽい雰囲気で親しみやすかったのですが(※塩気は強い)、それ以上でも以下でもなかったです。
もし店舗の味を知っていたら評価は変わってくるかもしれませんが、あまりにも具材は頼りなく、いまいち個性は掴めませんでした。特徴がないのが特徴と言われたら‥それまでなんですけどw とりあえずコンビニでの定価購入はオススメできません。
イマイチではありませんが、ちょっと垢抜けないカップ麺でした。せっかく店舗でも連動して期間限定のコラボメニューが展開されるので、 “特別企画!お店の期間限定メニュー「刺激のコク旨マーボー麺」○○円引!” みたいなクーポンがフタの裏にあったら相乗効果も図れそうなんですけど、そう単純な話ではなかったらスミマセン。元は取れると思うんだけどなぁ‥
製品名には「刺激のコク旨」と書かれていますが、あまり刺激的な魅力も得られませんでした。とりあえず餡掛け級の高粘度スープは面白かったので、自前の「唐辛子」「花椒」で辛味武装、さらに「酢」「パクチー」あたりでアレンジすると楽しそうです。
製品名:スーパーカップ1.5倍 バーミヤン監修 刺激のコク旨麻婆麺 製造者:エースコック 内容量:119g(めん90g) 発売日:2018年9月3日(月) JANコード:4901071231712 希望小売価格:205円(税抜) 発売地域:全国(スーパー / コンビニ等) |
麺の種類:油揚げ麺 容器材質:プラ(PS) 必要湯量:500ml 調理時間:熱湯3分 小袋構成:2袋(かやく入り粉末スープ / 液体スープ) |
お客様窓口:大阪 06-6338-2745 / 東京 03-3982-9518
バーミヤンもいいんだけどさ、UFOあんかけまだこっちじゃ売って無くて探しちゃったよ!
何処にも置いてないんやけどw
これのどこがマーボー麺なんだろうねぇ・・・ビジュアルを見る限りはそうは思えないんだけどww
バーミヤンが関西で初めてできた頃のことは覚えてるよ〜!!
本格中華が格安で食べられるって、隣の県まで食べにいったんよ・・ガソリン代かけて(^▽^;) その後びっくりするスピードで大阪全土に広がってびっくりしたけど(((uдu*)ゥンゥン バーミヤンの麻婆豆腐は小さい子でもたべられるように刺激は少なめだもんね・・私も王将派(๑•̀.•́ฅ✧
ふーむ(-ε´-。)
これはつまりあれですね、その期間限定の店舗のメニューも食べてみて、店舗のメニューとカップ麺の出来の違いによって星が変動する可能性もありますね。
店舗のメニューとカップ麺の差が殆どないのなら、カップ麺の値段で店舗のメニュー並みのクオリティーを出しているという事に…
ん?逆か?
店舗のメニューとして出しておきながらカップ麺以上の味を出せなかったとかいう…バーミヤンめぇっ(#゚Д゚) (何かのスイッチオン♡)
バーミヤンは☆3だったか!!
バーミヤンは好きだからちょっと残念!!
バーミヤンの回鍋肉と卵&キクラゲ炒めが好き(*^_^*)