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「凄麺 麻辣ねぎラーメン」激辛注意!! 5種類の唐辛子と四川省産青花椒の痺れ

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ヤマダイ

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年04月22日(月)新発売のカップ麺、ヤマダイ「ニュータッチ 凄麺 麻辣ねぎラーメン」の実食レビューです。

5種類の唐辛子による辛さと花椒の痺れがクセになる “マー活” にピッタリな麻辣(マーラー)激辛カップラーメン新登場!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

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凄麺 麻辣ねぎラーメン

ニュータッチことヤマダイより期間限定の刺激的な美味しさとして、昨年よりブームとなっている「麻辣味(まーらーあじ – マーラーウェイ)」をテーマにした痺れる辛さが特徴的な新商品がリリースされました。「麻」は花椒(かしょう)の痺れ、「辣」は唐辛子の辛さを意味しているのですが、特に2018年からトレンド味覚として爆発し、長く注目され続けています。

正式な社名は「ヤマダイ」、「ニュータッチ」はブランド名になるのですが(例:サンヨー食品=サッポロ一番、まるか食品=ペヤング、東洋水産=マルちゃん等)、コアなファンが多いのに商品の取扱店が少ないのが最大の難点‥‥しかも「凄麺 麻辣ねぎラーメン」の発売日がGW前ということで、私の行動圏内にあるスーパーは新作カップ麺のコーナー自体が一時的に消滅w(※新商品の入荷なし)



というわけでイトーヨーカドーのネット通販サイト「オムニ7」から取り寄せたのですが、メーカー希望小売価格は税別210円、オムニ7での販売価格は税込224円でした。税別210円のカップ麺はコンビニだと税込225円になるので、ほぼ定価購入になるのですが、おそらくコンビニ以外の店舗であれば税込200円前後で購入可能かと思います。

実は今回の「麻辣ねぎラーメン」から約2年前となる2017年5月1日(月)、まったく同じ商品名で凄麺(すごめん)ブランドから麻辣ねぎラーメンのリリースがあり、まだカップ麺業界で爆発的なブームを巻き起こす前からヤマダイは「麻辣」に目をつけていたのですが、当時のトレンドだった「パクチー」も取り込んでいました。

麻辣ブームが来る前のカップ麺業界には、今でも女性から特に支持されているパクチーが蔓延っていて、やれパクチーほれパクチーと事あるごとにパクチー入りの新商品が発売されていたのですが、悲しいかな大のパクチー嫌いだった私は数々の強敵(カップ麺)に鍛えられて克服w と、それは扨措き2019年の麻辣ねぎラーメンにパクチーは入っておりません。

もっとも麻辣ブームがピークだった2018年、なぜか麻辣ねぎラーメンの新作リリースは記憶にないのですが、その前から「辛醤ねぎラーメン」(2014 – 2016)や「激辛ジャンクねぎラーメン」(2014)など、定期的に辛い系のノンフライねぎラーメンが販売されていて、2019年の麻辣ねぎラーメンでは “5種の唐辛子の辛みと花椒(かしょう)の痺れ(しびれ)” をアピールしています。



2017年発売品は “パクチー入り” と “国産ねぎ使用” がフタ上のパッケージで訴求されていたのですが、真っ黒な背景から真っ赤な中華風の背景にイメージチェンジ。そして向かって右側の「ノンフライ麺 熱湯5分」の下に、かなり小さな字で “大変辛い商品ですのでご注意ください” と、警告する意思が感じられない警告文が記載されています。

あえて小さな字を採用することで目を凝らすように(注目させるように)という逆転の発想なのか、それとも字のサイズに比例して辛くないのか、または油断させておいて牙を剝くパターンなのか‥‥ヤマダイの麻辣系カップラーメンはカラシビの名店「鬼金棒(きかんぼう)」と培ってきた実績がありますし、お手並み拝見ですね。

開封

「凄麺」シリーズはフタを開けると裏面に「フタの裏ばなし」という製品の開発コンセプトや秘密、こだわりなんかが書いてあるのですが、今回の裏話は「こだわりのスパイス(No.辣- 1)」、柑橘系の華やかな香りが特徴の四川省産青花椒(あおかしょう)を使用し、花椒と5種類の唐辛子による香り立ちや味の変化を楽しんでほしい——と、開発担当者さんからのコメントが掲載されていました。



容器の中に入っている別添の小袋は、先入れの「かやく」が1袋、後入れの「液体スープ」と「スパイス」が1袋ずつで、合計3種類。麺はノンフライ麺が売りの「凄麺」ブランドなので、とうぜんノンフライ麺が採用されているのですが、2017年の麻辣ねぎラーメンは熱湯4分だったのに対し、今回は見た感じ中細麺なのに調理時間は熱湯5分に刷新されています。

ちなみにヤマダイのニュースリリースには記載されていませんが、ニュータッチのツイッター公式アカウントによると、今回のカップラーメンを取り扱っている店舗は「セイコーマート」「デイリーヤマザキ(九州エリアを除く)」「ニューデイズ」、そして全国のスーパーマーケット・ドラッグストアなど(2019年4月現在)と紹介されていました。

もちろん店舗の搬入状況にもよりますので、すべてのセイコーマートやデイリーヤマザキ、ニューデイズ全店に取り揃えてあるわけでないと思いますが、近くに売ってない! けど対象取扱店舗は行動圏内にあるかも‥‥という場合、積極的に狙ってみてください。前述したようにネット通販サイトでもバラ売りされていますが、配送料と各種支払手数料が別途必要です。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:ニュータッチ 凄麺 麻辣ねぎラーメン
製造者:ヤマダイ
内容量:109g(めん60g)
商品コード:4903088014142(JANコード)
規格サイズ:縦175mm×横mm×高さ78mm

発売日:2019年04月22日(月)
実食日:2019年04月25日(木)
発売地域:全国
取得店舗:ネット通販サイト(オムニ7)
商品購入価格:224円(税込)
希望小売価格:210円(税別)

麺の種類:ノンフライ麺(かんすい使用)
スタイル:大判どんぶり型・凄麺シリーズ標準サイズ
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:430ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋(液体スープ・スパイス・かやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉、食塩、大豆食物繊維)、スープ(しょうゆ、食塩、糖類、植物油脂、香辛料、豆板醤、ポークエキス、香味油、たん白加水分解物、テンメンジャン、トウチジャン、ラー油、でん粉、ローストガーリックペースト、酵母エキス)、かやく(ねぎ、糖類、唐辛子、でん粉)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、酒精、かんすい、増粘剤(加工でん粉、キサンタン)、カラメル色素、カロチノイド色素、香辛料抽出物、酸化防止剤(ビタミンE)、(一部に小麦・ごま・大豆・豚肉・ゼラチンを含む)
【アレルゲン情報】小麦・ごま・大豆・豚肉・ゼラチン(本品原材料でアレルギー物質の表示が義務付け及び推奨されているもの 27品目中)※本品製造工場では、そばを含む製品を製造しています。

実食開始

先入れの「かやく」にはFDブロック(フリーズドライブロック)のネギと輪切り唐辛子が入っているのですが、唐辛子の位置が絶妙で何かのキャラクターっぽく見えますねw けっこう可愛い顔してますが、調理の際はFDブロックの上から熱湯を入れなければいけないので、しっかり狙いを定めましょう。



お湯を内側の線まで注いだら、待っている間に液体スープの小袋をフタの上で温めます。かなり量が多いので事前に別の容器に熱湯を注ぎ、小袋ごと浸けて温めておくとスムーズですが、直接ぐらぐら煮え滾る鍋やヤカンの中に放り込むと小袋が変質するため、ガチの湯煎は避けてください。

液体スープを入れる前に軽く麺をほぐし、それから液体スープを入れてよくかき混ぜ、仕上げに別添の特製スパイスをトッピングしたら完成です。それでは、特製スパイス投入前後の辛さレベルや味の変化、そして5種類の唐辛子と四川省産青花椒の個性に注目しつつ、「めん」「スープ・特製スパイス」「かやく」の順に解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(109g)当たり

熱  量:294kcal(カロリー)
たん白質:8.6g
脂  質:3.6g
炭水化物:56.8g
食塩相当量:7.9g
(めん・かやく:2.9g)
   (スープ:5.0g)
ビタミンB1:-(記載なし)
ビタミンB2:-(記載なし)
カルシウム:-(記載なし)

※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品パッケージに記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

表面はツルツル、中はモチモチのゆでたての旨さを追求したノンフライ麺で、時間が経っても湯伸びしにくいのが特徴です。

(出典:ヤマダイ株式会社オフィシャルWEBサイト「トップページ > ニュース一覧 > 期間限定の刺激的な美味しさ『凄麺 麻辣ねぎラーメン』4月新発売!」)

しっとり感が魅力

いつも凄麺で熱湯5分の場合、基本的には「凄麺ご当地シリーズ」の味噌ラーメン系統に使用されている麺量65gの太麺が定番になるのですが、角刃でカットされた口当たりに輪郭のある麺量60gの中細麺なので、普段ならパッケージに「熱湯4分」と書いてあるはず——通常は熱湯4分のところ、あえて長めに待たせているような気もしたのですが、とりあえず結果的には熱湯5分で適切です。

とにかく芳醇な小麦感が印象的で、食べ始めの段階からゴリゴリとしたノンフライ麺特有のクセも気にならず、中盤以降しっとりとした口当たりが印象的。製品説明には “時間が経っても湯伸びしにくいのが特徴です” とありますが、湯伸びしにくいというか伸びなさすぎるくらい伸びないのでw ある意味そこが生麺との決定的な違いではあるものの、クオリティの高さは文字通り凄麺(すごめん)。



ちゃんと5分待っても、なんだったら7分、8分、ぜんぜんへっちゃらで、長時間しっかりとコシの強さをキープ。むしろ熱湯5分で開封、ノンフライ麺をほぐしてから液体スープを馴染ませて、さらに4、5分ほど経過した頃合いに小麦の風味をピークに感じました。とはいえ熱湯5分でも問題なく食べられますし、スープとのバランスも問題なかったです。

スープ・特製スパイス

本醸造濃口醤油をベースに、豆板醤、豆鼓醤、甜面醤の3種類の醤を組み合わせたコクと複雑味のあるスープに仕上げました。5種類の唐辛子と四川省産青花椒を使用した別添スパイスを入れることで、麻辣味としての特徴がより一層際立ちます。

(出典:ヤマダイ株式会社オフィシャルWEBサイト「トップページ > ニュース一覧 > 期間限定の刺激的な美味しさ『凄麺 麻辣ねぎラーメン』4月新発売!」)

かなり本格的‥!

まず別添のスパイスを攪拌(かくはん)する前の状態ですが、この時点で辛さレベルは辛口——いや、この段階から辛口以上、もし辛い食べ物が苦手だったら激辛認定されかねない刺激の強さです。まだガチの激辛カップ麺ほどの威力ではないものの、表面に浮かぶ赤いオイルは辣油と花椒オイルをミックスしたような内容で、想像以上にアグレッシブ。

スープはキレのある醤油ベースで清湯系の豚骨が土台にあるのですが、オイルとはベクトルの違う豆板醤の深い辛さ、豆鼓醤(トウチジャン)による中国の発酵調味料ならではの塩気、適度に脇を固める甜麺醤(テンメンジャン)の甘み、ガーリックペーストのジャンクな旨味など、まさに麻辣味とジャストフィットの四川風が意識されていて、ただ辛いだけのスープではありません。

花椒特化型で唐辛子は大したことないだろうと見くびっていたのですが、実際けっこう唐辛子の辛さも硬派な内容で、カプサイシンだけだと辛口のラインを極端に超えることはないものの、けっこうビリッとくる花椒の痺れが刺激の体感レベルをアップさせています。ただ、この時点で硬派な麻辣ではあるものの、まだ激辛でもなければ四川省産青花椒のニュアンスも感じません。というわけで別添の特製スパイスなんですが——

5種類の唐辛子は何かというと、産地や大きさの違う赤唐辛子4種、青唐辛子1種をヤマダイ独自の配合でブレンドしたもので、青花椒(チンホアジャオ)は藤椒(タンジョウ)という品種と同種の青花椒を使用しているそうですが、厳密に藤椒と呼べるかは現状わからないとのこと。ちなみに青花椒とは、ざっくり解説すると赤く熟す前の青いうちに収穫した花椒のことで、一般的な花椒(紅花椒)よりも高級品になります。

スパイス投入前は赤唐辛子に紅花椒のイメージでしたが、5種類の唐辛子中に青唐辛子を仕込んだのは大正解ですね。青花椒は熟す前なので、青い爽やかな香りが個性となっているのですが、青唐辛子の風味と清涼感の相乗効果を奏でます。さらにオイルでは出せない粗挽き唐辛子の芳ばしさと粉末唐辛子のカプサイシンが心地よく、辛さレベルは満遍なく全体に攪拌したら激辛。スパイスが部分的に固まっていたら強烈なので(くらったw)、取り扱いには注意してください。

かやく

ねぎ、唐辛子

(出典:ヤマダイ株式会社オフィシャルWEBサイト「トップページ > ニュース一覧 > 期間限定の刺激的な美味しさ『凄麺 麻辣ねぎラーメン』4月新発売!」)

ネギが嫌いだと卒倒するレベル

ヤマダイはフード・アクション・ニッポン(日本の食料自給率の向上を目指した国産農林水産物の消費拡大の取り組み)に協賛しているため、もし国産ねぎ使用だったら隠す必要もなければ謙虚になるメリットもないので、おそらく国産ねぎではないのでしょう。ただ、このネギがリアルすぎるので、特に加熱した白ネギ(太ネギ)が嫌いな方は近付いてはいけません。

シャキッとした繊維を感じる歯触りも然る事乍ら、その対極にある内部のトロッ‥としたところも全力で楽しめる仕様となっておりますので、もし加熱したネギの甘さやトロッとした食感が苦手な方は、確実に苦手意識が働きます。唐辛子は飾りですが、ネギは実にリアルなので、「ねぎラーメン」ばっちりですね。おそらく今回のFDブロックは、「凄麺 ねぎみその逸品」と同じものでしょう。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(★5+)

まず辛さレベルですが、スパイスなしの状態で辛口(場合によっては辛口以上)なので、辛い食べ物が苦手な方は注意してください。つまり、最初に触れた小文字の警告文は悪意ですw(※褒めてます)しかしながら辛いだけの食べ物ではありません。スパイス投入前はオイルならではの辛さと痺れが楽しめて、四川風の味付けとベストマッチ。

スパイスにジョロキア以上の非常識な激辛唐辛子はブレンドされていませんでしたが、それでも辛味の強い品種。スパイス投入後はオイルの唐辛子では出せない赤唐辛子特有の芳ばしさが楽しめて、さらに四川省産青花椒と青唐辛子の爽やかな相乗効果と個性で記憶に残る一杯に仕上がっていました。「麻辣」「ねぎ」「ラーメン」それぞれが硬派に成立していたのも好印象で、マー活にも打って付けな総合力の高い本格四川風激辛カップ麺です。

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