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業界の常識を覆して23年。凄麺「冬の塩」20作目は背脂2倍と “究極の冬イズム„ で芸術的領域へ!

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ヤマダイ

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2025年11月10日(月)新発売、ヤマダイのカップ麺「ニュータッチ 凄麺 冬の塩らーめん」(278円+税)の実食レビューです。

業界の常識を逆手に取って大ヒット!? 寒い季節にしか食べられない「冬の風物詩」20代目は “これぞ、冬の塩„ 背脂たっぷり濃厚仕上げ!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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凄麺 冬の塩らーめん 2025

凄麺(すごめん)とは「ゆでたての旨さ、再現」をコンセプトに、ニュータッチのヤマダイが展開しているノンフライめんブランドで、同社の独自製法による即席カップめん離れした本格さはもちろん「ご当地シリーズ」をはじめとする豊富なラインナップにより、かつて売上No.1に君臨していた東洋水産(マルちゃん)の「麺づくり」を抑え “3年連続ノンフライカップ麺全国売上No.1„ の地位を守り続けている実力派。

※インテージSRI+カップ麺ノンフライ市場2022年4月~2025年3月累計販売金額ベース(全国)

シリーズ20作目に突入した冬の凄麺

ちなみに現在 “ノンフライカップ麺売上食数No.1„ に位置しているのは日清食品の麺職人[インテージSRI+ カップ麺市場 ノンフライ麺カテゴリー 2024年1月~12月「日清麺職人」ブランド累計販売食数(全国・全業態)]なんですけど、さておき今回の新商品「凄麺 冬の塩らーめん」は、寒い季節に登場する「凄麺」の冬季限定商品で、今作は記念すべきシリーズ20作目に該当する一杯。

凄麺における「冬の塩らーめん」が初めて発売されたのは、現在を遡ること22年以上、2003年(平成15年)12月。即席カップめん業界における塩ラーメンといえば、春から夏にかけてリリースされる傾向があった当時、その状況を逆手に取ったヤマダイは “冬に楽しめる、冬ならではの塩ラーメンをつくってみよう„ という企画意図を掲げ、異例ともいえるスポット商品の開発をスタート。

その第1弾を飾った初代「凄麺 冬の塩らぁめん」は、その珍しさと冬に楽しめる工夫を凝らした商品設計が多くのユーザーに刺さり、当初予定していた出荷数を上回る注文が殺到。結果的に生産が追いつかず、一時的に欠品となる店舗も出てくるなど、メーカーの想定を超える売れ行きを見せ、塩味のカップラーメンは春〜夏に出すとされていた業界の常識を覆し、後の商品開発に影響を及ぼすほどのパラダイムシフトを起こしました。

出典:https://www.newtouch.co.jp/recipe/202511fuyunoshio/

その後、翌年の冬に第2弾・翌々年の冬に第3弾と続編がリリースされ、順当に「冬の風物詩」となっていくのですが、すべての「冬の塩らーめん」に共通して受け継がれているのが『伝統の冬の塩イズム』と公式が表現している3つのポイント。ひとつは「スープの濃厚さ」を大切にすることで、これが “寒い冬に楽しめる„ というコンセプトの体現において核となった要素といっても過言ではありません。

もうひとつは、一般的に細麺〜中細麺が採用されている塩ラーメンのイメージに逆らい「太麺」を使用すること。同シリーズの過去作には “細麺でも食べてみたい„ と思った商品もありましたが、濃厚なスープに埋没させないための施策かつ『伝統の冬の塩イズム』として継承されている要所の一つなので、今後も細麺が使われることはないでしょう。たぶん。

そして、最後のひとつは「その年らしさを」を取り入れること。2010年(平成22年)にリリースされた “8年目の冬„ にはレトルト具材の炙りチャーシューをトッピングしていたり、2012年(平成24年)には塩麹(しおこうじ)ブームを捉えてスープに塩麹を使用したり、世間で注目されている食のトレンドも意識しながら、その年ごとに趣向を凝らした限定感を演出しているのも人気の秘訣。

画像は「凄麺 冬の塩らーめん」18代目(2023年)

個人的に印象的だったのは、2023年(令和5年)11月6日発売の “ホットひと手間、湯切り機能„ を搭載した「凄麺 冬の塩らーめん(18代目)」で、カップ焼そばよろしく湯切りしてから熱湯を注ぎ直すことで熱々のスープを実現していたこと、加えてスープの魅力がクリアに伝わってくるところにも特別感を覚えたのですが、シリーズ20作目は「背脂たっぷり濃厚仕上げ」のスープと別添「冬のスタミナトッピング」が見どころ。

コンセプトは19代目に酷似しているが‥‥

冬のスタミナトッピング(ガーリック・唐辛子)は、2024年11月4日発売品(19代目)に別添されていた「冬のHOTトッピング」と被るため、やや新鮮味に欠ける印象が否めないポイントになりますが、開発担当者曰く “背脂の量を昨年より2倍に増やし、さらに濃厚で背脂のおいしさがつまったスープを目指しました„ とのことなので、前述した「背脂たっぷり濃厚仕上げ」の訴求は伊達じゃありません。さて、それが体感できるのか——。

開封

シリーズ20作目も3種の小袋を別添

今回のカップ麺に別添されている小袋は、先入れの「かやく」に、後入れ「液体スープ」と「冬のスタミナトッピング」の組み合わせで、かやくの小袋は凄麺ご当地シリーズの「奈良天理スタミナラーメン」と同じデザイン。これも19代目に共通するポイントになりますが、ちょっと卑怯なほどハイレベルなんですよね、ヤマダイのFD(フリーズドライ)ブロック。

安心と信頼のノンフライ麺

麺は同社の特許技術「凄麺ノンフライ製法」により “ゆでたての旨さ„ を再現した、油で揚げない熱風乾燥のノンフライ麺で、シリーズ20作目も例に漏れず熱湯5分の太麺仕様。その表面や容器の内側にオブラート状の物質が付着していると思いますが、湯戻し後のほぐれにくさを解消するために施された大豆由来の食物繊維なので、健康上の懸念はありません。

メーカー希望小売価格は278円(税別)に設定されているため、凄麺ご当地シリーズの各商品と同じ値段。コンビニで購入した場合の税込価格は300円になりますが、スーパーマーケットやドラッグストア、ディスカウントストアなども販売店に含まれるNB(ナショナルブランド)商品なので、平均的な販売価格は税込300円を下回るでしょう。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:ニュータッチ 凄麺 冬の塩らーめん
製造者:ヤマダイ株式会社
製造所:茨城県結城郡八千代町平塚4828
内容量:117g(めん65g)
商品コード:490308801841(JAN)
発売日:2025年11月10日(月)
実食日:2026年01月13日(火)
発売地域:全国
小売価格:278円(税別)
麺の種類:ノンフライ麺
スタイル:大判どんぶり型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:430ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋(液体スープ・かやく・冬のスタミナトッピング)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉(国内製造)、食塩、大豆食物繊維)、スープ(動物油脂、食塩、チキンエキス、たん白加水分解物、ポークエキス、しょうゆ、粉末油脂、香辛料)、かやく(白菜、フライドガーリック、ニラ、唐辛子、ゼラチン、でん粉)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、酒精、かんすい、増粘剤(キサンタン)、酸化防止剤(ビタミンE)、クチナシ色素、(一部に小麦・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)※本品製造設備では、そばを含む製品を製造しています。

実食開始

湯戻し前から絶大な存在感

別添の小袋は「かやく」のみ先入れで、外装のデザインが物語っていたように、小袋の中には「凄麺 奈良天理スタミナラーメン」と共通の “デカギリ白菜とニラ„ を固めたFDブロックが入っています。すでに経験済みの方も多いかと存じますが、これ満足感えげつないんですよね。後にも先にも、これを超える白菜系の具材は現れないかもしれません。

見た目は19代目と似ているが‥‥

そのデカギリ白菜を適切に戻すため、できるだけ熱湯をFDブロックに当てながら内側の線まで注ぎ、フタの上で「液体スープ」を温めながら待つこと5分。時間になったら “まずはノンフライ麺をほぐし„ それから「液体スープ」を加えて混ぜ合わせ、仕上げに「冬のスタミナトッピング」をふりかけたら出来上がり。

まるで先代のシリーズ19作目を彷彿とさせるビジュアルですが、それに別添されていた「冬のHOTトッピング」よりもフライドガーリックの量が少なく、背脂の芳ばしさも明らかに勢いを増している調理直後。というわけで、引き続き背脂のインパクトについてはもちろん、前回発売品との違いや共通点にも注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(117g)あたり
カロリー:357kcal
たん白質:8.5g
脂  質:10.8g
炭水化物:56.4g
食塩相当量:7.5g
(めん・かやく:2.0g)
   (スープ:5.5g)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

凄麺は裏切らない

5.0

凄麺ご当地シリーズに使われる熱湯5分のノンフライ麺には、大きく分けて太麺(札幌濃厚味噌・青森煮干・仙台辛味噌・千葉竹岡式・長岡生姜醤油・富山ブラック・信州味噌・長崎ちゃんぽん)と極太麺(茨城スタミナ・横浜とんこつ家・新潟背脂醤油・愛媛八幡浜)のほかに、平打麺(喜多方・佐野・尾道)と中細麺(静岡焼津・京都背脂・徳島)も存在するのですが、今回は最初に挙げた「太麺」のテンプレート。

色褪せないクオリティの高さ

該当のニュースリリースに「冬の塩らーめん」専用などの訴求がないことから、既存のノンフライ太麺を使用している確率が高く、体感的にも然り。そのため凄麺ユーザーにとっては新鮮味のないチョイスになるけれど、パッケージにも記載されている “ゆでたての旨さ、再現„ の訴求は誇張でなはく、口いっぱいに広がる小麦の甘さも然る事乍ら、鼻に抜ける小麦の香りも実にリアル。

また時間が経っても伸びにくい‥‥というか、その伸びにくさが乾燥麺であることを決定付けているポイントなんですけど、けっしてチグハグな組み合わせではありません。ただ、どうしても食べ始めにスープを弾く嫌いを見せてくるため、後述するスープとの親和性を最大限に高めるために、また小麦感をナチュラルな領域に持っていくためにも、液体スープを馴染ませてから2、3分ほど休ませるのがベストかもしれません。

スープ

従来品比 “背脂2倍マシ„ は伊達じゃない

6.5

念のため「冬のスタミナトッピング」を加える前に味を確認してみたところ、鶏と豚の旨みをベースにした白湯(ぱいたん)が土台を支えている——というのは先代との共通点になりますが、前作はチキンエキスよりもポークエキスの量が多かったのに対し、今作では逆転。またローストガーリックペースト、ローストベジタブルペースト、白菜エキス、さらに糖類も省き、しょうゆを隠し味に追加するなど、かなり構成が変わっています。

またブログ内に掲載している画像では視認しづらいのですが、小さな背脂の粒も多く、全体の脂質は従来品比0.6g増と大きく変わっていないのに、液体スープを加えた途端に主張してくる特有の芳ばしさたるや、おもわず溜め息を零してしまったほど。

背脂については味覚に訴えかけてくる要素も強く、ひとくち含んだ瞬間に動物油脂ならではの重厚感と甘みが口いっぱいに広がって、うっとりしているのも束の間、それを絶妙な塩梅で引き締める鋭い塩気のコントラストは芸術の域。また土台の白湯についても従来品と比較して明らかに動物系のコクが増しており、そこにも引き算の美学に伴う特化型の魅力と丁寧な所作を感じました。

かやく

すばらしい

6.0

嗚呼、このスープに「冬のスタミナトッピング」を加えるなんて——などと、すこし躊躇ってしまったのですが、なんのなんの。適切な量に調整されたフライドガーリックのスタミナ感と芳ばしさ、そしてホロ苦い風味が “背脂たっぷり濃厚仕上げ„ の塩白湯に重なって、なんの違和感もなく賑やかな味わいに。

赤唐辛子についても単なる彩り的な要素ではなく、程よい辛さと風味のアクセントが味の見どころを増やし、こちらも違和感なくスープに調和。しかしながら今回は「液体スープ」単体の出来が素晴らしかったので、まずはストレートに背脂の芳ばしさや塩味のコントラストを堪能し、冬のスタミナトッピングは味変的に使うのがベストかと。

業界最強の白菜も食べ応えバッチリ

そして、FDブロックのデカギリ白菜とニラ。前者については業界最高峰といっても過言では‥‥というか、現時点で “業界最強„ と断言できる代物。公式がデカギリとアピールしているように、その厚切りサイズも然る事乍ら、しっかりと野菜の甘みも楽しめます。片やニラは気持ち程度の量に思えますが、冬のスタミナトッピングに含まれるフライドガーリックとの親和性が高く、全体のスタミナ感を高めることに大きく貢献していました。

総評

6.0

背脂を配合した鶏豚ベースの塩白湯や「冬のHOTトッピング」を彷彿とさせる別添、さらにデカギリ白菜を主体とするFDブロックなど、シリーズ19作目を彷彿とさせる要素が多く見られる設計ですが、背脂を筆頭に前作よりも動物系の存在感が増している、これぞ正当な進化と評価できる着地を見せたシリーズ20作目。

フタの裏ばなし No.冬-6

まろやかな背脂の旨みと重厚感、それを絶妙に引き締めるエッジの効いた塩味、さらに「冬のスタミナトッピング」による賑やかさと白菜の食べ応えも高く評価できる、どの角度から見ても隙のない仕上がりでした。

強いて言うなら細麺でも食べてみたかった‥‥などと思ったりもしましたけど、それは個人的な好みの問題かつ “冬の流儀„ から外れる望み。はたして21作目はどんな景色を見せてくれるのか、実食前に触れた『伝統の冬の塩イズム』も踏まえ、今後も注目しておきたいシリーズです。【author・taka :a(大石敬之)】

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