どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。
本日の一杯は、2024年12月2日(月)新発売、日清食品のカップ麺「日清の最強どん兵衛 鴨だしそば(2代目)」(280円+税)の実食レビューです。
目指したのは、うまさ別格。過去10年間の歴代バリエーション中 “いちばん売れたどん兵衛„ 復活を望む多数の声に応えて再登場!!
実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。
最強どん兵衛 鴨だしそば 2024
日清の最強どん兵衛(にっしんのさいきょうどんべえ)とは、1976年(昭和51年)8月9日の発売以来、今では即席カップめん市場の丼型うどん・そばカテゴリーにおいて “売上No.1„ の実績を誇っている「どん兵衛」の上位モデルで、2022年(令和4年)3月28日に発売された「きつねうどん」及び「かき揚げそば」が最初の商品。
このページでレビューする「日清の最強どん兵衛 鴨だしそば」は、昨年12月4日に “第3の最強どん兵衛„ として登場し “2014年4月~2024年3月の間に日清食品が発売した「日清のどん兵衛」歴代バリエーションの中で売上No.1„ を叩き出した「鴨だしそば」の再販なので、純然たる新商品ではないけれど、復活を望む声が多数寄せられたことを理由に再降臨。
初代「日清の最強どん兵衛 鴨だしそば」のパッケージでは “すべてが主役„ を大々的にアピールしていましたが、2代目は “うまさ別格„ の訴求に変わり、太そば・香ばしつくね・コクと深みの鴨だしに関するアピールの配置も変更されているのですが、このデザインと日清食品のニュースリリースを見る限り、劇的なリニューアルを遂げた形跡はありません。
さらにJANコードも変わっていなかったので、パッケージのデザインだけを変更した再販である可能性が高く、レビューは見送ろうかと思っていたのですが、以前に “JANコードは同じなのに、実は味を調整していた„ パターンもあったなと。念には念をということで、昨年からの変化に注目しながらレビューします。
開封
今回のカップ麺に別添されている小袋は、たまり醤油を使用した「香ばし鴨だし」と「特製鴨オイル」の合計2パックで、小袋のデザインは昨年と完全に一致。前回発売品の香ばし鴨だし+特製鴨オイルは、このブログで超絶高評価に位置する★7と評価しているため、引き続き期待できる展開。
かやくは通常の「鴨だしそば」に使用されている鶏つくねよりも大きく、炭火で焼いたような風味が楽しめる「香ばしつくね」と「ネギ」の組み合わせで、残念ながら後者については下仁田系ではないけれど、ごろっとした鶏つくねは最&強ならではのステータス。数は個体差で前後するので、それについては運試し。
ちなみに通常の「鴨だしそば」に設定されているメーカー希望小売価格は236円(税別)なのに対し、最強版は280円(税別)と高めに設定されているのですが、通年販売されている「日清の最強どん兵衛 きつねうどん」及び「同 かき揚げそば」と同じ値段。販売店は限定されていないため、コンビニやスーパーマーケット、ドラッグストアなど、年末にかけてエンカウント率は高めでございます。
製品詳細情報・購入価格等
製品名:日清の最強どん兵衛 鴨だしそば 製造者:日清食品株式会社 製造所:関東工場(茨城県取手市清水667-1) 内容量:103g(めん66g) 商品コード:4902105282212(JAN) |
発売日:2024年12月02日(月) 実食日:2024年12月11日(水) 発売地域:全国 取得店舗:コンビニ(ローソン) 小売価格:280円(税別) 購入価格:302円(税込) |
麺の種類:油揚げ麺 スタイル:標準どんぶり型 容器材質:プラ(PS) 湯量目安:410ml 調理時間:熱湯5分 小袋構成:2袋(香ばし鴨だし・特製鴨オイル) |
原材料名とアレルギー表示
【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、そば粉、植物油脂、食塩、植物性たん白、しょうゆ、大豆食物繊維)、スープ(しょうゆ、糖類、鶏脂、合鴨エキス、たん白加水分解物、合鴨調味油、合鴨脂、植物油脂、魚介エキス、食塩、酵母エキス、香味油、かつおぶし粉末)、かやく(味付鶏つくね、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、酒精、カラメル色素、リン酸塩(Na)、香料、炭酸Ca、乳化剤、増粘多糖類、酸化防止剤(ビタミンE)、チャ抽出物、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・そば・卵・乳成分・さば・大豆・鶏肉・豚肉を含む) |
実食開始
麺は油で揚げたフライそばで、いつもの「鴨だしそば」は熱湯3分ですが、こちらは熱湯5分の太そばを使用。前回発売品のレビューには “調理後に1、2分ほど休ませるのがベスト„ と記載しているため、そのあたりにも注目しながら実食します。
別添の「香ばし鴨だし」と「特製鴨オイル」は後入れなので、それらを取り出してから熱湯を注ぎ、フタの上で小袋を温めながら待つこと5分。時間になったら「香ばし鴨だし」と「特製鴨オイル」を加え、よく混ぜ合わせたら出来上がり。いやー、あいかわらず鴨の力強さが半端じゃない。
ちなみに鶏つくねの数は6個だったんですけど、私の知る限り3〜10個の個体差を確認しているため、少なかったときは‥‥諦めてくださいw それでは、引き続き昨年発売品との違いに注目しつつ「めん」「つゆ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。
栄養成分表示:1食(103g)あたり |
カロリー:423kcal たん白質:11.9g 脂 質:19.7g 炭水化物:49.6g 食塩相当量:5.4g (めん・かやく:1.8g) (スープ:3.6g) ビタミンB1:0.34mg ビタミンB2:0.40mg カルシウム:137mg |
参考値(調理直後に分別した値) 熱量:423kcal(めん・かやく:346kcal)(スープ:77kcal) |
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。 |
めん
体感的には前回発売品と同じ
熱湯5分ジャストでフタを開けた場合、いつもの「鴨だしそば」に使われている細めの蕎麦と比較して、小麦粉に含まれるグルテンの粘りが強く、繊細さでいえば熱湯3分に軍配。また後述する「香ばし鴨だし」と「特製鴨オイル」のインパクトが強いので、あえて通常サイズでも面白いのでは‥‥
などと、それについては前回発売と共通する感想になるのですが、しばらくするとグルテンの粘りに負けじと歯切れの良さが目立ち始め、インパクトの強い鴨だしと良好なバランスに。そば粉の香りについても1、2分ほど休ませたほうが強まったので、今年も少しだけ長めに待つのがオススメの食べ方。
というわけで、昨年から目立った違いを感じることはなく、原材料名の「小麦粉(国内製造)、そば粉、植物油脂、食塩、植物性たん白、しょうゆ、大豆食物繊維」という構成も完全に一致。やっぱり細めの蕎麦でも試してみたい気持ちは残りましたけどw いつもの細麺とは異なるサイズは特別感の演出に寄与していました。
つゆ
安心してください。変わってません
日清食品の公式ウェブサイトやパッケージにも記載されていませんが、たまり醤油の使用率は昨年と同じ醤油中34%で、そのフレッシュで濃密な醤油感もさることながら、いつもの「鴨だしそば」よりも奥行きのある鴨の出汁(だし)感など、別添の「香ばし鴨だし」だけでも “最強„ の風格を漂わせています。しかし‥‥
それを確固たるポジションに押し上げるのが「特製鴨オイル」の存在で、こいつを加えた途端、鴨の脂を鉄鍋で溶かしたような芳ばしさが広がり、全体の臨場感を大幅にブースト。文字通り「香ばし鴨だし」の出汁感も繊細で秀逸なのですが、オイル特有の効果でコクが格段に増幅。鴨に命を懸けている専門店と同じ土台では比較できませんが、即席カップめんのレベルじゃないですよ、これ。
かやく
つくねの数は平均5〜6個?
通常の「鴨だしそば」には下仁田系のネギを使用しているのに対し、そういった訴求はないけれど、加工方法は熱風乾燥(AD)よりもランニングコストが高い凍結乾燥(FD)で、繊細な鴨だしと鴨オイルのインパクトを邪魔しない、むしろ鴨葱の法則よろしくネギの甘みが鴨の魅力を引き立ててくれる相性の良さ。
メインの大きな鶏つくねは、ちゃんと炭火のアクセントを感じるテイストで、目を見張るほど強烈なインパクトではないけれど、通常品との区別はバッチリ。前述のように私の知る限りでも1食あたり3〜10個の個体差が生じているため、3個だった場合と10個だった場合の満足差もエグいことになりますけど、たぶん5〜6個前後が平均なんだと思います。
総評
というわけで、昨年からのリニューアルポイントはパッケージのみ。原材料名の構成や栄養成分表示の値、さらにJANコードも変わっていなかったので、内容に関しては “まったく調整なしの再販„ という認識で問題ありません。再販を心待ちにされていたヘビーリピーターの皆様、箱買いしちゃって大丈夫です。
ちなみに昨年は★5.5と評価していたのですが、あらためて商品の魅力を吟味し、総評を見直しました。最強どん兵衛の鴨だしそば、ご堪能ください。【author・taka :a(大石敬之)】