寿がきや食品「スパイシー辛辛豚らーめん」ファミリーマート限定カップ麺

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寿がきや食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2018年8月28日(火)新発売のカップ麺、寿がきや食品「スパイシー辛辛豚(からからぶた)らーめん」の実食レビューです。

ファミリーマート(サークルK・サンクス)限定商品で、師弟関係にある「麺処 井の庄」と「麺処 一笑」のコラボレーションが実現したW監修の激辛カップ麺が開発されました。

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麺処 井の庄 × 麺処 一笑

「麺処 井の庄(いのしょう)」は、東京都練馬区石神井町にある “辛辛魚” と “つけ麺” が人気の有名店で、寿がきや食品とは長年にわたってタイアップしており、カップ麺の「麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん」は毎年1月の暮れにリリースされる風物詩となっています。2018年の1月にはカップ麺の発売10周年を迎え、全粒粉入りノンフライ麺が復活し、スープのクオリティも上がっていました。

「麺処 一笑(いっしょう)」は、「麺処 井の庄」で修行を積み、そのセカンドブランドである系列店の「濃菜麺 井の庄」で店長を務めた金子哲也氏が独立。2018年12月18日、東京都杉並区阿佐ヶ谷南に「麺処 一笑」をオープンしました。「井の庄」は豚骨魚介と辛辛魚の有名店、「濃菜麺」は野菜たっぷりの豚骨ラーメンがコンセプトとなっており、両者の遺伝子を引き継いで独自の路線を歩まれているそうです。



かけ状態の “ラーメン” と “味付けされた野菜” が「別盛り」で提供されることが最大の特徴と言われており、つけ麺のような雰囲気でありながらまったく違う、かなり独創的なスタイルですよね。

ポイント

漢字の上にルビが振ってありますが、読み方は「辛辛豚」と書いて「からからぶた」と読みます。スマホやパソコンで変換しようとしても、辞書登録しない限りイッパツで出てきませんよね。「井の庄」の「辛辛魚」と「一笑」の「濃厚豚骨」、それぞれのDNAがタイトルに採用されています。

そして、激辛カップ麺では定番の「※大変辛いラーメンです。辛いものが苦手な方はご注意ください」という警告文が記載されているのですが‥



(濃厚とんこつに期待が高まりつつ)唐辛子の辛さだけでなく痺れもピックアップされていて、タイトルに「スパイシー」とあるように、8種のスパイスが使用されているようです。

販売者は寿がきや食品ですが、製造所は加ト吉水産株式会社フーズ部群馬工場となっていて、これは最近の寿がきや食品が製造する再現カップ麺では定番となってきました。冒頭でも触れましたが、ファミリーマート(サークルK・サンクス)限定のカップ麺なので、一般のスーパーやドラッグストア、他のコンビニでは入手できません。

開封

小袋の構成は、「粉末スープ」「液体スープ」「後入れかやく入スープ」の3袋。このうち写真で真ん中の粉末スープのみ先入れで、残り2袋は後入れです。おそらく辛辛魚らーめんのように、後入れかやく入スープがパッケージの中央に写っている “山” に当たるのでしょう。麺は熱湯5分のノンフライ麺ですが、乾燥状態だとパッと見それほど太麺ではありません。



内容量は133g(めん75g)、ファミリーマート通常価格(希望小売価格)は税抜258円なので、取得価格は税込278円になります。カップ麺としては高く感じてしまうかもしれませんが、「辛辛魚らーめん」(2018年)の希望小売価格は税別260円だったので、ほんのちょっと安くなっています。

さて、刺激の強さに加えて痺れやスパイスの複雑味に注目しながら‥ん?

先入れの粉末スープを投入した段階から、なにやら豚骨に期待できそうな香りが漂ってきます。豚骨臭とは少し違うのですが、これは「濃厚とんこつ」にも期待できるかもしれません。

名称:即席カップめん

製品名:スパイシー辛辛豚らーめん
販売者:寿がきや食品
製造所:加ト吉水産株式会社フーズ部群馬工場
内容量:133g(めん75g)
発売日:2018年8月28日(火)
JANコード:4901677082367
ファミリーマート通常価格:258円(税抜)

発売地域:全国(沖縄除く)
取得価格:278円(税込)
取得店舗:ファミリーマート

麺の種類:ノンフライ麺
容器材質:プラ(PS)
必要湯量:450ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋(粉末スープ / 液体スープ / 後入れかやく入スープ)

原材料名・アレルギー表示

【原材料名】
めん(小麦粉(国内製造)、食塩、植物油脂、小麦たん白、大豆食物繊維、たん白加水分解物)、スープ(ポークエキス、チキンオイル、香味油、チキンエキス、ポークオイル、糖類、食塩、ポーク調味油、でん粉、おからパウダー、唐辛子、デキストリン、たん白加水分解物、ゼラチン、香辛料、酵母エキス、ポークプロテイン、粉末かつお節、ガーリックペースト、発酵調味料)、かやく(フライドオニオン、唐辛子、フライドガーリック、ローストネギ、ねぎ、パセリ)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工デンプン、アルギン酸Na、増粘多糖類)、かんすい、炭酸カルシウム、乳化剤、香料、着色料(パプリカ色素、クチナシ、カラメル)、香辛料抽出物、酸化防止剤(V.E、V.C)、(一部に乳成分・小麦・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
【アレルギー表示】
乳成分・小麦・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン



実食開始

1食(133g)当たり

カロリー:508kcal
たん白質:13.4g
脂質:20.3g
炭水化物:67.7g
食塩相当量:6.8g
(めん・かやく:2.5g)
(スープ:4.3g)
カルシウム:585mg

※参考値(調理直後に分別して分析)
エネルギー:508kcal(めん・かやく:289kcal)(スープ:210kcal)

こってり濃厚な豚骨ベースにスパイスを加えた、辛さと痺れが特徴の激辛ラーメンです。

(ファミリーマート「商品情報」より引用)

めん

最近の汎用ノンフライ麺

湯戻し前は完全に細麺でしたが、5分後には中太麺くらいに膨張します。しかし、熱湯5分しっかり待ってもコシは強く、小麦の風味も刺激の強いスープに負けません。丸刃でカットされていて、適度な縮れと麺のサイズからスープの絡みも良好です。

8月6日にリリースされた「らぁ麺紫陽花」の再現カップ麺では特殊な麺が使用されていましたが、最近の寿がきや食品が手掛ける再現カップ麺に採用されている加ト吉仕様のノンフライ麺ですね。しっとりとした口当たりが印象的な昔の寿がきや汎用ノンフライ麺も個人的には好きだったんですけど、このノンフライ麺もスープを激しく選ぶことはなく、それでいて基礎クオリティが高いので、なかなか使い勝手がよいノンフライ麺だと思います。

スープ

濃厚とんこつとスパイスの不思議ワールド‥

かやく入りスープを入れる前の状態ですが、乳化感が凄まじいですね‥なんだろう、豚骨臭いわけじゃないんです。でも、じっくりと炊き出したように骨の旨味が太く、ちょっと近年稀に見る濃厚さには驚きました。とろみ成分が先入れの粉末スープに仕込まれていて、さらに時間の経過によって後半はドロドロになっていたのですが、スープが濃厚さの指標を履き違えていなかったので、まったく不自然ではありません。



お気付きかもしれませんが、カルシウムの数値がカップ麺としては脅威の585mgなので、それも骨っぽさを裏付けている項目に思えました。この時点でも液体スープに仕込まれていたオレンジ色のオイルによって少しだけ辣味を感じますが、ぜんぜん見た目ほど大したことなくて、かやく入り粉末スープを入れなければピリ辛以下の刺激です。

その後、かやく入り粉末スープ(全量投入)を攪拌しましたが、やっぱり大したことなくて、思っていたよりも刺激は強くありません。などというのは最初の印象で‥

およそ3口目には、きっちり激辛クラスに到達します。かなり豚骨がクリーミーだったので、最初は包み込まれていたのでしょう。

辛辛魚よりも少し控えめなラインか、ほぼ同等のレベルにまで上がり、それでもなお驚くことに豚骨の重厚感が衰えることはなく、しっかりと刺激を受け止めて調和します。最後まで強い刺激が居座りますが、まったく豚骨が駆逐される気配すら見られません。動物系の軸はポークとチキンがダブルで支えあっているのですが、体感的には鶏よりも豚骨に寄っていました。

カルシウムの高さにも驚きましたが、ノンフライ麺を採用したカップ麺なのにカロリーは508kcalと高く、スープだけでも210kcalを叩き出しています。高カロリーの芝麻醤(ねりごま)を主体とした担担麺では珍しい値ではありませんが、特別なコンセプトでもない限りスープのカロリーが200kcalを超えることは滅多にありません。しかし、その数値にも素直に頷ける豚骨が濃厚なスープです。

かやく(かやく入り粉末スープ)

パセリの香りが強く個性を演出

原材料名では「かやく(フライドオニオン、唐辛子、フライドガーリック、ローストネギ、ねぎ、パセリ)」となっているのですが、ようするに真ん中の山を具材扱いしろということですね。大丈夫、我々には辛辛魚で免疫があります。しかし、あくまでもジャンルとしては「粉末スープ」ないし「香辛料」になるので、辛辛魚に馴染みのない方にとっては寂しいと感じてしまう項目かもしれません。

完全にスープの一部になりますが、唐辛子の刺激が飛躍的に増すだけでなく、粉末かつお節も含まれていて、出汁っぽいアクセントではない荒削りの男らしさを感じる魚介感が付与されます。主役の座は豚に譲っていますが、辛辛 “魚” のDNAも引き継がれていますね。

フライドガーリック、フライドオニオン、ローストネギが芳ばしさを担い、中でも強いと感じたのはパセリの香りでした。一瞬、オレガノかバジルでも入っているんじゃないかと思ったくらい洋風の顔立ちなので、ここにトマトを入れても違和感なく合いそうな、とても不思議なスープでした。

唐辛子の辣味とは違う痺れも感じたのですが、花椒の清涼感は得られなかったので、これまた不思議だったんですよね。花椒の香りを私が察知できなかっただけかもしれませんが、なんとも独特な世界観です。

総評

★★★★★★★☆☆☆(7)
(標準は★3です)

冷静に考えると疑問符が否めないポイントが多く、でもチグハグではない、なんだこのスープは‥などと考えながら箸が止まりませんでした。正直、こんな味は今までカップ麺でも実際のラーメンでも経験したことがありません。かやく入り粉末スープを入れる前のスープは実にクリーミーな豚骨スープで、なんだか味を変えるのが勿体無いようにも思えたのですが、スパイスの山を崩すと見たこともないような世界が広がります。

そこは “ラーメン” なんだけど、なんだか海老やトマトを入れたら抜群に合いそうな‥っていうか海老油とかトマトとか入ってたんじゃないの?などと錯覚を起こしそうになりつつ(起こしそうにというか錯覚を起こしていたと思います)、豚骨にカツオ、唐辛子の刺激、フライド&ローストの芳ばしさ、パセリの香り、この痺れはなんだろう‥と、羅列したら混沌とした空間に思えますが、なんだか居心地がよくて、いろんな味を探していたらスープの減りが早いことに気が付き、思わず我にかえりました。

「辛辛魚らーめん」が大丈夫なら問題ありませんが、ほぼ同等クラスだったので、一般的には激辛です。辛い食べ物が苦手な方にはオススメできませんが、ある程度の耐性値があるなら経験しておいて損はない‥いや、ぜひとも食べていただきたい斬新で革命的なカップ麺です。

「麺処 一笑」のラーメンは、かけ状態のラーメンと味付けされた野菜が別盛りで提供されるのが最大の特徴と書きましたが、キャベツやニラ、もやし、人参などの温野菜を用意して、刺激の強い濃い味スープのインターバルとして野菜を間に挟みながら食べるのもオツだと思います。

スープとの相性を考慮すると、オススメのトッピングは海老、あとはフルーツトマトなどの小さくて甘味の強い高糖度トマトが間違いないでしょう。エスニックな雰囲気にも合いそうだったので、意外とパクチーなんかをトッピングしてみてもハマるかもしれませんね。

  1. 濃厚とんこつ、、好き。

    辛いもの苦手男子としては、ピリ辛ぐらいだったら満点いきそう( ΦωΦ )

    と、激辛ものが出た時に思いますw
    (採点激甘)

  2. 激辛シリーズ連発ですか…
    スープが赤いよー( ノД`)シクシク…
    かやくも変な色してるよー( ノД`)シクシク…

    なんでそんな色々な味を感じられてるんですか?
    私なら、辛い。の一言で終わるな(笑)

  3. あとからじわじわ辛くなるタイプ?あれって、一瞬「辛くない?」って安心させておいて、あとからガツンとくるから余計に辛く感じる!!
    昨日のENDも最初は甘くって書いてたもんね・・いや〜どっちも私は食べられそうもなけど、どんな不思議な世界観かは気になるよね・・いや食べないんだけどね(; ・`д・´)

  4. 評価「7」了解しました!!

  5. taka:aさん、こんにゃー(*´∀`*)ノ

    久しぶりのコメント失礼します!
    だってこれ、絶対に美味しいやつやん。
    気づくの遅くて今日気づいたわけなんですけど、まだコンビニにあるかなぁ?
    ファミマは割とあるので捕獲してくるよ♪
    辛辛魚好きとしては見逃せない商品だーヾ(*´∀`*)ノ

    でも、先日の辛さMAXペヤングもまだ捕獲してないっていう。。。
    食べるタイミングがつかめなくて、ついつい積みカップ麺しちゃうんだけど、辛辛豚は絶対に買うよー。

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