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「汁なし麺0(ゼロ)麻辣担々麺」お湯禁止!!水で戻す糖質ゼロ麺 44kcal ダイエット中もOK

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アサヒグループ食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年5月20日(月)新発売のカップ麺、アサヒグループ食品「汁なし麺0(ゼロ)麻辣担々麺」の実食レビューです。

夏向けた水で戻す新シリーズ第1弾「麻辣担々麺(マーラータンタンメン)」新登場!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

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汁なし麺0(ゼロ)麻辣担々麺

「汁なし麺0(ゼロ)」とは、アサヒグループ食品が手掛ける糖質ゼロの麺を使った「おどろき麺0(ゼロ)」シリーズの流れを汲む汁なしカップ麺で、同シリーズ初の試み。これから辛い食べ物の需要が増える夏に合わせ、人気の花椒を採用した「麻辣(マーラー)」系が「汁なし麺0(ゼロ)」シリーズの第1弾として登場しました。

糖質が気になる20代〜30代の若者層を中心に訴求しているのですが、麺の糖質が0gなのはもちろん、カロリーたったの44kcalということでダイエット中の女性やシニア層にも嬉しいコンセプト。さらに一般的なカップ麺と大きく違うのは、水で麺を戻す「お湯禁止」の調理方法で、お湯を使用すると “麺が溶けてしまう” そうです。



既存の「おどろき麺0(ゼロ)」が初めて発売されたのは2017年9月11日、「香ばし醤油麺」と「うま辛酸辣湯麺」の2品同時発売で、当初から糖質ゼロ麺がコンセプト。手軽に糖質をコントロールできることから人気が高く、翌2018年には前年比250%と順調に売り上げを伸ばしているのですが、問題は「夏」に到来する著しい需要の落ち込み——

カップ入りスープ市場は2014年以降、ずっと右肩上がりが続き、2018年には約243億円規模の成長を見せているのですが、そのピークは冬に到来します。けれども6月〜8月になると温かいスープの売上は急降下するため(冷房が効いたオフィスでの冷え性予防には嬉しいアイテムですが)、その状況を打開・克服すべく今回の「汁なし麺0 麻辣担々麺」が開発されました。

まずカップスープの売上が夏に伸びない大きな理由の一つ「熱さ」を克服するために、水だけで戻る冷たい麺を開発。それは既存の「おどろき麺0」に使われている麺と同じように「こんにゃく粉」と「寒天」から製造されているのですが、「おどろき麺0」と比較してコンニャクの配合を増やし、また増粘剤を水でも溶けやすくするように工夫を凝らしたとのこと。

さらに汁なし(スープなし)でも食べ応えが出るように、「おどろき麺0」では約15倍だった膨張率を20倍にまで高め、調理後の重量比較で約30%の麺量アップを実現。味付けのテーマに「麻辣担々麺」を起用したのは、昨今の “麻辣ブーム” が背景にあるのはもちろん、同社の激辛素材菓子「超魔王唐辛子」を使ったアレンジレシピがSNSで人気だったこともヒントになったそうです。



「麻辣(マーラー)」とは、花椒の痺れる刺激「麻味」(マーウェイ)と唐辛子のヒリヒリする辛さ「辣味(ラーウェイ)」を合わせた “しびれる辛さ” が特徴となっている、特に担担麺や麻婆豆腐などの四川料理には欠かせないスパイスの刺激。2018年のトレンド味覚とも言われ、様々な麻辣系のカップ麺がリリースされてきました。

その後、2019年現在も引き続き人気の高いフレーバーになっているのですが、前述した「超魔王唐辛子」や「燃えよ唐辛子」など、唐辛子を丸ごと揚げた激辛を楽しむ素材菓子を手掛けているアサヒグループ食品の麻辣なので、しっかり “辛い” のか “辛くない” のか、辛さレベルにも注目です。

開封

別添の小袋は「麺」と「粉末スープ」の2袋で、ここにも “お湯禁止” と連続で大きく記載。お湯を沸かす必要がないということは、ガスや電気が使えなくなった災害時にも調理しやすく、備蓄用カップ麺としての需要にも期待でき――いや、でも有事の際に刺激的な食べ物は向きませんし、そのシチュエーションではカロリーの低さも仇になりますね。



ところでカップ底面下段に記載されている製造所固有記号は「TJE」となっているのですが、アサヒグループ食品の公式ウェブサイト内にある製造所固有記号検索ページで調べてみたところ、 “入力いただいた製造所固有記号は見つかりませんでした” と検索結果に表示されました。

消費者庁のデータベースにも登録されていなかったので、もうちょっとリサーチしてみた結果、 “埼玉県の工場” で製造していることが判明。これから登録する段階につき、消費者庁のデータベースや公式ウェブサイトの検索結果に表示されなかったようです。

また、今回のカップ麺は「コンビニ」と「ドラッグストア」が主な販売店とされているのですが、発売された当初どのコンビニでも売ってない状況で、さんざん探したけど見つからず——けれども後日、あらためて調べ直したところ、まずは “ファミリーマートで全国展開” する「ファミリーマート先行商品」ということが分かりました。

今後、すこしずつ販路は広がっていくと思いますが、とりあえず捜索の際は「ファミリーマート」を当たってみてください。ちなみに2019年5月31日現在のファミリーマート通常価格は税込232円、内容量は1食あたり14.0gなので、あまり安い商品とは言えません。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:汁なし麺0(ゼロ)麻辣担々麺
販売者:アサヒグループ食品株式会社
製造所:TJE(埼玉工場)
内容量:14.0g
商品コード:4946842526932(JANコード)

発売日:2019年05月20日(月)
実食日:2019年05月31日(金)
発売地域:全国(ファミリーマート先行)
取得店舗:コンビニ(ファミリーマート)
商品購入価格:232円(税込)
希望小売価格:215円(税別)

麺の種類:乾燥麺(かんすい不使用)
スタイル:即席こんにゃく寒天麺・カップ入りスープ
容器材質:紙
水量目安:200ml
調理時間:水で5分
小袋構成:2袋(麺・粉末スープ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】乾燥麺(こんにゃく粉、寒天)、粉末味噌、胡麻、甜麺醤パウダー(小麦を含む)、大豆たん白、乾燥味付肉そぼろ(卵・豚肉を含む)、砂糖、ビーフエキスパウダー、乾燥ネギ、たん白加水分解物、粉末油脂(乳成分を含む)、粉末酢、チキンエキスパウダー、ガラスープパウダー、花椒、食塩、魚醤パウダー(魚介類)、唐辛子、粉末豆板醤、粉末醤油、唐辛子末、ガーリックパウダー、ジンジャーパウダー、香味油 / ゲル化剤(増粘多糖類)、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(キサンタン)、乳化剤、着色料(カラメル色素、カロテノイド)、粉末セルロース、トレハロース、微粒酸化ケイ素、酸化防止剤(ローズマリー抽出物)、膨脹剤、香料
【アレルゲン情報】小麦・卵・乳成分・牛肉・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・魚介類(食品衛生法で義務付けられた特定原材料7品目と表示が推奨されている20品目の合計27品目について掲載)

実食開始

まずはカップの中に「麺」の小袋だけ開封するのですが、なんというか細切りにカットした白いキクラゲっぽい見た目。このブログでは1度だけローソン限定の「おどろき麺0(ゼロ)しじみ塩とんこつ麺」(2018年11月20日発売)をレビューしたことがあるんですけど、通称 “コリコリ” と呼ばれる牛ホルモンのハツモト(大動脈)に近い食感でした。ちょっと飲み込むタイミングが掴めないやつ(笑)。



あとは水を内側の線まで注いだらフタをして5分待機、5分後に水を捨てるのですが、フタには「水切り口」と書いてあります。普段から熱湯を使うカップ焼そば(湯切り口)に慣れているため、なんか新鮮だな‥‥って。それはさておき3つの “水切ツメ” を起こさなければいけないので、待っている間に立てておきましょう。

5分後に水を切り、粉末スープを入れてよくかき混ぜたら完成です。麺は問題なく解れましたが、大量の粉末スープを馴染ませるのに手間取ったので、ダマにならないよう念入りにかき混ぜてください(※特に底の縁に残っている水分が吸着して部分的に固まりやすいため注意が必要)。

それでは、麺の食感や辛さレベルに注目しつつ、「めん」「スープ」「具材」の順に解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(14.0g)当たり

熱  量:44kcal(カロリー)
たん白質:2.7g
脂  質:1.6g
炭水化物:6.2g
(糖  質:3.0g)
(食物繊維:3.2g)
食塩相当量:2.1g

※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品パッケージに記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

おどろき麺0より噛みやすい
4.5

それこそ調理後の見た目は海藻サラダに入っている寒天と似た形状で、しかしながら「こんにゃく粉」によって海藻サラダの寒天よりも弾力があります。また、熱湯ではなく水で戻す調理でも、きちんと指定の5分でムラなく戻り、やや弾力は「どろき麺0(ゼロ)」に劣りますが、それだけに歯切れがよく、こりこりとした独特の食感が面白いですね。

この糖質ゼロ麺自体に味はついていませんが、海藻サラダの寒天よろしく独特の溝とランダムな縮れがあるので、がっちりと粉末スープをキャッチ。ちょっと寒天特有の風味が残っていますけど、それが極端に苦手じゃなければ大丈夫。また麺が短く、あまり啜らなくても食べられるので、女性の方でも仕事の休憩中にオフィスなどで食べやすいと思います。



ちなみに「おどろき麺0」の原材料名では「乾燥麺(寒天、こんにゃく粉)」となっているのに対し、「汁なし麺0」の原材料名は「乾燥麺(こんにゃく粉、寒天)」と逆転しているのですが、これは含有量の違いを表していて、加工食品の原材料名は “使用した重量の多いものから順に記載する” というルールがあるからです。量が少ないので食べ応えは控えめですが、ちょっと小腹が空いた時に嬉しいサイズですね。

スープ

けっこう痺れる!
5.0

いやいや、正直まったく刺激については期待していなかったので、どうせ大したことないだろうと高を括っていたのですが、けっこうビリビリきますねコレ。まだ激痺(ゲキシビ)クラスではないものの、花椒(かしょう / ホワジャオ)の痺れる刺激を知らない方は驚かれるかもしれませんし、その痺れが苦手な方は避けたほうが安全なレベルには達しています。

反面、唐辛子の辛さレベルについては、てんで大したことありません。麻辣のバランスは圧倒的に花椒の痺れが優勢なので、その陰に隠れているところはあるものの、せいぜい唐辛子単体の辛さは「ピリ辛」です。ただし、最初そうでもない花椒が中盤以降、急にグワッと痺れを見せてくるので、苦手な方は注意してください。

味付けは和味噌を中心に据えた日本人向けの味付けで、しかしながら甜麺醤や豆板醤、魚醤などを使うことで本格感を演出。さらに動物系はガラスープにビーフとチキンを重ねているのですが、芝麻醤(練り胡麻)は意識されていません。で、おそらくファミリーマート先行販売(コンビニ先行販売)なのと、少量でも満足感が高いようにという配慮の結果だと思うのですが、だいぶ味は濃いめです。

もし「思いのほか痺れが強かった」「味が濃すぎる‥‥」となった場合は、卵黄を入れて中和するのがオススメ。ちなみに生の卵黄に含まれる糖質は “0.02g” なのでノーカウント、糖質制限中でも怖くないですよ。あ、粉チーズとかも美味しそうですね。

またはファミマでドレッシング別売のグリーンサラダを一緒に買って、これをドレッシング代わりにドーンとのせてみたり、糖質の低いサラダチキンなんかと一緒に食べるとダイエット中に不足しがちな動物性たん白質が補えます。

具材‥?

まったく値段に見合った内容ではない
2.0

具材というか薬味のような内容で、乾燥味付肉そぼろ(豚肉)、乾燥ネギ、唐辛子、胡麻となっていて、上の画像に写っているのが乾燥味付肉そぼろです。かなり小さい。とうぜん乾燥状態なので食感はサックサク、お肉らしさはありません。ネギも主張が弱く、唐辛子も辛味の弱い品種なのか飾り程度の存在でした。

けれども胡麻(いりごま)は効果的で、担担風のスープによく合います。それに粉末スープで練り胡麻は意識されていなかったので、それとは違うベクトルですが、担担麺に「ごま」は必須ですからね。

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆(★4)

残念ながら練り胡麻は不在、具材に青梗菜や搾菜(ザーサイ)なども入っていませんでしたが、思いのほか花椒が強かったのはサプライズでした。値段的にコストパフォーマンスが高いとは言えませんが、こういう製品にコスパを求めるのはナンセンスだと思いますし、水で戻る簡便性と夏に向けた売上低迷の打開策(アイディア)を加味して及第点に星ひとつプラスしています。

これなら糖質制限中の方やダイエッターの “手軽に糖質量をコントロールしたい” というニーズにも応えてくれますし、暑い夏にも食べやすいですよ。あ、でも麺の糖質はゼロですけど粉末スープと具材の糖質は3.0gなので、もし1g単位のストイックな糖質制限に取り組んでいる方は注意してください。

で、もし “お湯を入れたら” どうなるのか、ほんとうに溶けるのか気になったので、実際に熱湯を入れてみた結果——

ほんとに溶けたw しゃばしゃばに溶けるんじゃなくて、水溶き片栗粉がダマになった感じと言えばイメージしやすいでしょうか。とうぜん箸で持ち上げても原型を留めていないため即座に落ちますし、腹持ちアップといえば腹持ちアップですけど、水で調理してください(笑)。

  1. これなら、賞味期限ももっと伸ばせそうな気持ちも、水だけで食べれるのはいいアイデアですね、ダイエットしている方には喜ばれそうですね
    こんにゃく麺と言えば、今から25年前に、ラーメンの自動販売機が、あって、それもコンニャク麺でした、
    コンニャク麺で有りながら、スープが染み込んで、しかも伸びないし
    味的にも美味しかったです。
    今はもう、その販売機は無くなりましたが、今でも缶ラーメン売ってますね、当時の物かは判りませんが(笑)

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