どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2020年1月20日(月)新発売のカップ麺、明星食品「明星 千里眼監修 まぜそば 大盛 超絶ニンニクザンマイ」の実食レビューです。
千里眼コラボ第6弾「ニンニクザンマイ」超絶版は噂の “キャラメルマキアート” も再現!!
実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。
千里眼 超絶ニンニクザンマイ
千里眼(せんりがん)とは、東京・駒場東大前に本店を構える二郎インスパイア系のラーメン店で、創業は2009年11月1日。東京・神保町の人気インスパイア店「用心棒(ようじんぼう)」出身の新田祐三氏が開業し、2020年現在は同じく用心棒出身の安川隆司氏が店長を務め、二郎インスパイア系の中でも最高峰と称されている名店の一つです。
今回の新商品「超絶ニンニクザンマイ」は、明星食品と千里眼のカップ麺コラボ第6弾の新作で、あまりの人気から定番メニューに昇格した “ニンニクザンマイ” を再現。ちなみに千里眼コラボ第1弾(2018年2月19日)及び第4弾(2019年2月25日)にもニンニクザンマイをイメージした汁なしカップ麺「ガーリックまぜそば」を発売しているのですが——
千里眼の限定メニューといえば夏の風物詩 “冷やし中華” も有名で、毎年夏に販売されているのですが、対するニンニクザンマイは4年に1度、にんにくの日(2月29日)の語呂合わせで閏年のみ提供していた超限定商品。当時は “ニンニクザンマイコレデモカ” という商品名で、千里眼コラボ第1弾と第4弾のカップ麺は閏年のコレデモカをイメージして開発されたもの。
対する2020年現在の「ニンニクザンマイ」は、閏年限定版と微妙に仕様が変わっていて、以前は入っていた生ニンニクの酢漬けや葉ニンニクを廃止。やや食べやすくなったとの評判・口コミもチラホラと見られましたが、引き続きニンニクテロが味わえるアグレッシブな食べ物で、2019年はスタバもとい “千里眼のキャラメルマキアート” としても話題になりました。
実店舗の「ニンニクザンマイ」には、茶色いニンニクダレがトッピングされていて、その見た目から “千里眼でキャラメルマキアート” という無駄に女子力の高いワードが爆誕。ツイッターやインスタグラムなどのSNSを中心に広がって、もはや流行語大賞にノミネートされるのではないだろうか——と、そこで注目したいのが「超絶ニンニクダレ」という別添の存在です。
これまでの「ガーリックまぜそば」には、千里眼名物の辛い揚げ玉「辛揚げ」と「ガリマヨ(ガーリックマヨネーズ)」を別添し、お店のオリジナリティを表現していました。けれども今回の2020年版は、初の「超絶ニンニクダレ付き」で、おそらくSNSで話題になったラーメン二郎界の “キャラメルマキアート” に着目したのでしょう。
常に新しい商品が開発されては消えていくカップ麺の世界において、特に今回のような変わり種は、個性の強さと販売開始直後の瞬発力が重要なポイント。話題性や拡散性があるか(バズるか)どうか、それをリサーチする上でもSNSは重要なツールとなっているので、カップ麺のマーケティング部も抜かりありません。
もともと千里眼のカップ麺は根強い人気を誇っているため、充分なネームバリューを備えているのですが、加えて今回は辛さについてもアピール。2019年は二郎系・激辛系の新商品が特に盛り上がったので、ここぞとばかりに重ねてきたのでしょう。辛さレベルは5段階中の4=MAXではないものの、パッケージには “辛味が強いので——” という注意事項が添えてあります。
開封
さて、別添の小袋は「液体ソース」「粉末ソース」「あとのせかやく」の合計3袋。千里眼の汁なしカップ麺は前述の「ガーリックまぜそば(ニンニクザンマイコレデモカ!)」が2回と派生の激辛版「辛辛辛まぜそば(ゲキカラザンマイコレデモカ!)」が1回で、いずれも特製マヨが別添されていたのですが、キャラメルマキアートと引き換えになったようですね。
とはいえ引き続き「千里眼」を象徴する “辛い揚玉” は「あとのせかやく」の中に、麺は2019年2月25日発売の「ガーリックまぜそば」から採用され始めた大盛り130gの “にんにく練り込み麺” を搭載していて、油揚げ麺特有の芳ばしい香りがジャンクに本能を刺激してくる現在——実食の前に気を付けておきたいのが “コンビニでの取り扱い” です。
明星食品が公開している発売エリアは、全国のスーパーやコンビニ、ドラッグストア、ディスカウントストアなど、販路を問わない全チャネル販売となっているのですが、これまでと同じく今回も “ファミリーマートとセブンイレブンには売ってない” ので、コンビニで購入される場合は「ローソン」「ミニストップ」「ニューデイズ(NewDays)」を探してください。
製品詳細情報・購入価格等
製品名:明星 千里眼監修 まぜそば 大盛 超絶ニンニクザンマイ 販売者:明星食品株式会社 製造者:東日本明星株式会社 埼玉工場 製造所:埼玉県比企郡嵐山町川島2360(R) 内容量:165g(めん130g) 商品コード:4902881438407(JAN) 商品サイズ:縦176mm×横176mm×高さ65mm |
発売日:2020年01月20日(月) 実食日:2020年01月21日(火) 発売地域:全国(全チャネル) 取得店舗:コンビニ(ローソン) 商品購入価格:248円(税込) 希望小売価格:230円(税別) |
麺の種類:油揚げ麺 スタイル:角型ビッグ 容器材質:プラ(PS) 湯量目安:770ml 調理時間:熱湯5分 小袋構成:3袋(液体ソース・粉末ソース・あとのせかやく) |
原材料名とアレルギー表示
【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、でん粉、香辛料(ガーリック)、卵粉、香味調味料)、ソース(糖類、豚脂、しょうゆ、香辛料(ガーリック、ペッパー、ジンジャー)、豚・鶏エキス、食塩、デキストリン、たん白加水分解物、粉末油脂、かつおぶしエキス、香味調味料、クリーミングパウダー、醸造酢、植物油脂)、かやく(オニオン入り揚げ玉、キャベツ、ローストガーリック、香辛料、ねぎ)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、増粘剤(加工デンプン、増粘多糖類)、カラメル色素、かんすい、酒精、リン酸塩(Na)、乳化剤、炭酸マグネシウム、酸化防止剤(ビタミンE)、香料、pH調整剤、カロチノイド色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・牛肉・ごま・さけ・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む) |
実食開始
具材のキャベツは最初から容器の中に入っていたので、調理前に量をチェックしてみたところ——少ないw と、具材についてはカップ麺の限界を感じつつ、今回は例の “キャラメルマキアート” を彷彿とさせる液体ソース(超絶ニンニクダレ)が別添されていますし、けっこう辛揚げの量が多いので、調理後のジャンクな雰囲気はバッチリ。
通常は液体ソースや調味油を馴染ませてから粉末ソースを入れるのが基本的な手順となっているのですが、カップ麺の調理方法にも “フタをすべてはがし、粉末ソースをかけてよく混ぜ、液体ソース、あとのせかやくをかけてお召しあがりください” と書いてあるので、湯切りの後は粉末ソースから先に馴染ませてください。あと早くもニンニクテロw
コンビニでの取り扱いは2020年1月21日(火)以降、現在の値段は軽減税率適用で税込248円、ローソンとミニストップでは意欲的に販売されていました。それでは、引き続きニンニクの強さや辛さレベルにも注目しつつ、「めん」「ソース」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。
栄養成分表示:1食(165g)あたり |
カロリー:728kcal たん白質:10.7g 脂 質:29.2g 炭水化物:105.5g 食塩相当量:6.8g ビタミンB1:0.69mg ビタミンB2:0.28mg カルシウム:210mg |
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。 |
めん
麺の密度感アップ!!
前回のガーリックまぜそば(2019)に採用されていたニンニク練り込み極太麺と比較して、やや厚みがなくなったようにも思えるのですが、それに反してコシは以前よりも強く、ソースの攻撃的なニンニクにも負けません。原材料名を見ても “粉末油脂” が入っていないため、やはり完全に同じ麺を使っているわけではないようです。
実店舗の麺は加水率が低く、ごわごわ・わしわしとした食感がラーメン二郎ファンを虜にしているのですが、いつもカップ麺では汁あり・汁なし問わず多加水系の麺が採用されていて、やや湯切り後は麺の表面に残るヌメりが気になるところ。そのため最初はモタッとしてしまうのですが、全体を大きく混ぜた後は気になりません。
というわけで実店舗の麺を忠実に再現しているわけではないのですが、単純に油揚げ麺としてのクオリティは高く、以前よりも粘り気を抑えながら気泡の数を減らすことで密度を高めているような印象。食べ始めのコシは最後まで衰えなかったので、ギュッと詰まったような食べ応えのある弾力が長く楽しめました。
ソース
にんにく臭いw
さすがに本物のニンニクザンマイと比較したら可愛いもんでしょうけれど、粉末ソースを開封した瞬間からエッジの効いたガーリックパウダーの香りが漂ってきて、実際のテイストもしかり。端的に味を要約すると “にんにく豚骨醤油” 系統の味付けで、文字通り粉末的な味ではあるものの、なかなか強めのガーリックパウダーが目立ちます。
そして千里眼のキャラメルマキアートもとい別添の「超絶ニンニクダレ(液体ソース)」には醤油ダレや豚脂、さらに “おろしニンニク” が入っていて、ガーリックパウダーでは出せないニンニクのキレを演出。かなり濃いめの味付けですが、食塩相当量は6.8gと二郎インスパイア系の大盛り汁なしカップ麺にしては比較的に控えめな数値となっています。
全体を大きく混ぜた後は、若干のカツオが味の奥行きを広げ、ニンニクとは違うジンジャーの香味やペッパーのアクセントなど、かなりインパクトのあるジャンクな味わいなのですが、けっして大味ではありません。今回は液体ソースを温めずに入れてみたところ、やはり中では豚脂が凝固していたので、投入前に揉み解してください(※温めないほうが雰囲気あるかも)。
かやく
超絶ニンニク臭いww
本物の「ニンニクザンマイ」には定評のあるフワフワのブタに大量の野菜(もやし、キャベツ)も入っているため、もやしがないのは特に寂しいところ。キャベツの量も多くないですし、たとえば「一平ちゃん夜店の焼そば」などに入っているような汎用の具材なので、特に書くこともないのですが——
辛あげ(オニオン入り揚げ玉)のインパクトは抜群で、2019年11月19日に発売された前回の新作・千里眼コラボ第5弾「辛辛辛にんにく豚骨醤油ラーメン」のハバネロ入り「激辛揚げ」ほどではないものの、唐辛子の辛味とジャンクな風味が個性を打ち出します。とはいえ体感的な辛さレベルは3.5くらい、そんなに騒ぐほど辛くないですよ。
むしろ辛揚げ以上にインパクトがあったのは “ローストガーリック” で、拡大写真でも判別しにくいほど小さいのですが、このローストガーリックがヤバい。パッと見ぜんぜん目立っていないのに、ふと噛んだ時のパンチは強烈で、しっかり超絶ニンニクザンマイでした。とりあえず仕事の休憩中や人と会う前など、ニンニクNGの時には避けてください。
総評
★★★★★★☆☆☆☆(★6)
どうしても具材を筆頭にカップ麺の限界は否めないですし、ガリマヨがカットされてしまったのも寂しいポイントですが、液体ソースを後がけすることでスタバに勝るとも劣らない(?)キャラメルマキアートを再現してきたのは面白く、にんにくレベルも千里眼コラボ最強クラスでした。それに液体ソースの味が濃いめだったので——
もやしを500Wの電子レンジで3分加熱してからトッピング、その上から超絶ニンニクダレと即席のガリマヨ(チューブのニンニクとマヨネーズを混ぜただけ)でアレンジしてみたところ、これがもうバカウマw もやしとガリマヨちょい足し程度なら原価割れすることもないですし、かなり食べ応えも雰囲気もアップしますよ。
なお、実店舗ではラーメン(普通)780円+カップ麺で850円(つまりカップ麺は70円)のセット販売を本日・2020年1月21日まで実施しているため、行動圏内であれば「千里眼」の本店(東京都目黒区駒場4丁目6-8)で購入するのが最安値。コンビニではローソン・ミニストップ・ニューデイズのみ販売、セブンとファミマには売ってないので、お買い求めの際は注意してください。