「日清ラ王 ビリビリ辛うま 汁なし担々麺」ついに実装! 新・花椒練り込み麺

日清食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年3月25日(月)リニューアル新発売のカップ麺、日清食品「日清ラ王 ビリビリ辛うま 汁なし担々麺」の実食レビューです。

「新・花椒(かしょう)練り込み麺」に進化して噛むほどにシビれる新感覚!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

日清ラ王 汁なし担々麺 新・花椒練り込み麺

1992年9月‥‥ “ラーメンの王様” という想いを込めて発売され、翌1993年には約1億5,360万個を売り上げるなど、カップ麺に革命を起こした歴史的なブランド「日清ラ王(にっしんラオウ)」。2010年7月まで生産されていた初代モデルは生タイプめんでしたが、2010年8月以降は熱風乾燥のノンフライ麺が採用され、その頃から容器の形状が八角形になっています。

今回のカップ麺「日清ラ王 ビリビリ辛うま 汁なし担々麺」は、 “やみつきになる味わい” がコンセプトの「汁なしラ王シリーズ」第1弾として、2018年3月5日(月)に発売されたのですが、期間限定の変わり種に終わるかと思いきや通年商品として定着。いまだにシリーズ第2弾の発表はありませんが、今回のリニューアルで噛むほどにシビれる「花椒練りこみ麺」が実装されました。



2018年9月10日(月)に発売され、今も定番商品として販売が続けられている「日清ラ王 焦がし醤油」と「日清ラ王 焦がし味噌」、そして2019年3月11日(月)に発売された続編「日清ラ王 焦がし激辛豚骨」も話題になりましたが、 “焦がしラ王” に練り込まれているのは “山椒” で、今回の “汁なしラ王(担担麺)” に練り込まれているのは “花椒” です。

「花椒」とは、日本の山椒(サンショウ)と同属異種に当たる中国のミカン科サンショウ属の落葉低木「華北山椒(カホクザンショウ)」のことで、一般的にその実を磨り潰した香辛料のことを指し、花椒の読み方は日本語読みで「かしょう」、中国語読みで「ホアジャオ(ホワジャオ)」と発音するのですが、日本の山椒よりも強い “ビリビリ” とした痺れる刺激 “麻味”(まみ,マーウェイ)が最大の魅力。

そこに麻味とは異なる唐辛子の辛さ “辣味”(らつみ,ラーウェイ)をブレンドした刺激を「麻辣味」(まーらーあじ,マーラーウェイ)というのですが、そのシビカラ感がトレンド味覚として2018年から特に注目され、2019年となった現在も人気が減速する様子を見せません。で、実は今回のリニューアル、私にとっては満を持してのリリースでした。

というのも、リニューアル前の「日清ラ王 ビリビリ辛うま 汁なし担々麺」をレビューした際、また「日清ラ王 焦がし醤油」と麺を入れ替えてアレンジした際に、記事の文末で日清食品に “花椒練り込み麺の開発” 及び「ビリビリ辛うま 汁なし担々麺」への実装(リニューアル)を強く希望していて、それ以降ちょいちょい該当の記事にメーカーからアクセスがあったんです。



もちろん同じような声は他の方からも寄せられていたと思いますし、私の記事が決定打になったなんて自惚れるつもりはありませんが、これは私に対する日清食品からのアンサーだと——勝手に思って夢を見る分にはタダなんで許してくださいw ちなみに以前、ファミリマート限定のタテ型カップ麺「ラ王 黒タンタン」に花椒練り込み麺が導入されたことがありました。

とはいえ汁なしカップ麺では初の試みですし、満を持して「日清ラ王 ビリビリ辛うま 汁なし担々麺」への実装が叶った今回のリニューアル、山椒練り込み麺の実績があるので花椒練り込み麺の出来栄えに不安は抱いていないのですが、麺の出来栄えはもちろん、それに伴うビハインド(マイナス)が秀逸だったタレや具材に生じていないかどうかにも注目しながらレビューします。

開封

小袋の構成は先入れの「かやく」と後入れの「液体たれ」、合計2種類の別添となっているのですが、リニューアル前と同じ構成で、なおかつ各小袋のデザインは色も注意書きも変わっていません。だいたいリニューアルされると特にタレ(ソース・スープ)類の小袋はデザインやカラリーングが変わったりするんですけど、まったく外見は同じです。



で、楽しみにしていた「新・花椒練り込み麺」の姿いよいよ‥‥!! あ、意外と色は薄いんですね(笑)。焦がしラ王シリーズの「山椒練り込み麺」は一見して明白に黒ずんだ色なので、それに匹敵するインパクトを想像していたんですけど、けっこうフツー。軽く花椒の香りが漂うものの、軽めに全粒粉を練り込んだような見た目と大差ありません。

また、パッケージ自体のデザインも似ていますし、発売日から数日間(長ければ数週間)リニューアル前の商品が並んでいる、もしくは新旧商品が混在している状態も予想されますが、リニューアル後の「日清ラ王 ビリビリ辛うま 汁なし担々麺」にはフタの奥に “噛むほどにシビれる花椒練りこみ麺!” というデザインが施されているため、それを目印にしてください。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:日清ラ王 ビリビリ辛うま 汁なし担々麺
製造者:日清食品株式会社
製造所:関東工場(製造所固有記号 A)
内容量:121g(めん80g)
商品コード:4902105244234(JANコード)
規格サイズ:縦172mm×横172mm×高さ70mm

発売日:2019年03月25日(月)
実食日:2019年03月29日(金)
発売地域:全国(全チャネル販売)
取得店舗:コンビニ・ミニストップ(兵庫県)
商品購入価格:237円(税込)
希望小売価格:220円(税別)

麺の種類:ノンフライ麺(花椒練りこみ麺)
スタイル:八角形どんぶり型・ラ王レギュラーサイズ
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:420ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:2袋(液体たれ・かやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉、食塩、植物油脂、大豆食物繊維、植物性たん白、チキンエキス、香辛料(花椒)、卵粉)、たれ(豚脂、植物油脂、糖類、ねりごま、しょうゆ、還元水あめ、食塩、香辛料、植物性たん白、ポークエキス)、かやく(チンゲン菜、味付肉そぼろ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、かんすい、香料、炭酸Ca、酸味料、カロチノイド色素、増粘剤(加工でん粉)、乳化剤、焼成Ca、香辛料抽出物、セルロース、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・落花生・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
【アレルゲン情報】小麦・卵・乳成分・落花生・豚肉・鶏肉・大豆・ごま(食品衛生法で義務付けられた特定原材料7品目と表示が推奨されている20品目の合計27品目について掲載)

実食開始

メーカー希望小売価格はリニューアル前と同じ税別220円、コンビニで購入すると税込237円。あまり具材は多くありませんが、リニューアル前の具材も大量ではなかったので、今のところ目立った変化は見られません。必要なお湯の目安量も420mlから変更なし、湯戻し時間も熱湯5分と同じタイムです。



後入れの「液体タレ」は食べる直前に入れる仕様となっているのですが(先に入れたら大変ですw)、お湯を注いでから待っている間にフタの上で温めること、また開封前に “よくもみほぐしてから入れる” のもポイントですね。けっこうタレに重量があるのと動物油脂(豚脂)の含有量が多いため、2〜3分ほど経過したら小袋を引っ繰り返し、両面から温めましょう。

さて、完成です。液体タレを入れる前に軽く麺をほぐすとタレが馴染みやすいのですが、ちょっとほぐしにくかったので、 “湯切り前に軽く箸で麺をほぐしてから湯切りする” と、後の工程が楽ですね。ところで実は内容量までリニューアル前と同じ121g(めん80g)となっているのですが、カロリーは486kcalから501kcalに増えていて、脂質も19.4gから19.8gに上昇。

他にも炭水化物、たん白質、カルシウムなどの量も増えているのですが、食塩相当量は5.2gから5.0gに下がるなど、まったく同じ内容量で同じ小袋のデザインでも花椒の有無だけでは変動しないような数値の差が見られました。それでは、リニューアル前と比較して味の違いや花椒練り込み麺の実力に注目しつつ、「めん」「スープ」「かやく」の順に解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(121g)当たり

熱  量:501kcal(カロリー)
たん白質:9.4g
脂  質:19.8g
炭水化物:71.3g
食塩相当量:5.0g
ビタミンB1:0.24mg
ビタミンB2:0.23mg
カルシウム:206mg

※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品パッケージに記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

もっちりとした食感の太麺に花椒の粉末を練り込んだ “花椒練りこみ麺”。3層ストレートノンフライ製法* による “まるで、生めん。” のようなコシとつるみが特長の、噛むほどにシビれる新感覚の麺です。

* 3層麺製法、ストレート麺製法の2つの技術を組み合わせた弊社独自の製法です。
①3層麺製法…3層構造の内層と外層に異なる配合を用いることで、それぞれに異なる食感を持たせることができます。

②ストレート麺製法…従来の縮れた麺と異なり、生麺のようなストレート感が表現できます。

(出典:日清食品グループ公式ウェブサイト「ニュース > プレスリリース >『日清ラ王 ビリビリ辛うま 汁なし担々麺』」)

正直そんなに花椒は‥‥と、思いきや――

もともとリニューアル前の液体タレは花椒が強かったので、今回もタレを絡めた後は麺に練り込まれた花椒が埋没すると思い、タレを入れる前に麺だけ味見してみたところ、芳醇な小麦の香りに強めの塩気、ほのかに花椒の香りと軽く焦げたような芳ばしさが奥から上がってきます。が、この段階では特筆して痺れを感じるほどではありません。

しかし、一般的なノンフライ麺と比較して小麦のベクトルを変えるほど風味には個性があって、じっくり噛んでいると全粒粉のように花椒由来の粒感がプチッ——と、そこに当たった時、花椒のピリッと繊細な清涼感を覚えます。あまり麺だけ味わって計算されたタレとの比率を崩してはいけないと思ったので、最初に味見した麺は1本と半分くらいだったんですが、その程度の味見でも確かな個性を感じました。



ちなみに原材料の構成は「チキンエキス」と「卵粉」の間に「香辛料(花椒)」が新たに食い込んでいるのですが、それ以外はリニューアル前と変わりません。ただ、リニューアル前と比較して若干ほぐれにくく、しかしながら強靭なコシの強度がさらに増したような変化を覚え、歯応えのある平打ちストレート麺と対峙している間にも噛めば噛むほど花椒の清涼感と痺れが増していく独特の麺に進化。特に痺れの儲蓄は明らかに前作以上だったので、ノンフライ麺に花椒を練り込んだリニューアルは伊達じゃなかったです。

たれ

口に入れた瞬間に花椒のシビれと香りが広がり、唐辛子の辛さとごまの濃厚なコク、うまみが後を引く担々だれ。小粒のミンチ肉風の大豆たんぱく具材を混ぜ込み、食感にアクセントを加えました。

(出典:日清食品グループ公式ウェブサイト「ニュース > プレスリリース >『日清ラ王 ビリビリ辛うま 汁なし担々麺』」)

尻上がりに刺激的で本格的な濃厚担担味

リニューアル前と比較して原材料名から「(花椒、生姜、唐辛子、にんにく)」という香辛料の解説と「香味調味料」はカットされていますが、おおむね方向性に大きな違いは見られません。しかし、花椒練り込み麺の恩恵か以前よりも痺れの増幅力と持続性が増していて、より刺激的にブラッシュアップされたような印象を受けます。

どっしりとした豚脂が主体のオイルと重心の低い芝麻醤(ねりごま,チーマージャン)のコクで濃厚さの指標を履き違えることなく、まるで鈍器のように旨味を叩きつけてくるのですが、特に中盤から後半にかけてスパークする花椒の目が覚めるような痺れが鮮烈で、動物性のオイルと芝麻醤をクドいと思わせません。

お酢(酸味)のアクセントは意識されていませんし、唐辛子の辛さもピリ辛以上ではあるものの中辛〜辛口ちょい下‥? まぁその程度なんですけど、突き抜けた花椒の痺れは慣れていないと非常識なレベルだと感じるでしょう。それに写真では分かりにくいかもしれませんが、液体タレの中には粒状の大豆たん白が仕込んであって、組織の目が粗いことから不自然な印象を与えずに麺とタレの一体感を高める効果的なバイプレイヤー。

味の満足度はリニューアル前の液体タレを踏襲しつつ、旨味の濃度と痺れの強さが研ぎ澄まされ、確実に進化しています。花椒練り込み麺の実装によってタレが軽くなっていても多少であれば目を瞑ろうと思っていたのですが、なんのなんの花椒練り込み麺の効果も相俟ってリニューアル前の魅力を1mmも欠くことなく、むしろ磨きが掛かっているとさえ思いました。

かやく

ミンチ肉、チンゲンサイ。

(出典:日清食品グループ公式ウェブサイト「ニュース > プレスリリース >『日清ラ王 ビリビリ辛うま 汁なし担々麺』」)

ちょっと青梗菜が減ってミンチ肉が増えた‥?

きもち青梗菜(ちんげんさい)の量が減ったように思えたのですが、前述した花椒練り込み麺と痺れの強い濃厚な担担ダレの満足感が値段以上なので、まったく許容範囲内です。ミンチ肉は小さいので、しっかり混ぜた後はタレの一部と化しているのですが、そのまま一体化しようと肉は肉。

タレに仕込んである大豆たん白では打ち出せない、肉の厚みを補強することに貢献しながら麺とタレの一体感を高める繋ぎとしてのメリットも感じます。また青梗菜も軸の部分は厚みがあってシャキッとした歯触りが食感の気分転換に効果的で、担担らしさの表現力を高めることにも寄与していました。具材単体で見ると値段以上とは言えませんが、総合力で評価すると具材が足を引っ張るようなことはなかったです。

総評

★★★★★★★☆☆☆(★7)

リニューアル前の総評では★6(※超高評価)と評価していたのですが、今回は前回から迷うことなく★ひとつ上乗せで即決でした。液体タレを入れた後は埋没するかと思えた花椒練り込み麺の存在感は最後まで自己主張を放ち、ノンフライとはいえ熱風乾燥で高温加熱されているため、ちょっと焙煎したような独特のクセを感じたんですけど、それもまた一興と思える個性。

新たに花椒練り込み麺を開発し、そのトレードオフとして何かが犠牲になっていないか危惧していたのですが、なんのなんの。むしろタレの濃度と体感的な痺れは増していたし、きちんと花椒練り込み麺の個性と恩恵が最後まで感じ取れた素晴らしいリニューアルです。しかもスポット商品ばりのインパクトを打ち出しながら、数量・期間限定の商品じゃないときた。

油っ気のないノンフライ麺と強烈な花椒の麻味(痺れ)が相俟って、タレの豚脂や芝麻醤がネックになることはないと思いますが、リニューアル前から口に合わなかった方や花椒のビリビリとしたシビれが特筆して強いと引いてしまう方にはオススメできません。しかし、個性と実力を兼ね備えた最強クラスの本格派カップ麺なので、リニューアル前からファンだった方はもちろん、ずっしりと濃厚な味に花椒がバチッと効いた汁なし担担麺が好きなら自信を持ってオススメします。

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