どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2018年7月24日(火)より全国のファミリーマート・サークルK・サンクスにて新発売、来来亭のカップラーメン史上 “辛さMAX” という「来来亭 旨辛麺 辛マシ」の実食レビューです(※2019年7月23日発売「旨辛麺 辛さMAX」の感想と評価をお探しの方は、「来来亭 旨辛麺 辛さMAX」の記事をご覧ください)。
せっかくなので、既存の「来来亭 旨辛麺」を食べ比べてみました。
どのくらい辛い?徹底比較!!
既存品の「来来亭 旨辛麺」(以下「旨辛麺」と表記)は、2017年10月31日から発売されているカップラーメンで、ファミリーマートの商品情報ページには “数量限定” と書かれているのですが、いまだに棚から消える気配を見せません。てっきり通年商品に格上げされたのかと思っていたのですが、やっぱり数量限定なのでしょうか‥新作の「来来亭 旨辛麺 辛マシ」が本当に辛いのかどうかよりも気になるんですけどw それはさておき手元にある旨辛麺の賞味期限は2018/12/11となっているので、およそ1ヶ月前に製造された個体になります。
新発売の「来来亭 旨辛麺 辛マシ」(以下「辛マシ」と表記)は、「旨辛麺」をベースに期間限定で辛さMAXになったカップラーメンで、豆板醤・唐辛子などで刺激を強化している模様。もちろん、どちらも製造はエースコックです。それでは、パッケージと中身をチェックしてみましょう。つい先日、「旨辛麺」でも「辛マシ」でもないノーマルの「来来亭 しょうゆラーメン」もブログで記事にしたので、その情報も交えながら3品の違いを比較します。
向かって右の「旨辛麺」は赤い背景を基調としていますが、向かって左の「辛マシ」は黒い背景が基調となっています。黒いパッケージのほうがピシッとシックに引き締まって見えますね。ただ、パッと見だと赤いパッケージのほうが辛そうに見えますw 新作はフタの背景も黒く、側面にはハッキリ「辛マシ」と書いてあるので、おそらく店頭で迷子になることはないでしょう。
▼旨辛麺
原材料名:油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、植物性たん白、しょうゆ、砂糖)、スープ(動物油脂、食塩、豚エキス、糖類、植物油脂、香辛料、しょうゆ、たん白加水分解物、みそ、でん粉、豆板醤、酵母エキス、全卵粉)、かやく(鶏・豚味付肉そぼろ、唐辛子、メンマ、もやし、ニラ)、加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、香料、増粘剤(増粘多糖類、加工でん粉)、カロチノイド色素、かんすい、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンE)、紅麹色素、香辛料抽出物、酸味料、微粒二酸化ケイ素、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、ビタミンB2、ビタミンB1、(原材料の一部に卵、乳成分、ごまを含む)
アレルゲン情報:小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ごま
「旨辛麺」は通常の「しょうゆラーメン」と同じく2袋構成ですが、液体スープ2袋ではなく「液体スープ」と「調味油」の2袋です。
▼辛マシ
原材料名:油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、植物性たん白、しょうゆ、砂糖)、スープ(ポーク調味料、みそ、食塩、糖類、しょうゆ、植物油脂、香辛料、動物油脂、ポークエキス、発酵調味料、粉末しょうゆ、香味調味料、粉末みそ、酵母エキス、でん粉、たん白加水分解物、魚介エキス、ねりごま、全卵粉)、かやく(鶏・豚味付肉そぼろ、唐辛子、メンマ、もやし、ニラ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、カラメル色素、香料、酒精、増粘多糖類、カロチノイド色素、香辛料抽出物、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE)、紅麹色素、酸味料、微粒二酸化ケイ素、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ごまを含む)
アレルゲン情報:小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ごま
一方、新発売の「辛マシ」は “辛さMAX” のビハインドが生じたのか、液体スープのみ1袋しか入っていません。しかし、食べるまでの手順が減るので、利便性はアップですね。それでは、実際に食べ違いを比較してみましょう。
食べ比べ開始
▼旨辛麺
エネルギー:447kcal
たん白質:95g
脂質:20.5g
炭水化物:56.1g
ナトリウム:2.4g
(めん・かやく:0.7g)
(スープ:1.7g)
ビタミンB1:0.31mg
ビタミンB2:0.27mg
カルシウム:206mg
※参考値:調理直後に分別した値
エネルギー:447kcal(めん・かやく:326kcal)(スープ:121kcal)
食塩相当量:6.1g(めん・かやく:1.8g)(スープ:4.3g)
▼辛マシ
エネルギー:402kcal
たん白質:10.0g
脂質:14.7g
炭水化物:57.5g
食塩相当量:6.8g
(めん・かやく:2.0g)
(スープ:4.8g)
ビタミンB1:0.55mg
ビタミンB2:0.50mg
カルシウム:272mg
※参考値:調理直後に分別した値
エネルギー:402kcal(めん・かやく:322kcal)(スープ:80kcal)
「来来亭」の限定メニュー「旨辛麺」が期間限定で辛さMAX「旨辛麺 辛マシ」になって登場!豆板醤・唐辛子などで刺激的な辛さに仕上げた激辛スープが特徴です。
(ファミリーマート「商品情報」より引用)
スープ
旨辛麺
辛い食べ物が得意な方にとっては心地好い刺激になると思いますが、辛い食べ物が苦手ならヤメといたほうがいいレベルの辛さです。激辛とは言えませんが、少なくとも一般的に見てピリ辛の域は余裕で凌駕していました。
このように「しょうゆラーメン」と同じく白い小袋(液体スープ)には背脂を中心とした動物油脂が多めに含まれているのですが、残念ながら強い刺激の影に隠れ、あまり背脂特有のコクは得られません。しかし、さすが良質な背脂で頭ひとつ抜きん出ているエースコック、小袋を投入した瞬間に漂ってくる芳ばしい香りは印象に残りました。
調味油の中には攻撃的な色合いの真っ赤な液体が入っているのですが、前述した通りピリ辛どころの騒ぎではありません。特に麺を食べているときは調味油が麺の表面をコーティングしてくるので、真夏日も相俟って一口目から発汗作用バッチリです。(暑いわぁ‥)
このように旨辛の “辛” は明白ですが、意外とベースは軽いんですよね。好みの問題もあるかもしれませんが、それだけにサッパリ食べられる反面、辛さに押されてコクが手薄になっているというか、やや旨味が浅いような印象も受けました。しかしながらベースが軽いことで赤唐辛子とは違う青唐辛子の風味が分かり、一般的な辛味噌系のスープとは一線を隠していたので、この軽さこそが魅力と言えるかもしれません。野菜を炒めたような調理感も漂っており、それも印象的なポイントでした。
辛マシ
当たり前ですが、「旨辛麺」よりも辛いです。かなり原材料の構成は違って見えますが、大きな違いは「旨辛麺」に入っていた背脂が入っておらず、代わりに辛さの源泉である調味油が約2倍ほどに増えている点でしょうか。
体感的にはシャープさが増しているような印象で、写真で見ても分かるように、赤がドス黒く見えます。ただ、表面に浮かぶ豚脂がない分、かなり軽いテイストと言えるかもしれません。その背脂が消えたことでキレに拍車がかかり、のっけから舌を刺してくるような瞬発力のある刺激です。
ベースが軽めだったことと、野菜を炒めたような風味は共通のポイントで、刺激が増した分だけシャープさに磨きがかかり、辛さレベルは激辛ちょい手前か、うーん‥いや、市販品としては激辛でも差し支えないかもしれません。ベースの軽さが体感的な刺激レベルを底上げしているようにも思えましたが、刺激の強さはセブンの蒙古タンメン中本(北極じゃなくてノーマル)より上だと感じました。
めん
旨辛麺
口当たりのいい中太の油揚げ麺で、待ち時間は熱湯5分。「しょうゆラーメン」に使われていた麺よりも加水率が高く、もちもちとした食感です。麺の色が違うのは先入れ粉末スープの関係と醤油の含有量も影響しているものと思われますが、そもそもの質感からして別物ですね。前半は辛いスープにも負けない存在感を放っていましたが、中盤から歯切れの良さが目立ってきて押され気味になるので、きちんと5分待った後は少し早めに食べ進めたほうがいいかもしれません。
辛マシ
「旨辛麺」と原材料は同じ、熱湯5分も同じですが、どちらかというと「しょうゆラーメン」に近い印象を受ける加水率の低い平打ち油揚げ麺で、低加水麺らしいスパッとした歯切れの良さを打ち出しつつも歯応えがあります。丸みを帯びていた「旨辛麺」とは違った輪郭のある口当たりで、洗練された面持ち。同じ麺が使用されているのかと思いきや、まったくの別物でした。
油揚げ麺特有の風味も気にならず、「旨辛麺」と比較して新世代系の油揚げ麺です。かなりレベルの高い麺だったので、特に有名店監修のカップ麺では今後も意欲的に使ってもらいたいです。
かやく
▼旨辛麺
▼辛マシ
メンマの個数やニラの多さは個体差だと思うのですが、どちらも肉具材は残念スポンジ野郎です。特に「辛マシ」は多く入っていたのですが、ぜんぜん嬉しくありませんでした。食感はスカスカ、味もヘッタクレもない粗悪な肉そぼろです。これを入れるなら、ネギまたはニラを追加したほうが確実に製品価値がアップすると思うんですけどね。
しかしながらニラの風味が刺激の強いスープとマッチしており、大きなメンマはコリコリとした歯応えと同時に風味も好印象で存在感があります。「辛マシ」には1個しか入ってなかったけど‥もやしは小さいながらにシャキシャキとしていたので、ちょいちょいアクセントに効果的でした。ちなみに「しょうゆラーメン」の具材は焼豚、メンマ、ネギだったので、メンマたっぷり、ちょっとベーコンっぽい焼豚たっぷりだった「しょうゆラーメン」のほうが具材の満足感は高かったです。
総評
旨辛麺:★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
辛マシ:★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
(標準は★3です)
セブンの中本やローソンのトナリに立ち向かう対抗馬としては門前払いされてしまいそうな頼りなさを感じた反面、ベースのシャープな面持ちや青唐辛子のアクセントなど、他社のコンビニに常備されている激辛カップ麺とは差別化が図られていたし、真夏日に中本やトナリは重たい印象もあるので、いまの季節に嬉しいカップ麺だと思います。特に「辛マシ」はシャープだったので、あっさりと激辛カップ麺を食べたい気分の時(?)には誂え向きかもしれません。
ところで記事の冒頭文を書いていた午前中には「来来亭 旨辛麺」の商品情報が公式ページにあったんですけれども(発売日を確認するためにアクセスしたので)、14時頃に見たら公式ホームページから消えていました。一応、検索すれば検索結果に商品情報へのリンクが表示されるのですが、押すと「今週の新商品」一覧に飛ぶので、いよいよ数量に達したのかもしれません。もし既存の旨辛麺が好きだった方は、まだ店頭で見かける今のうちに買い置きされたほうがよいでしょう。
とりあえず「辛マシ」は背脂の無さに寂しさを覚えた反面、麺が新世代系で使い回しではなかったことが印象に残り、既存の製品から約1.8倍近い刺激が得られたので(あくまでも主観的な印象ですが)、すっきりシャープな激辛カップ麺が食べたい時には候補に入れてやってください。もちろんですが、どちらも通常の「来来亭 しょうゆラーメン」とは別物です。「旨辛麺」に関しては別添の背脂が共通していましたが、3品の中でも最もカップ麺的に完成度が高かったのはノーマルの「しょうゆラーメン」だと感じました。ほんのちょっと、一味唐辛子でピリ辛です。
2018年10月にリニューアルした「来来亭 旨辛麺」もレビューしたので、お時間よろしければ、あわせてご覧ください。
製品名:来来亭 旨辛麺 辛マシ
製造者:エースコック
内容量:97g(めん70g)
発売日:2018年7月24日(火)
発売地区:全国(ファミリーマート・サークルK・サンクス)
取得店舗:ファミリーマート
取得価格:216円(税込)
ファミリーマート通常価格:200円(税抜)
JANコード:4901071287139
麺の種類:油揚げ麺
容器材質:紙
必要湯量:440ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:2袋(液体スープ)
【来来亭 旨辛麺】
製品名:来来亭 旨辛麺
製造者:エースコック
内容量:98g(めん70g)
発売日:2017年10月31日(火)
発売地区:全国(ファミリーマート・サークルK・サンクス)
取得店舗:ファミリーマート
取得価格:216円(税込)
ファミリーマート通常価格:200円(税抜)
JANコード:4901071269517
麺の種類:油揚げ麺
容器材質:紙
必要湯量:440ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:2袋(液体スープ・調味油)
エースコック株式会社:〒564-0063 大阪府吹田市江坂町1-12-40紙谷新御堂ビル
お客様窓口:大阪 06-6338-2745 / 東京 03-3982-9518
【来来亭 野洲本店】
電話 / 077-587-5556
住所 / 滋賀県野洲市妙光寺290
アクセス / JR琵琶湖線 野洲駅南口より徒歩約15分
野洲駅から1,188m
駐車場 / 有
定休日 / 第3週水曜日(変更有り)
営業時間 / 11:00〜0:00(日曜営業)
禁煙・喫煙 / 全面禁煙
辛マシじゃない方は食べましたよ(`・ω・´)
辛いけど、美味しいけど、ただ辛いだけって感じがしました。辛さの中に旨味が少ないような…普通にまあまあ美味しかったけどw
辛さを増さずに旨味を増してほしかったところですね〜。
あ、夜ご飯は焼きそばらしいので、蒙古チャンススルーwww
今週はコンビニ祭り?
来来亭は時々行くのですがこの旨辛麺は食べたことないんですよねー
たぶんお店のやつが太麺系だったからだと思います
気になるのは油そばですね
カップ焼きそばと違って油の多さにちょっと・・・ってこともあったので
油が軽めだと是非一度食べてみたいです。
辛マシ食べた感想としては辛さも味も中途半端かな。
お店で食べるならこういの旨辛麺食べるよりは
自分は確実にこってりラーメンをチョイスするということです。
来来亭はやはりノーマル系のスープが旨い!
昨日言ってた激辛カップ麺の食べ比べ、これのことだよね?
38度超えの部屋で、こんなもの食べたら死んじゃう!と心配したけど、とりあえず記事の更新あったから無事なのねw
この食べ比べシリーズ、好きです。比べることで分かりやすい!
自分は辛さに意外と強いのではないかと最近分かってきたので、辛マシの方をトライしてみたい気がしてます。
ふふふ、怖いもの知らずなのです。