実食開始
上記の画像は熱湯3分後・フタ全剥がし直後の写真で、経験上このくらいがポテトの平均的な量。ただ、2年前に箱買いした時、ポテトの数を比較してみたところ、けっこうバラつきがありました。少ない個体だとポテト2個の時もあれば、多い時にはポテトだけでスープ表面の面積を半分以上は占めるくらい、だいぶイメージが変わります。
ただ、ポテトの数が少ない個体は玉ねぎが大量に、ポテトが大量の個体は玉ねぎ少量といったバランスだったので、単純に総重量の問題かもしれません。中にはポテトも玉ねぎも少なかった‥‥みたいなパターンもあったんですけどねw 東洋水産のカップ麺は、良くも悪くも具材のバラつきが多いように思います。
それでは、実際に食べてみましょう。お湯を注ぐ前からプリングルズのサワークリームオニオン風の香りでしたが、お湯を注いでからもプリングルズインスパイアですw そもそものテーマがスナック菓子なので、オマージュしているのは間違いないでしょう。
1食(87g)当たり カロリー:393kcal |
※参考値(調理直後に分別して分析) エネルギー:393kcal(めん・かやく:313kcal)(スープ:80kcal) |
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。 |
めん
おそらく同シリーズの第3弾「QTTA ハンバーガー味」や「QTTA フライドチキン味」などにも使用されていた超スナック系クッタの汎用麺で、微妙に調整しているのかもしれませんが、おおむね初版の頃から体感的な印象に差はありません。既存のQTTAと比較して明らかに幅が広いのが特徴となっていて、2020年の同時発売品「たらこバタークリーム味」とも製品説明は同じでした。
ラードの芳ばしさが特徴的な幅の広い油揚げ麺で、東洋水産が得意とする「つやもち製法」を採用し、もちもちとした弾力と艶のある見た目もポイント。かなり精製ラードの風味が強く、開き直ったかのようにスナック的なので、「超スナック系」というテーマにはフィットしているのですが、ちょっと人を選ぶかもしれません。
それから熱湯3分だと所々に戻りムラがあるので、ちょっと長めに待つのがいいでしょう。ちなみに細かくいうと、1分長めに待ってから(熱湯4分で)開封、1分混ぜ続ける、1分放置、もういっかい念入りにかき混ぜて食べ始めるのが個人的にベストだと感じました(※真面目に)。むしろ余分に待つことで麺は伸びるどころかベストコンディションに到達するので、よかったら意識してみてください。
スープ
よし、ほぼほぼ初版の味と濃度を踏襲していますね。ふんだんに使用したポテト(粉末野菜)によってポタージュ状の高粘度スープに仕上がり、それはザラついた舌触りを感じるほど濃厚なもの。スープの食塩相当量は2.1gとカップ麺にしては控えめですが、クリーミーなスープに適度なガーリックとオニオンのアクセントによって、薄味などということはありません。
原材料に食酢が使用されているのですが、スープ自体の酸味は控えめなので、今回もサワークリームのサワーは弱いです。けれども乳等を主要原料とする食品とチーズ加工によるクリーミーでマイルドな乳製品のコクによってクリームについてはバッチリで、パセリのアクセントもジャストフィット。ただし、このスープは待機時間によって大幅に印象が異なります。
たとえば熱湯3分でフタを開封し、軽く混ぜただけの状態だとシャバシャバなので、上記のレビューよりも圧倒的にライト。逆に4分待って念入りに混ぜる、そしてポタージュ状の粘度に到達してからがコイツの本領発揮なので、濃厚なスープが好きなら余分に待つのが鉄則です(※逆に軽く食べたい方はサクッとお召し上がりください)。
かやく
業界最高峰の(と、私が勝手にブログでいい続けている)東洋水産の皮付きポテトは、熱湯を注いでから途中で浮き上がってくる麺の上で蒸らされているだけの状態なので、最初は中がサクサク。ある意味その状態は超スナック系なので、サクサクが好きなら問題ありませんし、ホクホクが好きならスープに沈めてケアすれば解決です。
その存在感が絶大な皮付きポテトも然る事乍ら、何と言っても凄まじいのがオニオンで、形状は細切りのシャッキシャキ食感、風味は香味野菜としてのキレを感じさせながらも辛味を覚えるほどではない絶妙なもの。それが濃厚なポタージュ系スープを引き締めてくれるのですが、ちょっと食後の口臭が気になるレベルなので、気になる方は注意してください。
総評
★★★★★★☆☆☆☆(★6+)
初版と比較して大幅な進化もなければ退化もなかったので、あの感動をもう一度です。つまり初版のサワークリームオニオン味を食べて好みに合わなかった方は引き続きネガティブかもしれませんが、どハマり経験のある方は安心して手に取ってください(※ただし稀に味が薄い個体に当たることもあります)。
それから本文中でも触れたように、このカップ麺はスープを超高粘度に仕上げるのが肝。たとえば麺の項目で解説した調理方法を実践すると “食べるスープの状態” まで持っていけるので、食塩相当量の低さを逆手に取ります。それからサワー感が欲しい方は、ほんのちょっとだけクエン酸ちょい足しでアレンジしてみ。
なお、この記事は2019年1月31日11:00に公開したものでしたが、当時にレビューした2019年1月28日発売品と2020年1月6日発売品の中身もJANコードも “まったく同じだった” ので、修正を兼ねて書き直しました。もちろん、念のため2020年版も実食した上で加筆しています。もう完成している商品ですし、今後も毎年1月の定番になりそうですね。
前の評価に対してのざっくりとした
一言を復活させて欲しいです。
あの一言が、とても好きでした。
Re:りょう様
平素、お世話になっております。
前の評価に対してのざっくりとした一言‥‥あ、
各項目に設けていた吹き出しのことでしょうか?
実はブログの執筆画面を新しいモードに切り替えた際、
テンプレにしていたHTMLが効かなくなってしまって ^^;
ちょっと作り直してみますね! 引き続き、よろしくお願いします。