「価格改定のお知らせ」カップ麺の値上げについて 2019年6月1日(土)出荷分から【まとめ】

まとめ

どうも、taka :aです。

今回の記事は、2019年6月1日(土)出荷分から施行された「カップ麺の値上げ(価格改定)」についての情報・まとめです。

どのカップ麺がどのくらい値上がりするのか、なぜ値上げされるのか——

カップ麺が値上げされた理由や経緯を解説し、値段の差を希望小売価格別にまとめ、価格別の特徴も解説します。コンビニのPBカップ麺についても独自にリサーチしたので、お時間よろしければ最後までご覧ください。

価格改定 〜カップ麺の値上げ〜

カップ麺の値上げについて、その発表の堰を切ったのは、即席めん業界国内最大手で1958年創業の「日清食品ホールディングス株式会社」。2019年現在、日清食品は持ち株会社として多くのグループ企業を掲げていることから、その代表を買って出たのではないかと思われます。

初めて「価格改定」の知らせが公になったのは、2019年2月5日に発表されたプレスリリースで、「価格改定のお知らせ ~2019年6月1日(土)出荷分から~」というもの。その後、先陣の日清食品が切り開いた道に続き、大手即席麺メーカー及び中小企業からも続々と “価格改定のお知らせ” が発表されました。



最初に発売された日清食品のニュースリリースには、具材や包材などの原材料・資材価格が想定以上に高騰したこと、加えて製造労務費(レイバー)や物流費などの上昇——それに対して日清食品グループは全社を挙げてコスト削減に取り組み、製品価格の維持に努めていたそうですが、自助努力だけではコスト増を吸収できない状況となり、今回の値上げに踏み切ったそうです。

その発表があった当初から、価格改定実施日は “2019年6月1日(土)出荷分から” と定められ、価格改定率は希望小売価格の4~8%アップ。対象商品は即席カップ麺(カップラーメン、カップ焼そば・油そば等)だけでなく、「チキンラーメン」や「出前一丁」「日清のラーメン屋さん」などの同社を代表する即席袋麺、並びに「カレーメシ」や「ぶっこみ飯」などの即席カップライスも値上げされることが明示されていました。

しかし、「お椀で食べる」シリーズ(税別230円)や「チキンラーメン 具付き3食パック」シリーズ(税別408円)、「あっさりおいしいカップヌードル」シリーズ(税別125円)、「行列のできる店のラーメン」シリーズ(税別290円)など、一部の即席麺製品やカップスープ系の製品については価格を据え置くとのこと。つまり、すべての商品が値上げされるわけではありません。

けれども上記を除く主要製品は、ほぼほぼ例外なく価格改定(値上げ)の対象。そして、この流れは確実に業界全体に波及するだろうと危惧していた矢先、日清食品のグループ企業(完全子会社)である明星食品株式会社からも「価格改定のお知らせ」があり、価格改定実施日は日清食品と同じく2019年6月1日(土)出荷分から——



おおむね価格改定の理由については親会社の日清食品と同じような内容でしたが、明星食品のプレスリリースには “人手不足を背景とした人件費の高騰” も理由として挙げられ、価格改定率は希望小売価格の約3~7%と微妙に違いはあったものの、「チャルメラ」シリーズや「鉄板焼そば」シリーズの袋麺(5食入)は税別525円から税別555円の新価格に改定。

「旨だし屋」シリーズ、「評判屋」シリーズ、「至極の一杯」シリーズなど、オープン価格の即席めん製品やカップスープ系については価格を据え置くとのことでしたが、「一平ちゃん夜店の焼そば」「チャルメラカップ」「中華三昧カップ」「低糖質麺 ローカーボNoodles」「低糖質麺 はじめ屋」などの主要ブランドは例外なく値上げされました。

その後も続く “価格改定のお知らせ”

次に動いたのは愛知県豊明市に本社工場を構える中部地方の重鎮「寿がきや食品株式会社」で、2月18日に価格改定の知らせを発表。その翌日となる2月19日にマルちゃんこと「東洋水産株式会社」からも発表があり、それぞれ価格改定に至った理由はテンプレ並みに同じような内容ではあったものの、いよいよ業界全体の値上げが色濃くなります。



東洋水産の告知から間を開けて、2月27日にはサッポロ一番こと「サンヨー食品株式会社」及び2009年(平成21年)10月からサンヨー食品と資本・業務提携している「株式会社マルタイ」も正式に値上げを発表。同じく1981年(昭和56年)7月からサンヨー食品グループに所属している「エースコック」も1日遅れの2月28日に値上げを発表し、この時点で主要大手メーカーすべての価格改定が確定しました。

また、エースコックの開示と同日にニュータッチこと「ヤマダイ株式会社」と “播磨の小京都” こと兵庫県は播州たつの市に本社を構える「イトメン株式会社」も例に漏れず、3月5日にはペヤングの「まるか商事株式会社」(※「まるか商事」は「まるか食品」の営業部)から、3月6日には九州の雄「サンポー食品株式会社」と地域に根差すメーカーも価格改定を次々に発表。

さらに3月8日にはAKAGIやマイフレンドを展開している「大黒食品工業株式会社」からもニュースリリースが出されているのですが、徳島県徳島市に本社を構える「徳島製粉株式会社」のみ即席カップ麺の新価格は提示しておらず、その代わり “金ちゃん亭鍋焼うどん各種(生タイプ)” の商品価格を2019年8月の出荷分から改定すると3月11日に発表がありました。

値上げの理由と価格改定率

各社それぞれ微妙に言い回しが異なっているのですが、前述したように価格改定の理由はテンプレ並みに同じような内容で、具材・包材などの「原材料費」や「資材価格」(※石油化学製品である包装原材料や段ボール価格の上昇)、運送に関わる「物流費」や人手不足を背景とした「人件費」及び「製造労務費(レイバー)」の高騰など、生産・供給におけるコストの上昇を主な値上げの理由として挙げています。



ただ、それらの高騰は今に始まった事ではなく、これまでにもリニューアルを名目に原材料の見直しを繰り返しながらコスト削減に取り組み、製品価格を維持してくれていたのですが、それでもなお内部の合理化をはじめ自助努力だけではコストアップを吸収できない状況に陥ってしまったので、已む無く希望小売価格の値上げに至ったとのこと。

もちろん価格保持を優先し、さらに製品のクオリティを下げる道もあります。しかしながら全社、健全な経営環境下における安心・安全な商品の提供、及び品質保持を最優先事項とし、泣く泣く価格を改定する(希望小売価格を上げる)ことで品質を維持する方向性に固まりました。

おおむね価格改定率は最低3%〜最高8%となっているのですが、各社の代表的な商品を例に挙げ、これまで何円だったものが何円に値上がりするのか、改定後の新価格を比較してみましょう(※以下の希望小売価格は “すべて税抜価格” で表記します)。

希望小売価格180円の製品は193円に値上げ

各販売店の売価基準やブランドによって実売価格は数十円単位で変動しますが、希望小売価格180円(価格改定前)の代表的な製品は日清食品「カップヌードル」「どん兵衛」「麺職人」、明星食品「一平ちゃん夜店の焼そば」「チャルメラカップ」「中華三昧カップ」、東洋水産「赤いきつね」「緑のたぬき」「QTTA」「麺づくり」——

サンヨー食品「サッポロ一番どんぶり」「カップスター」、エースコック「わかめラーメン」「飲み干す一杯」「ワンタンメンどんぶり」、マルタイ「長崎ちゃんぽん」、サンポー食品「焼豚ラーメン」など、ざっくりとした代表作ですが、タテ型・どんぶり型を問わず主にスーパーマーケットやドラッグストアなどで販売されている『レギュラーサイズ』のカップ麺ほとんどが該当します。



改定前の実売価格は税込100円前後〜140円未満が平均となっているため、おそらく価格改定後も値段が恐ろしいほど跳ね上がることはないでしょう。ただ、まるか食品の「ペヤングソースやきそば」(170円)や「ペヤング激辛やきそば」(175円)、「ペヤング激辛やきそばEND」(185円)など、希望小売価格170円〜185円までのペヤングシリーズも一律で193円の新価格に改定されました。

希望小売価格205円の製品は220円に値上げ

もともと希望小売価格180円だった製品から大打撃を受けることはないと思いますが(とはいえ塵も積もればですけど)、日清食品「カップヌードル ビッグ」、明星食品「一平ちゃん夜店の焼そば大盛」、東洋水産「赤いきつねうどん でか盛」、サンヨー食品「名店の味」、エースコック「スーパーカップ ブタキムラーメン」など、大手メーカーの『ビッグサイズ・大盛りカップ麺』系統の商品は希望小売価格220円と15円値上がりします。

しかも期間限定の変わり種としてリリースされる、有名店監修の縦型ビッグ製品(コンビニ向け商品)も希望小売価格205円が基本。それをコンビニで購入すると税込216円が相場でしたが、もしメーカーの意向通りに価格改定が反映された場合、コンビニでタテ型ビッグの新商品を購入すると “最安値” の税込価格は1製品あたり「238円」となるため、ちょっとヘラヘラ笑っていられません。

中には「ペヤング スカルプDやきそば」のように205円のまま据え置きの商品もありますが、エースコックの「スーパーカップMAX」シリーズ及び「スーパーカップ1.5倍 超やみつき」シリーズの希望小売価格は200円から210円に改定。他にもマルタイの「元祖長浜屋協力豚骨ラーメン」、サンポー食品の「焼豚ラーメン×有名店コラボ」(「丸幸センター」や「丸星ラーメン」など)も例に漏れず、改定後の新価格は205円から220円となっていました。

コンビニのPBカップ麺はどうなるか

たとえばセブンイレブンの「セブンプレミアム」やファミリーマートの「ファミコレ」、ローソンの「ローソンセレクト」など、PB(プライベートブランド)のカップ麺を製造しているのも一般販売用のNB(ナショナルブランド)を手がけている大手メーカーです。そこでコンビニ大手4社の担当部署に確認をとったところ、値上げを予定している企業(ブランド)と値上げを予定していない企業に分かれていたので、以下をご参考ください。

「セブン-イレブン」では、セブン&アイグループのプライベートブランド「セブンプレミアム」のカップ麺を含むPB商品の “値上げは予定していない” そうで、たとえば既存の「スープが決め手」シリーズなどは税込138円のまま、「蒙古タンメン中本」のカップラーメンも税込204円のまま変更なし。企画書が提出されたばかりなので、直近の値上げも予定していないとのことでした。

「ファミリーマート」では、2019年6月3日(月)よりメーカーの意向にあわせてカップ麺を含む「ファミリーマートコレクション」の “値上げを予定している” らしく(つまりカップ麺以外の製品も値上げ予定)、まだ詳しい売価の値上げ率は公表できないそうですが、既存の販売価格より数パーセント値上がりするとのこと。ファミコレのレギュラーラインに属しているカップ麺(縦型・標準サイズ)は税込142円なので、もしかすると税込150円前後まで上がるかもしれません。

「ミニストップ」では、日清食品のカレーメシやチキンラーメン、エースコックのスープはるさめシリーズ、ハウス食品のうまかっちゃん(袋麺)など、通常のスーパーでも取り扱われているNB商品はメーカーの意向に合わせて値上げするそうですが、イオンのPB「トップバリュ」については “売価変更の連絡を受けていない” そうなので、そちらは変わらないとのことでした。

「ローソン」については『折り返し電話いたします』の状態からアクションがなかったので、記事公開時点では掲載保留としていたのですが、その後に連絡があり、まだ “値上げについては未定” との回答でした。なので、ローソンセレクトの「しょうゆラーメン」「みそラーメン」「しおラーメン」については税込120円、「とんこつラーメン」「担々麺」については税込138円のまま、しばらく様子を見るようです(※2019年6月1日 16:05追記)。

まとめ

他にも明星食品の「ぶぶか 油そば」は218円から230円に、エースコックの「勝浦タンタンメン」は230円から240円に改定。ペヤングの「超大盛」も230円から240円に上がりますし、「超超超大盛GIGAMAX」は385円から408円に上昇。また希望小売価格の設定されていないオープン価格の製品も平均5%アップとなっているため、実売価格も比例して上がるかもしれません。

ただ、特殊な例を挙げると大黒食品工業の改定率は160円から168円、180円から188円、190円から198円と良心的ですし、同社の「あっさりシリーズ」については160円からオープン価格に改定。さらに5食パックの袋麺「AKAGI(330円)」と「大黒軒(380円)」もオープン価格とし、夏季限定の「冷しシリーズ」も価格は据え置きとのこと。

おそらく10月に消費税が増税されると値上げしにくくなるため——という意図もあるでしょうし、アメリカ・中国貿易戦争でさらなる各原料の高騰も否めません。他にもティッシュペーパーや油、ポテトチップス、大手シネコンの映画鑑賞料金も1,900円と値上げラッシュが続く中、カップ麺のNB商品については販売店の企業努力で値段が変わらない商品もあるかもしれませんが、現行ほとんどの主要ブランドが値上げされるので、我々の財布に及ぼされる打撃が皆無とは言えないでしょう。

  1. (-ω-;)ウーン でも、最近はカップ麺を値段で買って無いからな。
    このサイトだけ見て買ってる気がすんな。(見つけたら勇んで買ってる。(笑))

  2. 値上がりましたね~、私の好きな鴨蕎麦、今日スーパーで148円、いつもは130円台、安売りで120円台、ビックリ価格でした、息子の会社は運送系なのですが、5月終盤に業者からの大量購入、きっと利益目的かも、って話して居ました!

    • > 坂田さん

      やはり京都のスーパーも値段がアップしましたか;

      こちらのイオンリテールもカップヌードルBIGの新作が税込224円で、5食入の袋麺も400円オーバーですよ。あ、息子さん運送系だったんですね! そりゃ値上げ前に問屋から大量購入できるものは仕入れといたほうが賢いw コンビニで販売されるNB商品、どのくらい上がるだろう‥(タテ型ビッグは税込225円を予想)

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