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ペヤング「ソースやきそば具材アップ」高コスパ!!セブンイレブン先行発売 “キャベツ増量&チャーシュー入り”

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まるか食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2020年3月24日(火)新発売のカップ麺、まるか食品「ペヤング ソースやきそば具材アップ」の実食・比較レビューです。

ペヤングの具材量を今だけアップした限定ソースやきそば “セブンイレブン” 先行発売!!

通常商品との違いは何か比較しつつ、実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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ペヤングやきそば具材アップ

今回の新商品「ペヤング ソースやきそば具材アップ」とは、まるか食品の看板商品「ペヤング ソースやきそば」の具材を強化した期間限定商品で、2020年4月13日(月)より一般販売開始となっているのですが、一足早くコンビニのセブンイレブン先行販売品として展開。パッケージにも書いてあるキャベツの増量に加え、チャーシュー入りとのこと。

この上なく分かりやすい

2020年3月現在、ペヤングの「ソースやきそば」や「激辛やきそば」などに入っている肉具材といえば、以前の粒状だった挽肉と違う “筒状の味付け鶏ひき肉” が定番で、あのザラッとした舌触りがイマイチこう馴染めないのですが‥‥と、それはさておき「具材アップ」の原材料名を見ると “味付け鶏ひき肉” が “豚肉” に変わっています。

「ペヤング」の歴史を遡ると、1973年(昭和48年)7月に発売されたカップラーメンの「ペヤングヌードル」に始まり、業界初の四角い容器を採用した「ソースやきそば」が発売されたのは1975年(昭和50年)3月。最近でこそ変わり種の焼そばに強いメーカーですが、最初に発売された「ペヤング」はカップ焼そばではなくカップラーメンからのスタートでした。

その「ペヤングヌードル」が2016年10月10日に復活し、例のペットフードみたいな筒形の肉具材が主流になり始めたのですが、実は以前の挽肉から現在の挽肉に変わったのは2016年7月。まるか食品に事情を聞いてみたところ、かやくの製造者(下請業者)が変わったらしく、肉具材の種類を変更せざるを得なくなったのだとか。

撮影協力:ファミマ

その肉具材が “まともなチャーシュー” に変わるだけでも価値があると個人的には感じているのですが、さらに今回はキャベツも増量(通常商品よりも2倍のキャベツを使用)ということで、ちょっと思い出したいのが2020年3月9日に発売された “キャベツ5倍” の「ペヤング 超大盛やきそばマシマシキャベツ」という具材特化型の変わり種(※上記画像)。

「超大盛やきそばマシマシキャベツ」は、麺2玉のペヤング「ソースやきそば超大盛」をベースにした変わり種で、沖縄を除くファミリーマート先行販売商品(2020年4月6日より一般販売)として展開。今回の「ソースやきそば具材アップ」はセブンイレブン先行販売商品、この流れで次はローソンから “GIGAMAX” 系統の変わり種でも出るのだろうか——

などと思いつつ、それはさておき今回の「具材アップ」と「通常商品」の違いについて、とりあえずメーカー希望小売価格は両方とも税別193円と同じ値段。パッケージも土台は完全に同じデザインで、いつもの「ソースやきそば」に “キャベツ増量 具材アップ! チャーシュー入り” のロゴを貼り付けたような状態。

商品情報は側面に記載

そのため通常商品はシュリンクフィルムのフタ上部分に製品情報を記載しているのに対し、具材アップ版は容器の側面に原材料名などをプリント。内容量は通常商品120g(めん90g)、具材アップ128g(めん90g)となっているため、キャベツ2倍+チキンミンチ(味付け鶏ひき肉)をチャーシューに置換で8gの差が生じています。

開封

ノーマルペヤング / 具材アップ

さて、上記写真の向かって左が「通常商品」の内容物、右が「具材アップ」の内容物で、どちらも別添の小袋は「ソース」「かやく」「ふりかけ・スパイス」の合計3袋。文字通り具材の内容が異なるのは一見して明白ではあるものの、かやく以外の小袋に目立った違いはなく、ソース・ふりかけ・スパイスは共通の印象。

製造所固有記号にも注目

というわけで調理前から明らかに違う「かやく」の小袋には、それぞれ製造者ではなく “発売元” として「まるか食品株式会社」の社名があり、どちらも所在地は本社工場となっているのですが、最後に「T」「B」と違うローマ字が振り当てられています。このローマ字を製造所固有記号といい、かやくの製造者を識別するために表示されているもの。

開封前に “かやくの製造者(下請業者)が変わった” と書いたように、実は “まるか食品の工場で具材は作っていない” ので、基本的に具材は提携先の企業に委託しています。この「T」と「B」がどこの製造所なのかは非公開となっているのですが、普段は使っていないチャーシューを採用しているため、具材の加工業者が違うのかもしれません。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:ペヤング ソースやきそば具材アップ
製造者:まるか食品株式会社 本社工場
製造所:群馬県伊勢崎市戸谷塚町49-1
内容量:128g(めん90g)
商品コード:4902885006084(JAN)
商品サイズ:縦162mm×横127mm×高さ57mm
発売日:2020年03月24日(火)
実食日:2020年03月24日(火)
発売地域:全国(セブン-イレブン先行発売)
取得店舗:コンビニ(セブン-イレブン)
商品購入価格:198円(税込)
希望小売価格:193円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:角型容器・標準サイズ
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:480ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:3袋(ソース・かやく・ふりかけ+スパイス)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、ラード、しょうゆ、食塩、香辛料)、添付調味料(ウスターソース、糖類、たん白加水分解物、食塩、香味油、ビーフエキス、香辛料、ビーフ風味調味料)、かやく(キャベツ、豚肉、ごま、香辛料、アオサ、紅生姜)/ カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(グァーガム)、酸味料、加工デンプン、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE)、香辛料抽出物、リン酸塩(Na)、ビタミンB₂、(一部に小麦・牛肉・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・りんごを含む)

実食開始

ノーマルのカロリーは544kcal

ノーマルペヤング(通常商品)の詳しい解説は不要かと思いますが、とりあえず2016年7月の肉具材刷新から内容は変わっていないので、ド安定の調理直後。油揚げ麺特有の香りにウスターソースベースのフルーティな香りが重なって、さらにアオサやスパイスのアクセントが心地よく、けっこう具沢山なのもポイント高め。

具材アップのカロリーは563kcal

対する新商品の「具材アップ」もソース・ふりかけ・スパイスの香りは共通で、しかしながら圧倒的に具材の量が多く、現行品とも2016年7月以前の味付け鶏ひき肉とも違うチップ状の豚肉が新鮮。さらにキャベツ増量(2倍)も伊達ではないですし、これで同じ値段ならコストパフォーマンスけっこうヤバいかも——

ちなみにペヤングの製造所は本社工場と赤堀工場の二箇所あり、赤堀工場の場合は製造者の横に “+A” と表示されているのですが、今回は両方とも本社工場で製造されていました。それでは、引き続き通常商品との違いに注目しつつ、「めん」「ソース」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(128g)あたり(具材アップ)
カロリー:563kcal
たん白質:10.1g
脂  質:25.6g
炭水化物:73.0g
食塩相当量:4.3g
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。なお、このページでは「ペヤング ソースやきそば具材アップ」を評価します。

めん

個体差‥‥?

4.5

たとえば春雨の「ピーヤング」や極細麺の「皿うどん」など、特殊なケースは除きますが、基本的に「ペヤングやきそば」系統の麺は共通で、通常の「レギュラーサイズ」はもちろん「超大盛やきそば」や「超超超大盛GIGAMAX(ギガマックス)」、さらに廉価版の「ペヨング」も麺の量が違うだけで同じ麺を採用しています。

明らかに別物‥‥

そのため今回の「ソースやきそば具材アップ」にも同じ麺が採用されていると思っていたのですが、いざ調理してみるとビックリ‥‥さすがに「ペヤングヌードル」ほど頼りないサイズではないものの、イメージとしては完全に「ヌードル」系の平打ち麺で、明らかに通常の汎用麺よりも厚みがなく、オリジナル以上に風味もスナック的。

麺の原材料は “小麦粉(国内製造)、植物油脂、ラード、しょうゆ、食塩、香辛料” と共通なのですが、サイズの違いで体感的な印象は別物。ちょっとペヤングやきそば系統の前例にない薄さだったので、まるか食品に問い合わせてみたところ “麺は通常商品と同じ麺を使用している” との回答でした。というわけで、おそらく個体差だったのでしょう。

ソース

ソースは完全に同じもの

5.0

たとえば日清食品「日清焼そばU.F.O.」や東洋水産「マルちゃん 昔ながらのソース焼そば」のソースは、比較的にコクやスパイス感を重視した濃いめの味付けとなっているのに対し、ペヤングのソースは濃度を売りにしたタイプではないのですが、ウスターソース基調の普遍的な味わいで、どこかホッとする懐かしいテイスト。

ソース自体は共通だけど‥‥

期間限定の「具材アップ」に別添されていたソースも通常商品と “まったく同じ味” で、具材の量が増えたからといってソースの量が増えているわけではないのですが、体感的な印象は異なります。これはファミリーマート先行販売の「ペヤング 超大盛やきそばマシマシキャベツ」でも感じたことで、かなり穏やかな味になるのが大きな違い。

これはもう単純に具材の量が増えた分、ソースの味が伸びたというイメージで問題ないのですが、ただ薄い味になるのではありません。もともとペヤングのソースはパンチに欠けて物足りないと感じている方にとってはネガティブな変化になるかもしれませんが、塩気のカドが取れて甘みが増すため、普段以上に穏やかで優しい味わいがオツでした。

具材

コスパ高め

6.0

もともとペヤングは他社の定番ソース焼そばよりも具材が多く、通常商品でも充分に具沢山なのですが、例の筒状肉具材が残念なポイント。中には “気にならない” という方もいらっしゃいますし、実際のところ慣れなくもないけれど、あのザラッとした舌触りが‥‥好みの問題ですかねw

コスパ高め

一方、具材アップはキャベツの量が乾燥状態で2倍。つまり調理後は2倍以上の量なので、超大盛のマシマシキャベツほどではないものの、レギュラーサイズのカップ焼そばとしては充分にマシマシ。さらにチップ状の豚肉も量が多く、気の抜けたベーコンみたいな食感ですが、通常商品の味付け鶏ひき肉とは雲泥の差でナチュラルですね。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(★5+)

定番の「ペヤング ソースやきそば」と「具材アップ」版を食べ比べてみた結果、麺のサイズに大幅な変化がみられたものの、まるか食品の回答的に個体差。添付調味料は完全に同じソースとみて間違いなく、単純に値段を据え置いたまま味付け鶏ひき肉を豚肉に変更し、キャベツを倍増した状態だったので、明らかにサービス商品です。

もし既存の味付け鶏ひき肉が好き、キャベツの増量には興味ない、ちょっと穏やかなソースは好みに外れるかも——だと今回の「具材アップ」を選ぶメリットはありませんが、そうでなければ具材アップが圧倒的に優勢。2020年4月13日まではセブンイレブン限定状態ですが、これならコンビニで購入しても損ではありません。

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