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過去最高傑作レベルのペヤング「オムそば風やきそば」2022年は “セブン-イレブン先行” で堂々復活!!

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まるか食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2022年11月29日(火)新発売、まるか食品のカップ麺「ペヤング オムそば風やきそば たまごたっぷりマヨネーズ付き」の実食レビューです。

ペヤングやきそば史上 “過去最高傑作レベル” の変わり種!? B級グルメの定番「オムそば」アレンジ2年連続商品化!! はたしてファン待望の完全復活か、それとも——。

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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ペヤング オムそば風やきそば 2022

ペヤング(peyoung)とは、まるか食品を代表する即席カップめんブランドで、現在はカップやきそばの印象が強く浸透していますが、1973年(昭和48年)7月発売の「ペヤングヌードル」が最初の商品。同社が誇る永遠のスタンダード「ペヤング ソースやきそば」が現れたのは、ペヤングヌードルの発売から約2年後、1975年(昭和50年)3月13日の話。

発売当初から掲げ続けている「やきそば」暖簾

屋台のパックを模した四角い容器に、まろやかな味の液体ソース、具材の個包装など、現在のカップ焼きそば市場で当たり前となっている定番のスタイルは、いずれも47年以上前に「ペヤング ソースやきそば」が先駆けて導入した業界初の仕様。近年は攻めたフレーバーが多いため、今でこそ変態的なブランドとして認知されていますけどw 実は業界のディファクトスタンダードを築き上げたパイオニアです。

今回の新商品「ペヤング オムそば風やきそば たまごたっぷりマヨネーズ付き」は、B級グルメの代表格といっても過言ではない「オムそば」をイメージした「ペヤングやきそば」の新作で、2022年12月12日から一般販売解禁となっているのですが、ひとあし早く全国のセブンイレブン店舗にて先行販売。

特定のコンビニ限定で先行販売されたペヤングのスポット商品といえば、直近だと「ペヤング 超大盛からしマヨネーズ黒胡椒やきそば魔王」(2022年11月15日 / ファミリーマート先行販売)及び「ペヤング 超大盛チーズタッカルビ風やきそば」(2022年11月22日 / ローソン先行販売)をリリースしているため、セブンイレブン先行販売の「オムそば風やきそば」は企画的に第3弾。

ただし容器はレギュラーサイズ

実は昨年に「ペヤング オムそば風やきそば」(2021年10月25日発売品)を展開しているため、その焼き直し的な商品になるのですが、パッケージには新たに “たまごたっぷりマヨネーズ付き” の文字。はたして「たまごたっぷり、マヨネーズ付き」なのか、それとも「たまごをたっぷり使ったマヨネーズ付き」なのか‥‥どうでもいいですかねw

ちなみにページのタイトルや冒頭でも “過去最高傑作レベル” と触れているように、2021年10月25日発売の初代「ペヤング オムそば風やきそば」は、ふんわり&たっぷりのタマゴをはじめ、オタフクの「お好みソース」にインスパイアされた甘口こってりソース、さらに余るほどのマヨネーズなど、かなり満足度が高く、このブログでは高評価を叩き出しました。

というわけで、再販されること自体は嬉しい展開なのですが、ひとつ注目したいのが栄養成分表示の違い。昨年の初代「ペヤング オムそば風やきそば」と比較して、カロリーは648kcalから619kcalに下がり、脂質も38.1gから32.5gに下がるなど、マヨネーズの減量に不安を覚える変化が生じています。

二代目「ペヤング オムそば風やきそば」の栄養成分表示

ただ、食塩相当量は3.3gのまま据え置きで、炭水化物の値は67.0gから72.0gに増えるなど、興味深い変化も見られました。はたして初代に匹敵するクオリティなのか、それ以上の結果を残してくれるのか、あるいは物足りなさを感じてしまうことになるのか、引き続き2021年10月発売品との違いに注目です。

開封

小袋の数は変わってない

今回のカップ麺に別添されている小袋は、先入れの「かやく」に、後入れ「ソース」と「マヨネーズ」の計3種。かやくは昨年と同じように見えますが、ソースの小袋は水色(くすんだ感じの)から赤色に変わり、マヨネーズの小袋も赤色から青色に変わっています。後者については内容量が違うのか、それとも使用している卵の比率などが違うのか——。

製造所は外装フィルムの製造所固有記号で判別可能

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は標準の3分。ペヤングの「やきそば」に搭載されてる麺は、一部の特殊な商品(蕎麦風めん等)を除いて基本的には共通で、顕著な差といえば重量くらい。今回は調理前90gのレギュラーサイズなので、いつもの「ソースやきそば」と同じ油揚げ麺だと思います。そして、見逃せないのがメーカー希望小売価格の違い。

前回発売品では205円(税別)だったのに対し、二代目は250円(税別)に値上げされているため、なんと45円もの価格差。2022年6月1日出荷分から多くの即席めんメーカーが価格改定(値上げ)に踏み切り、まるか食品だけは “徹底したロス削減・徹底したムダの削減を実施し、生産の効率化を図り、しばらくの間は価格を据え置く” と公言していたのですが、しれっと変わり種は対象外みたいです。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:ペヤング オムそば風やきそば たまごたっぷりマヨネーズ付き
製造者:まるか食品株式会社
製造所:本社工場(群馬県伊勢崎市戸谷塚町49-1)
内容量:133g(めん90g)
商品コード:4902885008965(JAN)
発売日:2022年12月29日(火)/ 12月12日(月)一般販売
実食日:2022年12月02日(金)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(セブン-イレブン)
小売価格:250円(税別)
購入価格:258円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:角型レギュラー
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:480ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:3袋(ソース・かやく・マヨネーズ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、ラード、しょうゆ、食塩、香辛料)、添付調味料(マヨネーズ、野菜・果実(トマト、たまねぎ、りんご、デーツ、にんじん、もも、みかん)、糖類、醸造酢、アミノ酸液、食塩、食用ごま油、かつおぶし・かつおエキス、香辛料、かつおだしの素、キャベツエキス、肉エキス、オイスターエキス、酵母エキス、煮干エキス、昆布、しいたけ)、かやく(卵、キャベツ、ニンジン)/ トレハロース、増粘剤(増粘多糖類、加工デンプン)、加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、ソルビトール、カロチノイド色素、グリセリン、リン酸Na、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB₂、(一部に小麦・卵・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・もも・りんごを含む)

実食開始

たまご増えてない?

別添の小袋は「かやく」のみ先入れで、たっぷりのタマゴを筆頭に、キャベツとニンジンの組み合わせは初代「オムそば風やきそば」と共通するポイント。あとは内側の線まで熱湯を注ぎ、3分経ったら湯切りして、ソースを馴染ませて‥‥と、いつも通りの手順で調理した場合、どうしてもオムそばっぽさが弱くなってしまうので、ちょっと一手間。

とりあえずマヨネーズは半分ほど使ってみた図

これは昨年のレビュー時にも触れているのですが、わざわざ麺と具材を分別するのは手間だとしても(というか手間でしかないのでw)全体に馴染ませるソースの量は3分の2くらいにし、残りはマヨネーズと一緒にトッピングするとソースのコクがダイレクトに楽しめるので、調理の際に覚えていたら試してみてください。

ちなみに昨年の撮影時に使用したマヨネーズの量は4分の1くらいだったのに、うっかり半分くらい使ってしまったので、ちょっとビジュアルは異なるけれど、たまごの量は増えているような‥‥というわけで、引き続き昨年との違いに注目しつつ「めん」「ソース・マヨネーズ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(133g)あたり
カロリー:619kcal
たん白質:9.6g
脂  質:32.5g
炭水化物:72.0g
食塩相当量:3.3g
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

いつもの油揚げ麺です

5.0

前述のように「ペヤングやきそば」の油揚げ麺は、うどんや蕎麦風めん等を除くと基本的には共通で、レギュラーサイズ(めん90g)対比2倍になれば超大盛(めん180g)、さらに増えると超超超大盛GIGAMAX(めん330g)、さらにさらに増えると超超超超超超大盛やきそばペタマックス(めん660g)、逆に80gだと廉価版のペヨングになる単純な計算式。

ソースとの相性は前回発売品でも実証済み

GIGAMAX(ギガマックス)以上になるとブロックの固め方が変わったり、超大盛異常は給湯や湯切りの時間が長くなるため、増えれば増えるほど柔らかめに仕上がる傾向があったり、そういった食感の違いはあるけれど、原材料に大きな違いはなく、今回も然り。ちょっと頼りないスナック的な食感や揚げ油に使っているラードの芳ばしさなど、いつもの「ペヤングやきそば」らしい普遍的な仕上がりです。

ちなみに賞味期限の右側に「+H」と記載してあったら群馬県伊勢崎市戸谷塚町の本社工場で、同じ箇所に「+A」と記載してあったら群馬県伊勢崎市下触町の赤堀工場で製造したことを意味しているのですが、基本的には同じ設備・同じレシピに基づいて製造しているそうです。ただ、どうしてもロット差は生じるため、その違いを楽しむスタンスで食べてみてください。

ソース・マヨネーズ

ちょっとシャープになった?

5.0

ソースの小袋は変わっていると前述しましたが、原材料名の構成[マヨネーズ、野菜・果実(トマト、たまねぎ、りんご、デーツ、にんじん、もも、みかん)、糖類、醸造酢、アミノ酸液、食塩、食用ごま油、かつおぶし・かつおエキス、香辛料、かつおだしの素、キャベツエキス、肉エキス、オイスターエキス、酵母エキス、煮干エキス、昆布、しいたけ]は昨年と完全に一致する内容で、実際の味も然り。

しかもマヨネーズを除くと「超超超大盛GIGAMAX関西風天かす」(2020年7月21日発売品)や「ポテトやきそば」(2020年12月14日発売品)と並びまで完全に一致する内容で、その頃から使い回していることが分かります。ただ、昨年よりもフルーティさが増し、ちょっとシャープになったようにも感じた二代目。

マヨネーズはプレーンタイプ

いつものウスターソースを軸にしたソースとは違う、野菜の旨みやフルーティな果実感、さらにデーツの甘さもポイントで、それがオタフクの「お好みソース」を意識していることを決定付ける要素。マヨネーズは前回発売品と同じプレーンタイプなので、お好みソースとの相性も申し分ありません。ちなみにマヨネーズの量は昨年と同じ10g前後だったので、劇的な差は感じませんでした。

かやく

マヨネーズはプレーンタイプ

「たまごたっぷり」は具材のタマゴを指している

6.0

ご覧の通りメインのタマゴは大量で、そのボリュームも然る事乍ら、ふわっふわの口当たりも印象的。おそらく下請けは昨年と同じ工場で、量も前回発売品と同じ‥‥いや、10%ないし20%くらい増えたんじゃない? などと感じたくらい。たっぷりの量も印象深く、オムレツとは異なるベクトルを歩んではいるものの、ちゃんと玉子の優しい風味は楽しめます。

キャベツとニンジンの量にも注目

そんなオム部分ばかりが注目されがちですが、キャベツとニンジンの量も多く、みずみずしいキャベツは箸休めに、こりこりとしたニンジンは食感のアクセントに嬉しいアイテム。メーカー希望小売価格は値上げされましたけど、それだけに質と量を妥協しなかった方向性には素直に好感が抱けました。

総評

5.5

昨年の前回発売品と比較して、ややソースの味がシャープになったように感じたのですが、そこまで劇的な変化ではありません。ただ、やっぱりタマゴの量ちょっと増えてますよね? メーカー希望小売価格が跳ね上がったことに加え、2年連続の商品化で新鮮味がなかった分、ちょっと総評から差し引いていますけど、なんのこれしき名作です。

原材料の高騰が相次いでいる現在、もしもメーカー希望小売価格を据え置いていたら、極端にマヨネーズの量が減っていたり、たまごが激減していたり、そっちのほうが落胆する結果を招いていたと思うので、量と質の据え置きを優先したのは正しい判断。12月12日以降はスーパーやドラッグストアでも取り扱いが始まるので、今年が初見の方も積極的に試してみてください【author・taka :a(大石敬之)】

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