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「ペヤング 沖縄ゴーヤMAXやきそば」地味に苦い!? “ゴーヤチャンプルー” をイメージ

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まるか食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年7月22日(月)新発売のカップ麺、まるか食品「ペヤング 沖縄ゴーヤMAXやきそば」の実食レビューです。

ペヤングの「MAX(マックス)」シリーズが “ゴーヤチャンプルー” をイメージしたカップ焼そばを新発売!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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ペヤング 沖縄ゴーヤMAXやきそば

「ペヤング MAXやきそば」シリーズとは、2015年11月16日発売の「にんにくMAXやきそば」を皮切りに発足、ひとつのテーマを徹底的に強調した “特化型” のブランドで、たとえば「にんにくMAXやきそば」はカップ焼そば史上最強と言っても過言ではないニンニク臭を誇るカップ麺でした。そして今回のテーマは、まさかの “沖縄ゴーヤMAX” やきそば——

いや、とてもいいテーマだと思います、パッケージも漠然とハイサイな感じで爽やかに夏全開ですし。ただ、ゴーヤMAX‥‥強烈に苦い焼きそばなのか、それとも信じられないほど大量のゴーヤが入っているのか‥‥などと想像していたんですけど、なにやら「ゴーヤチャンプルー」をイメージして開発した新商品で、ラー油の旨味を効かせた味付けになっているのだとか。



「チャンプルー」とは、おもに豆腐や野菜などを油で「混ぜこぜに炒めたもの」を指す沖縄の方言で、料理以外にも「ごっちゃまぜ」「なんでもあり」みたいな意味合いで使うこともあるらしく、「ちゃんぽん」と似たような立ち位置にある言葉。つまり「ゴーヤチャンプルー」とは、ゴーヤを中心にした炒め物の総称になります。

沖縄以外の地域で食べられている野菜炒めとの大きな違いは、炒めても崩れにくい「島豆腐」を使用していること。たとえばソーミンチャンプルー(※本来の名称はソーミンタシヤー)のように島豆腐を使わなくてもチャンプルーとされる料理もありますが、チャンプルーにとって島豆腐は絶対的な存在なので、それが入っていなければ「○○イリチー(炒り付け)」と区別される場合もしばしば。

主な材料はゴーヤ(ニガウリ)やポークランチョンミートの定番スパム、あとはキャベツに玉ねぎ、にんじん、もやしといった有り合わせの野菜を使います。正しくは「ゴーヤー」と語尾を伸ばすのが沖縄の発音に近いのですが、それはさておきゴーヤの量が多ければゴーヤーチャンプルー、キャベツが多ければタマナー(玉菜)チャンプルーなど、バリエーションは豊富。

他にも硬めに茹でた素麺を使ったソーミンチャンプルー(※茹で過ぎた素麺を使った場合はソーミンプットゥルー )や “ヘチマ” を使った変わり種のナーベーラーチャンプルー、完熟する前の青いパパイヤを千切りにして炒めたパパイヤーチャンプルーなどもありますが、もっともゴーヤチャンプルーがポピュラーですね。



さて、このシリーズを振り返ると2015年11月の「にんにくMAX」から始まり、2016年11月「わかめMAX」、2016年12月「パクチーMAX」、2017年3月「背脂MAX」、2017年4月「酸辣MAX」、2017年7月「鉄分MAX」、2017年11月「もっともっと激辛MAX」、2018年4月「すっぱからMAX」、2018年6月「超超超大盛GIGAMAX」、2018年8月「からしMAX」、2018年8月「激辛MAX END」と続き——

2019年は6月に「激辛やきそば超超超大盛GIGAMAX」、7月に「超超超大盛GIGAMAX マヨネーズMAX」を発売。そして2019年8月5日より「ペヤング 魚介MAXラー油やきそば」「ペヤング 魚介MAXラー油ラーメン」「ペヤング 魚介MAXラー油ヌードル」が3品同時リリースとなっているのですが、その前に「沖縄ゴーヤMAX」をレビューしておきたいと思います。

開封

別添の小袋は「ソース」と「かやく」の合計2袋で、透明の袋越しにゴーヤの存在を確認。でもって今回の「沖縄ゴーヤMAXやきそば」は異様なまでにエンカウント率が低く、コンビニ大手4社(セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ)をハシゴすること30店舗以上、さらにスーパーやドラッグストアにも売ってない状態で、まったく見つかりませんでした。



仕方がないのでネット通販サイトを利用したのですが、商品が手元に届いた翌日にドン・キホーテで発見するという‥w それでも発売日から翌週の後半だったのと、イオンリテールやマックスバリュでは8月に入ってから今週の新商品として取り扱いが始まったので、地域・企業によっては2、3週間ほど遅れて入荷しているかもしれません。

麺は油で揚げたフライ麺で、なんだかいつもより色白かつ細身に見えますが、まるか食品曰く基本的に麺は全シリーズ汎用とのこと。ただ、最近ちょっと気になっているのが製造者の横にある「+A」という表記。これが何を意味しているのか、次の「魚介MAXラー油」をレビューするまでに調べておきます。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:ペヤング 沖縄ゴーヤMAXやきそば
製造者:まるか食品株式会社+A
内容量:115g(めん90g)
商品コード:4902885005766(JANコード)
商品サイズ:縦162mm×横127mm×高さ57mm

発売日:2019年07月22日(月)
実食日:2019年08月04日(日)
発売地域:全国
取得店舗:ネット通販サイト(オムニ7)
商品購入価格:税込203円(配送料・支払手数料別)
希望小売価格:193円(税別)

麺の種類:油揚げ麺(かんすい使用)
スタイル:角型容器・標準サイズ
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:480ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:2袋(ソース・かやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、ラード、しょうゆ、食塩、香辛料)、添付調味料(たん白加水分解物、植物油脂、糖類、食塩、オイスターソース、チキンエキス、ポークエキス、エビエキス、ホタテエキス)、かやく(ゴーヤ、豚肉、にんじん、たまご)/ 調味料(アミノ酸等)、酒精、増粘多糖類、トレハロース、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE)、加工でん粉、ソルビトール、リン酸塩(Na)、カロチノイド色素、グリセリン、酸味料、香辛料抽出物、pH調整剤、カゼインNa、ビタミンB2、カラメル色素、(一部にえび・小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
【アレルゲン情報】えび・小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉(法令で規定する特定原材料27品目)※本工場では、そばを含む製品を生産しています。

実食開始

かやくは先入れで、中に入っているのはゴーヤ、豚肉、にんじん、たまご。さすがに島豆腐やヘチマ、パパイヤなんかは入っていませんし、豚肉もスパムではなくチップ状ですが、ゴーヤチャンプルーらしい定番の構成です。けっこうゴーヤも大きめですし、豚肉もチップ状とはいえ部分的に脂身も見えますね。



あとは熱湯を注いで3分後、湯切りしてからソースを絡めて完成です。思っていたほどゴーヤの量は多くなかったけれど、なかなか見た目はチャンプルーっぽいじゃないですか。けっこう独特な雰囲気が漂っていて、実食前のイメージは悪くありませんでした。あ、湯切りの時に卵が湯切り口から逃げ出そうとしていたので、かやくは “麺の下に” あけたほうがいいかもしれません。

それでは、ゴーヤの食感や風味はもちろん、ソース自体にもゴーヤ成分が含まれているのかどうか “沖縄ゴーヤMAX” らしいインパクトに期待しつつ、「めん」「ソース」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(115g)当たり

カロリー:532kcal(熱量 / エネルギー)
たん白質:10.1g
脂  質:28.4g
炭水化物:59.0g
食塩相当量:3.8g
ビタミンB1:-(記載なし)
ビタミンB2:-(記載なし)
カルシウム:-(記載なし)

※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品パッケージに記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

基本的には “いつもの” 麺
5.0

標準サイズ(めん90g)、超大盛(180g)、超超超大盛GIGAMAX(300g)、さらに廉価版ブランドの「ペヨング」(めん80g)まで、麺の切刃番手や生地、使っている油なども同じで内容量が違うだけ——というのはメーカーに確認済み。ただ、どうしても日によって麺を切り出すサイズや揚げ具合・乾燥具合に微妙な差が生じてしまうようです。

というわけでペヤングの商品を評価する際は麺単体としてのクオリティではなく、ソースとの相性を中心に判定していて、今回のソースと麺のバランスはバッチリ。この麺は変化に敏感なので、切り出された時のサイズはもちろん、室温の変化や熱湯の温度、注いだ時の湯量などにも左右されるのですが、きちんと3分待つとソフトな食感に仕上がります。



今回は平均と比較して若干ながら細く、平らで口当たりに輪郭があるように感じたのですが、いつものスナック的で芳ばしい風味は毎度おなじみ、本日も問題なくペヤングです。かんすいを使用した中華麺なので、ソーミンタシヤーにはなりませんし、思いっきり油揚げ麺ではあるものの、昔ながらカップやきそば特有の趣が魅力ですよね。

ソース

どちらかというと大衆中華ライク
5.0

はたして今回のソースが「ゴーヤチャンプルー味」なのかと聞かれたら、即座に首を縦に振ることはできません。おおむね一般的かつ王道のレシピとしては、軽く醤油で香り付けを施し、あとは塩胡椒で味を整えたシンプルなものが多く、最後に鰹節をトッピングするパターンも定番。味付けに使用する調味料はシンプルに——

けれどもスパムや島豆腐、ゴーヤ、卵、その他の野菜が混ぜこぜ(チャンプルー)になっている素朴で多種多様な旨味が特徴です。しかし、今回のソースはシンプルなゴーヤチャンプルーとは違うフレームワークで、ソースからゴーヤの味がするわけでもありません。いうなれば路線は “中華風の野菜炒め” で、沖縄MAXというか大衆中華感MAXなテイストです。完全にw

ただ、オイスターソースの旨味を筆頭にチキンエキスやポークエキスを効かせて味に深みを出し、エビエキスとホタテエキスは乾物系の旨味を思わせるベクトルで、ぜんぜん辛さはピリ辛以下ですが、ごまラー油の芳ばしいアクセントが本格感を演出している実力派。ちょっとイメージは違いますけど、実際にオイスターソースを使って味付けしている専門店もありますし、いいのではないでしょうか。

かやく

ゴーヤちゃんと苦い
5.0

もやし頑張ってほしかったのと、残念ながら島豆腐も入っていませんが、ゴーヤを使ったカップ焼そばなんて頻繁に出ませんし、ゴーヤの緑、卵の黄、人参の朱と彩がよく、なんといってもゴーヤが “ちゃんと苦い” のが嬉しいポイント。めちゃくちゃ苦いわけではないけれど、けっこうサイズも大きいですし、ふわっとゴーヤ特有の苦味を感じます。

ただ、なんというか食感は「ペヤングね、初めてゴーヤチャンプルーを作ってみたんだけど、何十分炒めたらいいのか分からなくて‥‥」いやいやサッと炒めるくらいでいいんだよw みたいな。ちょっと芯は残っていましたが、その歯触りは炒め過ぎて失敗しちゃった感が否めません。それにソースを混ぜる前に食べてみたところ、ゴーヤ自体の塩気が地味に強かったです。

とはいえ他のカップ焼きそばにはない個性の演出には申し分なく、豚肉はハムっぽい食感だけど適度に厚みがあり、イメージとしては悪くありません。さらに人参はコリコリ、たまごは甘くて食感ふわふわ、けっこうチャンプルーらしい雰囲気が表現できていると感じました。

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆(★4)

上記、麺・ソース・具材と各項目のレーティングスターは星5つ、このブログでは高評価を意味しているのですが、なぜ星ひとつ差し引いたのかというと、ゴーヤMAXなのに言うほど “ゴーヤがMAXではなかった” から。たしかに個性は打ち出せていましたが、そんなに驚くほど量が入っていたわけではなかったので、ちょっと「MAXシリーズ」的に総評は厳し目に見ています。

でも単純に「おいしい」か「まずい」かでいえば、けっこう “おいしかった” ですよ。麺は普段と変わり映えしない麺、つまりペヤングならではの安心感があり、中華風のソースと反発し合うこともなく、そのソースも安定の美味しさでした。もし、ゴーヤMAXに再び挑戦していただけるのであれば、思わず顔をしかめたくなるほど苦〜いゴーヤパウダーを別添し、我々をギャフンといわせてほしいですね。

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