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SNSでも話題「ペヤング」の新作「にんにく味噌やきそば」を食べてみた結果 → きわめて “普通に名作” だったw

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まるか食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2022年5月2日(月)新発売、まるか食品のカップ麺「ペヤング にんにく味噌やきそば」の実食レビューです。

今度は味噌ラーメンを焼きそばにアレンジ!? ペヤングの “脱やきそば系” シリーズにコク深い味噌とニンニクのパンチを効かせた新作登場!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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ペヤング にんにく味噌やきそば

ペヤング(peyoung)とは、まるか食品を代表する即席カップめんブランドで、1975年(昭和50年)3月13日から販売を続けている「ペヤング ソースやきそば」が主力商品。それは当時の即席カップめん業界で初となる四角い容器に身を包み、現在では当たり前となっている液体ソースや具材の個包装など、いずれも「ペヤング ソースやきそば」が初めて導入した業界初の仕様でした。

なんと分かりやすいデザインかw

今回の新商品「ペヤング にんにく味噌やきそば」は、濃厚な味噌にガツンとニンニクの旨味を加えた一杯で、パッケージでも味噌とニンニクを全面的にアピール。たとえば泣けるほど辛い獄激辛(ごくげきから)シリーズに、4000kcalオーバーの「ペタマックス」など、最近は人を選び過ぎる新作が目立つペヤングですが、そのイメージからすると比較的に “まとも” な雰囲気です。

まるか食品の即席めん史上における味噌(みそ)といえば、サンヨー食品の代名詞といっても過言ではない袋麺「サッポロ一番 みそラーメン」の発売と同時期、1968年(昭和43年)9月に発売された「佐渡の赤みそラーメン」が最初の商品で、1973年(昭和48年)2月に「味の大関 赤みそラーメン」をリリースしているのですが、どちらも「ペヤング」が生まれる前の話。

「味の大関」発売から約5ヶ月後、1973年7月に同社初の即席カップめん「ペヤングヌードル」が現れ、前述の1975年3月13日に「ペヤング ソースやきそば」が発売されて以降、たとえば直近だと「超大盛もつキムやきそば」(2022年3月21日発売品)や「幸楽苑味噌野菜たんめん味やきそば」(2021年11月1日発売品)など、実は定期的に味噌だれ系のフレーバーを展開しています。

「ペヤング にんにく味噌やきそば 」原材料名ほか

しかし、ここまで味噌とニンニクをシンプルにフィーチャーした商品は逆に珍しく、添付調味料も「みそ、たん白加水分解物、香辛料、糖類、チキンエキス、植物油脂、食塩」と簡素。近年の破天荒なイメージから、インパクトに欠ける印象が無きにしも非ずではあるものの、ペヤングといえば容赦無くニンニクを効かせてくるパターンも珍しくありません。

念のためTwitterでの評判をチェックしてみたところ “また食べたくなる” という肯定的な感想から、反して “特にコメントも無くリピも無く” という厳しいコメントまで、賛否両論の感想がツイートされていました。あらためて思いましたけど、ペヤング氏はSNSでの注目度が凄まじいですね‥‥w

開封

2種の小袋を別添

今回のカップ麺に別添されている小袋は、先入れの「かやく」に、後入れ「ソース」の計2袋。かやくは “キャベツ、コーン、フライドガーリック、ニンジン” という内容から、漠然と味噌ラーメンを思わせるラインナップです。

いつもの油揚げ麺(ぶれない)

麺は油で揚げたフライ麺で、見慣れた形状と原材料名から察するに、定番の「ソースやきそば」と共通の麺という認識で問題ありません。そのため新鮮味こそないけれど、同じ油揚げ麺を使い回すことでコストを浮かせ、ソースのバリエーションに注力し、さまざまな変わり種を矢継ぎ早に出せるのがペヤングの魅力。

メーカー希望小売価格は205円(税別)なので、定番の「ソースやきそば」193円(税別)よりも若干ながら高めですが、ペヤングにおける変わり種では標準的な値段。まったくコンビニでは見かけなかったので(もちろん地域差はあると思いますけど)、もとよりスーパーやドラッグストア、ディスカウントストアなどをメインに展開しているのかもしれません。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:ペヤング にんにく味噌やきそば
製造者:まるか食品株式会社
製造所:+A 赤堀工場(群馬県伊勢崎市下触1101-1)
内容量:121g(めん90g)
商品コード:4902885008064(JAN)
発売日:2022年05月02日(月)
実食日:2022年05月15日(日)
発売地域:全国
取得店舗:ウエルシア(welcia)
商品購入価格:192.24円(税込)
希望小売価格:205円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:角型レギュラー
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:480ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:2袋(ソース・かやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、ラード、しょうゆ、食塩、香辛料)、添付調味料(みそ、たん白加水分解物、香辛料、糖類、チキンエキス、植物油脂、食塩)、かやく(キャベツ、コーン、フライドガーリック、ニンジン)/ 調味料(アミノ酸等)、酒精、香辛料抽出物、香料、カラメル色素、増粘多糖類、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、(一部に小麦・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

くさい(褒めてますw)

別添の小袋は「かやく」のみ先入れで、多い順からキャベツ、コーン、フライドガーリック、ニンジンとなっているのですが、この時点で強烈な主張を放ってくるフライドガーリックの存在感たるや。しかし、特筆すべきレベルで山盛りに入っているわけではありません。

あいかわらず具沢山なのもペヤングの魅力

かやく麺の上にあけたら熱湯を注ぎ、フタの上で「ソース」の小袋を温めながら待つこと3分。ふりかけ・スパイスなどは別添されていないため、湯切り後にソースを絡めたら完成です。商品名は「にんにく味噌やきそば」となっていますが、香りのベクトルは完全に味噌ラーメンで、そこそこニンニクの香りも強く、しかしながら非常識なほど強烈ではありません。

例によって例の如く “売ってない問題” が深刻な地域も多いかと思いますが、ウエルシアや西友、ドンキホーテでの取り扱いを確認しているため、販売店の参考にしてください。それでは、引き続き味噌とニンニクのバランスに注目しつつ「めん」「ソース」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(121g)あたり
カロリー:550kcal
たん白質:10.0g
脂  質:27.6g
炭水化物:65.5g
食塩相当量:3.8g
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

いつもの油揚げ麺です

5.0

たとえば緑豆春雨の「ピーヤング」に、そば粉不使用の “蕎麦風めん” を搭載した「なんちゃって蕎麦風」など、いつものパターンから外れる商品もありますが、ペヤングやきそばに使われるオーソドックスな油揚げ麺は基本的に共通で、今回のような変わり種も例に漏れず。

ほんと万能ですよね

それは麺の量が異なる「超大盛(めん180g)」や「GIGAMAX(めん330g)」「ペタマックス(めん660g)」「ペヨング(めん80g)」にも当てはまることで、念のため関係者に問い合わせてみたところ、基本的には “同じ麺という認識で問題ありません” との回答でした。そのため前述のように新鮮味はないけれど、後述するソースとの相性に問題はなく、あいかわらず万能だなーって感心。

ちなみに外装フィルムの賞味期限右側に「+H」と記載してあったら群馬県伊勢崎市戸谷塚町の本社工場で、同じ箇所に「+A」と記載してあったら群馬県伊勢崎市下触町の赤堀工場で製造したことを意味しているのですが、基本のレシピは変わりません。いつもより微妙に細いとか、縮れが弱いとか、ちょいちょいロット差で変化が生じるものの、それを楽しむのもペヤングの醍醐味だと思います。

ソース

どストレートかw

5.0

調理直後の香りからも感じたように、系統としては王道を地で行く味噌ラーメンの延長線上にあるテイストで、お湯を少なめに入れて湯切りしなければ「にんにく味噌らーめん」になるんじゃない? みたいな。ほんと、ふつうに美味しいw あまりにも硬派すぎて “ふつう” に思えるのですが、ここまで手堅いと優等生の一言では片付けられません。

タレの軸は赤味噌と白味噌をバランスよくブレンドした合わせ味噌で、かなりソース全体の粘度が高く、実際に重心の低いソースに仕上がっているのですが、動物系は意外にもチキンのみ。しっかりと濃いめに仕上げながら、塩分の主な出どころは味噌、食塩は隠し味。そこに糖類の甘さを強めに効かせることで、さほど食塩のカドは気にならない、きちんと味噌が主役の味付けです。

そこそこニンニクの存在感も強かったので、喫食のタイミングには注意しなければいけないのですが、ちゃんと味噌とのバランスに配慮が行き届いている適切な加減。奇を衒った要素は皆無に等しく、これでもかと硬派な味付けでした。

かやく

ペヤングらしく具沢山

5.0

香りのわりにフライドガーリックの量は多くなかったので、そこに期待していた場合、物足りなさを感じてしまうかもしれないけれど、なんのこれしきキャベツの量は多く、甘いコーンも少なくありません。肉具材は入っていませんが、ニンジンはコリコリとした歯応えで、いずれも濃厚な味噌ダレと相性がよく、いい取り合わせだと感じました。

総評

5.0

なんかもう拍子抜けするくらい “ふつう” なんですけどw 普通に美味しいを真っ直ぐに突き詰めたような仕上がりで、しっかり濃厚な味噌、強過ぎず弱過ぎない適切なニンニク、さらに具沢山と隙のない一杯でした。あまりに手堅いが故に、やや面白味に欠ける印象が無きにしも非ずではあるものの、真っ向から “味で勝負してきた” ところは高く評価すべきポイントです。

ちなみに明日、2022年5月16日に “脱やきそば系” の最新作「ペヤング バター醤油味やきそば」発売予定となっているため、そちらも硬派な作りに期待できそうな展開。あとは売ってない問題だけが最初で最大の難関なので、2022年は “味で勝負する商品” でネガティブなイメージを払拭し、全国的に新作が手に入りやすい環境が整うことを願っています【author・taka :a(大石敬之)】

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