にんにくMAX再び降臨!?ペヤング「超超超大盛GIGAMAXガーリックパワー」爆誕!!今度の新作ギガマックスはニンニクマシマシ

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2020年7月14日（火）新発売のカップ麺、まるか食品「ペヤング 超超超大盛GIGAMAXガーリックパワー」の実食レビューです。

今度はニンニクマシマシ!? 規格外の爆盛りペヤング “ギガマックス” からコンビニ先行でガーリック特化型の新作登場!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

ペヤング超超超大盛GIGAMAXガーリックパワー

ペヤングやきそばとは、まるか食品を代表するカップ焼きそばのロングセラーブランドで、初めて発売されたのは1975年（昭和50年）3月。当時まだカップ麺が高価な食べ物だった頃、若いカップルにも “2人で1つのものを仲良く食べてほしい” との願いから、ペア（pair）とヤング（young）で「ペヤング（peyoung）」と名付けられ、2020年3月に発売45周年を迎えました。

そのペヤングから規格外の爆盛りサイズ「超超超大盛GIGAMAX（ギガマックス）」が初めて発売されたのは、現在から遡ること約2年前の2018年6月18日。通常の「ペヤング ソースやきそば」と比較して約4倍サイズという、いまだかつてない容量と大きさを実現させたエンタメ系カップ麺として話題になり、マツコデラックスさん主演のテレビCMをはじめ、鳴り物入りのデビューを飾ります。

当初は関東先行発売品としてリリースされ、同年7月9日に全国販売解禁。あまりに規格外のサイズだったので、当初は数量・期間限定のスポット商品かと思われましたが、いつの間にか通年販売のレギュラー商品として定着。そのカロリーは1食で2,142kcalと凄まじく、パッケージにも “1日1食までにして下さい。カロリー摂取基準を上回る恐れがあります” との注意事項を表示するなど、多くの人を驚かせました。

しかし、単なるキワモノに終わらなかったのが「超超超大盛GIGAMAX」の実力を物語っているところ。常識を覆す大きさから雑誌・テレビ取材などが殺到し、2019年（平成31年）3月吉日には日本食糧新聞社制定「第37回食品優秀ヒット賞」を受賞するなど、輝かしい記録を打ち立てました。そんなGIGAMAXシリーズからも派生商品が何度か発売されているため、カロリーや特徴をタイムライン形式で振り返ってみましょう。

というわけで2020年7月14日現在、もうちょっと変わり種があったような気がしていたのですが、定番の「ペヤング ソースやきそば超超超大盛GIGAMAX」を含めて歴代GIGAMAXは4種類。けれども今回の新商品は「ガーリックパワー」ということで、既存の定番商品にはないフレーバーですし、まるか食品曰く “ガーリックの旨味を存分にお楽しみいただけます” とのこと——

にんにく特化型のペヤングといえば、異物混入による諸施策への取り組みのため、全商品の製造・販売を休止した2014年12月11日〜工場を再稼働させた2015年5月19日以降、満を持して開発された新作第1弾の「ペヤング にんにくMAXやきそば」（2015年11月16日発売）のインパクトが凄まじく、それこそニンニク特有の辛味成分が印象に残るレベルでした。

その「ペヤング にんにくMAXやきそば」のパッケージには “まわりの人に迷惑がかかります。喫食の際は1人でお召し上がりください。エチケットは守りましょう” との警告文が表示されていたのですが、今回の「ペヤング 超超超大盛GIGAMAXガーリックパワー」にはカロリーの摂取量に関する注意喚起のみ。はたしてガーリックパワーの実力とは——

開封

というわけで今回のカップ麺に別添されている小袋は、明らかに規格外サイズの「ソース」と「かやく」の合計2袋。カロリーは1872kcalなので、既存の “ソースやきそば超超超大盛GIGAMAX”（2142kcal）や歴代のGIGAMAXと比較しても控えめですが、レギュラーサイズのソースやきそば（544kcal）や麺2玉のソースやきそば超大盛（1081kcal）とは比べ物にならない値。

麺は見慣れた油揚げ麺で、ペヤングのレギュラーサイズにおける標準麺量（90g）及び超大盛（180g）よりも圧倒的に多い300gを搭載。定番の「ソースやきそば超超超大盛GIGAMAX」は麺量330gなので、大容量のマヨネーズが別添された「ソースやきそば超超超大盛GIGAMAX マヨネーズMAX」と同じく30g少ないのですが、それだけにガーリックパワーのインパクトには期待したいところ。

なお今回は2020年7月14日（火）より「ファミリーマート先行販売」となっているため、最初は特定のコンビニ限定商品として展開。その後、2020年8月24日から東日本エリアで一般販売解禁、同年8月31日から西日本エリアでも一般販売解禁とのこと。ファミリーマート通常価格は398円（税込429円）だったので、前出の “超超超大盛GIGAMAX マヨネーズMAX” と同じ値段設定です。

製品詳細情報・購入価格等

製品名：ペヤング 超超超大盛GIGAMAXガーリックパワー 製造者：まるか食品株式会社 本社工場 製造所：群馬県伊勢崎市戸谷塚町49-1 内容量：401g（めん300g） 商品コード：4902885006183（JAN） 商品サイズ：縦172mm×横233mm×高さ84mm

発売日：2020年07月14日（火） 実食日：2020年07月14日（火） 発売地域：全国（先行販売分は沖縄除く） 取得店舗：コンビニ（ファミリーマート） 商品購入価格：429円（税込） 希望小売価格：398円（税別）

麺の種類：油揚げ麺 スタイル：角型・GIGAMAXサイズ 容器材質：プラ（PS） 湯量目安：1300ml 調理時間：熱湯3分 小袋構成：2袋（ソース・かやく）

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん（小麦粉（国内製造）、植物油脂、ラード、しょうゆ、食塩、香辛料）、添付調味料（香辛料、糖類、食塩、植物油脂、食用風味油、たん白加水分解物、ポークエキス）、かやく（キャベツ、フライドガーリック、豚肉）/ 調味料（アミノ酸等）、酒精、増粘剤（グァーガム）、かんすい、酸化防止剤（ビタミンE）、加工デンプン、リン酸塩（Na）、香辛料抽出物、ビタミンB2、カラメル色素、（一部に小麦・大豆・豚肉を含む）

実食開始

先入れの小袋は「かやく」のみで、中には大量のキャベツと強烈な香りを放つフライドガーリックの他、チップ状にカットされた豚肉もイン。通常商品の「ソースやきそば」などに使われている肉具材は、下請業者の関係で筒状の味付け鶏ひき肉に変わってしまったので、あのザラついた独特の舌触りが人を選んでしまうのですが、今回それよりも “まとも” な豚肉が採用されているため好感が抱ける実食前。

あとは熱湯を注いで3分待機、必要なお湯の目安量は1.3L（1300ml）と多いので、一般家庭用の電気ケトルだと厳しいかもしれません。で、さすが “ガーリックパワー” という商品名の如く、そもそもフライドガーリックを投入した時点から超ガーリックだったのですが、湯切り中の香りや別添の液体ソースに含まれている生おろしニンニクのインパクトも強烈で、早くもTPOをわきまえなければいけないレベル。

ちなみにファミリーマートの公式ウェブサイトに記載されている発売地域は「北海道、東北、関東、東海、北陸、関西、中国・四国、九州」となっているため、もしかすると沖縄では売ってない、または入荷が遅延するかもしれません。それでは、引き続き実際のガーリック感に注目しつつ「めん」「ソース」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示：1食（401g）あたり

カロリー：1872kcal たん白質：30.5g 脂　　質：100.3g 炭水化物：211.7g 食塩相当量：13.2g

※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

6.0

まるか食品の工場には設備が整っていないため、基本的に同社が販売しているカップ麺の添付調味料と具材は請業者に製造を委託しており、ノンフライ麺だと2020年6月30日に寿がきや食品がテーブルマークから買収した「加ト吉水産株式会社 フーズ部 群馬工場」に製造を委託しているのですが、ペヤングやきそばシリーズ及びペヤングヌードルに使用している麺は本社工場もしくは同社の赤堀工場で製造しています。

レギュラーサイズ（めん90g）の「ペヤングやきそば」シリーズをはじめ、レギュラーサイズ対比2倍（めん180g）の「超大盛」に廉価版（めん80g）の「ペヨング」など、それぞれ麺の量を調整していますが、いずれも麺そのものは変わりません。それは今回の「超超超大盛GIGAMAX」も例外ではなく、文字通り規格外の麺量に伴った食べ応えのあるボリューム。

定番のウスターソースから和風だし、中華、エスニック、激辛など、基本的にペヤングの油揚げ麺はソースを選ばない万能麺で、今回のニンニクが強烈なソースとの相性も問題なし。麺単体としての主張は強くないため、バランスとしてはソースのインパクトに押されているのですが、それだけにソースの特徴がダイレクトに楽しめてよかったです。

ソース

6.0

ソースを開封した瞬間から生おろしニンニクの強烈な香りが漂ってきて、なるほどガーリックパワーにも納得のインパクトを感じたのも束の間、実際の味わいも衝撃的。加工食品の原材料名は、使用している原料のうち全体を占める割合の多い順に記載され、今回は “香辛料” を筆頭に配置。とにもかくにもガーリックが強く、それこそ “にんにく塩味” といっても過言ではありません。

やや塩気の強さが気になるものの、ガーリックパウダーやフライドガーリックでは打ち出せない、生おろしニンニク特有のエッジが頼もしく、にんにく特有の辛味成分が体感できるほど。香辛料にはペッパー系のスパイスも含まれていましたが、容器の内側にガーリックペーストの小さな粒が付着するくらい、後にも先にもニンニクが力強く押してくるスタイル。

旨味成分は “ポークエキス” と “たん白加水分解物” を併用し、粗塩を彷彿とさせる塩気がキリッと纏め上げている、かなり人工的でシンプルな味付けで、今回そのシンプルさが功を奏していました。しかし、強めの塩気と規格外の量が重った結果、失速すると後半に単調な印象を抱くことになるかもしれないため、にんにくの食欲増進効果に任せてイッキに完食してしまうのがいいかもしれません。

具材

6.0

具材は大量のキャベツにフライドガーリック、そして少量の豚肉とシンプルな構成なので、特に目新しくもないのですが、それぞれが過不足なく効果的。みずみずしいキャベツは塩気の強いソースに対してインターバルに嬉しく、四角い豚肉チップも前述の “味付け鶏ひき肉” よりもナチュラルな食感で、ほんのり甘い味付けが今回のガーリックパワーソースにベストマッチ。

そしてキャベツに負けず劣らずの量だったフライドガーリックのインパクトも凄まじく、後入れ特有のサクサクとした食感は楽しめないのですが、熱湯3分で生にんにく系統のエッジを取り戻し、容赦無く牙を剥いてきます。もし後入れのフライドガーリックも別添されていたら——などと調理直後は思っていたのですが、なんのこれしき味のバランス的にも充分でした、ハイ。

総評

★★★★★★☆☆☆☆（★6）

かなり麺の量が多いので、空腹の度合いと食事のペースによっては後半にかけて単調になってくるかもしれませんが、もしシェアが可能なら量に関しては問題解決ですし、とにもかくにも生おろしニンニクのエッジとフライドガーリックの存在感は商品名に負けないインパクト。そのため人を選ぶ商品になりますが、おおむね実食前のイメージは裏切られないと思います。

なお2020年7月21日（火）にローソン先行商品として「ペヤング 超超超大盛GIGAMAX 関西風天かす」を新発売、続けて2020年8月4日（火）にセブンイレブン先行商品として「ペヤング 超超超大盛GIGAMAX 納豆キムチ味」がリリースされる予定なので、次の新作にも期待できそうです（どちらもコンビニ先行販売ですが、8月24日に東日本で一般販売解禁、西日本では8月31日に一般販売解禁とのこと ※まるか食品に確認済み）