芸能界が唸る専門店「オーベルジーヌ」の “ロケ弁カレー” がカップメシに!!甘味と辛味が絶妙な欧風カレーとカレーメシがコラボ

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日清食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2020年7月13日(月)新発売のカップメシ、日清食品「オーベルジーヌ監修 欧風カレー」の実食レビューです。

芸能界が唸る!? 噂の宅配カレー専門店「オーベルジーヌ」の “欧風カレー” をカップメシで再現!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ飯としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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オーベルジーヌ監修 欧風カレー

オーベルジーヌとは、東京都新宿区四谷三丁目の福島ビル2Fに店舗を構える宅配カレー専門店で、1986年(昭和61年)に創業。2010年3月までは飲食店としても営業していたようですが、四谷三丁目という地の利を活かし、いわゆる「ロケ弁」や「局弁」などの宅配を中心にデリバリー戦略を特化させ “芸能界御用達” という盤石の地位を築き上げました。

feat. カレーメシ

今回の新商品「オーベルジーヌ監修 欧風カレー」は、有限会社オーベルジーヌと日清食品株式会社の共同開発商品で、2019年10月21日に発売された「オーベルジーヌ監修 ビーフカレーヌードル」に続くコラボ第2弾。前回はオーベルジーヌを代表する “ビーフカレー 中辛口” をカップ麺にアレンジした変わり種でしたが、今度は日清食品の「カレーメシ」ブランドから同じメニューをモデルにしたカップメシの登場です。

カレーメシとは、2013年9月2日発売の「日清カップカレーライス」を前身とする即席カップライスのブランドで、カップカレーライスは2014年2月28日に日本食糧新聞社「第32回食品ヒット大賞」で “優秀ヒット賞” を受賞しましたが、ライスとルゥが混ざった状態で出来上がる仕様に “カレーライスではない” とのクレームが入り、2014年4月7日からルゥでもレトルトでもない新ジャンル「日清カレーメシ」に刷新。

“第3のカレー” として発売された初代「カレーメシ」は、四角い耐熱容器の電子レンジ加熱専用商品で、3種類の辛さ(中辛・辛口・大辛)と新作の「トマトカレーメシ」を展開。お米とルゥが混ざった状態で仕上がる新しいコンセプトのカレーライスは、当時の簡便調理化が進むカレー市場のトレンドに乗り、新たな食のスタイルとして若者を中心に定着し始めます。

お湯かけ5分で禁断の味——

しばらくは2009年3月2日発売の「日清GoFan」を起源とする電子レンジ加熱専用スタイルを維持していましたが、2016年8月29日より現在の “湯かけ調理” にリニューアル。従来の電子レンジ調理だからこそ打ち出せたライスの食感は楽しめなくなってしまった反面、顆粒から固形ルゥに変更された重厚感あふれるテイストと湯かけ調理ならではの簡便性を実現し、アウトドアシーンでの需要も高まりました。

その「カレーメシ」と「オーベルジーヌ」のコラボということで、たしかな安心感を打ち出している今回。商品特徴は “72時間煮込んだ玉ねぎの究極の甘味” と “20種類以上のスパイスの後引く辛味” のカレールゥに、ビーフの旨味と生クリームのコクを加えたオーベルジーヌ独特の味わいを再現ということで、2019年10月発売の「ビーフカレーヌードル」とコンセプトは変わりません。

第1弾の「オーベルジーヌ監修 ビーフカレーヌードル」は、芸能関係者から絶大な信頼を得ているオーベルジーヌの1番人気メニュー “ビーフカレー” の味わいを再現したもので、開封直後から漂ってくる飴色に焦げた玉ねぎの芳ばしさと乳製品系の甘い香り、そして穏やかなスパイスと牛脂の存在感に思わず唸ってしまったのですが、実際の味わいは人工甘味料の甘さが強く、そこがターニングポイントでもあった前回。

オーベルジーヌ監修カップ麺

麺は日清食品の「カップヌードル」を彷彿とさせる油揚げ麺を採用し、スープは前述の人工的でジャンクな甘さが人を選ぶ項目になっていましたが、牛脂の風味とオニオン調味料で72時間煮込んだ玉ねぎブイヨンのコクと欧風らしさを再現。具材に使われていたフェイクミートの大豆ビーフもプラスに作用するなど、このブログでは高評価を叩き出しました(詳細「オーベルジーヌ監修 ビーフカレーヌードル」実食レビュー)

開封

大きな固形ルゥが鎮座

小袋が別添されていないのは第1弾のカップラーメン版と同じですが、定番のカレーメシよろしく大きな固形ルゥが入っているのは大きな違い。また飴色の玉ねぎを彷彿とさせる甘くてホロ苦い香りや牛脂の存在感など、開封直後のファーストインプレッションは第1弾と共通していましたが、それよりも重心の低い固形ルゥならではの密度が印象的な第2弾。

辛さレベルは “中辛”

メディア出演多数! 芸能界が唸る宅配カレー専門店、KING of ロケ弁カレーなど、おおむねパッケージは第1弾を踏襲したデザインで、容器側面に表示されている辛さレベルは「大辛」「辛口」「中辛」「甘口」「大甘」の5段階で“中辛” となっています。日清食品の中辛(レベル3)は基本的に辛くないため、人工甘味料との兼ね合いが気になるところ。

ちなみに現在のカレーメシブランドにおける定番商品「カレーメシ ビーフ」「ハヤシメシ デミグラス」「キーマカレーメシ スパイシー」「和風だしカレーメシJAPAN」それぞれメーカー希望小売価格は税別230円となっているのに対し、今回の「オーベルジーヌ監修 欧風カレー」は税別263円と高く、コンビニで購入した場合の税込価格は284円(2020年7月現在)と、なかなかの値段でした。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:オーベルジーヌ監修 欧風カレー
製造者:日清食品株式会社 静岡工場
製造所:静岡県焼津市相川17-2(F)
内容量:103g(ライス69g)
商品コード:4902105946824(JAN)
発売日:2020年07月13日(月)
実食日:2020年07月16日(木)
発売地域:全国(全チャネル)
取得店舗:コンビニ(ローソン)
商品購入価格:284円(税込)
希望小売価格:263円(税別)
麺の種類:-(ライス)
スタイル:即席カップライス・混ぜカレー
容器材質:紙
湯量目安:230ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:別添なし

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】ライス(米(国産)、乳化油脂、食塩)、カレールゥ(牛脂、小麦粉、砂糖、豚脂、乳等を主要原料とする食品、香辛料、オニオン調味料、食塩、オニオンエキス、カレー粉、たん白加水分解物、オニオンパウダー)、味付牛ミンチ、オニオン加工品、にんじん / 調味料(アミノ酸等)、トレハロース、カラメル色素、乳化剤、香料、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、クチナシ色素、リン酸塩(Na)、酸味料、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、酸化防止剤(ビタミンE)、くん液、香辛料抽出物、(一部に小麦・卵・乳成分・牛肉・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

実食開始

固形ルゥは問題なく溶けます

小袋は別添されていないため、フタを半分まではがしたら熱湯を注ぐだけの簡単調理。お湯を注いでから5分間、きっちり待っても直後は上記画像のように混ぜカレーではないけれど、だいたい3分ほど混ぜると下記画像のような状態に仕上がります。どのくらい混ぜるかは好みにもよりますが、とりあえずライスの戻り具合も考慮して、3分前後は混ぜたほうがいいかもしれません。

この状態で合計10分前後

今回はヌードルではなくライスなので、第1弾とは明白な違いが生じているのですが、他にもメイン具材を大豆ビーフから味付牛ミンチに変更するなど、明らかな仕様の変更がみられる第2弾のカップライス。ちなみにカレーメシくんの公式アカウント(on Twitter)曰く “店主オススメのアーモンドスライスを入れてもうまい”(アーモンドを砕いてもOK)と、ちょい足しアレンジも提唱していました。

なお販売店は限定されていない全チャネル商品ですが、実際に立ち寄ったコンビニ大手4社の中では “ローソン” と “セブンイレブン” での取り扱いを確認しているため、お探しの際は参考になさってください。それでは、オーベルジーヌ監修ならではの特徴に注目しつつ、「ライス」「ルゥ」「具材」の特徴を解説し、カップ飯としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(103g)あたり
カロリー:454kcal
たん白質:7.8g
脂  質:15.9g
炭水化物:69.8g
食塩相当量:2.5g
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

ライス

安定のパフライス

5.0

おそらく今回も日清食品が製造・販売しているカップメシ系統の汎用パフライスで、たとえば定番の「カレーメシ」や姉妹ブランドの「ウマーメシ」はもちろん、セブンイレブンなどで販売されているセブンプレミアム「蒙古タンメン中本 辛旨飯(からうまめし)」に「ぶっこみ飯」各種、他「謎肉丼(なぞにくどん)」などと共通のライスとみて間違いありません。

焦らないのがポイント

熱湯5分ジャストでも食べられなくはないものの、十中八九まだライスの中心がパキッとしているため干し飯っぽさ全開。とりあえずルゥの粘度を高めるために3分間まぜ続けましたが、それでも乾燥ライス特有の戻りムラが気になったので、アッツアツのカレーにさえこだわらなければ “熱湯5分+かきまぜ3分+2分ほど放置” がベスト。

ライスの量は既存のカレーメシと同じ69gだったので、希望小売価格がカレーメシより33円も高いわりにウマーメシ(75g)や謎肉丼(86g)ほど多くはなかったのですが、そこそこの食べ応えは得られます。とにかく “しっかり混ぜること” が美味しく食べるために大切な手順になるため、時間に余裕がある日に混ぜまくってください。

ルゥ

中毒性注意

6.0

第1弾の「オーベルジーヌ監修 ビーフカレーヌードル」と同じく甘味度の高い人工甘味料(砂糖の600倍甘い「スクラロース」や砂糖の200倍甘い「アセスルファムK」)を使用しているため、舌に纏わりついてくるような甘味を帯びているのですが、ライスとの兼ね合いか前回のスープほど露骨ではありません。それでも人を選ぶ甘さではあるものの、脳内で牛脂や玉ねぎを彷彿とさせる甘みとリンク。

実際に今回も牛脂の風味が強く、玉ねぎの旨味についてもオニオン調味料・オニオンエキス・オニオンパウダーの重ねがけから明白で、乳等を主要原料とする食品がバターや生クリームのコクを表現。あいかわらず香辛料の辛さについてはピリ辛〜中辛ちょい下ですが、コクと甘みの余韻をピリッとした辛味が引き締めている、その兼ね合いに高い中毒性を覚えました。

くん液(スモークフレーバー)による後押しもありましたが、具材のグリルドオニオンのアクセントも相俟って、ほんのりとホロ苦い飴色の玉ねぎを思わせる芳ばしさがあり、前回のスープよりもシナモンの風味を若干ながら強めていたことも人工甘味料の甘さを程よいラインに落とし込めていた勝因かもしれません。こっくり甘いけどスパイシーな欧風カレーが好みであれば、おおむねストライクかと思います。おいしい。

具材

別に大豆ビーフでもよかった説

3.5

加工感の強いダイスミンチ系統とはいえ、大豆たん白加工品ではなく、大きな本物の肉具材かつ牛肉が原料の味付牛ミンチを使用している点は評価できますが、そこまで量は多くありません。味は「カップヌードル」に入っている “謎肉” よりも淡白で、ややパサついた食感。これはこれで悪くはないものの、もし大豆ビーフを使って量を増やせるのであれば、そっちのほうがよかったかも——

ちょっと量は寂しいか——

人参はコリコリとした歯応えがアクセントに嬉しく、さりげないグリルドオニオンの芳ばしい風味とコクもルゥの本格さをアップさせることに寄与していましたが、いずれも量は多くありません。これで希望小売価格がカレーメシと同じ税別230円なら引っかからなかったんですけど、値段が値段なので、もう一捻りほしかったところ‥‥とはいえカップメシ系統は具材が貧弱になりがちですし、標準的といえば標準的なんですけどね。

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆(★4.5)

味だけ評価すれば上出来の五つ星なのですが、メーカー希望小売価格が税別263円、コンビニや日清食品の公式オンラインストアで購入すると税込284円の大台なので、すこし総評から差し引きました。とはいえ足を引っ張ったのはコストパフォーマンスのみ、けっこう中毒性の高いテイストだったので、単純にオススメかオススメでないかでいえばオススメしたい商品です。

ちょい足しアレンジが合う!

最後に店主オススメのアーモンドスライスがなかったので、代わりに素焼きアーモンドを4つ砕いて入れてみたところ、アーモンドの芳ばしい風味にカリッとした食感のアクセントが今回の欧風カレーにベストマッチ。いやコレかなりイイですよw 他にもルゥの味付けが甘くて濃厚なので、サッと茹でたオクラや素揚げにした茄子(なす)など、いまが旬の夏野菜をトッピングしても美味しそうですね。

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