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鬼も逃げ出す辛さ!?セブンイレブン「鬼旨辛担々麺」が鬼ウマい!! 2020年は “追い唐辛子” を別添

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セブンイレブン

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2020年1月29日(水)新発売の辛いレンジ麺、セブンイレブン「鬼も逃げだす! 鬼旨辛担々麺」の実食レビューです。

電子レンジで温めるセブンイレブンのカップ入りチルド麺「鬼旨辛担々麺」が別添の唐辛子を提げて再び登場!!

鬼も逃げ出すほど辛い?辛くない?実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、コンビニラーメンとしての総合力と辛さレベルを判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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鬼も逃げだす! 鬼旨辛担々麺

鬼旨辛担々麺(おにうまからたんたんめん)とは、セブンイレブン限定商品として開発されたコンビニ専用の辛いラーメンで、今回のような電子レンジで温めるタイプのカップ入りチルド麺を通称「レンジ麺」といいます。「鬼旨辛担々麺」は2018年と2019年にも販売されていたのですが、商品名に “鬼も逃げだす” と付いたのは今回が初めて。

Spicy chinese sesame ramen.

コンビニのレンジ麺は同じ商品でも地域によって製造所が違うので、もしかすると上記のラベルとは微妙に違うかもしれませんが、鬼といえば虎のパンツを彷彿とさせる虎柄を背景に、最初の「鬼」だけ赤文字のドロップキャップで強調したデザイン。イメージに「鬼」を起用しているのは、2月3日の立春(節分)を意識した販売戦略と “食品ロス削減”(フードロス対策)の一環です。

ちなみに “鬼は虎のパンツ” というイメージの由来は、古くより伝わる風水や陰陽道に因んだもので、鬼の出入りする方角(つまり避けるべき方角)を「鬼門」といい、鬼門は方角でいうと北東。日本の十二支で表した方位に「北東」を照らし合わせると “丑寅(うしとら)” の方角になるので、そこを出入りする鬼は丑(牛)のツノを生やし、寅(虎)の履き物を——と、脱線すみませんw

すでにセブンイレブンの「恵方巻」は予約の受付を終了したようですが、「節分 チョコバナナクレープ」や「節分 カスタード&ホイップのダブルシュー」などのコンビニスイーツをはじめ、節分といえば鬼が嫌う「いわし」を使った摘入汁や節分鬼斬り(おにぎり)「大きなオニぎり 鬼旨辛! ダブルチキン」など、多方面のジャンルから恵方巻関連の新商品を展開しています。

2020年は “追い唐辛子” つき

特にコンビニの恵方巻は食品ロス問題の象徴ともいわれ、毎年この時期は恵方巻の大量廃棄問題が取り沙汰されている——というのは皆様もご存知のことかと思いますが、今回の「鬼も逃げだす! 鬼旨辛担々麺」も節分の “赤鬼” にかけた新商品として開発されたレンジ麺なので、前述の関連商品に続く恵方巻の “フードロス対策” に関する取り組みと見て間違いないでしょう。

前回の2019年発売品「鬼旨辛スープの担々麺」は、2018年9月25日に発売されていた「鬼旨辛担々麺」の再販で、2019年9月3日に埼玉の一部地域を除く首都圏のセブンイレブン先行商品として販売開始。その後も徐々に販路を広げていったのですが、北海道・首都圏(埼玉一部除く)・山梨・長野・近畿・四国でしか売ってない “地域限定商品” でした。

残念ながら今回も沖縄のみ販売スケジュールが未定となっているのですが、販売エリア及び取扱店は沖縄を除く全国のセブンイレブンが対象で、値段は450円(税込486円)。前回はなかった “赤唐辛子MIX” の小袋が別添されていて、株式会社セブン-イレブン・ジャパンの公式ウェブサイト曰く別添の赤唐辛子を加えた後は “鬼もびっくりするぐらいの辛さにアップ!!” するとのこと。

2019年版は地味に辛かった‥‥

上記のフォトコラージュは、2019年9月に発売された「鬼旨辛スープの担々麺」をレビューした際に使った写真を組み合わせたもの。辛さレベルは “ふつうに辛口以上・ガチの激辛カップ麺よりは下” と評価しているのですが、それでも思いのほか唐辛子の辛味は強く、なんといっても “想像以上にスープが本格的” でした。

開封

もはやトラップ

ちなみに西日本と東日本では外装の仕様が違うため、もしかすると上記のような “死角” はないかもしれませんが、まず開封の前に注目したいのが帯状のフィルム(商品名の下)にプリントされている警告文。この見辛い箇所に “辛味による刺激が大変強いので、お子様や辛味が苦手な方の飲食には十分ご注意ください。” との注意事項が記載されています。

従来のゼラチンスープを採用

辛味についての注意事項が表示されている箇所は前回と同じで、トッピングもピリ辛肉味噌炒め、もやし唐辛子油和え、水菜までは共通なのですが、レッドオニオン(紫玉ねぎ)は廃止。とはいえ目立った違いといえば現在そのくらい、麺とスープを隔てる新容器の “中皿” もなく、従来のゼラチンスープを採用しているため、レンジ加熱後に麺と具材を移す手間は必要ありません。

なお、先に “コンビニのレンジ麺は同じ商品でも地域によって製造所が違う” と触れたように、コンビニのカップ入りチルド麺は通称・日配(にっぱい)と呼ばれる消費期限が短いデイリー食品なので、地域ごとに商品を製造している企業そのものが変わります。スープや具材はともかく麺は各工場の製麺技術にも左右されるため、その差についてはご理解ください。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:鬼も逃げだす! 鬼旨辛担々麺
製造者:(株)武蔵野 京都工場
製造所:京都府八幡市戸津水戸城55
内容量:516g(めん150g)
商品コード:2091755200539
商品サイズ:φ175mm×93mm
発売日:2020年01月29日(水)
実食日:2020年01月30日(木)
発売地域:全国(沖縄除く)
取得店舗:コンビニ(セブンイレブン)
商品購入価格:486円(税込)
希望小売価格:450円(税別)
麺の種類:ゆで中華麺
スタイル:レンジ麺
容器材質:プラ(PS)
保存方法:要冷蔵(10℃以下)
加熱目安:電子レンジ500W 5分40秒 / 1500W 1分50秒
小袋構成:1袋(唐辛子)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】ゼラチンスープ(醤油加工品、ねりごま、ゼラチン、ごま、チキンオイル、その他)、ゆで中華麺(小麦粉、食塩、卵加工品)、ピリ辛肉味噌炒め(調味豚挽肉、水あめ、たけのこ、玉ねぎ、甜麺醤、醤油、植物油脂、しいたけ、その他)、もやし唐辛子油和え、辛味油、水菜 / 加工澱粉、調味料(アミノ酸等)、かんすい、着色料(パプリカ粉末、カラメル)、糊料(加工澱粉)、乳化剤、重曹、酸味料、香料、香辛料抽出物、(一部に卵・乳成分・小麦・牛肉・鶏肉・豚肉・大豆・ごま・ゼラチンを含む)、〈添付唐辛子〉唐辛子

実食開始

消費期限は入荷から2日後が平均

電子レンジ加熱目安は一般家庭用の電子レンジ(500W)で5分40秒、セブンイレブンの業務用電子レンジ(1500W)で1分50秒となっているのですが、前回の加熱目安は500Wで6分10秒、1500Wで2分00秒だったので、明らかに短くなっています。そこで内容量を比較してみたところ、全体量が前回の535gから517gに減っていて、麺の量は150gのまま増減なし。

かなり辛そうな見た目だが‥‥

ちなみにカロリーは674kcalから663kcalに減少、脂質も33.7gから32.0gに減っていたので、スープの量が少なくなったのかもしれません。とりあえず別添の小袋はレンジで温める前に必ず剥がすこと、それから家庭用電子レンジのワット数が表示と違う場合は、600W=4分40秒、700W=4分00秒、800W=3分30秒、900W=3分10秒、1000W=2分50秒を目安にしてください。

なお、実は開け口の上に “電子レンジで加熱後、よく混ぜてお召し上がりください。” とあるので、食べる前に全体を大きく混ぜる、というのも美味しく食べるポイントですよ。それでは、引き続き前回発売品との違いや辛さレベルに注目しつつ、「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1包装当たり
カロリー:663kcal
たん白質:26.3g
脂  質:32.0g
炭水化物:71.8g
(糖  質:63.0g)
(食物繊維:8.8g)
食塩相当量:5.8g
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

スープとのバランスばっちり

5.0

2020年1月現在、セブンイレブンのレンジ麺には多くの商品に中皿付きの新容器が導入されています。その新容器は中皿を挟んで麺とスープが隔てられているので、電子レンジ加熱中の麺は二度茹でされるのではなく “蒸されている状態” になる、つまり同じ麺でも従来の構造より麺のコシが強くなるのですが、今回の「鬼旨辛担々麺」は従来の容器。

たぶん汎用麺

形状は角刃でカットされた中細麺で、断面に若干の扁平はあるものの、ほぼ正方形にちかい角断面の麺を採用しています。ちょっと味噌ラーメンには頼りないかもしれませんが、醤油・塩・鶏白湯スープなどにも安定して使い回せそうなタイプ。おそらく実際に他の商品にも使われている汎用麺で、目を見張るような特徴こそないものの、基礎クオリティは低くありません。

鼻を抜ける小麦の風味はナチュラルかつ芳醇、生麺だと目立ってしまうこともあるアルコール臭も気にならない、よくできた麺だと思います。どうしてもスープを加熱している間は二度茹で状態になってしまうため、ちょっと柔らかめに仕上がるかもしれませんが、今回の担担スープにはコシの強い麺よりも柔麺が合うと感じたので、むしろ好印象でした。

スープ・赤唐辛子

あ、あれ‥‥?

7.0

まず別添の赤唐辛子を入れる前に味を確認してみたところ、あいかわらず “鬼” の指標は “旨味” にあり、もはや味についてはワンコイン以下の品質ではありません。動物系はクセのない鶏ガラを軸に、かなり大量の芝麻醤(ねりごま)を使用することで味の重心は低く、その濃厚なスープにスッと通る花椒(かしょう)の清涼感が実に心地よいのですが‥‥びっくりするほど辛くないw

もちろん辛味ゼロではないんですけど、辛い食べ物が好きならピリ辛の枠を出ることはなく、一般的に見ても中辛くらいの辛さ。麻辣(マーラー)のバランスは麻味(痺れ)に傾き、芝麻醤と花椒のコントラストがイキイキとしていたので、結果的に激ウマなスープには変わりないものの、強い痺れや辛味に期待していた場合、刺激は物足りないと思います。

唐辛子をは韓国産×中国産っぽい

別添の小袋に販売者の記載はなく、メーカーまでは特定できなかったのですが、とりあえず中身はフルで赤唐辛子です。全体に馴染ませる前に直接そのまま食べてみたところ、2種類かそれ以上の赤唐辛子をブレンドしているようなテイストで、サイズは粗挽き。しかも量は赤唐辛子だけで4.5gも入っていたのですが、これ単体だと辛くありません。

おそらく韓国産と中国産のミックスで、ハバネロ以上の激辛唐辛子が保有する特有の癖もなく、むしろ唐辛子の甘みが勝っているくらい。とはいえ唐辛子は唐辛子‥‥スープ全体に馴染ませたあとは、しっかり熱の追い風で辛味も加速。それでも普段から激辛のボーダーラインが高い方にとっては激辛未満の辛さになりますが、あまり得意でない方は慎重に投入してください。

具材

前回との違いは紫玉ねぎの有無くらい

5.0

おそらく具材はレッドオニオンの有無を除いて従来と変更なく、前回は原材料名で「ピリ辛豚挽肉炒め」と表示されていた肉味噌は「ピリ辛肉味噌炒め」に改訂されていましたが、ほとんど内容に差はありません。これは豚の挽肉や椎茸、玉ねぎ、筍(たけのこ)を醤油や豆板醤、水あめ等で味付したもので、甘辛い豚挽肉炒めに椎茸の旨味、そして筍の食感と風味が名脇役。

やさいはシャキシャキ

もやしはサルベージすると意外に多く、唐辛子油(ラー油)で和えたものをトッピングしていて、オイルコーティングが功を奏したかスープに浸かっていた部分もシャッキシャキ。青菜は日本で定番の青梗菜ではなく水菜を採用しているのですが、そこそこ軸の部分はシャキッとしていたし、担々麺と水菜もメジャーな組み合わせになりましたよね。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(★5+)

食べる前のイメージとしては、「鬼辛旨スープの担々麺」の辛さを踏襲しつつ、新たに正味4.5gの赤唐辛子を別添することで、今度こそ正真正銘 “鬼も逃げだす” ほどの激辛ラーメンに期待していたのですが、単純に前回のスープから唐辛子を抜き出して別添にしましたよ、みたいな。というわけで、辛さレベルは「大辛」くらいです。

逃げる鬼を追い飯

別添の唐辛子を全部入れて “やっと前回の「鬼旨辛担々麺」と同じくらいの辛さ” だと感じたので、それ以上を望む場合はセルフで辛味を強化する必要があるものの、旨味については申し分ありません。〆(しめ)に白ご飯を入れて「担担飯」にアレンジしても2度おいしいですし、胡麻系担担麺が好きなら試すべき価値ありなので、最寄りのセブンイレブンを探してみてください。

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