最新カップ麺【今週の新商品】完全予約制の店や町中華の老舗、さらに酷評の予感など注目の新作をピックアップ!!

どうも、taka :a（@honjitsunoippai）です。

このページでは、2024年11月18日（月）に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。

コンビニの新商品や新作カップ麺（カップラーメン、カップ焼そば等）の最新情報、話題のニュースが気になる方は（こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので）、よろしければ最後までご覧ください。

今週の新商品 新作カップ麺リスト

▼日清食品
日清ラ王 兆楽監修広東麺 / 368円（全国）N
Ramen Break Beats 地鶏醤油らぁ麺 / 278円（全国）N
お椀で食べるご当地カップヌードル 北海道土産焼もろこし味 4食入り / 1,000円（北海道）N

▼明星食品
明星 一平ちゃん夜店の焼そば 燻製チーズ味 / 236円（全国）N

▼東洋水産（マルちゃん）
でかまる じゃが入りコーン塩バター味ラーメン / 271円（全国）N

▼サンヨー食品（サッポロ一番）
ホープ軒本舗監修 東京背脂豚骨醤油ラーメン タテビッグ / 258円（全国）N
塩カルビ味焼そば 板前手造りポン酢風味 / 236円（全国）N

▼エースコック
タテ型 飲み干す一杯 黒のスパイシー 黒胡麻担担麺 / 236円（全国）N
タテ型 飲み干す一杯 白のクリーミー ごま豆乳担担麺 / 236円（全国）N

▼まるか食品
ペヤング 超大盛やきそばハーフ＆ハーフ 沖縄そば風＆台湾まぜそば風 / 275円（全国）N

▼イオングループ（ブラックフライデー）
・黒い豚カレーうどん / 118円（全国）N
・カップスター ブラック味噌 / 118円（全国）N
・長崎ちゃんぽん イカ墨ブラック / 138円（全国）N

▼ローソン
麺大盛り ラー油そば / 184円（全国）N

▼ファミリーマート
平良商店監修 石外島の八重棚山風そば / 323円（関東・関西・九州・沖縄）N

▼セブンプレミアム
魚介豚骨醤油ラーメン / 198円（全国）N
参鶏湯スープ / 148円（全国）N

N=New（新商品）
R＝Renewal（リニューアル）
※上記の参考価格は税別表示です。

日清食品「日清ラ王 兆楽監修広東麺」新発売

町中華の王道×カップ麺の王道!? 有名人も通う人気店「兆楽」と「ラ王」初コラボ!! 兆楽（ちょうらく）とは、昭和30年代の創業以来、現在は渋谷を守る斧・宇田川交番付近と、同区の道玄坂に店舗を構えている黄色い看板が目印の大衆中華料理店で、これぞ “町中華„ の王道を地で行く老舗。

出典：「日清ラ王 兆楽監修広東麺」（11月18日発売）｜日清食品

今回の新商品「日清ラ王 兆楽監修 広東麺（かんとんめん）」は、1992年（平成4年）9月21日の発売以来、ラーメン業界において “その時代の王道とされる味„ に進化し続けてきた「日清ラ王」と「兆楽」がコラボした、お互いに初めての試みとなるカップラーメンで、炒めた香りを効かせた “とろうま醤油スープ„ が特徴の一杯。

その発売を記念して、兆楽芸人を自称するオズワルドの畠中悠さん、伊藤俊介さんらが宣伝活動を行い、日清食品の公式オンラインストア限定で兆楽コラボTシャツセットも発売するなど、気合は充分。ただ、1食あたり368円（税別）のカップ麺、つまりコンビニで購入した場合の税込価格は397.44円の商品なので、それなりの本格さが求められます。

日清食品「Ramen Break Beats 地鶏醤油らぁ麺」新発売

並んでも食べられない “完全予約制の名店„ シリーズ第1弾は「Ramen Break Beats」監修!! Ramen Break Beats（ラーメン ブレイクビーツ）とは、カナダ帰りの元DJ・柳瀬拓郎（やなせ たくろう）さんが店主を務める東京都目黒区のラーメン店で、2022年1月8日に開業するや否や、瞬く間に行列が絶えない繁盛店となり、その人気は翌年12月から “完全予約制の店„ に移行したほど。

出典：「Ramen Break Beats 地鶏醤油らぁ麺」（11月18日発売）｜日清食品

今回の新商品「Ramen Break Beats 地鶏醤油らぁ麺」は、並んでも食べられない「Ramen Break Beats」店主監修のもと、地鶏の出汁（だし）や糸島産の醤油を合わせたスープに、燻製の香りを効かせた別添の「特製醬油だれ」を特徴とする本格志向のカップラーメンで、お店の麺をイメージして新開発したノンフライ中細ストレート麺も見どころ。

容器の形状は縦型ビッグ、そして製造者は日清食品ということで、ノンフライ麺の感じは想像できてしまいますけど、もしかしたら新しい魅力を開拓している可能性が無きにしも非ず。かやくは汎用的な内容ですが、それだけに麺とスープのクオリティに期待できる展開です。

明星食品「明星 一平ちゃん夜店の焼そば 燻製チーズ味」新発売

お酒のおつまみにもピッタリ!? 燻製チーズの風味がクセになる変わり種が登場!! 一平ちゃん（いっぺいちゃん）とは、1993年（平成5年）1月18日の発売以来、明星食品が力を入れているブランドで、当初は標準どんぶり型のカップラーメンからスタートしましたが、現在は「一平ちゃん夜店の焼そば」及び縦型ビッグの「BIGだぜ！一平ちゃん」を中心に展開中。

出典：「明星 一平ちゃん夜店の焼そば 燻製チーズ味」（11月18日発売）｜明星食品

今回の新商品「明星 一平ちゃん夜店の焼そば 燻製チーズ味」は、近年のキャンプブームで火が付いた “燻製料理„ に着目した一杯で、その中でも燻製との相性がいいチーズをピックアップ。豚の旨みや黒胡椒の清涼感を加えた塩だれに、燻製とチーズの香りを効かせたソースを別添。さらに燻製チーズマヨを搭載し、ふりかけにも粉チーズや燻製風パウダーを使うなど、かなり振り切った構成となっています。

ただし、燻製チーズマヨに使用している燻製とチーズは “香料を使用して燻製チーズの風味を再現„ とのことなので、マヨビームの燻製チーズはイミテーションなんですけれども、ニュースリリースには “お酒のおつまみにもピッタリ!?„ とありますし、かなり期待できるんじゃないかと。カップ焼きそばにはビールが欠かせない皆様、要チェックです。

東洋水産「でかまる じゃが入りコーン塩バター味ラーメン」新発売

愛されて35年、マルちゃんの大盛り「でかまる」の初期フレーバー「コーンバター風味」今年は野菜の旨みアップで登場!! でかまるとは、1989年（平成元年）7月に発売された「もやしみそ」「五目しょうゆ」「コーンバター風味」「タンメン」を皮切りに、東洋水産が力を入れてる大盛りカップ麺のブランドで、味とボリュームを両立した “うまい大盛„ がコンセプト。

出典：「でかまる じゃが入りコーン塩バター味ラーメン」新発売のお知らせ｜東洋水産

今回の新商品「でかまる じゃが入りコーン塩バター味ラーメン」は、初代「でかまる」の一翼を担い、現在は寒い季節に販売されている「コーンバター風味」あらため「コーン塩バター味」の新作で、昨年11月20日発売の「じゃが入りコーン塩バター味ラーメン」は “バター風味アップ„ をポイントに掲げていましたが、今年は “野菜の旨みアップ„ にリニューアル。

このブログで最後にレビューしたのは、2018年11月12日発売品‥‥え、6年前？ 平成じゃん。うーん、枠の関係で今年もブログでの紹介はスルーしちゃうかもしれませんが、手に入れたらX限定公開のコンテンツ（#ブログ未掲載のカップ麺）で紹介します。今月から始めたんですよ、この企画。

サンヨー食品「サッポロ一番 塩カルビ味焼そば 板前手造りポン酢風味」新発売

「サッポロ一番 塩カルビ味焼そば」地域コラボ第2弾は「板前手造りポン酢」をピックアップ!! 板前手造りポン酢とは、1795年（寛政七年）の創業以来、現在は系列会社に板前手造食品とマルテンフーズを抱えている日本丸天醤油（兵庫県たつの市）の商品で、関西の定番‥‥え、マジ？ これ関西の定番だったの？ などと。

関西在住の私は「板前手造りポン酢」が “ご当地系„ だったことに衝撃を受けたんですけど、さておき今回の新商品「サッポロ一番 塩カルビ味焼そば 板前手造りポン酢風味」は、サンヨー食品の定番「サッポロ一番 塩カルビ味焼そば」に、板前手造りポン酢の魅力を合わせたスポット商品で、今年5月27日に発売された「フンドーキン青柚子こしょう風味」に次ぐ「塩カルビ味焼そば」のエリアコラボ第2弾。

しかし、こちら「板前手造りポン酢」の味わいをイメージした商品ということで、実際に「板前手造りポン酢」は使用しておりませんのパターン。さらに、塩カルビ味の派生品にもかかわらず “かやくに牛肉は使用していません„ かつ “すだちを使用しておらず、すだち香料を使用„ っていう‥‥不安しかない。また麺重量も汁なしカップ麺の平均と比較して30％ほど少なく、それでいて値段は一丁前。

マヨネーズの別添なしで “マヨネーズ香る„ は面白いけど、実際は香料頼みで不自然な油脂感が邪魔でしかない。麺の量も平均比30％ほど少なく、ふりかけも入ってないのに値段は一丁前。なんだこれ、、、

サンヨー食品「サッポロ一番 オタフクたこ焼ソース味焼そば」#ブログ未掲載のカップ麺（★1/10） pic.twitter.com/IA6glfDlxs

— taka :a｜本日の一杯【公式】カップ麺の人 (@honjitsunoippai) November 16, 2024

つい先日、前述のX限定公開枠で「サッポロ一番 オタフクたこ焼ソース味焼そば」を実食し、それはそれは酷評したところなんですけど、同じ轍を踏みそうな予感。マジで、頼みますよサンヨー食品。最近 “この容器を採用した汁なしカップ麺„ にポジティブなイメージないですから、真面目に。

ローソン「麺大盛り ラー油そば」新発売

久々の「麺大盛り」最新作は刺激的な年越し用!? シリーズ第7の味「ラー油そば」初登場!! 麺大盛りシリーズとは、昨年4月25日発売の「豚コクしょうゆラーメン」及び「辛みそラーメン」に始まり、わずか1年で累計販売数640万個の大ヒットを記録したローソンのPBカップ麺で、以降は「天かすうどん 七味付き」「辛コク濃厚 カレーうどん」「コク辛とんこつラーメン」「辛麺」と続き‥‥

出典：Home > 商品・おトク情報 > オリジナル商品 > 麺大盛り ラー油そば｜ローソン

今回の新商品「麺大盛り ラー油そば」は、麺大盛りシリーズ第7の味に該当する新フレーバーで、ローソン曰く “肉の旨味とラー油がきいたスープが特長です„ とのこと。なんというか、もうちょっと書くことなかったんですかねw

ローソンの「麺大盛り」は、かやくを極限まで省き、麺のボリュームと “おにぎりに合う„ スープ作りに集中することで、コンビニでの通年販売は難しいと敬遠されていたバケツ型のシリーズ化に成功しました。つまり、公式は “肉の旨み„ を訴求していますけど、パッケージを見る限り具材はネギだけなので、えっと‥‥割り切ってください。

まるか食品「ペヤング 超大盛やきそばハーフ＆ハーフ 沖縄そば風＆台湾まぜそば風」新発売

今度のペヤングは沖縄と台湾のHALF＆HALF!? っていうか、この台湾って‥‥。ペヤング（peyoung）とは、まるか食品の代名詞となっているブランドで、1973年（昭和48年）7月16日発売の「ペヤングヌードル」を皮切りに発足。その約2年後、1975年（昭和50年）3月13日に「ソースやきそば」が現れ、以降は奇抜な味に挑戦し続けることになるのですが‥‥

出典：トップ > 商品一覧 > ペヤング 超大盛やきそばハーフ＆ハーフ 沖縄そば風＆台湾まぜそば風｜まるか食品

今回の新商品「ペヤング 超大盛やきそばハーフ＆ハーフ 沖縄そば風＆台湾まぜそば風」は、優しい出汁の味わいを特徴とする「沖縄そば」と、豆板醤のコク深い旨味や辛味を効かせた「台湾まぜそば」が1度に楽しめる、超大盛りサイズ（めん180g）の新フレーバーで、出会い頭の事故としか思えない組み合わせなんですけど、そもそも台湾まぜそばの見解が掴み難いというか——。

この業界で「台湾まぜそば」といえば、愛知県名古屋市の「麺屋はなび」を発祥とする麺料理が代表的なんですけれども、それに必須の魚粉や刻み海苔は不使用。またパッケージのイラストもシャチホコではなく台湾の屋台？ をイメージしているため、台湾風の味付けを意識した汁なしの麺料理、みたいな感じでしょうか。とりあえずベルク限定商品として開発された「台湾まぜそば」との違いも含め、興味深い一杯です。

今週注目のカップ麺と展望

というわけで、今週の注目すべきカップ麺の新作は、有名店とコラボした「日清ラ王 兆楽監修広東麺」と「Ramen Break Beats 地鶏醤油らぁ麺」に、燻製チーズのインパクトを訴求した「明星 一平ちゃん夜店の焼そば 燻製チーズ味」の仕上がりも興味深く、興味深いといえば「ペヤング 超大盛やきそばハーフ＆ハーフ 沖縄そば風＆台湾まぜそば風」も謎すぎて気になる一杯。

純然たる新商品の数が比較的に少ないのと、取り零し分の在庫も抱えているため、週の前半は取り零し分を、後半は今週の新商品を中心にブログを更新する予定です。またX（旧 Twitter）でも来週以降の新商品情報やブログ未掲載のカップ麺を随時更新しているため、よかったらフォローしてください。

メーカー未公開情報あり！ カップ麺マル秘リスト

それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。なかにはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、あるいはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいのスタンスで話のネタにご活用ください【author・taka :a（大石敬之）】