どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。
このページでは、2024年1月22日(月)に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。
コンビニの新商品や新作カップ麺(カップラーメン、カップ焼そば等)の最新情報、話題のニュースが気になる方は(こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので)、よろしければ最後までご覧ください。
今週の新商品 新作カップ麺リスト
▼日清食品
日清焼そばU.F.O. 濃い濃いたらこ / 236円(全国)N
カップヌードウ 北海道限定パッケージ / 236円(北海道・公式ECサイト)N
カップヌードウ カレー 北海道限定パッケージ / 236円(北海道・公式ECサイト)N
カップヌードウ シーフードヌードウ 北海道限定パッケージ / 236円(北海道・公式ECサイト)N
カップヌードウ 味噌 北海道限定パッケージ / 236円(北海道・公式ECサイト)N
▼明星食品
明星 ザ・バリカタ55 らーめん八 背脂とんこつ / 278円(全国)N
明星 チャルメラカップ とり野菜みそラーメン / 236円(全国)N
明星 チャルメラ とり野菜みそ焼そば / 236円(全国)N
▼東洋水産(マルちゃん)
旨辛キムチチゲうどん / 236円(全国)N
マジ盛 濃厚とんこつ久留米ラーメン / 278円(全国)N
赤いきつねうどん 水戸の梅まつり / 236円(茨城)N
緑のたぬき天そば 水戸の梅まつり / 236円(茨城)N
▼エースコック
タテロング 飲み干す一杯 鶏とん濃厚味噌ラーメン 大盛り / 285円(全国)N
▼ヤマダイ
ニュータッチ 八王子ラーメン / オープン価格(全国)R
ニュータッチ 大阪かすうどん / オープン価格(全国)R
▼まるか食品
ペヤング 辛いやきそば チーズ味 / 250円(全国)N
▼サンポー食品
ラーメン天外天監修 豚骨ラーメン / 271円(全国)N
▼ローソン
五郎家 しょうゆ豚骨ラーメン / 295円(全国)N
▼ファミリーマート
汁なし牛すきうどん でか盛 / 276円(全国)N
▼セブン・ザ・プライス(SEVEN&i THE PRICE)
醤油ラーメン / 98円(GMS)N ※製造:サンポー食品
豚骨ラーメン / 98円(GMS)N ※製造:サンポー食品
N=New(新商品)
R=Renewal(リニューアル)
※上記の参考価格は税別表示です。
明星食品「明星 ザ・バリカタ55 らーめん八 背脂とんこつ」新発売
明星史上最短、秒刻みのカップ麺「ザ・バリカタ55」シリーズ第3弾は「らーめん八」監修!! ザ・バリカタ55とは、55秒という1分未満の湯戻し時間と、それによって実現したバリカタ食感の極細ノンフライ麺を特徴とする商品群で、かつての「究麺(きわめん)」や「ラーメンの底力」「チョッパヤ」「極(きわみ)のチャルメラ」「博多バリカタ」などの流れを汲む存在。
今回の新商品「明星 ザ・バリカタ55 らーめん八 背脂とんこつ」は、2023年2月6日発売の「金田家 濃厚とんこつ」及び同年7月10日発売の「ラーメン健太 ねぎ豚骨」と続いた「ザ・バリカタ55」シリーズ第3弾に該当する一杯で、こってり派からスッキリ派まで幅広い層に支持されている行列店「らーめん八」にバトンが渡りました。
らーめん八(はち)とは、2005年(平成17年)の創業以来、福岡県久留米市で人気を博しているラーメン店で、店主の迎浩介(むかい こうすけ)さんは太宰府の「八ちゃんラーメン」出身。その味に惚れ込み、アルバイトから一番弟子の地位に上り詰め、自らの店を持つに至ったそうです。ちなみに明星食品曰く “こってり派にもスッキリ派にも試してもらいたい” とのことなので、万人受けを狙った路線なのか、それとも——。
明星食品「明星 チャルメラカップ とり野菜みそラーメン」「明星 チャルメラ とり野菜みそ焼そば」新発売
イトメンから明星に鞍替え!? 石川県の「とり野菜みそ」と「チャルメラ」がコラボ!! とり野菜みそとは、石川県のソウルフードともいわれいる、まつや(石川県かほく市)のオリジナル調味料で、北前船の廻船問屋を営んでいた “初代当主が船上食として考案した鍋みそ” がルーツ。その「とり野菜みそ」を使用したカップラーメンといえば、同じく石川県で抜群のシェア率を誇っているイトメン(兵庫県たつの市)の担当だったんですけど‥‥
出典:「明星 チャルメラカップ とり野菜みそラーメン」「明星 チャルメラ とり野菜みそ焼そば」(1月22日発売)|明星食品
今回の新商品「明星 チャルメラカップ とり野菜みそラーメン」は、調味料をはじめとする “ご当地食材” とコラボした「チャルメラ」シリーズの一環で、湯切りタイプの「明星 チャルメラ とり野菜みそ焼そば」も同時に展開。焼きそばタイプの商品化は新鮮味がありますし、縦型カップも然り(イトメンの商品は標準どんぶり型だった)なんですけど、兵庫県民としては少し複雑な気分w
——と、それはさておき「とり野菜みそ」は “船上食の鍋みそ” がルーツと前述したように、まだまだ冷え込みが続く今日この頃には嬉しいコラボ。とり野菜みそラーメンには液体スープ中1.6%、とり野菜みそ焼そばには液体ソース中2.0gの「とり野菜みそ」を使用しているようなので、100%からは程遠いパーセンテージになりますが、それだけに明星食品の手腕が問われるところ。
東洋水産「旨辛キムチチゲうどん」新発売
キムチの旨味に、際立つ辛さ。マルちゃんの「旨辛キムチチゲうどん」がパワーアップして再登場!! というわけで、明星食品の「とり野菜みそ」コラボに対抗すべく‥‥ではないかもしれませんけど、寒い季節に嬉しい辛みのあるスープが特徴の一杯を展開してきた東洋水産。
今回の新商品「旨辛キムチチゲうどん」は、キムチチゲ(キムチを入れた鍋料理)味のスープを特徴とする和風カップめんで、2023年1月23日にも同じタイトルのスポット商品を発売していましたが、それと比較して “スープのコクをさらにアップしました。” というのがリニューアルポイント。ただ、パッケージのデザインまったく変わってない‥‥?
前回発売品はレビューできなかったので、このブログに評価や感想は残っていませんが、実食だけは済ませておりまして。うどんは「赤いきつねうどん」と大差なかったと記憶しているのですが、想像以上にキムチの風味が強く、そこそこ辛味もあって、なかなかに攻撃的だったなと。その個性が削がれていなければ、このブログでは高評価を意味する「★5」は手堅い一杯です。
東洋水産「マジ盛 濃厚とんこつ久留米ラーメン」新発売
いま届けたい、本気の一杯。マルちゃんの「マジ盛」も久留米の豚骨ラーメン店とコラボ!! というわけで、明星食品の「ザ・バリカタ55」に対抗すべく‥‥ではないかもしれませんけど、本気盛(マジモリ)あらため「マジ盛」も “とんこつ発祥の地” 久留米で人気を博している名店とコラボレーション。
今回の新商品「マジ盛 濃厚とんこつ久留米ラーメン」は “あなたのいいねがカップ麺になる” をコンセプトに、楽天グループ協力のもと、全国のラーメン店に参加を募り “ユーザーの投票によって店・味が選ばれる” ユーザー参加型企画の‥‥ええ、ちょいちょい広告・媒体を変えながら続いている例の企画なんですけど、2024年の皮切りは「拉麺 久留米 本田商店」のエントリー。
拉麺 久留米 本田商店(らーめん くるめ ほんだしょうてん)とは、2001年(平成13年)5月1日に創業した「筑後 丸福ラーメン」を前身とするラーメン店で、2010年(平成22年)9月7日にオープン。店主の本田眞一(ほんだ しんいち)さんは、久留米ラーメン会の副会長も務める人物で、半世紀に亘り継ぎ足し続けた伝統の呼び戻しスープを保有していることから、自ずとカップ麺の仕上がりにも期待が高まります。
エースコック「タテロング 飲み干す一杯 鶏とん濃厚味噌ラーメン」新発売
まろやか濃厚系が今年のトレンド!? 飲み干す一杯からワンランク上の「鶏とん濃厚味噌」登場!! 飲み干す一杯(のみほすいっぱい)とは、2003年(平成15年)の発売以来、最後の一滴まで飲み干したくなる、コク深いスープを特徴としたブランドで、現在は標準サイズの「担担麺」「味噌バター味ラーメン」「鴨だし中華そば」を中心に、津々浦々の「ご当地シリーズ」も展開しているのですが‥‥
今回の新商品「タテロング 飲み干す一杯 鶏とん濃厚味噌ラーメン 大盛り」は、いつもの「飲み干す一杯」よりも “スープの上質感を追求した” 大盛りサイズの変わり種で、エースコック曰く “トレンドの「まろやか濃厚系」味噌ラーメンが新登場” とのこと。いまラーメン業界で流行ってるんですって、まろやか濃厚系。
ブランドの名前にもなっているように、スープのクオリティについてはもちろん、密度のあるモチモチとした食感が特長の “多加水真空仕立て麺” を採用ということで、ここには同社の「モッチッチ」に使われている技術を応用している様子。こういった場合、斯くなる上は具材など! というスタンスが定番のエースコックなので、それについては期待できないかもしれないけれど、麺とスープには期待できそうです。
サンポー食品「ラーメン天外天監修 豚骨ラーメン」新発売
サンポー食品の新年いっぱつ目は熊本の雄「天外天」とコラボ!! 天外天(てんがいてん)とは、豚骨と鶏、それぞれを別々に炊いたスープと、豚骨&鶏を一緒に炊いた計3種のスープをブレンドする、独自の呼び戻しスープを確立した熊本の名店で、1989年(平成元年)の創業以来、地元民や観光客から “お酒の締めのラーメン” として愛されています。
今回の新商品「ラーメン天外天監修 豚骨ラーメン」は、熊本の名店「ラーメン天外天」の味わいを再現した大盛りサイズのカップラーメンで、サンポー食品の新年いっぱつ目。同社の公式サイトには “熊本県で長年愛され続けている「ラーメン天外天」の味わいをお届けしたいと思い、開発に至りました。” と記載されているので、おそらく社員さんの中に複数の「天外天」ファンがいたのでしょう。
麺はラードを揚げ油に使用した、歯切れの良い中細麺ということで、例の芳ばしい油揚げ麺を使用しているのだと思いますが、豚骨と鶏ガラをブレンドした後味すっきりスープに、表面を覆うニンニクが特徴とのこと。後者のニンニク(フライドガーリック)については “あといれ” の小袋に充填されているようなので、あっさりスープに浮かぶニンニクの攻撃性に注目です。
まるか食品「ペヤング 辛いやきそば チーズ味」新発売
辛い? 辛くない? まるか食品の新年いっぱつ目はチーズ(치즈)味の焼きそば(볶음면)を展開!! ペヤングとは、まるか食品の代名詞となっているブランドで、1973年(昭和48年)7月16日発売の「ペヤングヌードル」が最初の商品。その約2年後、1975年(昭和50年)3月13日に「ペヤング ソースやきそば」が現れ、液体ソースや四角い容器など、当時としては斬新な仕様を導入し、カップ焼きそば業界の常識を覆しました。
今回の新商品「ペヤング 辛いやきそば チーズ味」は、チーズ(치즈)、やきそば(볶음면)をハングルでも表記しているように、何かと話題の韓国を全面に押し出した新フレーバーで、前項のサンポー食品と同じく新年いっぱつ目のペヤングやきそば。まるか食品の公式サイトには “後入れ粉チーズをかけることで、辛みがまろやかになり” などと記載されていますけど、ほんまか?
ペヤングの辛い商品といえば、定番の「激辛やきそば」を筆頭に、散々物議を醸した「獄激辛やきそば」シリーズまで、その間に差はあれど、他社の “辛い” とは基準が異なります。ご存じの方も多いかとは思いますが、程よい中辛を謳う商品が辛口だったり、はたまた大辛に到達していることも珍しくないため、前述した “まろやか” を鵜呑みにしてはいけません。というわけで、私の準備はバッチリですよ(鼻息)。
ローソン「五郎家 しょうゆ豚骨ラーメン」新発売
鹿児島の行列店「五郎家」コラボのカップラーメンが帰ってきた!! 五郎家(ごろうや – NOODLE STORE 568 GOROYA)とは、2003年(平成15年)の創業以来、そのオープン当初から行列を作っていた人気店で、鹿児島No.1の人気ラーメン店を決める「鹿児島ラーメン王決定戦」でも何度か優勝に輝いている実力派。
出典:Home > 商品・おトク情報 > オリジナル商品 > 明星食品 五郎家 しょうゆ豚骨ラーメン|ローソン
今回の新商品「五郎家 しょうゆ豚骨ラーメン」は、コンビニの中でもローソンにしか売ってない、いわゆる留型(とめがた)と呼ばれるカップラーメンで、ラーメン激戦区の鹿児島で一二を争う「五郎家」の味わいを再現。メーカーは明星食品で、以前にも商品化されているのですが、このブログで最後にレビューした2020年5月5日発売の「五郎家 しょうゆ豚骨ラーメン」は “★6” の超高評価を叩き出した逸材。
その後、2022年1月25日にも「五郎家 しょうゆ豚骨ラーメン」をローソン限定で発売しているのですが、2020年5月発売品と比較してJANコードやカロリーなどの数値も変わっていなかったので、それを理由にレビューは見送りました。しかし、今回はパッケージのデザインなどが微妙に変わっているため、劇的な変化はなさそうですけど、念のため射程圏内に入れておきます。
ファミリーマート「汁なし牛すきうどん でか盛」新発売
絶賛の声が多かったファミマ限定の「汁なし牛すきうどん」久々に復活!! 汁なし牛すきうどんとは、マルちゃんのブランドで知られる東洋水産とファミリーマートの共同開発商品で、しかしながら “それ” は「でか盛」に限った話。もともと2020年3月2日にレギュラーサイズの「汁なし牛すきうどん」を東洋水産が単独で発売しており、その「でか盛」版がファミリーマート限定の留型にスライドしました。
今回の新商品「汁なし牛すきうどん でか盛」は、2021年1月26日発売の初代・ファミリーマート限定版「汁なし牛すきうどん でか盛」及び2022年1月18日に発売された「同 麺10%増量!」の続編で、パッケージから “麺10%増量” の訴求は消えているのですが、新たに「推しの食べ方」という表現を追記。
とはいえ「推しの食べ方」の内容 “温泉卵を入れて さらにおいしく すき焼き気分!” は前回発売品から変わっていませんし、すき焼きの写真や調理後のイメージ画像も変わっていないように見えるので、内容も然りかもしれません。このブログで「でか盛」はレビューしていませんけど、甘辛こってり派は要チェック案件なので、該当される方はファミマにGOです。
今週注目のカップ麺と展望
というわけで、今週の注目すべきカップ麺の新作は、久留米の名店が監修した「ザ・バリカタ55 らーめん八 背脂とんこつ」と「マジ盛 濃厚とんこつ久留米ラーメン」に、熊本の名店とコラボした「ラーメン天外天監修 豚骨ラーメン」ほか、鹿児島の味わいを再現した「五郎家 しょうゆ豚骨ラーメン」など、豚骨を題材にした商品が集結。
サンポー食品、まるか食品の2社においては、2024年の新作いっぱつ目で、いよいよラインが温まってきた様子。まるか食品といえば「ペヤング 辛いやきそば チーズ味」の辛さも気になりますし、辛いジャンルでいえば東洋水産の「旨辛キムチチゲうどん」など、なかなかバリエーション豊かな週になりました。ちょっと最近、新作の確保に手間取っているので、とりあえず入手が叶った商品から順番に紹介していきます。
メーカー未公開情報あり! カップ麺マル秘リスト
それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。なかにはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、あるいはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいのスタンスで話のネタにご活用ください【author・taka :a(大石敬之)】
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