最新カップ麺【今週の新商品】カプヌの担担が本気度ヤバめ!? 激めん×赤いきつねも波乱の予感‥‥

どうも、taka :a（@honjitsunoippai）です。

このページでは、2023年8月28日（月）に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。

コンビニの新商品や新作カップ麺（カップラーメン、カップ焼そば等）の最新情報、話題のニュースが気になる方は（こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので）、よろしければ最後までご覧ください。

今週の新商品 新作カップ麺リスト

▼日清食品
カップヌードル 担担 / 236円（全国）N

▼明星食品
明星 すうどんでっせ / 130円（全国）R
明星 かけそばでっせ / 130円（全国）R
明星 かけラーでっせ 醤油ラーメン / 130円（全国）R
明星 焼そばでっせ ソース味 / 130円（全国）N

▼東洋水産（マルちゃん）
謹製 野菜たっぷり鶏塩らーめん / 271円（全国）N
激めん ワンタンメン / 236円（全国）※販売エリア拡大
激めん きつねラーメン / 236円（全国）N
麺づくり 鶏ガラ醤油 麺増量 / 236円（全国）N
麺づくり 合わせ味噌 麺増量 / 236円（全国）N
麺づくり 鶏だし塩 麺増量 / 236円（全国）N
麺づくり 担担麺 麺増量 / 236円（全国）N
麺づくり 醤油とんこつ 麺増量 / 236円（全国）N
赤いきつねうどん 鹿沼秋まつり / 236円（栃木）N
緑のたぬき天そば 鹿沼秋まつり / 236円（栃木）N

▼サンヨー食品（サッポロ一番）
大和イチロウおすすめ！オホーツクの塩ラーメン味どんぶり / 236円（全国）N
大和イチロウおすすめ！赤龍ラーメンどんぶり 辛子みそ味 / 236円（全国）N

▼エースコック
明太釜玉風うどん / 298円（全国）N
飲み干す一杯 ご当地編 札幌 濃厚味噌ラーメン / 171円（全国）R
飲み干す一杯 ご当地編 横浜 豚骨醤油ラーメン / 171円（全国）R
飲み干す一杯 ご当地編 仙台 辛味噌ラーメン / 171円（全国）R
飲み干す一杯 ご当地編 京都 背脂醤油ラーメン / 171円（全国）R
飲み干す一杯 ご当地編 博多 背脂とんこつラーメン / 171円（全国）R
飲み干す一杯 ご当地編 函館 塩ラーメン / 171円（全国）N

▼ヤマダイ（ニュータッチ）
凄麺 長崎ちゃんぽん / 255円（全国）R

▼サンポー食品
焼豚ラーメン黒 熊本とんこつ / 236円（全国）R

▼大黒食品工業
大黒 杵もちらーめん / オープン価格（全国）N
大黒 力うどん / オープン価格（全国）N

▼丸美屋食品工業
ミネストローネ 1/2日分の野菜が摂れるスープ / 218円（CVS）N
完熟トマトのスパイシスープ 1/2日分の野菜が摂れるスープ / 218円（CVS）N
オニオンスープカレー 1/2日分の野菜が摂れるスープ / 218円（CVS）N

▼セブンイレブン
喜楽 焦がしネギ風味 醤油ラーメン / 228円（全国）N

N=New（新商品）
R＝Renewal（リニューアル）
※上記の参考価格は税別表示です。

日清食品「カップヌードル 担担」新発売

カップヌードルが本気で “担担麺” を表現!? 世界初のカップ麺に王道の中華フレーバーついに登場!! カップヌードル（CUPNOODLE）とは、1971年（昭和46年）9月18日の発売以来、即席カップめん市場で圧倒的な占有率を誇る日清食品のロングセラーで、発売50年目に世界累計販売500億食を突破。今では世界100ヶ国で販売されるまでに成長し、国際的なブランドとしての地位を確立しています。

出典：「カップヌードル 担担」（8月28日発売）｜日清食品

今回の新商品「カップヌードル 担担（たんたん）」は、昨今 “買い物で失敗をしたくない、損をしたくない” と考える人が増えていることを背景に開発された一杯で、ぜったい “間違いない” おいしさの「カップヌードル」ブランドから “間違いない” 中華料理メニューの「担担麺」を展開。パッケージには “スープを食べつくす” とありますが、注目すべきは具材のラインナップ。

しれっと「担」の6画目がイラストに変わっているように、即席カップめん業界では極めて珍しく、しかしながら専門店の本格的な担担麺にはトッピングされることが多い「腰果（カシューナッツ）」や「搾菜（ザーサイ）」を使用した新作ということで、かなり期待できそうな雰囲気。これでカシューナッツが後入れだと最高なのですが、そうでなくとも楽しみです。

東洋水産「謹製 野菜たっぷり鶏塩らーめん」新発売

謹製シリーズ最新作はFD（フリーズドライ）製法の野菜ブロックと鶏肉団子を搭載した塩らーめん!! 謹製（きんせい）とは、マルちゃんの東洋水産が展開しているシリーズで、2001年（平成13年）8月6日発売の「濃厚白濁とんこつラーメン」が第1弾。2019年（平成31年）4月より “女性層やあっさり系を好むユーザー” を対象とするシリーズに生まれ変わり、現在に至ります。

出典：「謹製 野菜たっぷり鶏塩らーめん」新発売のお知らせ｜東洋水産

今回の新商品「謹製 野菜たっぷり鶏塩らーめん」は、フリーズドライ製法の野菜ブロック（キャベツ、たまねぎ、小松菜、ねぎ、にんじん）と、ふんわり食感の味付鶏肉だんごを搭載した、鶏しおベースのカップラーメンで、スープに柚子（ゆず）の風味を効かせているのもポイント。なんというか、漠然と冬っぽいイメージの新作ですよね。

即席カップめん業界に限った話ではないのですが、毎年8月の下旬には秋・冬向けの商品が市場で目立ち始めるので、そう考えると先述のイメージも違和感はないというか、むしろ適切なタイミング。東洋水産のFD野菜ブロックは基本的に満足度が高いこと、加えて鶏肉だんごの基礎クオリティも高いので、具材に対する不安はありません。あまり派手な商品ではないけれど、それだけに手堅く楽しめそうです。

東洋水産「激めん きつねラーメン」新発売

混ぜるな危険？ それとも名作？ 発売45周年の「激めんワンタンメン」と「赤いきつねうどん」が禁断のフュージョン!! 激めんとは、1978年（昭和53年）11月の発売以来、近年は北海道民のソウルフードともいわれているブランドで、名前は発売当初の若者に向けた “激しく生きてほしい” というメッセージと “感激するうまさ” に由来。

出典：「激めん ワンタンメン」販売エリアを全国に拡大、「同 きつねラーメン」新発売のお知らせ｜東洋水産

今回の新商品「激めん きつねラーメン」は、今年で発売45年を迎える「激めん ワンタンメン」のアニバーサリー商品で、1978年（昭和53年）8月10日の発売以来、一足早く発売45周年を迎えた「赤いきつねうどん」と異色のコラボを実現。なんというか「紺（こん）のきつねそば」と食い合いになりそうな雰囲気が無きにしも非ずではあるものの、こっちは中華麺。

「激めん きつねラーメン」にも「激めん ワンタンメン」と同じ “なめらかで弾力のある中細麺” を使用しているらしく、スープの商品特徴を見ると “ガーリックとジンジャー” の訴求があり、しかしながら “鰹節と昆布の風味を合わせた－・” という部分は「赤いきつね」に通じるところ。ただ、ちょっと「激めん」らしさが弱そうなのと、もう一つ心配なのは「激めん ワンタンメン」の販路拡大について。

東洋水産「激めん ワンタンメン」販売エリアを全国に拡大

「激めん ワンタンメン」といえば、先述のように北海道のイメージが強く、しかしながら近年、中京地区以東でも販売されていました。そんな「激めん ワンタンメン」の発売45周年を記念し、販売エリアを沖縄までの全国に拡大ということで、西日本在住のファンにとっては一見すると嬉しい知らせになるのですが、ここで思い出していただきたいのが5年前に起こった悲劇。

出典：「激めん ワンタンメン」販売エリアを全国に拡大、「同 きつねラーメン」新発売のお知らせ｜東洋水産

——いや、悲劇というのは言い過ぎかもしれませんけど、2018年（平成30年）10月1日に「激めん ワンタンメン」の発売40周年を記念して、販売エリアを全国区に拡大していた東洋水産。その際、西日本エリアで販売する「激めん ワンタンメン」の製造は、佐賀県伊万里市山代町楠久にあるグループ会社の伊万里東洋に任せており、それを食べて私は愕然としました。あきらかに、麺が違うと。

当時、すぐさま東洋水産に “北海道工場との違い” を報告したのですが、担当者の答えは「北海道で工場した商品と同じ仕様です」「レシピなどに変更はありません」の一点張り。その後も何度か北海道エリア版と西日本エリア版の「激めん ワンタンメン」を食べ比べてみた結果、ほとんど別物。そんな印象が強いため、今回も同じ轍を踏むようであれば、遠慮なく酷評します。

サンヨー食品「大和イチロウおすすめ！ 赤龍ラーメンどんぶり 辛子みそ味」「同 オホーツクの塩ラーメン味どんぶり」新発売

大和イチロウおすすめシリーズ第3弾は「熊本」と「北海道」の二本立て!! 大和一朗（やまと いちろう）とは、1968年（昭和43年）9月27日に広島は因島で生を享け、大阪は寝屋川で育ち、現在はインスタントめん専門店「やかん亭」を経営する傍ら、インスタントラーメン研究家・食文化研究家として活動している人物。パッと見は陽気なオッサンですけど、マニアの間でも一目置かれる存在です。

出典：ホーム > お知らせ >「大和イチロウおすすめ！ 赤龍ラーメンどんぶり 辛子みそ味・オホーツクの塩ラーメン味どんぶり」新製品追加しました。｜サンヨー食品

今回の新商品「大和イチロウおすすめ！赤龍ラーメンどんぶり 辛子みそ味」は、以前に大和イチロウが『マツコの知らない世界』で紹介し、マツコさんが絶賛した日の出製粉の棒ラーメン「九州ラーメン 赤龍 辛子みそ味」を再現したカップラーメンで、2022年3月28日発売の大和イチロウおすすめ！第1弾と被っているのですが、カロリーなどの表示を見る限り、まったく変更なしの再販ではありません。

さらに、直近だとTBS系列『熱狂マニアさん！』でも紹介された、みなみかわ製麺の乾燥麺「オホーツクの塩ラーメン」を再現した「大和イチロウおすすめ！オホーツクの塩ラーメン味どんぶり」も同時に展開し、ラインナップを強化しているのですが、コラボ第1弾ではサンヨー食品のデフォルメが目立ち過ぎていたので、ちょっと不安な気持ちが無きにしも非ず。というか、けっこう不安。

エースコック「明太釜玉風うどん」新発売

出汁だ！ 卵だ！ 明太子だ!? エースコックだからこそ実現できた “やみつき必至” のカップうどん登場!! エースコック（Acecook Co.,Ltd.）とは、大阪府吹田市に本社を置き、現在はサンヨー食品のグループ企業となっている即席めんメーカーで、日本における功績はもちろん、ベトナムやミャンマーの即席めん市場拡大にも大きく寄与した企業です。

出典：明太釜玉風うどん 2023/8/28 新発売｜エースコック

今回の新商品「明太釜玉風うどん」は、後がけの「明太子ふりかけ」と「卵黄風きみまろペースト」で仕上げる、まろやかで濃厚な “釜玉風” の汁なし和風カップめんで、即席カップめん業界に先駆けて卵黄ソースを実現させた、エースコックならではのアイディア商品。以前に日清食品が “釜玉風” のカップうどんをリリースしていますけど、明太釜玉風は前例がありません。

ただ、ひとつ気になるのがメーカー希望小売価格の設定で、内容量は120g（めん100g）、つまり汁なしカップ麺の基準でいうとレギュラーサイズの商品に該当するのですが、メーカー希望小売価格の設定は大盛りサイズの基準となる271円（税別）よりも高い、298円（税別）に設定されています。はたして其れ相応の特別感が演出できているのかどうか、エースコックの手腕が問われるところ。

ヤマダイ「凄麺 長崎ちゃんぽん」リニューアル発売

凄麺ブランドの大人気ご当地シリーズ「長崎ちゃんぽん」が “具材を見直し” リニューアル!! これは進化か、それとも——。凄麺（すごめん）とは、ニュータッチのブランドで知られるヤマダイの本格ノンフライめんブランドで、2001年（平成13年）10月29日発売の「これが煮玉子らーめん」を皮切りに発足。現在はバリエーションに富んだ「ご当地シリーズ」を中心に、様々なフレーバーを展開しています。

出典：「凄麺」ブランドの大人気ご当地シリーズ「凄麺 長崎ちゃんぽん」2023年8月28日（月）リニューアル発売｜ヤマダイ

今回の新商品「凄麺 長崎ちゃんぽん」は、凄麺ご当地シリーズの中でも安定した人気を誇る「長崎ちゃんぽん」のリニューアルで、主な変更点は具材の見直し。リニューアル前（2022年2月7日発売品）には6種の具材（キャベツ、えび団子、いか、カマボコ、コーン、キクラゲ）を使用していましたが、残念なことに本物のイカが省かれ、バリエーションは5種に減っています。

そのため一見するとネガティブに思えてしまうのですが、ヤマダイのニュースリリースには “見た目の彩りとボリューム感がアップしました。” との記載があるため、総重量は増えている様子。日清食品の「カップヌードル シーフードヌードル」しかり、この業界でも本物のエビとイカが高級品になっているため、時代の流れには逆らえなかったのか、それとも “改善” なのか、仕上がりが気になるところ。

サンポー食品「焼豚ラーメン黒 熊本とんこつ」リニューアル発売

焼豚ラーメンの「黒」さらに “濃厚” な豚骨スープに進化!! 焼豚（やきぶた）ラーメンとは、佐賀県三養基郡基山町に本社・工場を置き、即席めん（カップめん、棒状ラーメン）及び乾めんの製造を生業としているサンポー食品の主力商品で、1978年（昭和53年）8月発売のロングセラー。九州エリアでの圧倒的なシェア率はもちろん、県外にも根強いファンを数多く抱えています。

出典：「焼豚ラーメン黒 熊本とんこつ」リニューアル新発売！｜サンポー食品

今回の新商品「焼豚ラーメン黒 熊本とんこつ」は、2017年（平成29年）8月28日の発売以来、焼豚ラーメンの派生品として愛されている、熊本ラーメンをイメージした「黒」のリニューアル版で、従来よりも豚骨エキスと焦がしニンニクを増量し、より濃厚で本格的なスープにブラッシュアップ！ というのがリニューアルポイント。

オススメのカップ麺は？ と聞かれたら、何はともあれサンポー食品の「焼豚ラーメン」を推しまくっているカップめんマニアの私、taka :a なんですけれども、思い返せば「黒」をレビューしたことは——ない。マジか、俺‥‥。えっと、食べたことはあります。それとリニューアル後の商品も手元にあるので、折を見てレビューします。

セブンイレブン「喜楽 焦がしネギ風味 醤油ラーメン」新発売

道玄坂で70年以上も愛されている老舗の中華麺店「喜楽」監修のカップラーメンがセブンイレブンに!! 喜楽（きらく）とは、1953年（昭和28年）1月10日の創業以来、東京都渋谷区において世代を問わずに愛されているラーメン店で、2017年から6年連続『食べログ』の百名店にも選出されています。

出典：トップ > 商品のご案内 > 喜楽 焦がしネギ風味 醤油ラーメン｜セブン-イレブン

今回の新商品「喜楽 焦がしネギ風味 醤油ラーメン」は、コンビニの中でもセブンイレブン店舗にしか売ってない留型で、メーカーはサンヨー食品。セブンイレブンに詳しい情報は掲載されていませんが、東京都渋谷区の老舗「中華麺店 喜楽」監修のもと、同店が誇る「中華麺」の味わいを再現したカップラーメンということで、ファンには堪らない一杯になるかもしれません。

逆に、サンヨー食品の縦型ビッグといえば、人気店が監修した商品とは思えないほど、スナック的でチープな油揚げ麺を合わせてくるパターンも珍しくないため、ファンの期待を裏切ってしまう危険性が無きにしも非ず。セブンイレブンの留型なので、下手を打ってくることはないと思いますけど、はたして仕上がりや如何に——。

今週注目のカップ麺と展望

というわけで、今週の注目すべきカップ麺の新作は、カシューナッツとザーサイを搭載した「カップヌードル 担担」に、よくも悪くも着地点が気になる「激めん きつねラーメン」ほか、その流れでいうと北海道工場の製造ではない「激めん ワンタンメン」の仕上がりも気になるところ。

さらに、セブンイレブンが開示している「喜楽 焦がしネギ風味 醤油ラーメン」の話題性も高く、個人的に「大和イチロウおすすめ！」2品も気になっているのですが、ローソンとファミリーマートからノーアナウンスの新商品がリリースされる可能性もあるので、そちらも睨みながらブログを更新します。

メーカー未公開情報あり！ カップ麺マル秘リスト

それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。なかにはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、あるいはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいのスタンスで話のネタにご活用ください【author・taka :a（大石敬之）】