どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。
このページでは、2023年4月24日(月)に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。
コンビニの新商品や新作カップ麺(カップラーメン、カップ焼そば等)の最新情報、話題のニュースが気になる方は(こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので)、よろしければ最後までご覧ください。
今週の新商品 新作カップ麺リスト
▼日清食品
SUSURUも唸る家系の名店 王道家 豚骨醤油ラーメン / 252円(全国)N
日清のどん兵衛 沖縄風そば / 214円(全国)N
日清カレーメシ マッサマン 甘辛スパイシー / 242円(全国)N
▼東洋水産(マルちゃん)
三ん寅 味噌ラーメン / 245円(全国)N
▼エースコック
鬼煮干中華ソバ 中華ソバ伊吹監修 / 254円(全国)N
道の駅「もてぎ」監修 ゆず塩ら~めん / 214円(全国)N
道の駅「内子フレッシュパークからり」監修 もち麦うどん / 214円(全国)N
▼サンポー食品
焼豚ラーメン 鹿児島とんこつ / 214円(全国)N
▼まるか食品
ペヤング 炎のネギ辛やきそば / 214円(全国)N
▼トップバリュベストプライス(TOPVALU BESTPRICE)
沖縄だしそば / 108円(全国)N
沖縄そうめんちゃんぷるー / 108円(全国)N
▼セイコーマート
山わさび塩焼そば / 138円(Secoma取扱店)N
▼ローソン
麺大盛り 豚コクしょうゆラーメン / 156円(全国)N
麺大盛り 辛みそラーメン / 156円(全国)N
▼ファミリーマート
麺屋はなび監修 台湾まぜそば / 249円(全国)N
▼セブンイレブン
マルちゃん 縦型ビッグ たんちゃん麺 / 245円(全国)N
らーめん砦監修 元祖貝白湯らーめん / 245円(九州・関西・岡山・徳島・山口)N
N=New(新商品)
R=Renewal(リニューアル)
※上記の参考価格は税別表示です。
日清食品「SUSURUも唸る家系の名店 王道家 豚骨醤油ラーメン」新発売
家系界隈さらに荒れる!? NISSIN×SUSURUコラボ第2弾は「王道家」監修の “ぶっ濃い” 一杯!! 王道家(おうどうや)とは、2003年(平成15年)1月28日の創業以来、かつて「杉田家」「環2家」「はじめ家」と共に “家系四天王” と並び称された名門で、店主の清水裕正(しみず ひろまさ)氏は家系総本山「吉村家」で研鑽を積み独立後、現在は王道家グループの統括として業界を牽引しています。
今回の新商品「SUSURUも唸る家系の名店 王道家 豚骨醤油ラーメン」は、大人気YouTuber・SUSURUさんと日清食品のコラボ企画で、2021年11月22日発売の「SUSURUがイマ食べたいこってり第1位 麺や六等星 濃厚豚骨醤油」に続く第2弾。日清食品チルドと「王道家」は昨年からコラボを続けていますし、清水店主はYouTubeでも有名な方なので、必然的なメンツといえるかもしれません。
NISSIN×SUSURUコラボ第1弾の「麺や六等星 濃厚豚骨醤油」にはポジティブな印象が抱けなかったので、ちょっと不安な気持ちもあるのですが、先月だけでも「家系総本山 吉村家監修 汁なし豚骨醤油ラーメン」(明星食品)と「推しの一杯 ラーメン環2家 横浜家系醤油豚骨」(東洋水産)が矢継ぎ早にリリースされている状況から察するに、2023年の家系界隈は例年以上に騒がしくなるかも——。
日清食品「日清のどん兵衛 沖縄風そば」新発売
どん兵衛なのに沖縄そば!? 沖縄(うちなー)気分が味わえる「どんどん兵衛」が装い新たに再登場!! 日清のどん兵衛(にっしんのどんべえ)とは、1976年(昭和51年)8月9日の発売以来、即席カップめん市場の和風どんぶり型うどん・そばカテゴリーにおいて圧倒的な占有率を誇るブランドで、このカテゴリーでは売上No.1の絶対王者。常に先進的な姿勢を武器に、数多くの名作と珍作を残しています。
今回の新商品「日清のどん兵衛 沖縄風そば」は、いつもの「どん兵衛」とは一線を画す、沖縄そば特有の食感を再現した “太ウェーブ麺” を特徴とする変わり種で、2022年4月18日に発売された「日清のどんどん兵衛 沖縄風そば」の続編。昨年の商品名と発売のタイミングはNHKの朝ドラ『ちむどんどん』に便乗しまくっていましたが、商品名の “どん” を1つに改め、しれっと市場に投入してきました。
そのためJANコードは変わっているのですが、1食あたり79g(めん66g)という内容量をはじめ、カロリーなどの栄養成分表示も0.01mg単位で一致している、つまり中身は調整なしの再販という認識で問題ありません。あるいは微妙に調整している可能性もありますけど、大きな変更点はないでしょう。ちなみに昨年、このブログでは高評価を叩き出しました。オススメです。
日清食品「日清カレーメシ マッサマン 甘辛スパイシー」新発売
世界一おいしいと話題になった「マッサマンカレー」今度は “カレーメシ” になって大復活!! マッサマンカレーとは、2011年7月22日にCNN(Cable News Network)が発表した『世界で最も美味しい食べ物ランキングBEST50(CNN Names The World’s 50 Most Delicious Foods)』で1位に選ばれたタイ発祥のカレーで、その味わいを数年前に「カップヌードル」が再現していましたが‥‥
今回の新商品「日清カレーメシ マッサマン 甘辛スパイシー」は、ココナッツの甘みとコクに、唐辛子の辛味やシナモン、コリアンダーなど、数種類のスパイスを効かせて作る「マッサマンカレー」の味わいをセット米飯カテゴリー売上No.1ブランド「カレーメシ」にアレンジした一杯で、パッケージは数年前に人気を博した「カップヌードル マッサマンカレー ビッグ」と同じカラーリング。
知る人ぞ知るカレーを即席カップめん(カップヌードル)にアレンジしてから即席カップメシ(カレーメシ)で再現という、なかなか面白い変遷を辿っているのですが、カップヌードル版のマッサマンカレーは複雑な甘さとココナッツミルクのコク、そこに香辛料のスパイス感や蝦醤(シャージャン)のアクセントが絡み合うエキゾチックな味わいだったので、カレーメシ版にも期待できそうです。
東洋水産「三ん寅 味噌ラーメン」新発売
今現在、最も輝いている人気行列店「三ん寅」と “マルちゃん” が再びタイアップ!! 三ん寅(さんとら)とは、2019年(令和元年)10月29日の創業以来、東京都新宿区山吹町(江戸川橋)で圧倒的な人気を博すラーメン店で、店主の村中伸宜(むらおか のぶよし)氏は札幌みそラーメン界の重鎮「すみれ 本店」の店長を任されたいた実力派。
今回の新商品「三ん寅 味噌ラーメン」は、マルちゃんのブランドで知られる東洋水産と「三ん寅」のタイアップ商品で、講談社発行『業界最高権威 TRYラーメン大賞2021-22~2022-23』における「名店部門みそ」1位・2連覇に輝いたことを記念して商品化。2022年4月18日にも縦型ビッグの「三ん寅 味噌ラーメン」を発売しているため、その続編に該当します。
まったくタイトルは変わっていませんが、2022年4月発売品と比較して “味噌感と濃厚感をアップし、山椒の風味を強めました。” というのがリニューアルポイント。前回発売品は、このブログで★5の高評価を記録しているため、おそらく今回も安心して楽しめると思います(今週の品数的に、レビューする余裕はないかもしれませんが‥‥)。
エースコック「道の駅『もてぎ』監修 ゆず塩ら~めん」「道の駅『内子フレッシュパークからり』監修 もち麦うどん」新発売
道の駅がカップ麺を監修!? 全国に6ヶ所しかない地域活性化拠点に認定された「全国モデル」の名所が即席カップめん業界に参入!! というわけで、一見するとパッケージだけ賑やかなPB(プライベートブランド)商品っぽい雰囲気を漂わせているデザインなんですけど( ← 失礼極まりない奴)なんのこれしき全国的に有名な「道の駅」とエースコックがコラボという話題性の高いニュースが以下の2品。
出典:道の駅「もてぎ」監修 ゆず塩ら~めん、道の駅「内子フレッシュパークからり」監修 もち麦うどん 2023/4/24 新発売|エースコック
今回の新商品「道の駅『もてぎ』監修 ゆず塩ら~めん」は、栃木県芳賀郡茂木町の国道123号沿いに位置し、2015年(平成27年)1月30日に国土交通省から “全国モデル” に選定された道の駅「もてぎ」監修のカップラーメンで、全国道の駅グルメ決定戦『道-1グランプリ 2016-18』3年連続優勝で翌年に殿堂入りを果たした「ゆず塩ら〜めん」の味わいを “もてぎ産ゆず果汁” 使用で再現。
さらに、同じく国土交通省から “全国モデル” に選定されている道の駅「内子フレッシュパークからり」監修のもと “内子産もち麦粉” を使用したカップうどん「道の駅『内子フレッシュパークからり』監修 もち麦うどん」を展開ということで、かなり高い話題性を提供してくれました。もち麦といえば「すこやか和膳」のノウハウもありますし、実は侮れないほど本格的かもしれません。
エースコック「鬼煮干中華ソバ 中華ソバ伊吹監修」新発売
行列の絶えない名店「中華ソバ 伊吹」が “リアルな煮干の美味しさ” を研ぎ澄ます!? エースコックとカップめん限定の味わいを共同開発!! 中華ソバ伊吹(ちゅうかそば いぶき)とは、東京都板橋区で人気を博す行列必至の煮干しラーメン専門店で、九十九里特撰背黒煮干の大羽や八戸青口、上物伊吹いりこ、境港極上平子、サッパなど、多種多様な煮干しを完全に使いこなしていることで知られます。
今回の新商品「鬼煮干中華ソバ 中華ソバ伊吹監修」は、煮干しマイスターの異名を持つ「中華ソバ 伊吹」店主監修のもと、煮干し特有の旨味はもちろん、一般的にはネガティブとされる “苦味” まで追求したカップラーメンで、お店の味を忠実に再現するのではなく、おいしさの特長を最大限に研ぎ澄ました、オリジナルの味わいを共同開発。
煮干しの旨みや苦味まで表現するため、しっかりとスープに煮干しの存在感を打ち出しつつ “追い煮干粉ふりかけ” を別添し、煮干し本来の苦みを感じる複雑な旨みまで表現。これまでに何度もコラボしているエースコック×伊吹の店主ですが、パッケージに「店主からの挑戦状」と強気の訴求があるように、過去最高峰の煮干し感が堪能できるかもしれません。待ってましたよ、こういう曲者。
サンポー食品「焼豚ラーメン 鹿児島とんこつ」新発売
しれっと復活!? サンポー食品が誇る「焼豚ラーメン」の変わり種 “鹿児島黒豚とんこつ” が帰ってきた!! 焼豚ラーメン(やきぶたらーめん)とは、佐賀県三養基郡基山町に本社・工場を置くサンポー食品の絶対的エースといっても過言ではないブランドで、1978年(昭和53年)8月の発売以来、現在も「九州とんこつ味」を基本としていますが、それとは異なる変わり種も積極的に展開しています。
今回の新商品「焼豚ラーメン 鹿児島とんこつ」は、九州で長年に亘り愛されている「焼豚ラーメン」を、豚骨のコクと野菜の甘味を特徴とする鹿児島とんこつラーメンにアレンジした一杯で、鹿児島県産の黒豚とんこつエキスを50%使用とのこと。さらに “焦がしねぎチップ入り” となっているのですが、2019年8月26日にも「鹿児島黒豚とんこつ」を発売しているため、初の試みではありません。
約4年前の「鹿児島黒豚とんこつ」にも鹿児島県産の黒豚とんこつエキスを50%使用し、個包装の焦がしネギを別添していたので、パッケージの訴求も “焦がしねぎチップ付き” となっていたのですが、コストの調整か今回は粉末スープの中に焦がしネギを同梱している様子。九州を出るとエンカウント率が極端に下がりますけど、最近は都内での販売店も増えているようなので、ファンの方は要チェックです。
まるか食品「ペヤング 炎のネギ辛やきそば」新発売
辛い? 辛くない? それとも激辛!? ペヤングの新作は “炎の” ネギ辛!! ペヤング(peyoung)とは、まるか食品を代表する即席カップめんのブランドで、1973年(昭和48年)7月16日発売の「ペヤングヌードル」を皮切りに発足。その約2年後、1975年(昭和50年)3月13日に「ペヤング ソースやきそば」が現れ、四角い容器や液体ソース、かやくの個包装など、業界初の仕様を先駆けて導入していました。
今回の新商品「ペヤング 炎のネギ辛やきそば」は、いつもの「ソースやきそば」とは大きく異なる、赤味噌や豆板醤をベースにしたソースに、たっぷりのネギを使用した変わり種で、まるか食品の公式ウェブサイトには “辛さの中にも、旨味を感じる事のできる味わいに仕上げました。” と記載されているのですが、同時に “刺激的な辛さ” という辛味に対しての訴求もあります。
まるか食品の辛いペヤングといえば、2020年2月18日の発売以来、いまだに物議を醸している問題児の「獄激辛(ごくげきから)やきそば」をはじめ、辛味水準が絶賛ぶっ壊れている状態。これまでの流れから通常の「激辛やきそば」(2012年2月20日発売品)よりも辛いソースも予想されるため、辛い食べ物が苦手な方は注意してください。
セブン-イレブン「マルちゃん 縦型ビッグ たんちゃん麺」新発売
自販機専用の「たんちゃん麺」を全国展開!? セブンイレブンがゲリラ的に攻めてきた件!! たんちゃん麺とは、東洋水産が展開している “自動販売機でしか味わえない” カップラーメンで、同社の公式ウェブサイトに製品情報は掲載されておらず、正直なところ私も以前に名前を聞いたことがあるような、ないような‥‥ってくらい、知る人ぞ知る激レア商品なのですが——
今回の新商品「マルちゃん 縦型ビッグ たんちゃん麺」は、自動販売機専用の「たんちゃん麺」を大盛りサイズにアレンジしたカップラーメンで、セブン-イレブン・ジャパンが自社の公式ウェブサイトに突如として掲載。おそらくセブン-イレブン限定、あるいはセブン&アイグループ限定であることは間違いないと思いますけど、あまりに唐突すぎて驚きました。
パッケージに発売40周年とあるように、いつから販売しているのか調べてみたところ、1983年(昭和58年)2月との記録が見つかったので、なかなかのロングセラー。名前の由来は「タンメン」と「ちゃんぽん」の造語らしく、新商品では5種の具材入りをアピールしていることから、しっかりとした食べ応えに期待できそうです。それにしてもニッチすぎるだろ‥‥w
今週注目のカップ麺と展望
というわけで、今週の注目すべきカップ麺の新作は、自販機専用から全国的な日の目を浴びることになる「たんちゃん麺」に、ぶっ濃い一杯を訴求している「王道家」の注目度も高く、注目度でいえば「道の駅」監修も見逃せません。さらに、辛味メーターが絶賛ぶっ壊れ中のペヤングが打ち出す「炎のネギ辛」や、伊吹店主からの挑戦状「鬼煮干」など、かなり賑やかな週になりました。
そして、ゴールデンウェーク中の即席カップめん業界は新商品の閑散期に入る‥‥という例年通りのパターンになりそうなんですけどw なんとかネタを探しながらブログを更新します。
メーカー未公開情報あり! カップ麺マル秘リスト
それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。なかにはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、あるいはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいのスタンスで話のネタにご活用ください【author・taka :a(大石敬之)】
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