最新カップ麺【今週の新商品】天下一品の “赤ん” こってり再現!? 豚（ぶた）が主役の新作も集中!!

どうも、taka :a（@honjitsunoippai）です。

このページでは、2023年12月11日（月）に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。

コンビニの新商品や新作カップ麺（カップラーメン、カップ焼そば等）の最新情報、話題のニュースが気になる方は（こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので）、よろしければ最後までご覧ください。

今週の新商品 新作カップ麺リスト

▼日清食品
カップヌードル 豚カルビ味カレー ビッグ / 271円（全国）N

▼明星食品
明星 末廣ラーメン本舗 醤油中華そば / 278円（全国）N

▼東洋水産（マルちゃん）
マジ盛 豚しお / 271円（全国・CVS）N

▼サンヨー食品（サッポロ一番）
サッポロ一番 名店の味 天下一品 赤んこってり味 京都濃厚鶏白湯 / 330円（全国）N
サッポロ一番 70周年記念限定品 ごまみそらーめんカップ / 236円（全国）N
サッポロ一番 70周年記念限定品 ほたて味らーめんカップ / 236円（全国）N

▼エースコック
スーパーカップ1.5倍 トリプル豚醤油ラーメン / 285円（全国）N
まる旨 長崎あごだしうどん / オープン価格（全国）N
まる旨 信州わさびそば / オープン価格（全国）N
まる旨 鳥取牛骨ラーメン / オープン価格（全国）N

▼寿がきや食品
生姜香る 背脂コク塩ラーメン / 274円（沖縄除く）N

▼イオングループ
ミラノ風ドリアメシ / 218円（全国）N

▼ローソン
L marche（エル マルシェ）カレーうどん / 137円（全国）N

▼ファミリーマート
麺屋剛 剛麺とんこつ味 / 239円（全国）N

▼セブンプレミアム
らぁ麺 飯田商店 担々麺 / 278円（全国）N
中華蕎麦とみ田監修 豚まぜそば / 278円（全国）N

N=New（新商品）
R＝Renewal（リニューアル）
※上記の参考価格は税別表示です。

日清食品「カップヌードル 豚カルビ味カレー ビッグ」新発売

今度の新作は焼肉×カレー!? カップヌードルに “やみつき必至” の最強タッグ登場!! カップヌードルとは、1971年（昭和46年）9月18日の発売以来、現在も最前線に立ち続けている世界初のカップめんブランドで、発売52周年を記念した「特上」シリーズの盛り上がりは記憶に新しく、直近だと具材特化型の「具材まみれ」シリーズなど、話題性の高い企画で市場を賑わせています。

出典：「カップヌードル 豚カルビ味カレー ビッグ」（12月11日発売）｜日清食品

今回の新商品「カップヌードル 豚カルビ味カレー ビッグ」は、多くの日本人から根強い支持を集めまくっている「カレー」と「焼肉」の魅力を組み合わせたワンパク度抜群の一杯で、濃厚なカレースープには芳ばしく焼いた豚カルビの旨みを効かせているらしく、さらにサブタイトルが “甘辛タレ仕立てのコク旨カレー” となっているように、コチュジャンや醤油、味噌をベースにした “甘辛タレ” を隠し味に使用とのこと。

かやくは謎肉（なぞにく）を筆頭に、大豆チャーシュー（大豆たん白を主原料に使用したフェイクミート）、ニンジン、ネギの組み合わせで、なんというか冷静に考えると情報量が多いフレーバーなんですけどw はたしてカオスな味わいなのか、それとも違和感なく調和しているのか、あるいは調和し過ぎて面白みのない優等生なのか、仕上がりが楽しみです。

明星食品「明星 末廣ラーメン本舗 醤油中華そば」新発売

東北・秋田の名店「末廣ラーメン本舗」明星食品と再コラボ!! 末廣ラーメン本舗（すえひろらーめんほんぽ）とは、1938年（昭和13年）の創業以来、秋田県秋田市を拠点に店舗を展開している人気ラーメン店で、京都の老舗「新福菜館（しんぷくさいかん）」にルーツを持つ名門。新福菜館の味わいをベースに、雪国である東北の味覚に合うように改良された “京都生まれ、秋田育ち” の「中華そば」を提供しています。

出典：「明星 末廣ラーメン本舗 醤油中華そば」（12月11日発売）｜明星食品

今回の新商品「明星 末廣ラーメン本舗 醤油中華そば」は、秋田の本店を基幹とし、青森・東京・岩手・宮城にも分店を展開している「末廣ラーメン本舗」監修のもと、新福菜館直伝の味にルーツを持つ「中華そば」の味わいを再現したカップラーメンで、明星食品曰く “しなやかで弾力のある中太麺に、鶏・豚の旨みをベースにロースト醤油とたまり醤油でコクと甘みを加えた漆黒の醤油スープが絡むインパクトある一杯” とのこと。

明星食品×末廣ラーメン本舗といえば、2018年（平成30年）9月17日に「明星 末廣ラーメン本舗 濃厚醤油中華そば」を発売しているため、これが初めてのコラボレーションではないけれど、2018年9月発売品は当ブログで “★5+” の高評価を叩き出した一杯。製品スタイルは当時と同じ大判どんぶり型、麺はノンフライということで、本格的な味わいに期待。

東洋水産「マジ盛 豚しお」新発売

中毒性注意の “豚しお” が「本気盛」あらため「マジ盛」として再び登場!! マジ盛（まじもり）とは、ラーメンと本気（ほんき）で向き合ってきたマルちゃんが考える、お客様に『今届けたい、本気（マジ）の一杯』をコンセプトにしたブランドで、2007年（平成19年）3月26日発売の「本気盛（マジモリ）醤油豚骨」及び「同 辛味噌」を発端とする “がっつりうまい” 縦型カップめん群です。

出典：「マジ盛 豚しお」新発売のお知らせ｜東洋水産

今回の新商品「マジ盛 豚しお」は、2022年1月10日に発売された「本気盛 豚しお」の後身と思われるフレーバーで、もうすこし遡ると2020年2月24日発売の「やみつき屋 豚しお」にもルーツを感じる商品なのですが、カタカナ＋漢字表記の「マジ盛」からは初めてのリリース。

パッケージは二郎インスパイア系のカラーリングで、東洋水産のニュースリリースに記載されている “食べごたえのある麺に、にんにくと胡椒のパンチを利かせた” という訴求も同ジャンルに通じるポイント。差し詰め塩二郎（二郎インスパイア系の塩ラーメン）を彷彿とさせるテーマではございますが、振り返ってみると13年以上前から「ぶたしお」を展開している東洋水産なので（パッケージ以外は）流行りに便乗した商品ではありません。

サンヨー食品「名店の味 天下一品 赤んこってり味 京都濃厚鶏白湯」新発売

ついに “赤ん粉” 再現!? 天下一品のカップラーメンに新展開!! 天下一品（てんかいっぴん）とは、京都府京都市左京区一乗寺に総本店を構える中華そば専門店で、大量の鶏ガラと野菜から旨味を抽出した唯一無二の「こってり」が自慢。1971年（昭和46年）の創業以来、今では全国に熱狂的なファンを抱えています。

今回の新商品「サッポロ一番 名店の味 天下一品 赤んこってり味 京都濃厚鶏白湯」は、2021年9月21日に満を持して発売された「名店の味 天下一品 京都濃厚鶏白湯」に端を発するサンヨー食品×天下一品の共同開発商品で、2020年頃から「天下一品」の店舗で提供されている “赤ん粉（あかんこな）” をイメージした、別添の特製スパイスを特徴とする変わり種。

名店の味シリーズとしては、2023年6月12日発売の「桂花 赤マー油仕上げ 辛口熊本豚骨拉麺」に続く “期間限定商品” 第2弾となっており、またもや赤いカラーリングなんですけど、それはさておき「赤んこってり」は「天下一品」の店舗にも存在するメニュー。わたしは未経験なのですが、同店オリジナルの “赤ん粉” をドバーッとトッピングした一杯ということで、かなり中毒性は高そうです。

サンヨー食品「サッポロ一番 70周年記念限定品 ごまみそらーめんカップ」「同 ほたて味らーめんカップ」新発売

幻の「サッポロ一番」ここに復活!? 懐かしの袋麺をカップラーメンとして商品化!! サッポロ一番（さっぽろいちばん）とは、サンヨー食品の社名よりも全国な知名度を誇っているといっても過言ではない、同社を代表する看板的なブランドで、ロングセラーの「しょうゆ味」「みそラーメン」「塩らーめん」ら御三家を筆頭に「カップスター」や「ポケモンヌードル」など、多種多様な商品を展開しています。

今回の新商品「サッポロ一番 70周年記念限定品 ごまみそらーめんカップ」及び「同 ほたて味らーめんカップ」は、サンヨー食品の創業70周年を記念したカップラーメンで、1983年（昭和58年）発売の袋麺「ごまみそらーめん（本格みそ味）」及び「ほたて味らーめん（本格正油味）」をモデルに再現。当時の味わいを鮮明に覚えているユーザーの方、一体どのくらいおられるのでしょう——。

そういえば、2013年（平成25年）2月12日に「サッポロ一番 創業60周年記念復刻版 ほたて味らーめん」を発売していたので、その流れを汲んだ企画なのかなと。しかしながら近年、即席カップめん化された記録は残っておらず、同時発売品の「ごまみそらーめんカップ」も然り。どちらも50年前の袋麺をモデルにしているため、ノスタルジックな魅力に期待したいところ。

エースコック「スーパーカップ1.5倍 トリプル豚醤油ラーメン」新発売

この油感、もはや給油!? 三位一豚（サンミイットン）の「スーパーカップ」爆誕に期待大!! スーパーカップとは、1988年（昭和63年）7月25日の発売以来、大型カップめんのパイオニアとして知られるエースコックのブランドで、同社の2代目経営者を務める村岡寛（むらおか ひろし）現社長が発起人。

出典：スーパーカップ1.5倍 トリプル豚醤油ラーメン 2023/12/11 新発売｜エースコック

今回の新商品「スーパーカップ1.5倍 トリプル豚醤油ラーメン」は、豚脂・黒豚エキス・豚バラチャーシューによる三位一豚（サンミイットン）の美味しさを特徴とした「スーパーカップ」の新作で、黒豚の旨みを効かせた濃厚豚骨醤油スープに、ラードがメインのアブラと豚バラチャーシューが絡む、まさに豚づくしの一杯とのこと。マジか、マジなのかエースコック。

通常のスーパーカップ1.5倍（しょうゆラーメン、みそラーメン、とんこつラーメン、豚キムチラーメン、野菜タンメン等）におけるメーカー希望小売価格は240円（税別）なのに対し、トリプル豚醤油ラーメンは285円（税別）ということで、コンビニ限定のブタキム（271円＋税）よりも高めに設定されているのですが、それだけに期待が高まります。

寿がきや食品「生姜香る 背脂コク塩ラーメン」新発売

冬に食べたい “コク塩ラーメン” 2023年は「しおらーめん進化2nd」の人気メニューをベンチマークに開発!! コク塩ラーメンとは、冬に食べたい “熱々” で “コクのある” 塩ラーメンをコンセプトにしたシリーズで、製造者は愛知県豊明市沓掛町に本社を構える寿がきや食品。2008年（平成20年）12月15日の発売以来、近年は「町田汁場 しおらーめん 進化」（店主：関口信太郎さん）監修が定例となっているのですが‥‥

出典：TOP > 商品情報 > 生姜香る 背脂コク塩ラーメン｜寿がきや食品

今回の新商品「生姜香る 背脂コク塩ラーメン」は、2022年10月19日にオープンした「町田汁場 しおらーめん 進化」のセカンドブランド「しおらーめん 進化 2nd」を代表する「背脂生姜のしおらーめん」の味わいをモデルに開発されたカップラーメンで、昨年の「煮干香る コク塩ラーメン」とは一変した雰囲気。

2023年版「コク塩ラーメン」は “16代目” に該当する一杯で、なおかつ「町田汁場 しおらーめん 進化」店主の監修が入ってからは第4弾に該当するのですが、商品名に生姜を冠した「コク塩ラーメン」は記憶にありません。また従来の細麺ではなく、ノンフライならではの特徴を活かした “ちぢれの強い太麺” を使用ということで、そこも見どころになります。

セブンプレミアム「らぁ麺 飯田商店 担々麺」新発売

「らぁ麺 飯田商店」唯一の “支店でしか食べられない担々麺” 2年連続カップめん化!! らぁ麺 飯田商店（いいだしょうてん）とは、2010年（平成22年）3月16日の創業以来、神奈川県足柄下郡湯河原町に本店を置く「らぁ麺」と「つけ麺」の専門店で、その実力は日本有数の温泉地として知られる湯河原を “ラーメンの聖地” と言わしめたほど。

出典：トップ > 商品のご案内 > セブンプレミアム > 常温・加工食品 > 7P 飯田商店 担々麺｜セブン-イレブン

今回の新商品「セブンプレミアム 飯田商店 担々麺」は、静岡県沼津市にある唯一の別店「湯河原 飯田商店 ららぽーと沼津店」でのみ提供されている “本店では食べられない担々麺” の味わいを再現したカップラーメンで、製造者はマルちゃんのブランドで知られる東洋水産。2022年12月12日にも「飯田商店 担々麺」を発売していましたが、まったく調整なしの再販ではありません。

セブン-イレブン・ジャパンの公式ウェブサイトに特徴などは記載されていないため、そこから詳細は読み解けないのですが、ひとまずパッケージのデザインは変更点の一つ。昨年の「飯田商店 担々麺」は、決め手とされていた秘伝のスパイスよりも醤油の使い方が面白く、群雄割拠の即席カップめん業界でも珍しいタイプだったので、再販を楽しみにされていた方はもちろん、うっかり食べ逃してしまった方も要チェックです。

セブンプレミアム「中華蕎麦とみ田監修 豚まぜそば」新発売

日本屈指の知名度を誇る人気店「中華蕎麦とみ田」監修の「豚まぜそば」も堂々復活!! 中華蕎麦とみ田（ちゅうかそば とみた）とは、2006年（平成18年）6月5日の創業以来、現在は一般の方にも広く名を知られた怪物店で、セブン＆アイのカップ麺はもちろん、セブン-イレブンのレンジ麺やミツカンの鍋つゆなど、さまざまな商品を監修しています。

出典：トップ > 商品のご案内 > セブンプレミアム > 常温・加工食品 > 7プレミアム 中華蕎麦とみ田監修 豚まぜそば｜セブン-イレブン

今回の新商品「中華蕎麦とみ田監修 豚まぜそば」は、千葉・松戸の名店「中華蕎麦とみ田」監修による “二郎インスパイア系” のカップまぜそばで、製造者は東京都渋谷区に本社を構える明星食品。2020年6月と2021年6月にも「豚まぜそば」を発売していましたが、昨年は「甘えび香る豚骨まぜそば」に切り替わったので、今年もノンフライ麺を使用した汁なしカップ麺が出るかと思いきや、まさかの「豚まぜそば」復活というワイルドな展開。

セブン-イレブンの公式ウェブサイトの画像を見る限り「濃厚豚骨醤油だれ」と「生ニンニク」は “2代目” から踏襲されているのですが、1年半の空白期間を経て復活した “3代目” では特製マヨ（ガーリックマヨ）を省き「魚粉ふりかけ」を別添している様子。イメージ的には、ありそうでなかった二郎インスパイア系×またおま系のハイブリッドなので、仕上がりが楽しみです。

今週注目のカップ麺と展望

というわけで、今週の注目すべきカップ麺の新作は、赤ん粉風のスパイスを別添した「名店の味 天下一品 赤んこってり味 京都濃厚鶏白湯」を筆頭に「明星 末廣ラーメン本舗 醤油中華そば」の期待度も高く、偶然にも「カップヌードル 豚カルビ味カレー」「マジ盛 豚しお」「スーパーカップ1.5倍 トリプル豚醤油ラーメン」「中華蕎麦とみ田監修 豚まぜそば」と “豚” が集中しているのも興味深いところ。

また純然たる新作ではないのですが、1年ぶりの復活を果たした「飯田商店 担々麺」も注目しておきたい商品で、ほかにも「生姜香る 背脂コク塩ラーメン」や「サッポロ一番 70周年記念限定品」など、なかなか粒揃いな週になりました。これから年末にかけてバタバタとした日が続きますけど、そんなときこそカップ麺が重宝する季節でもあるので、今週のレビューがホッと一息つける一杯に巡り会えるお手伝いになれば幸いです。

メーカー未公開情報あり！ カップ麺マル秘リスト

それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。なかにはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、あるいはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいのスタンスで話のネタにご活用ください【author・taka :a（大石敬之）】