最新カップ麺【今週の新商品】2秒に1杯売れた香港の味!? 18代目 “冬の塩らーめん” と「極麺処」にも新展開!!

どうも、taka :a（@honjitsunoippai）です。

このページでは、2023年11月6日（月）に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。

コンビニの新商品や新作カップ麺（カップラーメン、カップ焼そば等）の最新情報、話題のニュースが気になる方は（こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので）、よろしければ最後までご覧ください。

今週の新商品 新作カップ麺リスト

▼日清食品
譚仔三哥監修 麻辣ラーメン / 278円（全国）N
日清のどん兵衛 きつねうどん だし比べ（東）/ 236円（全国）N
日清のどん兵衛 きつねうどん だし比べ（西）/ 236円（全国）N
日清のどん兵衛 きつねうどん だし比べ（北海道）/ 236円（全国）N
日清のどん兵衛 天ぷらそば だし比べ（東）/ 236円（全国）N
日清のどん兵衛 天ぷらそば だし比べ（西）/ 236円（全国）N
日清のどん兵衛 天ぷらそば だし比べ（北海道）/ 236円（全国）N

▼明星食品
明星 みかさ 塩焼そば / 306円（全国）N
明星庵 きつねうどん 大盛 / 236円（全国）N
明星庵 天ぷらそば 大盛 / 236円（全国）N
明星庵 わかめらぁめん 大盛 / 236円（全国）N

▼東洋水産（マルちゃん）
赤い天ぷらそば / 236円（全国）N
緑の天ぷらうどん / 236円（全国）N

▼サンヨー食品
サッポロ一番 みそラーメン GOLD 伊勢海老だし仕上げ 柚子バター風 タテビッグ / 320円（全国）N
サッポロ一番 しょうゆ味どんぶり 菰田欣也監修 酸辣湯麺風 / 236円（全国）N
サッポロ一番 みそラーメンどんぶり 笠原将弘監修 真鯛だし仕上げ / 236円（全国）N
サッポロ一番 塩らーめんどんぶり 鈴木弥平監修 ペペロンチーノ風 / 236円（全国）N

▼エースコック
スーパーカップ1.5倍 炎の豚野菜ラーメン / 278円（全国）N
からだシフト わかめラーメン 鶏だし塩 / 271円（全国）N
スープはるさめ オニオントマト味 / 182円（全国）N

▼ヤマダイ（ニュータッチ）
凄麺 冬の塩らーめん / 255円（全国）N
中華そば専門 とんちぼ コク煮干し醤油味 / －（ヤオコー限定）N

▼ローソン
L marche（エル マルシェ）肉うどん / 137円（全国）N

▼セブンイレブン
極麺処 新潟背脂煮干し醤油 / 358円（全国）N

N=New（新商品）
R＝Renewal（リニューアル）
※上記の参考価格は税別表示です。

日清食品「譚仔三哥監修 麻辣ラーメン」新発売

2秒に1杯売れた香港発スープヌードル専門店!? やみつきになる “香り、うまみ、辛さ” で本場の味を再現!! 譚仔三哥（タムジャイサムゴー）とは、スープ・辛さ・トッピングを自分好みにカスタマイズできることで支持されている、香港発のスープヌードル専門店で、本場の香港では年間1900万杯以上の売り上げを誇り、現在は香港・シンガポール・日本で計100店舗以上を展開している人気店です。

出典：「譚仔三哥監修 麻辣ラーメン」（11月6日発売）｜日清食品

今回の新商品「譚仔三哥監修 麻辣ラーメン」は、2022年3月に日本初上陸を果たし、多数のメディアが詰めかけるなど、日本での注目も高まっている「譚仔三哥」監修のもと、痺れと辛さが特徴の麻辣（マーラー）スープに、豚バラ・油揚げ・いかボールをトッピングする、お店で大人気の組み合わせをカップラーメンにアレンジした一杯で、辛さレベルは5小辣（ショウラー）とのこと。

5小辣とは、10段階ある辛さレベル中 “下から3番目の辛さ” らしいので、そこまで強烈な刺激ではない様子。ただ、赤唐辛子や花椒（ホワジャオ）など、9種のスパイスを使用しているようなので、本格的な味わいに期待できそうな予感。ちなみに店舗のスープヌードルには米と水を原料にした米線（ミーシェン）を合わせているようですが、カップラーメンには小麦粉が主原料の麺を使用しています。

日清食品「日清のどん兵衛 だし比べ」新発売

日清のどん兵衛「だし比べ」に待望の “北海道” ついに参戦!! 日清のどん兵衛（にっしんのどんべえ）とは、日清のどん兵衛（にっしんのどんべえ）とは、1976年（昭和51年）8月9日の発売以来、即席カップめん市場の和風どんぶり型うどん・そばカテゴリーにおいて圧倒的な占有率を誇るブランドで、現在は同カテゴリーにおける売上No.1の絶対王者。

出典：「日清のどん兵衛 だし比べ」（11月6日発売）｜日清食品

今回の新商品「日清のどん兵衛 だし比べ」は、東日本と西日本で味を変えている「日清のどん兵衛 きつねうどん」及び「同 天ぷらそば」を全国で限定的に販売し、東西の “だし” を比較してもらうことを目的とした年に1回の企画で、昨年までは「東西だし比べ」となっていたのですが、2023年は満を持しての北海道限定「北のどん兵衛 きつねうどん」及び「同 天ぷらそば」を追加した計6品を展開。

東はダブルの鰹だしと醤油のコク、西は鰹と昆布の旨み、北は利尻昆布の優しい甘みが特徴で、だし比べ各種の中身は東日本・西日本・北海道それぞれで販売されている通年品と同じなのですが、全国で同時に比較できるチャンス。ちなみに各種『日清のどん兵衛 さいとうなおき先生描きおろし オリジナルカードが当たるキャンペーン』の対象商品なので、レシートを集めている方も要チェックです。

明星食品「明星 みかさ 塩焼そば」新発売

行列の絶えない焼きそば専門店「みかさ」監修の「塩」にも “たまごタレ” 搭載で濃厚さアップ!! みかさとは、1984年（昭和59年）に熊本県山鹿市で開業した粉もんの店「お好み焼 あたりや」にルーツを持ち、2013年（平成25年）12月から東京都千代田区神田神保町に総本店を置いている、都内でも珍しい “やきそば専門店” で、毎日製麺している自家製生めんと濃厚なソースが人気の秘訣。

出典：「明星 みかさ 塩焼そば」（11月6日発売）｜明星食品

今回の新商品「明星 みかさ 塩焼そば」は、行列の絶えない焼きそば専門店「みかさ」監修のもと、同店の「神保町やきそば（塩）」を再現したカップ焼きそばで、メーカーは明星食品。2020年4月13日の発売以来、毎年恒例となっている「明星 みかさ 塩焼そば」ですが、通算 “4代目” となる2023年発売品には “混ぜずに旨い！たまごタレ付” ということで、みかさ監修シリーズ初の試み。

混ぜずに旨い！たまごタレ付といえば、2017年（平成29年）10月16日の発売以来、こちらも毎年恒例となっている、2022年12月12日発売の「明星 みかさ ソース焼そば（6代目）」にも搭載されていたので、流れとしては必然的。そういえば、このブログでは2020年4月発売の「明星 みかさ 塩焼そば（初代）」を取り上げて以来、塩はレビューしていなかったので、可能な限り狙ってみます。

明星食品「明星庵 きつねうどん 大盛」「同 天ぷらそば 大盛」「同 わかめらぁめん 大盛」新発売

節約疲れに、ちょっといいもの。お手頃価格なのにボリューム満点「明星庵」新登場!! 明星庵（みょうじょうあん）とは、大盛りサイズなのに “レギュラープライス” で購入できる価格的な価値、そして品質的な価値の両方を兼ね備えた新ブランドで、3種の出汁（だし）と大盛り麺、そして満足感のある具材と三拍子揃えた「きつねうどん」「天ぷらそば」「わかめらぁめん」を同時に展開。

出典：「明星庵 きつねうどん 大盛」「明星庵 天ぷらそば 大盛」「明星庵 わかめらぁめん 大盛」（11月6日発売）｜明星食品

明星食品は、コロナ禍において中級品志向の消費者が低価格品志向に流れたことをキッカケに、高級品志向と低価格品志向の二極化が進む一方、空白となった中間層の “たまには贅沢したい” という需要が生まれ、さらに低価品格志向が細分化された結果、消費構造が「高級品志向」「レギュラー品志向」「格安プレミアム志向」「低価格品志向」「超低価格品志向」の5層構造になっていると分析。

それらの消費構造に対応すべく、新たに「Premiumライン」「Standardライン」「Standard Valueライン」「Valueライン」「Super Valueライン」と5層構造のラインナップを立ち上げ、新作の「明星庵」は “Super Valueライン” に位置するブランドとのこと。つまり、これからハイグレードな新ブランドの登場が予想されるため、引き続き明星食品の動向に注目です。

サンヨー食品「サッポロ一番 みそラーメン GOLD 伊勢海老だし仕上げ 柚子バター風 タテビッグ」新発売

半世紀以上ずっと愛され続けている「サッポロ一番 みそラーメン」発売55周年を記念して縦型ビッグの豪華版 “GOLD” 爆誕!! サッポロ一番 みそラーメンとは、1968年（昭和43年）9月1日の発売以来、数ある即席袋めんの中でも売上ランキング首位に位置しているロングセラーで、なにかしらの理由で在庫切れにでもなっていない限り、常にスーパーの棚にあるといっても過言ではない即席めん業界の重鎮。

出典：ホーム > 製品情報 > サッポロ一番 みそラーメン GOLD 伊勢海老だし仕上げ 柚子バター風 タテビッグ｜サンヨー食品

今回の新商品「サッポロ一番 みそラーメン GOLD（ゴールド）伊勢海老だし仕上げ 柚子バター風 タテビッグ」は、サッポロ一番を代表する「みそラーメン」の発売55周年を記念したカップラーメンで、和食の一流料理人であり、愛知県名古屋市で不動の地位を築き上げた日本料理店「賛否両論」のオーナーである笠原将弘（かさはら まさひろ）その人が監修した一杯。

定番の袋麺では粉末スープを使用していますが、新作の “GOLD” では液体味噌を使用した濃厚スープを特徴とし、なおかつ三重県産の伊勢海老だしを使用。さらに、笠原氏考案の “柚子バター” をアクセントに加えるなど、かなり贅沢な仕様となっているのですが、メーカー希望小売価格も320円（税別）という縦型ビッグ（通常は271円＋税）とは思えない高さなので、そこが大きなハードルになります。

サンヨー食品「サッポロ一番 菰田欣也監修 酸辣湯麺風」「同 笠原将弘監修 真鯛だし仕上げ」「同 鈴木弥平監修 ペペロンチーノ風」新発売

そして、前項の「サッポロ一番 みそラーメン GOLD 伊勢海老だし仕上げ 柚子バター風 タテビッグ」発売と同日、笠原氏が監修した「サッポロ一番 みそラーメンどんぶり 笠原将弘監修 真鯛だし仕上げ」を市場に投下したサンヨー食品。こちらのメーカー希望小売価格は標準どんぶり型の基準（236円＋税）を守っているのですが、通常品にはない真鯛の旨みがステータス。

出典：ホーム > 製品情報 > サッポロ一番 しょうゆ味どんぶり 菰田欣也監修 酸辣湯麺風 / みそラーメンどんぶり 笠原将弘監修 真鯛だし仕上げ / 塩らーめんどんぶり 鈴木弥平監修 ペペロンチーノ風

さらに、以前からサンヨー食品と何度もコラボしている菰田欣也（こもだ きんや）シェフ監修の「サッポロ一番 しょうゆ味どんぶり 菰田欣也監修 酸辣湯麺風」及び「ピアットスズキ」のオーナーを務める鈴木弥平（すずき やへい）シェフ監修の「サッポロ一番 塩らーめんどんぶり 鈴木弥平監修 ペペロンチーノ風」も同時にリリースし、ラインナップを大幅に強化してきたサンヨー食品。

みそラーメン×真鯛だし、塩らーめん×ペペロンチーノ風の味は漠然とイメージできるんですけど、しょうゆラーメン×酸辣湯麺風は予想しづらいというか、味の着地点が気になる組み合わせ。製品スタイル的に、前項の縦型ビッグはコンビニでの陳列を狙っていますが、こちらの3品はスーパーやドラッグストアなどが主な販路になると思うので、おそらくエンカウント率は高いと思います。

エースコック「スーパーカップ1.5倍 炎の豚野菜ラーメン」新発売

電撃文庫の人気作品『青春ブタ野郎』と「スーパーカップ1.5倍」が夢のコラボ実現!? エースコックが “炎の豚野菜ラーメン” を新開発!! スーパーカップとは、1988年（昭和63年）7月25日の発売以来、今年で発売35周年を迎えたロングセラーで、食べ応え抜群の大盛り麺と濃いめの味付けを特徴とする大型カップめんのパイオニア。

出典：スーパーカップ1.5倍 炎の豚野菜ラーメン 2023/11/6 新発売｜エースコック

今回の新商品「スーパーカップ1.5倍 炎の豚野菜ラーメン」は、発売35周年を迎えた「スーパーカップ」と創刊30周年を迎えた「電撃文庫」による異色のコラボ商品で、人気ライトノベル『青春ブタ野郎』（通称：青ブタ）シリーズの “W豚” が限定パッケージになったファン待望の一杯。私は『青ブタ』を知らなかったんですけど、かなり人気なんですね。

一見すると「スーパーカップ1.5倍 ブタキムチラーメン」あるいはコンビニ限定の「同 ブタキムラーメン」をベースにしているのかと思いきや、赤の特製ラー油ペーストを別添した “旨辛醤油味” ということで、元祖豚キムチやブタキムの姉妹品ではない様子。エースコックのニュースリリースに辛さレベルなどは記載されていませんが、炎の－・という商品名なので、辛味の強さにも注目です。

ヤマダイ「ニュータッチ 凄麺 冬の塩らーめん」新発売

18作目は “最高に面倒で、最高にうまい” 仕様!? 凄麺の冬に新展開!! 凄麺（すごめん）とは、ニュータッチのブランドで知られるヤマダイの本格ノンフライめんブランドで、2001年（平成13年）10月29日発売の「これが煮玉子らーめん」が最初の商品。現在は「ご当地シリーズ」を中心に「逸品シリーズ」や「期間限定」にも力を入れ、いずれも本格的な味わいに定評があります。

出典：心も体も温まる冬限定の塩らーめん「ニュータッチ 凄麺 冬の塩らーめん」2023年11月6日（月）新発売｜ヤマダイ

今回の新商品「ニュータッチ 凄麺 冬の塩らーめん」は、2003年（平成15年）12月に発売された「冬の塩らぁめん」を皮切りに、ほぼ毎年冬の恒例となっている「冬の塩」シリーズの新作で、18回目となる2023年は新たに “湯切り機能” を搭載。熱湯4分後に湯切りして、再度お湯を注ぎ、熱々のラーメンが楽しめることをコンセプトにしているのですが‥‥

そう、湯切りタイプのカップラーメンといえば、2022年7月26日発売の「最高に面倒で、最高にうまいラーメン。家系豚骨醤油」に端を発するセブン-イレブン限定の留型（とめがた）と同じシステム。最高に面倒で－・の製造者は、なにかと利権に厳しい日清食品なので、ヤマダイかなり攻めてきたなぁ‥‥などと、すこし興奮気味な私ですw 特許とか申請してなかったんですかね？ 取れなかったのかな？

セブン-イレブン「極麺処 新潟背脂煮干し醤油」新発売

セブン-イレブンの「極麺処」待望の新作は “新潟の燕三条系” をピックアップ!! 極麺処（きわみめんどころ）とは、ニュータッチのヤマダイが製造を担当しているセブン-イレブン専用の留型で、2022年10月31日発売の「極麺処 札幌 濃厚味噌」及び「同 横浜 家系豚骨醤油」が第1弾。凄麺ご当地シリーズとは異なる切り口から “ご当地の旨さ” を再現し、新たな話題性の喚起に成功しました。

出典：トップ > 商品のご案内 > 極麺処 新潟背脂煮干し醤油｜セブン-イレブン・ジャパン

今回の新商品「極麺処 新潟背脂煮干し醤油」は、2023年5月16日発売の「熊本 マー油とんこつ」に続く「極麺処」シリーズ第4の味わいで、題材は新潟の燕三条背脂ラーメン。すでにNB（ナショナルブランド）商品の「凄麺 新潟背脂醤油ラーメン」を展開しているヤマダイなので、新潟の燕三条系には精通しているのですが、問題は値段。

2023年11月現在、凄麺ご当地シリーズに設定されているメーカー希望小売価格は255円（税別）なのですが、セブン-イレブン店舗限定「極麺処 新潟背脂煮干し醤油」の販売価格は358円（税込386.64円）に固定されているため、税別の価格で比較しても100円以上の差が生じています。つまり、其れ相応の特別感が得られるのかどうか、ヤマダイの手腕が問われるところ。

今週注目のカップ麺と展望

というわけで、今週の注目すべきカップ麺の新作は、2秒に1杯売れた香港のスープヌードル専門店「譚仔三哥監修 麻辣ラーメン」に、湯切り口を搭載した18代目「凄麺 冬の塩らーめん」ほか、同じくヤマダイが製造を担当しているセブン-イレブン限定商品「極麺処 新潟背脂煮干し醤油」の仕上がりも見逃せません。

さらに、たまごタレ付きの「明星 みかさ 塩焼そば」や、エースコック×電撃文庫「スーパーカップ1.5倍 炎の豚野菜ラーメン」など、かなり賑やかな週になりました。他にもノーアナウンス見落としている新商品と巡り会えるかもしれないので、そちらも睨みながらブログを更新します。

メーカー未公開情報あり！ カップ麺マル秘リスト

それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。なかにはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、あるいはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいのスタンスで話のネタにご活用ください【author・taka :a（大石敬之）】